『調教家族』

                          二次元世界の調教師:作

第9話 自宅で監禁される姉


 初めて母さんの調教に参加した日から、両親と僕は秘密を共有する仲になった。
何も知らない姉さんと妹の春菜は、相変わらず新しい父親である舟山さんに疑いの目を
向け、女性として生理的に嫌っているようだ。

 その感覚は間違ってはないのだけれど、本当の黒幕が母さんだとは夢にも思ってはい
まい。
だが僕はもう母さんの正体を知ってしまった。
かつて絵に描いたような男狂いのビッチギャルでSM調教を歓ぶどMだった母さんは、自分
と同類の匂いを性的にルーズな姉に嗅ぎ取り、仲間に引き込むべく媚薬を食事に混ぜて
チャンスを伺っているのだ。

 そしてそのチャンスはすぐに巡って来た。
「春菜、明日から合宿だっけ?」
「うん。金土日と三泊」
「お土産頼んだよ」

 春菜はブラスバンドに入ってて、今週末に合宿があると言う。
姉さんは暢気だったけど、まさかこれが危険だとは思いもしなかっただろう。
僕に調教されてスイッチの入ってしまった母さんはファーストストライクを見逃しはし
ない。

 金曜の夜、風呂上がりを襲うつもりだと僕に言う。
それも、夕食後、姉さんが風呂に入る準備をしようと2階の部屋に上がったのを見て、
両親揃って言い出した。
展開早過ぎと思ったけど、首謀者の母さんは準備万端だったらしい。

「きっとお風呂でオナニーやりまくってヘロヘロの筈だから。今日は特に濃いおクスリ
の原液入れちゃったし」
「ホントにムチャやる母さんだな。と言うわけだから、手早く部屋に運ぶぞ」
「え!? もしかして僕もやるの?」
「男の子なんだから当然でしょ。その後チンチンも活躍してね」
「それは特に期待してるよ。若い者には敵わんからな」

 襲撃の実行犯としても、その後の性調教役としても、僕は当然のように計算に入って
るようだ。
と、言う事は、遂に禁断の近親相姦まで行くのだろうか? ちなみにまだ母さんとも本
番行為はやってないんだけど。
その前にまだ童貞だ。
なお、僕が受験生である事は綺麗に忘れられてるらしい。
それは、親としていかがな物なんでしょう。

 さて風呂上りに姉さんを襲撃し、両親の寝室(SM調教道具が取り揃えられ、亡くなっ
た父さんも使って楽しんでたらしい。何てこった!)に連れ込み監禁してしまう計画は、
あっけなく成功した。
姉さんは自分なりには精一杯抵抗したんだけど、やっぱり媚薬の原液は効果が絶大だっ
たらしい。
3人がかりで来られて観念するのも時間の問題だったのだ。
まず先発隊の母さんが猫撫声を出して脱衣所に入ると、風呂から上がったばかりの濡れ
た裸を拭いている姉さんに声を掛けバスタオルを奪ってしまった。

 「千秋ちゃ~ん。ちょっと見せてね」
「ちょっと! 取らないでよ」
「あら、オッパイが又大きくなったんじゃない?」
「えへへ、そうかな?」

 だが、次の瞬間姉さんの顔はショックで凍り付く。
待ち構えていた舟山さんがガラリと脱衣所のドアを開けたのだ。

 「確かに千秋ちゃんは母さんに負けない立派な体だね」
「な、な、何を……」
「ホラ見てごらん」
「父さんも千秋ちゃん見て、オチンチンおっきくしてるわよ」
「何なの、一体! このヘンタイ!」
「あなたもヘンタイでしょ? オナニーばっかしてるくせに」
「離して!」

 下半身を露出して見せた舟山さんを「ヘンタイ」と罵った姉さんは、オナニー狂いを
暴かれて青くなり、母さんを振り切って脱衣所から逃げようとする。
そこで現れた僕が姉さんを抱き止める役だった。

 「姉さん、大人しくして」
「千秋ちゃ~ん。家族みんなでエッチしない?」
「母さん?! 翔太助けて! 騙されてるんだよ、コイツに」
「コイツ呼ばわりはひどいな。翔太君、連れてくぞ」

