『加奈子 悪夢の証書』
 
                 Shyrock:作
第18話


 仰向けになった阿久原の肉棒に、部下の園木が加奈子を強制的に突き
刺すという奇妙な構図が完成した。

 強制的なセックスではあっても、加奈子としては次第に高まっていく
のを隠し切れなかった。
もちろんそれは媚薬の効果がなせる技であった。

 加奈子の腰の動きに、阿久原はリズムを合わせ、下から腰をせり上げ
た。
そのため、結合度はいっそう深まった。

 (ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!)
「いやぁ~・・・あぁ~・・・だめ~っ・・・ああっ、いやぁ~・・・
ああっ・・・あああっ~・・・」

 (ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズ
ンッ!)

 「はぁはぁはぁ~、奥さん、もっと腰を振らんかいなぁ~。はぁはぁ
はぁ~、そや、そや、その調子やで~。はぁはぁはぁ~」

(ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズンッ!ズンズンズン、ズン
ッ!)

 最初は、後方の園木に強いられ加奈子自ら腰を動かすことはなかった
が、下方から肉棒を突き込まれていくうちに、媚薬の効果も手伝って加
奈子の性感は激しい高まりを見せていた。

 いつしか艶めかしく腰を動かし始めた加奈子に、阿久原は満足そうに
微笑んだ。

 「ええ腰つきしとるなぁ~。それにグイグイと締め付けてきよるがな
ぁ。この調子やったら、わし、はよイッてしまうかも知れへんで~。」

 それを聞いていた園木は焦った声で、
「社長!ちょっとちょっと!まだイッちゃダメですよ~。オレもよせて
くださいよ~。」

 「おお!そやったな~。園木もおったんや。」
「社長、ひどいですよ~。オレのことすっかり忘れて。」
「すまんすまん。忘れてたわけやないんやで。よっしゃ、園木もはよ入
れろ!奥さんはわしががっちり抱いとくさかいに、後から、ズッポリ挿
し込んだってや~。」

 ふたりの会話を何気に聞いていた加奈子は慌てふためいた。
阿久原は園木に「後から」と指示しているが、もしかしたらそれは菊門
への挿入、を意味するのではないのか。
加奈子は喚いた。

 「いやっ!それだけはやめて~!後だけは勘弁してください!」
「まあ、そう嫌がらんでもええやないか。前からと後から両方から攻め
られるちゅうのは2倍気持ちええらしいで~。遠慮せんとほれほれ!」

 阿久原は加奈子の背中をつかんで手前に押し倒した。
上体を前に倒すと自ずと臀部が浮いてしまう。
「いやっ!やめてっ!お願いです!」

 園木はチューブから白い軟膏のようなものをしぼって、加奈子の菊門
に塗り始めた。
「奥さん、うしろは初めてのようだから、痛くないようにクリームを着
けてやるからじっとしてて~」

 加奈子は尻を振って園木の指を避けようとしたが、とても逃れられる
ものではなかった。
菊門にたっぷりとクリームが塗り込められた。

 「さあ、奥さん、お尻に太い肉棒注射をぶちこんでやるからね~!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~!!」

 (ズッ・・・・・・ズンッ!)
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
!!」

 「園木、入ったか~!?」
「社長、OKです!」
「いたい!いやっ!抜いてください!!」

 悲痛な声で訴えかける加奈子。
だが阿久原たちは加奈子の訴えを黙殺して、同時に律動を開始した。

 (ズンズンズン!)
(ヌュッチュヌッチュヌッチュ!)
「ひぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

 ふたりの男に挟まれた加奈子の叫び声が広い和室にとどろき渡った。
亡き夫の慰霊を祀ったその部屋で。