『恭子さん』

                          二次元世界の調教師:作
 
第27話 股縄調教に狂喜する恭子さん

 「さ、奥さん、今日はお客さんのリクエストで、こんな楽しい縄をオマタに掛けたる
からな。こっちへ来て、パカッとご開帳や」
「い、イヤ」
「ご主人様に逆らうなと言ってるだろうがっ!」
「まあまあ。奥さんのイヤイヤは好きと一緒やねんから、大目に見たってえな」

 ビデオカメラに向かって秘部を晒し、刺激コブを作った股縄を嵌められると言う恥辱
に「イヤ」と口にした恭子さんに、すかさず麻里のビンタが炸裂する。
が、俺がかばってやったように、恭子さんは口では嫌がっても従順だった。

 言われるがままにカメラの前に進むと、寝そべって長い脚を大きく開き、ストリッパ
ーのように堂々と秘部を晒す。
「無修正」が売り物のビデオだから、こんなお下劣極まりない性器クローズアップのモ
ロ画像も、しょっちゅう撮影して来たのである。

 だが最近では素直になり過ぎて見せる事のなかった、恭子さんの「イヤよイヤよも好
きのうち」状態に、俺は妙に興奮してしまった。
股縄を嵌める事といい、麻里の思う壺みたいで癪に触るのだが。

 「的を外れとったら正直に言うんやで。まず、クリちゃんはしっかり剥いてからやな」
「ああっ!」
「どや、具合はええかの? 奥さん」
「も、もう、おかしくなりそうです……たまりません、コレえ!」

 俺がカメラにしっかり収録されるよう位置を考えながら、どんな女性にとっても最大
の性感ポイントである陰核を包皮から剥き出し、腰縄に繋いだしごきのような赤いソフ
ト縄を結んで作った3つの刺激瘤の内、一番小さな物をめり込ませるよう調節すると、
恭子さんは素直に快感を告げてくれた。

 一番難しく肝心なこの部分さえ押さえておけば、後は穴と言う目標があるから大丈夫
だろう。
「ほうか、良かったな、奥さん。エッチになるクスリも塗っとるから、すぐに天にも昇
るええ気持ちになれる筈や。お次はオマンコやで」

 続いて一番大きな結び目を女性器に没入させ、最後は中くらいの瘤である。
「今日はコイツでウンチを塞いだる。さ、おケツの穴を緩めて飲み込むんや、奥さん」

 こうして舶来の強烈な媚薬を塗りたくった三つの結び目を、クリトリスと前後ホール
と言う股間の急所にガッチリ喰い込ませると、早くもきざしてしまった様子の恭子さん
は悩ましく股間を捩らせ、単なる無修正モロ出しよりずっと扇情的な眺めとなった。

 俺はストリッパーも顔負けの股間アップがビデオにもバッチリ収録された事を確かめ
ると、一気に股縄を引き絞る。
「ひい~っっ!!」
「どや、股縄のお味は?」
「たまりません……凄いです、これ……」

 「ははは、そんなに利くかい、奥さん。だが、じっとしとってはホンマの股縄の味は
わからんのやで。ほな、立ち上がって、カメラに向かいケツを突き出してみい」
「ああ~っっ!! ダメッ! ダメエ~ッッ!!」

 いつも以上に感じてしまう女体にとっては、凄まじく刺激的な事だろう。股間緊縛が
完成した瞬間に強烈な悲鳴を張り上げた恭子さんは、俺が介添えしながら脚を閉じて立
ち上がらせると、又ニュアンスの違った甘い泣き声を聞かせてくれた。

 これが股縄縛りの醍醐味であり、ちょっと体を動かすだけで急所に喰い込んだ結び目
が擦れてエロティックな刺激となってしまうわけだ。
二穴バイブ付き貞操帯に慣れてすっかり貪欲な体に堕ちた恭子さんにとっても、股縄と
言う未知の快感は新鮮で淫声が出てしまうのを我慢出来ないようだ。

