『恭子さん』 二次元世界の調教師:作 第12話 性悪女の調教に辟易とする 「よし、浣腸の準備出来たで、奥さん」 「ああっ! 早くう!」 目隠しして正座で待たせていた麻里の正面に立ち声を掛けると、もう待ち切れないと ばかりにしなだれ掛かって来た。 いい女ならかわいいやつ、と思えるのかも知れないが、コイツは己の欲望に忠実なだ けの、正にメス豚だ。俺が工夫を凝らした快楽浣腸による後穴と、その後に与えられる 前穴の性悦が欲しくて欲しくて堪らないのである。 正直ウザイので、一度に済ませる事にした。 まず四つん這いにして尻を突き出させると貞操帯を外し、痒くなる刺激薬を混入した 浣腸液を注入する。 慎みの残った女なら、チュルチュルとゆっくり入れてやって羞じらいながらおぞましい 感触に悶える様を鑑賞してやるのだが、コイツはもう一気である。 そして「快楽浣腸」と言ったが、排便を我慢させるためのストッパーとしてバイブレ ータを挿入してやるのだ。 麻里はもう尻穴が十分拡張されているので、本物と遜色ない太さで刺激イボがビッシリ 植えられた男根型をズブズブと押し入れてから、振動を加える。 「オオ~ッッ!! イイ~ッッ!!」 「ほな、今日はお浣腸とサンドイッチやで、奥さん」 俺の体が汚される危険が大きいので本当は後回しにしたいのだが、もう面倒な気分に なっている今日は、浣腸液を仕込み振動する人造ペニスで尻穴に蓋をした麻里を抱き寄 せ、対面騎乗位の姿勢でマンコを貫いてやった。 このプレイは体位が肝心で、バックなんかで犯しては最悪だ。 モロに汚物を浴びる事になる。 が、苦労するだけの甲斐はあり、前後の淫穴を調教された女にとっては最高の感激だろ う。 麻里は俺のペニスをガバガバのまんこにくわえ込むなり、感極まったような強烈な悲 鳴を張り上げる。 「ご主人様、いぐ、いぐうう~っっ!!」 「いきなり気イやるとは、スケベなまんこやなあ」 「だってえ! ああ、ま、また、イキそおっっ!!」 「よしよし、いくらイッテもええんやで」 性悪ババアでも本気で気をやる時はさすがにかわいげがあり、俺もヨシヨシと形の崩 れた乳房を揉んでやりながら、ゆっくり結合部を動かし、楽しませてやる。 麻里の女性器はユルユルだがそれでも締まって来るし、アナル側の振動が俺の肉棒に当 たってメチャクチャ気持ちが良い。 そして麻里はもう手放しの大歓びで、わけのわからぬ痴語をわめき散らしながら次々 に極める連続絶頂に突入した。 ーーこの女も、俺のチンポの虜やなあ もちろん二穴を責めているのも大きいのだが、くわえた途端にイッてしまい、気が狂 ったように次々にアクメに昇り詰めていく麻里に、俺は満足感を覚える。 竿師時代に怪しげな医者に手術を受けた俺のペニスには秘密があって、亀頭部と胴体 の繋ぎ目のすぐ下に、グルリと柔らかいシリコンボールがたくさん埋め込まれているの だ。 大人の玩具を連想して貰えば良いが、血の通った生身の男性自身であるから女泣かせ の効果は抜群だ。 どんなに刺激が強烈でも、ほとんどの女はバイブレータより男のチンポを選ぶだろう。 人間は単に肉体的な刺激より、頭で感じる部分が大きいからだ。このイボイボは一見 しただけではわかりにくい程度の大きさで、初め俺はその効き目に半信半疑だったのだ が、実際に挿入してからわかる改造ペニスの威力は絶大だった。 デリケートな女体にとっては大人し過ぎるくらいの仕掛けが良く、うまく操ってやる と通常では無理な場所まで刺激してやる事が出来るので、実際に相手の女の反応を見な がら弱点を探り重点的に責めてやると、どんな強情で気の強い女でもヒイヒイ泣き出し てドッと潮を吐き出してしまい、俺の改造チンポにメロメロになったものである。 「おああ~っっっ!!! ま、又、イク、いぐうっっ!! も、もう、死ぬ、しぬう う~っっっ!!!」 完全に狂乱の渦に巻き込まれていた麻里の尻からとうとう野太いバイブレータがポト リと抜け落ちたかと思うと、下品な破裂音がしてビチグソが噴出した。 排便しながら交わるのはマゾ女にとって最高の歓びであるのがわかっているので、俺 が休まずクシャクシャと一際強く腰を打ち付けて改造ペニスでまんこを抉ってやると、 麻里は汚物を撒き散らしながらイキまくり、とうとう失神してしまった。 ーーしょーがねえな。これが久美なら叩き起こしてクソの始末をさせるんやが 排泄に備えてフローリングの床でプレイしていたが、処理しなければいけない。見る とビチャビチャの軟便でほとんど浣腸液のようだ。 頻繁に浣腸プレイを行っているから本当は我慢出来たのに、麻里は浣腸して欲しくてあ んな嘘を付いたのだ。 全く自己中心的な女である。 自分が出した汚物の後始末も本人にやらせるのが筋だが、コイツだけは本気で嫌がりぶ つくさ文句を垂れるので俺も気分が悪く、さっさと自分で処理する事にしている。 そういう女に甘い俺も調教師として問題があると思うが、麻里の前に調教を手掛けて いた同じ年代の女は全く態度が違ったのである。 