『もえもえ おいしい話』 Shyrock:作 第11話「三所攻め~そして絶頂へ」 中村社長と会話を続ける横合いから車山医師が割り込んできた。 「社長との問答はそのぐらいにして、もっと演技に身を入れてくれないかな~?」 「そんなこと急に言われても困ります! それよりお医者さんが私にこんなことをし てもいいのですか?」 「はっはっは~! 僕は医者なんかじゃなくAV男優だよ。マジでそんなこと信じ てたの~?はっはっは~!」 「ひ、ひどい……私を騙したのね……」 「そんな泣きべそをかいてないで、もっとよがって欲しいな~。でなけりゃもう1 回撮り直しすることになるよ。いいのかな?」 「わ、分かりました。やりますからもう撮り直しは許してください」 「じゃあ、しっかりがんばるんだな。それじゃ今度は膝の上に座ってもらおうかな?」 四つん這いになっているもえもえの腰をかかえ強引に引き寄せる。 膝を閉じた車山は、もえもえの脚を開かせM字開脚にして座らせた。 椅子型背面座位のはじまりだ。 車山は怒張したものを背後からしっかりと挿し込み、更に片手でもえもえの乳房を 揉み始めた。 「あぁぁぁ……はぁ~……」 空いている方の手でクリトリスを転がせる。 バギナ、クリトリス、乳房を同時に攻める。 すなわち俗にいうところの『三所攻め(みところぜめ)』だ。 「ああっ、そ、そんなことしたら……ううっ……ふわぁ~……あぁ~……あぁ~…… !」 ソファに背面座りしての挿入なので、さほど深くは入らないが、もえもえとしては ちょうどGスポットが程よく擦れて心地よい。 しかも乳房を揉みしだかれ、クリトリスを擦られては、燃え上がらないはずがない。 「ああ~っ、ダメェ~、くはぁ~……、あああ~……」 「いいねえ、その表情。横山君、ビデオカメラの方は順調かな?」 「はい、しっかりと撮ってますよ~。特に結合はドアップでね」 (横山って……駅前でうちば勧誘してきた男や。彼もここさぃおるったい……ああ、 騙されたぁ……) そもそもこのようになったのも、横山という男の甘い誘惑のせいだ。 しかし今さら彼に怒りをぶつけても、何も始まらない。 それならいっそ、かつて味わったことのないこの快楽地獄をじっくりと巡るのも悪く はないかもしれない。 (私のこん淫らな姿ば、ビデオカメラで撮られとるんだわ……そしてAVとして販 売されるとよ。同じ撮られるなら、ちーとでも上手に演じてやるわ) 「あぁ、あぁ、あのぅ……あの、セリフは……いいんですか?はぁはぁはぁ……」 車山は語った。 「はぁはぁはぁ……、君にセリフなんていらないよ。君の唇の隙間から漏れるその熱 い吐息だけで十分だよ。AVでたくさんセリフを喋るのは魅力に欠ける女優がそれを 補うためにやることさ。だから君には必要ない」 「はぁはぁはぁ、でも、演技とかしなくていいんですか?」 「演技なんていらないよ。君が僕とエッチして感じるままに動いてくれればそれで良 いんだ。自分の感覚に素直になって、それを君の身体いっぱいで表現してくれれば、 ファンは満足する」 「は、はい、分かりました……あぁ……あぁん~……」 力強く下から突き上げる車山は、もえもえに語りかけながら、両手の動きを止めるこ ともなく器用にもえもえを攻め続けた。 「くは~っ、うはぁ~、あぁ~、あぁ~ん、ふはぁ~……」 「ほらっ、すでに君の気持ちとはうらはらに、すでに身体が反応しているじゃないか。 身体は素直だね」 (ズニュズニュズニュ……クリュンクリュンクリュン……) 「あああ~、もう、もう……もうダメェ~、あっ、どうしよう……イきそう……あっ ……ああっ……」 もえもえは絶頂を極めようとしていた。 それを察知した車山は、乳房を荒々しく揉みしだき、クリトリスを強くこねまわし、 そして下から激しく突き上げた。 「ふぁあ~~~っ! あうっ、ああっ、もうダメェ! くはっ~、うはぁ~、イッ ちゃう~~~! あああ~~~っ!」 三所を同時に攻められて桃源郷の世界へと昇り詰めたもえもえは、つややかな嬌声 を奏で、身体をピクピクと痙攣させた。 車山は後方から抱きかかえたまま、もえもえのうなじに優しくくちづけをして、乳房 を愛おしむように撫でた。 達成感と脱力感がもえもえの身体を支配し、グッタリと車山にもたれかかった。 アイマスクがそっと外された。 突然外されたため、眩しそうに目をすがめるもえもえ。 「うう……眩しい……もうこれで終わったんですね……?」 「うん、終わったよ。おつかれさま」 振り返って尋ねるもえもえに、車山は優しく微笑みながら答えた。 正面から細田がバスタオルを手渡した。 「すごい汗だよ。これで拭いて」 「ありがとうございます……」 身体の汗を拭うもえもえに、中村社長が笑みを浮かべた。 「ご苦労さんだったね。これで君は晴れてAV女優としてデビューだ。加藤山あいそ っくりの現役女子大生として売り出そう」 「はい……」 「どうしたの?あまり嬉しそうじゃないね」 「ちょっと複雑なもので……」 「まあ、君の気持ちは分からないではないけれど」 後方から車山がもえもえの肩を軽く叩いた。 「取り合えずシャワーを浴びてきたらどう? すごい汗だし」 「はい、ありがとうございます。じゃあ、ちょっと浴びて来ます」 この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました |