『もえもえ おいしい話』
 
                    Shyrock:作

第9話「これって膣測定ですか!?」

 「帰るなんてもったいない、もうすぐ終わりだからがんばりましょうよ。そろそろ
測定用の器具が入りそうですよ? では車山先生、最終検査を頼みます」

 声の主は中村社長であった。
すでにクリトリスへの触感がなくなっている。
やはりクンニリングスをしていたのは中村社長だったのだ、ともえもえは思った。

 「それじゃ膣鏡を挿し込みますので、大きく息を吸ってくださいね……」
膣鏡というのは真っ赤な嘘で、もえもえの秘所にあてがわれたのは漆黒の無音バイブ
レーターであった。

 (え……?)
目隠しをされて何も見えないもえもえは不安そうにたずねる。
「これって膣鏡なんですか……?」

 車山医師は男根の形を模したバイブレーターをもえもえの股間にやさしく擦りつけ
ながら、愛液をクチョクチョと絡め取った。
「はい、膣鏡ですよ」

 たっぷりと愛液をまとったバイブレーターが、もえもえの狭い秘孔に押し込まれて
いく。
無音機能を装備しているので、もえもえにはまったく音が聞こえない。
伝わってくるのは子宮に共鳴する振動だけだ。

 「う……あっ……ぁ……」
ゆっくりと肉壁を広げながら押し込まれていく太い異物に違和感を覚えるもえもえ。
膣鏡と聞かされてはいるが、あきらかに膣鏡とは違うことを、もえもえは看破してい
た。

 (これは間違いのうバイブや……大変ばい……)
「もう少し奥まで入れるので、少しの間、我慢してくださいね」
車山医師は強引に捩じりながらバイブレーターを突っ込む。
(ずっ ずぶぶぶぶぶぶっ)

 「ひぁっやぁ~~~!」
もえもえの中に太いバイブレーターが一気に沈め込まれた。
「今、測定中なので、しばらく動かないでくださいね」
車山医師はそうささやきながら、もえもえの中を激しくかきまわす。

 (ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ)
「ふぁっ……あん! きゃぅっぅ……んくぅっ……!」
(動かんでって……そげなと無理ばい……! 気持ちよすぎて……あぁん、もうっっ
……)
「んぁあっっあん! いゃぁっ! い……いっちゃ……」

 もえもえが絶頂を迎えようとしたその時だった。
「おっと」
(ズルン……)
「っえ……!?……?……く……ふぅ…っ」

 車山医師はバイブレーターを抜いてしまった。
「あ、ごめんなさい。膣鏡が抜けちゃったので、もう一度入れるね」
再度挿入すると告げられたとき、もえもえはバイブレーターとは異なる気配を感じた。

 「ええっ? そ、それって何ですか~!?」
車山医師はバイブレーターを抜くと、入れ替わりに自身の怒張した肉柱を挿入したの
だった。

 秘所に温かな肉感を感じたもえもえは、あわてて拒もうとした。
しかし細田にがっちりと身体を押さえられていて起き上がることができない。
たっぷりと愛撫を施されたせいで花弁は潤い、硬くて太い肉柱の進入を容易に許して
しまった。

 肉柱はもえもえの深部へと食い込んでいく。
「そんなっ……せ、先生……それって膣鏡と違うでしょう!?」
「いえいえ、これは膣鏡ですよ」

 車山医師が返事をした。
心なしか息遣いが荒くなっている。

 「あっ……あぁっ……で、でも……器具……温かいですね……はぁ……」
「はぁはぁ……最近の測定器は……性能がいいんですよ……膣が冷えないように……
温め機能があるので……」

 (グッチョ、グッチョ、グッチョ……)
「あぁん……あっ、で、でも……すっごく太いような気がするんですけど……」
「はぁはぁはぁ……おかしいですねえ……直径は……15ミリ程度……なんですけど
ね」

 「なにかもっと太いような……気がするんですけど……あぁ……」
「膣を検査されて……気持ちが昂っているから……そう思うだけですよ……もうすぐ
終わるので……しばらく我慢してくださいね……」
「ああっん……は、はい……」

 しかし、挿しこまれた物体は激しく出し入れを繰り返すばかりでいっこうに終わら
ない。
測定するのにどうしてこんなに時間がかかるのだろうか、ともえもえは不審に思った。

 (やっぱり変ばい……今、入りよ~んな膣鏡などやなか。こりゃ……やだあ~! 
わたし、エッチされと~ったい~!)
「あっ、あのぅ、先生、今入っているのは……もしかして……」

 「はぁはぁはぁ、はぁ……なんでしょうか? 今、測定で忙しいんですけどね……
はぁはぁはぁ……」
どういうわけか車山の呼吸がかなり荒くなっている。

 「あっ、ああっ……あのぅ……もしかして私に……はぁはぁはぁ……エッチなこと
してませんか?」
「ええっ?……ま、まさか……そんなことするはず……ないじゃないですか」

 「あっあっ……そうですよね……」
(あぁ、わたしってなしてここでツッコミば入れんのやろうか? とぼけと~のが分
かっと~んに~)

 ほどなく、身体のいたるところに、複数の手や唇らしきものが触れてきた。
「きゃぁ~~~!!そんなぁ~!そんなことされたら、私、困ります~!」
「この際、私たちにすべてを任せて、思い切り感じちゃったらどうですか? どうせ
測定が終わるまでなんだから」

 「いやぁ~ん! 測定はもう終わりじゃないのですか?」
「もう少しです。ここは感じますか?」
「あぁぁ……」

 生温かい息が耳にかかったと思ったら、何者かが突然耳たぶをペロペロと舐めてき
た。
「あぁん……くすぐったい……そこは、そこはダメぇ~~~……」

 耳はもえもえの弱点である。
耳を舐められ首をすくめていると、今度は手の指に生温かい感触がもえもえを襲った。
 何者かが指を一本ずつしゃぶり始めたではないか。
(ペチョペチョペチョ)
「あぁぁぁぁ……やだぁ~……」
(指ばねぶらる~と何か変な気分になってくるぅ~……)


                

   この作品は「愛と官能の美学
」Shyrock様から投稿していただきました