 みんなで嫌がる姉さんを部屋に連れ込むと、程なく大きなベッドに大の字に拘束して
いった。
ちなみに普段から使ってるらしい拘束具が備え付けられており、どんなに暴れてもビク
ともしない頑丈な作りのベッドだった。
何て都合の良い部屋だ。

 そして母さんを露出調教した時と同じように手拭いをきつく噛ませて口枷とし、ゴー
グルみたいな丈夫な目隠しまでしてしまう。
こんな道具は全部押し入れに収納してあったんだけど、どMな母さんの 嫁入り道具だと
舟山さんは言う。

 どんな結婚生活なのやら想像も付かないが、結婚しても舟山さんとも関係が続いてい
たのは確からしい。
母さんが躊躇なく姉さんのアソコの唇をビロンとくつろげると、ビュッと体液が飛び散
った。

 舟山さんがわざと呆れたように言う。
「いきなり潮吹きかい? 千秋ちゃんはお母さんに似てエッチだなあ」
「さっきお風呂でオナニーしてたでしょ? 沢山イッタの?」

 んんっと呻き、首を打ち振って否定する姉さんだったが、それは母さんの思うツボだ
った。
「晩御飯でエッチになるおクスリ飲んでもらったのにおかしいわね。直に塗っちゃいま
しょう」
母さんは押し入れの隅から歯磨き粉みたいなチューブを出し、舟山さんと僕にも手渡し
た。
全部塗りましょうと小声で打ち合わせ、男2人は左右の乳房に、母さんは股間へと手を
伸ばした。

 姉さんのオッパイは改まって見ると綺麗な釣り鐘型で張りがあり、既に興奮して先端
の乳頭がピンと天に向かって屹立する素晴らしさに、僕は思わずゴクリと生ツバを飲み
込んでいた。
これだけ大きいと薬も沢山必要そうで、やはり美乳に圧倒された顔の舟山さんと一緒に
黙々と裾野から薬を塗り込めていく。

 一方股間を担当した母さんは女性らしい繊細な指使いで、見ているだけでゾクゾクと
アブない興奮を覚えた。
オ○ンコの入口の唇を柔らかくくつろげて塗り残しがないよう丁寧に塗り込み、内部も
少しずつ満遍なく塗っている。
んーっ! と一際悩ましい呻きを姉さんが洩らしたのは、一番感じ易い尖りに薬を塗る
指が掛かったからだった。
母さんの指はクリンと包皮をめくってクリトリスを剥き出しにする。 

 「あら、こんなに簡単に剥けちゃうなんて、オナニーやり過ぎよ、千秋ちゃん。あな
たの大好きなオマメちゃんにはタップリ塗ってあげるわね」
母さんはその小さな肉塊の隅々まで薬をまぶして摘み上げたまま、剥き上げた包皮の裏
にまで薬を塗る。

 すると姉さんは一際生臭い呻きと共に背筋をグンと反らし、ビューッと噴出した体液
が母さんの顔を直撃した。
どうやらイッテしまったらしい。

 「母さんの顔にオシッコ引っ掛けるなんて悪い子だわ。お仕置きしちゃおうかしら」
そううそぶいた母さんは薬塗りの指を後ろの方へ向ける。
するとアナルには抵抗があるのか、姉さんは嫌々と顔を打ち振ったが、一枚上の母さん
は今思いを遂げさせたばかりのクリ豆を再び摘み上げてからお尻の穴に薬をまぶした指
をあてがう。

 「こうすれば力が抜けるかしら……ホラ、入っちゃった」
微妙にクリ弄りの指を蠢かせその快感で他所を脱力させる高等テクニックのようだった。
入口を突破されては防ぎようがない姉さんの表情が歪むが、至近距離で見ていると迫力
十分で圧倒的な母さんのエッチテクで、僕と舟山さんは、こりゃ敵わないなと無言でお
互い顔を見合わせていた。

 さて媚薬を塗り終えると次のラウンドである。
すっかり主導権を握った母さんが宣言した。
「今度は千秋ちゃんのオケケを剃ってあげましょう」