「陵辱の温泉宿」

                     赤星直也:作
第18話 暗闘

 早紀は淫裂から流れ出た液体を洗うのを禁じられているから、太股まで垂らしたま
ま戻った。
「早紀、大丈夫なの?」
「出来ちゃうの。間違いなく今日できちゃう…」泣き声になっている。

 「ごめんね。何もしてあげらなくて」2人は抱き合うが、黒岩は電話で誰かと連絡
を取った。
「わかった。明日会おう」受話器を置いた顔が曇っている。
「あなた、もしかして私のビデオが…」

 「そんな事じゃないよ。気にしなくていいから」今度は典子に抱き付いた。
「して。あなたにされたいの」そう言うと股間に顔を埋めて、肉竿をしゃぶっていく。
「典子、気持ちいい。典子にも出すけど、いいか?」典子は口に咥えたまま首を縦に
振った。

 「典子。愛しているからね」手を伸ばし乳房を揉みだした。
「して。痛くてもいいから、されたいの…」
「わかった、行くよ」典子が押し倒され、黒岩の肉竿が突き刺していく。
「いいわ。あなたにされるのが良いわ」典子の声が郁子達にも聞こえる。

 翌日、黒岩は1人でホテルに向かった。
「1人で、大丈夫かしら?」不安がる典子に「奥様、大丈夫ですよ。無事に戻ります
から。それより、お風呂でもいかがで?」郁恵が声を掛けた。

 「そうよね。心配したってしょうがないしね。どうせなら4人一緒がいいわ」
「わかりました。ご一緒させて貰います」郁子達は典子と一緒に浴場に向かう。
そして、浴槽に浸ると「若いっていいわね。こんなにすべすべして」典子が早紀に抱
き付く。

 早紀は「そんな、スベスベだなんて…」典子に抱かれ逃れようとした。
「お願い。側にいて。私と一緒にいて!」人目を憚らず唇を押しつけ「奥様…」驚く
早紀だが、典子の気持ちが痛いほどわかり拒もうとはせず、自ら抱き付いた。

 「産んでね。お願いするわよ。それに私も愛して…」早紀の乳房を揉みながら乳首
を吸いだすと「お、奥様…」典子の頭を押さえて、気が済むようにさせていく。

 4人が風呂から上がり、くつろいでいると黒岩が戻ってきた。
「あなた、大丈夫だったの?」
「平気さ、ほら何もないじゃないか!」
「よかった。無事で」

 「それよりも、確認しないとな」
「何をですか?」
「ビデオだよ。辛いだろうが立ち会ってくれ」黒岩はテープを再生すると、画面には
典子が裸にされていく姿が映っている。

 「イヤ。見たくもありません…」
「ダメだ、確認しないと」肩を抱きしめた。
やがて、典子が犯されていく姿が映し出され「う、う、う!」思い出したのか泣き声
を上げだす。

 「典子、泣かなくていいよ」黒岩は抱きしめながら唇を押し当てていくが、そんな
2人を郁子が見ていた。
しかし(私だってレイプされたのよ。それに人前でヌードもやらされていたわ)冷め
た目で早紀と有紀は見ている。

 再生は45分ほどで終わったが、典子の顔は涙で崩れている。
「これで安心だ。もう手を出すことはないぞ。それから、お前達にも手を出さないと
約束したぞ」

 「本当なのね。それなら安心だわ」やっと典子が笑顔になったが(信じられないわ。
あの2人が約束するなんて…)郁子親子は不安を隠せない。
そして、休暇を楽しんだ夫婦は東京に戻り、それ以来、西山と山崎は黒岩からの呼び
出しはなかった。

 だが、平穏は長くは続かなかった。
西山が運営しているホテルに警察から指導が入った。
当然、親会社の黒岩にも通報が入り、黒岩は西山と山崎を呼んで、営業方針を変える
ように迫っている。

 「そうは行かないな。こんなボロ儲けはないし」
「そうだ。それなりのことをして貰わないと」
「金は払ったはずだ。もう払わない!」

 「あれは奥さんの口止め料だ。今度はホテルの損害弁償分を貰わないとな」
「ふざけるな。今まで儲けて置いて何を言うか!」黒岩も西山や山崎も一歩も後に引
かない。

 話がまとまらないと、黒岩は裁判所に訴訟を起こし、差し押さえて実権を取り戻そ
うとする。
それには、西山と山崎が反発して、籠城して対抗してきた。

 籠城は一ヶ月にも及び、最後に裁判所の命令で強制撤去が行われ、2人はホテルか
ら出され、反対に警察送りとなった。
西山と山崎は、不法占拠罪に問われ刑務所送りが決まり、黒岩はホテルを売却して撤
退し、働いていた従業員達も散っていくが、行く当てのない一恵や貴子は郁子の元で
働く事に決まった。