 「では、カメラに向かっておケツをプリプリ揺さぶって自家発電して見せるんや、奥
さん。演技では駄目や、本気でガッツリ気いやらなアカンで!」
「こ、こうですか……うふうんっっ!!」

 俺が目隠しされた彼女に撮影されている事を意識させながら、そんな卑猥な腰振りオ
ナニーを要求し、見事な桃尻を軽くパンと手で叩くと、恭子さんは従順にクナクナとお
尻を揺すり始める。

 途端に甘い声が洩れてしまう恭子さんは、気をやるために夢中で尻振りダンスに没頭
するが、そうすると股間を締め上げた柔らかい瘤縄が伸縮して素晴らしく淫らな眺めに
なると共に、美しい人妻の官能はどんどん白熱していく。

「どや、奥さん。ケツの方は歯ごたえがあるやろう」
「ああ、いい~っっ!! ああ、ああ、う、ううんんっっ!! も、もおっっ!!」

 俺が悩ましく揺さぶられている巨尻を嫌らしく撫で回し狭間に指まで入れて、今や彼
女にとって最も強烈な性感帯になっているアナルの歓びを意識させてやると、恭子さん
はあられもなく快感を叫び、よがり泣くばかりになって来た。

 が、イキそうでなかなかイケないのも股縄責めの特徴であり、恭子さんは男を悩殺す
る事必至の卑猥過ぎる尻振りダンスを続けねばならない。
「演技ではいけない」と注意したが、もうすっかり俺達の性戯に体を蕩かされて、かわ
いい性奴隷となった恭子さんが、そんな失礼なマネをする筈もないし、俺達の目を欺く
事も出来ないだろう。

 長身を屈めて突き出した大きなお尻を一心不乱に振りたくって快感によがり泣きなが
ら、なかなか訪れてくれない絶頂を得ようと悶絶する恭子さんは、まるで性愛の女神が
地上に降臨したかのごとく魅力的で、濃厚な性フェロモンが発散し見ているだけでクラ
クラしそうだ。

 するとそんな悩ましく苦悶する恭子さんの姿にほだされたのか、久美が正面から彼女
の両乳房に手を掛け耳元で囁いた。
「手伝ってあげるわ。気持ち良くおイキなさい」
「ああ、嫌っ! 恥ずかしいわ。あ、あ、い、いきそお~っ!」
 
 尻を振り股縄が擦れるだけの快感で体を燃やすアブノーマルなオナニーで気をやって
しまうのは変態そのもので、相当恥ずかしい筈だ。
ビデオカメラや麻里の視線も気になってやはりなかなか絶頂に到達出来ない恭子さんに、
久美は乳房を揉み首筋をネッキングで愛撫して加勢してやったのである。

 いざとなると狼狽してしまい、嫌がりながら絶頂の予感を告げる恭子さんだったが、
最早昇天してしまうのは時間の問題だ。ところがこんな肝心の所で、又も無神経な馬鹿
女麻里が乱入する。
「何を乳繰り合ってやがんだよ、この浮気女どもがっ! 男狂いのお前の嫌らしいケツ
なんか、アタシが成敗してやる!」

 ーーあ、このバカ! カメラの前に立ちやがって……

 麻里はせっかく素晴らしいアングルで撮影が続いているビデオカメラを塞ぐかのよう
に入り込んで来たので、俺は内心舌打ちした。
一応セクシーな女王様風衣装ではあるが、体の線が崩れたババアなのでほとんどお笑い
になっており、とても正視出来た代物ではない。

 ここは編集でカットするよりないな、と思っていると、麻里は絶頂寸前の恭子さんの
プリプリ揺れる豊満な尻たぼを、パーンパーンと猛烈な勢いで引っぱたき始めた。
「ヒ、イク! いくうう~っっ!!」
「キャハハハッ! ケツを叩かれて気をやっちまったのかい? ちょっとくらい綺麗だ
からって、気取ってんじゃねえよ、このスベタがっ! 人妻のくせに、全くザマあねえ
な」