久美(くみ)と言うその女なら、自分が汚した所は喜んで掃除したし、俺が後始末し てやろうものならひどく申し訳なさがり、「お仕置きして下さい、ご主人様」と殊勝な 申し出をしたものだ。 いや久美だけではない。 俺のセックス漬けにして性の快楽を体に刻み込む調教は、その場だけでもちゃんと情熱 を込め自分の肉棒を用いて行っているから、回を重ねる毎に情が通じるようになり、初 めは蛇蝎のように俺を嫌っていた女でも、肉体が淫らに変貌すると同時に自然と奴隷ら しい態度も身に付くのが常だったのだ。 ところが麻里だけは、後始末をしてやっても平然としており、それは自分の役割では ないと考えているか、そもそもそこまで頭が回らない駄目な女なのである。 同じ中年女でも久美と態度の違いは歴然としており、俺はもう麻里の調教には辟易とし てしまう。 持って生まれた性格の悪さまで簡単に調教する事は出来ないのだろう。 ーーボンよ、この女セックス狂いには調教してやったが、性(しょう)の悪さはどう もならへんで。ホンマにこんなババアを囲う気なんか? 俺には妾にする以外中年のシングルマザーを調教する目的が思い当たらず、依頼人で ある細川の跡取り息子守男は、こんな性悪女を差し出されたらどう思うだろうか、と心 配だった。 実は久美もボンの愛妾となるべく調教してやったのだが、彼女と比べると雲泥の差な ので、大金を積まれている以上俺としても困るのだ。久美の調教は守男自身でなく父親 である先代からの依頼だったが。 父が息子に愛人を付けてやるなど世間の常識からはかけ離れているようだが、世が世 なら俺など顔を上げる事も叶わなかったであろう旧家細川家であれば納得がいく。 「ボン」は三十ちょっと過ぎで、当然のごとく母親以外に大勢の女性を囲い腹違いの 子供まで作らせている父親を見て育っているものの、今だ独身。 先代と大奥様はすでに彼の結婚相手として同じような大資産家の娘を当てがおうとして いるが、当の本人は乗り気でなくどうやら他に想う相手がいるらしい。 結婚と恋愛は別物で、そんな女は愛人として囲えば良い、と先代なら考えるだろうが、 さすがに生きている時代が違うと言う事だろう。 そんな守男に業を煮やした先代は、細川家の長男としてのあり方を教えるつもりで、常 識では考え辛い女を俺に調教させボンの愛人に当てがった。 それが久美なのだが、細川病院で看護師長をやっている彼女は何と、先代が妾に孕ま せた娘で守男より5歳上の姉に当たると言うのだから俺も大いに驚いた。 腹違いとは言え、近親相姦ではないか。 だが細川のような旧家では、妾腹の娘が本家の血筋の男に性的家政婦のような形で仕 えるのは良くある事らしく、幼い頃は普通の姉弟と変わる事なく育てられ守男をかわい がっていたらしい久美は、結婚出来る筈のない弟の愛人となって一生仕える事を喜んで 承諾したと言う。 経済的には何不自由ない生活が保障されるのだから賢明なのかも知れないが、久美の 感覚も一般人には理解し難い。 すでに守男の愛妾になる事を承諾しているのだから俺の出る幕はなさそうだったが、 俺と同じく女好きでは人後に落ちない先代に頼まれて久美の性調教を請け負い、女性器 だけでなく口やアナルでも存分に男を歓ばせる事が出来るようみっちり仕込んでから、 さほど女性経験があるとは思えないボンに引き渡してやったのだ。 莫大な金と権力がある男はいろんな融通が利き、先代の差し金で久美はわざわざ俺の 住む町内に引っ越して来たため、通って来てくれて楽に調教を進める事が出来た。 おまけに麻里の場合と違い、守男にハッキリ姉弟以上の好意を抱いている久美が少し でも彼の気に入られるよう、花嫁ならぬ愛人修行みたいなつもりで調教して下さいと頭 を下げて来たのだから、俺にとってはこれ以上ないようなオイシイ話で、全てを仕組ん だ先代に相当額の謝金まで貰うのが申し訳なく思われたくらいだ。 久美は先代が自分の息子の愛人に選んだだけあって、とても気立ての良い女で麻里と は大違い。 何しろ毎回必ず俺に手土産を持って来る上、玄関先で三つ指を突いて「どうか、よろ しくお願いします」と挨拶するような女性で、調教なんか不必要なんじゃねえか、と思 ったほどだ。 だがいざ性調教を始めて見ると、久美はほとんど男性経験がない事がわかった。 三十代後半だしさすがに処女ではなかったが、性行為自体をとても恥ずかしがってしま う。 久美は美人と言う程ではないが愛嬌のあるかわいらしい顔立ちで、男好きする感じの 小柄でポッチャリした肉感的な外見だ。 セックスパートナーとして見ても魅力的だが、バージン同然のまま「お姉さん」を愛人 として当てがわれても、ボンも困るだろう。 俺は先代に恩義を感じているので、久美が性的にも素晴らしい女性となれるよう腕に よりをかけて調教し、守男に引き渡したのである。 性格が良く、俺の事を心の底から「ご主人様」と呼んで情熱的な奉仕をしてくれるまで に成長していたので、手放すのが惜しいと思えたくらいだった。 この作品は「新・SM小説書庫2」管理人様から投稿していただきました。 |