『悪夢の標的』
 
                    Shyrock:作
第15話

 「早乙女君、君は今までバイブレーターを使った経験があるのだろう?ははは、
当然あるよね?」
「・・・・・・」

 「ははは、まあいい。実はね、これは私が作った試作品なんだよ。今までのバイ
ブとはかなり違うんだ。今までのバイブは電気機器や精密機器に詳しいいわゆるエ
ンジニアたちが作っていた。つまり医学知識の無い人たちが作っていた訳だ。でも
私は医者だ。産婦人科医ではないが、女性の身体は機会ある毎に研究をしてきたか
ら、性感帯も熟知している。本来、ヴァギナというものはクリトリスと比べたら感
じにくいとされている。しかし、クリトリスよりも鈍いとされているヴァギナにも
激しく感じるポイントが2ヵ所ある。その1つがおなじみのGスポットで、もう1
つはヴァギナの最奥で子宮口入口にあるポルチオ性感帯、略してPスポットと呼ば
れている箇所だ。ところが今までのバイブではGスポットは攻めることのできるバ
イブは開発されていたがPスポット専用のバイブは位置的に困難とされていた」

 「・・・」

 「だけど私が作ったこのバイブを使えば、攻めにくいPスポットを簡単に刺激し、
女性は何度も押し寄せるエクスタシーに最高の快感を覚えることになるだろう。や
がて連続して絶頂を体験し、時にはあまり良すぎて失神するかも知れないがね。は
はははは」

 「・・・」

 「で、今からこれを君に試してみてあげようと思ってね。眠っている君の性感を
呼び覚ましてあげるからねよ。楽しみだろう?」
「いいえ、結構です。お断りします。とにかく早く拘束を解いてください」
「まあ、そんなに遠慮しなくてもいいじゃないか。記念すべき第1号なんだし。は
はははは~」

 イヴがいくら拒絶しようとも、上野は意に介する様子など微塵もなかった。
「でも突然入れると痛いかも知れないので少し濡らしてあげようかな?」
「や、やめてください・・・」
「いやいや、先程シャワー室で会長にしっかりと可愛がっていただいたからその必
要は無いかな?」

 「そ、可愛がってなんかもらってません・・・」
「ふむ?本当かな?まあいい、その辺はあまり詮索しないでおこう。ははは」
上野はそうつぶやきながら、恥辱の姿で固定されたイヴのそばに近づいた。

 煌々と輝く天井のライトは縦に走った女の証明を鮮やかに映し出していた。
拘束されていなければ男の視線から逃れるため、脚を閉じ合わせて隠すこともでき
るのだが、開脚海老縛りに固定されては隠すすべが全くなかった。
そんな無防備な姿からはサーモンピンク色した内部の襞さえも丸見えになっていた。

 上野はゆっくりと溝に沿って指を這わせた。
「あぁ・・・そこはぁ・・・」
次第に指は亀裂の中に埋没していく。
もうすでに第1関節まで隠れてしまった。

 「あっ・・・」
「早乙女君のここは色素も薄くてとてもきれいだね。吸いつきたくなるよ」
「あぁぁぁ~・・・」
「吸ってもいいかな?」
「いやぁ・・・」
「ふふふ、女の『いや』はオーケーの合図だとよく言うよね?」
「いやっ・・・本当に嫌なんです・・・」
「何を今さら」

 上野は溝に舌を沈めた。
(ムチュ・・・)
「ああっ!」
(ペチョペチョペチョ・・・ペチョペチョペチョ・・・)

 「あぁぁ、やめてください!」
腹を空かした獣が餌を漁るように、上野は突然激しくむしゃぶりついた。
「ああっ、そんなぁ!いやっ!う、上野部長・・・や、やめて・・・ください・・
・!」

 「いつも彼氏にこんなことしてもらってるんだろう?いつもはどんな声を出して
いるんだね?私の前でも実演してくれよ」
上野はクンニを小休止し、つまらないことをイヴにささやく。

 当然イヴから返事はなく、上野は再び行為を続行する。
先程よりも乱暴に、割れ目に舌を捻りこませ孔をほじるように律動させる。
(ジュパジュパジュパ、ヌチョヌチョヌチョ・・・)
「ふはぁ~・・・あぁ、いやぁ~・・・お願いです・・・ぶちょお~、やめてぇ・
・・」

 「ふふふ、かなり濡れて来たね。ぼちぼちいいかな?じゃあ、入れるとしようか」
上野はバイブを亀裂に宛がいゆっくりと挿入を始めた。
「あっ・・・」
(ズニュ~)

 上野の表情は真剣そのものである。
横合いから見つめる阿久夢もその光景をじっと見つめている。
バイブがゆっくりと沈められていく。
「あっ、あああ~っ・・・あっ、あっ・・・あああぁぁ~~~・・・」