 達する寸前だったのだから、それが引き金だったのかどうかわからないが、麻里は尻
叩きで極めてしまったのだと口汚く恭子さんを嘲笑する。
そして調子に乗って勝手にプレイを追加しやがったのだが、撮影中と言うタテマエもあ
り、俺も仕方なくコイツのやりたいようにさせてやるよりなかった。

 色白の恭子さんのお尻には、赤いミミズ腫れが出来始めていたが、まだ麻里を止める
時期ではなかろう。
「オラッ! 休んでないでケツ振りを続けろっ! もう2回イカなきゃ承知しないから
な!」

 こうして麻里に勢い良く尻を叩かれながら、恭子さんは健気に絶頂尻振りダンスに挑
んでいく。
久美が早くイカせてやろうと上半身を粘っこく愛撫しているから、2回くらいすぐにも
何とかなって恭子さんのお尻に痣が残る程の重傷にはならないだろう。

 俺がそう思って麻里を制止せず見守っていると、確かに一度昇り詰めた恭子さんはた
ちまち声を張り上げて次の絶頂に達しブルブルと全身を切なく慄わせる。
だが酷薄な麻里は容赦がなく休みなしで尻を叩き続けてさらなるアクメを強制し、とう
とう3回目の絶頂に到達した恭子さんを悲劇が襲う。

 浣腸液で高まっていた便意が限界を超え、極めると同時に股縄をはみ出したビチャビ
チャの軟便がボトボトと太股を滴り落ちて、畳の上に大きな茶色い染みを作ってしまっ
たのだ。
「うわ、きったねえ! クソを洩らしやがった、この女」

 尻を叩く手に掛けてやれば良かったのだがそうはならず、さっさと離れて行く麻里。
恥辱の余り目隠しの下からボロボロ涙をこぼして打ちひしがれている恭子さんをなだめ
てやるのは、俺と久美の仕事である。

 麻里がやった事の後始末みたいで胸糞が悪いが、実際に浣腸したのは俺なので仕方な
い。
こういうアクシデントは予測してなかったが、カメラの前で浣腸し排便姿を晒させてか
ら、俺達の手で優しく後始末してやるのも、いつもの事である。

 「いいのよ、恭子さん。私がキレイキレイしてあげるからね」
「そうやで奥さん。これは生理現象やから、何も気にする事はあらへん。婦長さん、悪
いが尻穴の中まで念入りに拭いたってや。この後、使うんやかさかい」
「あ、あの……どうもすみません。ありがとうございます」

 カメラの前で大恥を晒してしまったと言うのに、排泄の後始末をする俺達に気を遣っ
て、そんな殊勝な言葉を口にする恭子さん。
見るのも嫌だとばかりに遠ざかってしまった麻里は、かつて俺に自分の出した物の始末
をさせても当然と言う顔をしていたし、お前が処理しろなどと言おうものなら、逆ギレ
してしまうような女である。

 コイツには理解出来ないだろうが、これが俺達をSMプレイのパートナーとして信頼
している「性奴隷」恭子さんの姿なのだ。
だが、もうじきこのAV撮影と同時に彼女との蜜月も終わる。

 プライベートな時間さえ二穴バイブ付き貞操帯で管理される過酷なSM調教が終われ
ば、自分も、ねつ造された未成年者レイプの罪で脅されている夫も無罪放免となるもの
だと、恭子さんは信じ切っているだろうが、俺達はその信頼を裏切らねばならない。

 何の罪もなく、そして俺達を信頼してくれている素晴らしい女性を、愛する夫から引
き離し絶望の底に突き落とす事に激しい呵責の念を覚えずにはいられないが、せめても
の罪滅ぼしで最後に予定していたアナルセックスまでは恭子さんに優しく性の深淵を覗
かせ、全身全霊で愛してやろうと思っていたのである。
それだけに予期せぬ麻里の乱入がうとましい。


               
    この作品は「新・SM小説書庫2」管理人様から投稿していただきました。