『悪夢の標的』
 
                    Shyrock:作
第19話

 やがて阿久夢の一言で破廉恥ショーが始まった。
「では、上野部長。早乙女君のパンティを脱がせなさい」
目隠しされて視界を遮られたイヴの周囲がどよめき始め感嘆の声が上がった。

 イヴは観念していたとは言え、絶望的な彼の一言に身体をこわばらせた。
そして突然拒絶の態度を示した。
「いやぁっ!部長、部長、お願いです!脱がさないでください~~~!!」
「早乙女君、往生際が悪いね。もう諦めなさい」

 そう言いながらイヴの白衣の裾をまくりあげた。
白いパンティが丸見えになってしまい、次の瞬間、周囲から新たなどよめきが起き
た。
「おお~!これはすばらしい光景だ!」
「何と!美人だしその上身体も抜群じゃないか!こりゃ最高だ!」
「わしの息子が久しぶりにギンギンじゃ!」

 上野がパンティに手を掛けた。
ざわめきが鎮まり、男たちは固唾を飲んで見守った。
腹部と両手を固く緊縛されているイヴは脚をばたつかせ懸命に抵抗を試みた。
だが上野は気に留める風もなく、あっさりとパンティを取り去ってしまった。

 「会長、性器がしっかりと見えるように脚を拡げて、縛りなおししましょうか?」
「いや、拡げても皆さんにはちょっと見えにくかろう。ふうむ、両足を天井から吊
るして開帳しなさい」
「そ、そんなぁ!そんなことやめてください~~~!!」

 イヴの叫び声に1人の男性が不安の表情を浮かべた。
「会長、執事や家政婦に声を聞かれる惧れはありませんか?」
「ははははは~、心配はご無用。この部屋は音が外に漏れないようにちゃんと防音
工事を施してあるんだよ」
「ほほう、さすが会長ですなあ」

 天井から垂らされたロープにイヴの両足がしっかりと固定された。
女性慣れしている男性であっても、ふだん目にすることの少ない大腿部の裏側から
臀部に掛けての滑らかな曲線が実に美しくまた悩ましくもあった。

 臀部の中央にはふっくらとした隆起が恥丘をなし、さらには一条のサーモンピン
クの川が真っ直ぐ縦に走っている。
別に号令をかけた訳でもないのに男たちは一斉に覗き込んだ。

 阿久夢がにこやかな表情で開始を告げた。
「さあて、皆さん。申し訳ありませんが、私がお先に失礼して今から穴をほじりま
す。そして見事この美人看護師の秘密の谷間から蜜が溢れましたら、どうぞ拍手喝
采を」

 阿久夢はそうつぶやくと、手慣れた指使いで大陰唇を撫で始めた。
眠っている官能の疼きを呼び覚まされ悩ましげな声をもらすイヴ。
「あっ、あっ、会長・・・いやぁ・・・いやですっ・・・大勢の前でこんな恥ずか
しいこと・・・ゆ、許してください・・・」

 イヴは目に涙を浮かべながら阿久夢に哀願した。
阿久夢はそれを冷ややかにはねのける。
「嘘を言ってはいかんよ。ほれ、もうよだれが垂れてきたではないか。本当は気持
ちがいいんじゃろ?ほれほれ」

 (グリュグリュ・・・)
いくら拒んではみても、心とは裏腹にイヴの肉体は、阿久夢の老獪な指の前に歓喜
の反応を見せた。
「かなり潤ってきたな。さあ、もう一息じゃ。ふふふ」

 (グチョグチョグチョ・・・)
「あっ、あっ、あぁ・・・いやぁ・・・はぅ・・・」
「ほれほれほれ・・・」
「いやぁ・・・ああぁ・・・ゆるし・・てぇ・・・はふぅ・・・ああぁ~・・・」

 イヴの秘所から聞こえる卑猥な水音は次第にその音を高めていった。
半透明な液体がとろりと一筋亀裂からこぼれ落ちた。
突然周囲から喝采が巻き起こった。

 「阿久夢会長、私はもう我慢ができん。頼むから1回やらせてくれないか?」
50過ぎの恰幅のよい男が真顔で阿久夢に願い出た。