 そして、週末に黒岩夫婦が訪ねてきた。
「いらっしゃいませ!」5人は全裸になって玄関に並んだが、一恵と貴子の乳首と淫
裂には金色のピアスが取り付けられている。

 当然、キラキラ光るピアスは黒岩の目に止まった。
「痛くないのか?」乳房を揉みだす。
「痛いです。外したいですけど…」
「だったら外せ。こんな事しなくていい。ただ、ここを使わせて貰うが」乳房を揉ん
だ手が淫裂に伸びて触っていく。

 「私と、したいのですか?」
「そうだ。今すぐではないが…」
「わかりました。お相手します」貴子と一恵も黒岩に抱かれるのを承知する。

 その夜、有紀は皆の前で黒岩に抱かれることになった。
「恥ずかしいです。2人きりでしてください」
「ダメ、ここでするの。私も一緒だからいいでしょう?」典子も全裸になって、有紀
の乳房を吸っていく。

 「奥様、見られるのはイヤです…」そう言いながらも典子の淫裂を撫で、指を押し
込んでいく。
「有紀、準備が良いようだな、今日はお前が馬乗りだぞ」黒岩が仰向けになると「わ
かりました、私がします」馬乗りになり腰を振っていく。

 「私にもして!」典子は乳房を有紀に吸わせている。
「お母さん、私変な気分になっちゃったの」早紀の指が淫裂を触っている。
「私もよ、変になったの」郁子は早紀に抱き付き唇を吸いだし、それを見て「一恵、
いいでしょう?」貴子と一恵も抱き合った。

 それから3ヶ月が過ぎ、その間も黒岩は早紀と有紀を交互に抱いていた。
当然、早紀と有紀の身体に異常が現れている。
「お母さん、気分悪いの」
「私もなの、吐き気がする」気分が悪いのを訴え郁子と一緒に診察を受け、その結果、
医師から妊娠を告げられる。

 診察を受け、3人は話し合っている。
「いやよ、産みたくない!」
「でも、せっかく出来た子を、殺していいの?」郁子に言われ返す言葉がなく「産む
しかないわ。父親だっているんだし…」黒岩の子を産む決意をした。
勿論、黒岩夫婦にも妊娠を告げると、夫婦は子供が出来たことで喜んでいる。

 しかし、その裏では刑務所から出所した西山と山崎は、思わぬ計画を練っていた。
「まずは、あそこを襲う。そして…」ヒソヒソと話し合っている。

 その、よからぬ計画が実行された。
黒岩がいない日を狙い、2人は温泉宿に侵入してきた。
当然、無防備な上、女ばかりだから何も出来ず、あっけなく縛り上げられた。

 縛り上げると、1人ずつ服を脱がして、それをビデオに撮っていく。
「やめて、撮らないで!」叫んでも下着も脱がされ、全裸にされると股間の絨毛も剃
られ、無毛の淫裂もビデオに撮られた。

 5人に対する辱めはこれでは済まず、全裸にされると1人ずつレイプされた。
「いや、いや~!」悲鳴を上げながら犯されるのをビデオが撮っていく。
勿論、早紀や有紀も犯された上に、子宮に射精され、その淫裂もビデオに撮られた。

 犯し終えると2人は引き上げたが「お母さん、どうしよう?」不安になっている。
「とにかく、洗いましょう。一恵さんと貴子さんは妊娠だけは避けないと」郁子も射
精された淫裂を押さえて浴場に向かう。
「有紀、行こう」「そうよね、妊娠しているけど汚されたのは落とさないと」その後
を2人が追った。

 一方、5人を犯した2人は黒岩を脅し「このビデオと、俺たちの家をセットで買っ
てくれ」この前5人をレイプしたビデオを見せた。
「いくらだ?」
「1人1億として、5億で買ってくれ」

 「バカ言うな。相場の倍だぞ!」
「だから、このビデオがあるんだよ。これを見たらあの5人は泣くぞ」不適な笑いを
浮かべる。
黒岩は暫く考え「わかった、2億5千万までなら出せるがそれ以上は無理だ」
「仕方ない、それでいい。契約は今からしよう」用意した契約書に書き込んだ。

 それから十数日が過ぎた頃、西山と山崎の乗った車が事故を起こして、崖から転落
した。
2人の体からは大量のアルコールが検出されており、警察は現場検証をした上で、事
故と断定した。
また、スナックで機嫌良く飲んでいたのを証言する者が多数いる。 

