『悪夢の標的』
 
                    Shyrock:作
第9話

 「そして俗に言うオマ○コの両サイドのふっくらとした部分を『大陰唇』といい
内部を守っています。そしてその内側のピラピラしたものを『小陰唇』といいます。
子供の頃はほとんど包んだ状態ですが、性徴とともにこのピラピラが外に出てきま
す。ただしこの小陰唇の大きさや形はかなり個人差があります。そしてさらに内側
に行きまして、この小さな穴、これが『外尿道口』といいまして、いわゆるオシッ
コの穴ですね。そのすぐ下に『膣前庭』が広がり、ここが『処女膜痕』です。はは
ははは~イヴさんはもちろん開通済みですけどね。そしていよいよ、会長のお好き
な穴、これが『膣口』です。そして・・・」

 上野が説明するたびに微妙な箇所に撫でたり摘んだりしたため、イヴは不本意に
も感じてしまい、秘所はいつしかじっとりと湿り気を帯びていた。

 さらに詳しく説明をしようとした上野であったが、阿久夢は「もういい」と手で
制し(早く責めろ)と目で合図を送った。

 上野はこの時を待っていた。今さら老人に女体の講義などしてもさして妙味はな
く、一時でも早く目前に横たわっている最上級の肉を賞味したかったのだ。
会長の合図により堰を切ったように上野は早速イヴの亀裂に指を伸ばした。

 「早乙女君、それにしても君はなかなかよい道具を持っているね。いったいこれ
で今まで何人の男を泣かせたのだ?ええ?」
亀裂に指を這わせながらイヴを問い詰めた。

 「いやぁ・・・やめてください・・・部長、許してくださぃ・・・」
「早く言わないといつまでもこうして擦るよ」
「あぁ・・・な、泣かせてなんかいません・・・」

 好きでもない男に弄ばれるおぞましさから逃れようと、イヴは身体をよじってみ
たが拘束具が締めつけ魔手から逃れることは叶わなかった。
上野は巧妙な指さばきで、秘所の各部位を順番に指でなぶった。
「もう、もう、許してください・・・勘弁してください・・・」

 上野の目は猛獣が美味な草食動物に襲い掛かったときのように爛々と輝いている。
秘所を散々擦ったあと、クリトリスの包皮を丁寧に剥きあげ、露出したピンクの実
を激しく擦った。
「ひぃ~~~!そ、そこはぁだめです・・・!」

 女の敏感な場所を激しく責め立てられたイヴは耐え切れず、ついには喜悦の声を
あげてしまった。
「あはぁ・・・部長ぅ・・・そこはぁ・・そこはぁ・・困りますぅ・・・ひぃっ!!
・・・」

 「何だって?よく聞こえないな~。もっと擦れと言ってるのか?よし、もっと強
く擦ってやろう」
上野はわざと聞こえない振りをして一層激しくクリトリスを擦った。
「あああああぁ~~~~~!いやぁ~~~~~!!」

 秘所へのいたぶりは約10分間続いた。
最初は拒絶の姿勢を崩さなかったイヴであったが、巧みな責めに遭い、ついには固
く閉ざしていた悦楽の門をゆっくりと開き始めていた。

 亀裂からは、彼女の意志とはうらはらに、ねっとりとした蜜が溢れ出している。
好きでもない男の指にびっしょりと濡らしてしまった自分が不甲斐なくてイヴは涙
を流した。

 そんな様子を「あまりにも気持ちが良すぎて泣いている」と勘違いするなど、上
野は実に無神経でかつイタイ男であった。
「上野君・・・」
イヴの肉体に変化が生じたことを合図に、阿久夢は上野に対して次の行動を指示し
た。