 黒岩はこの件をきっかけとして、早紀と有紀を自分のマンションに住ませることに
した。
郁子と2人は嫌がったが、万が一があると困るから、渋々承知するしかない。
それに、母親代わりに、典子がなることも約束した。

 早紀と有紀は早速、マンションに越してきた。
「待っていたよ。早く見せてくれ」待ちきれずに黒岩は2人の服を脱がせていく。
「ダメです。お腹を冷やすと悪いから」
「ちょっとだけだ。見るだけだから」そう言いながら2人を全裸にして立たせる。

 「恥ずかしいです。もういいでしょう?」
「ダメ、もう少しよ。手を退けて全部見せて!」2人は項垂れて両手を退けると、2
人のお腹は膨らみ、乳首と乳輪が黒ずんでいる。
「これが俺の子か…」満足そうに2人の膨らんだ腹を撫でていく。

 「そうよ、あなたの子よ。でも、私の子でもあるの」
「そうだよな。典子、2人のオ○ンコを見たらやりたくなったよ」興奮した黒岩は今
度は典子を裸にして四つん這いにさせた。
「行くぞ!」淫裂に肉竿が押し込まれ「あ、あ、あ~!」典子の声が響いていく。

 こうして、2人は典子の家事を手伝いながら過ごしており、胎内の子も順調に発育
して無事に出産した。
2人が出産したとの知らせに、郁子もマンションを訪ね、初めて見る孫に感慨深げだ。

 「郁子。お前とは暫くしていないよな。たまにはいいだろう?」郁子の服を脱がせ
ていくと「もう、年ですからお許し下さい。それに、私よりも奥様のほうがよろしい
かと…」
「遠慮は要らないわ。私と一緒にしましょうよ」典子は早紀や有紀が要るのに服を脱
ぎだす。

 「あなたも脱がないとダメよ。その間に郁子さんとしているから」服を脱ぎ終える
と郁子を抱きしめ唇を重ね合う。
「こんな事していいんですか?」
「いいわよ。ここにもしてあげるね」乳房を吸いながら淫裂を撫でだす。

 「だめ、そこは…」久しぶりの感触に、拒もうとはせずに、むしろ歓迎していた。
「典子。まずはお前とだぞ!」立ったまま典子の腰を押さえて結合して行き「あ、あ、
あ~!」典子は声を上げ、手を伸ばして郁子に抱き付き「いいわ、こんなやり方もい
いわ…」悶え声も上げている。

 暫く典子と結合した後、郁子を抱き上げて駅弁での結合が始まった。
「郁子、出すからね」
「お許し下さい。この年で射精だなんて、恥ずかしいです」そう言いながらも、しっ
かり黒岩の頭を抱えている。

 黒岩が太股を揺すり、腰も振りだすと「だめ、だめ!」首を振り髪の毛を振り乱し
ている。
それには「お母さん、大丈夫?」早紀が声を掛けた。
「気持ちいいの、子宮が気持ちいい!」郁子も声を上げてた。

 郁子は1週間ほど滞在して帰ったが、早紀と有紀は残されたままだ。
「お願いです。約束通りに産みましたから、自由にしてください」
「そうは行かないの。この子の世話もして貰わないと」

 「そんな。約束が違います!」
「イヤでもやって貰うわ。それに、もっと産んで貰わないと」典子は2人を帰すつも
りはなく、ここでメイドとして使うつもりで、それには、2人とも子供を抱いたまま
泣きだしてしまった。

 「安心しろ。週末は一緒に連れて行くから。それならいいだろう?」機嫌を取るよ
うに有紀の乳房を揉みだす。
すると、乳首から白い母乳が噴き出し「これが、母乳なんだ…」それを典子が吸う。

 「まずいわ。よく飲めるわね」顔を歪めながら吐いた。
「そんなに、オッパイってまずいのか?」黒岩は笑顔になっている。
こうして、黒岩は希望通りに我が子を得たが、新たな問題が起ころうとしていた。

 それから半年経ち、2人の産後も順調に回復し、それに子供も順調に育っている。
だが、妻の典子の顔色がよくなく、時々、貧血を起こして倒れて、黒岩は不安に思い、
典子を病院連れて行き、診察を受けさせると急性白血病と診断された。

 医師は「お気の毒ですが、現在の医療では長くて後半年です」死を宣告する。
信じられないといった顔の黒岩だが、事実は事実として受け止めるしかない。
「この事は妻には黙っていて欲しいのですが…」
「当然でしょう、私もそうしますよ」医師に嘘の病名を教えて貰い典子に教えた。

 「そうなんだ。休養した方がいいんだ…」
「そうなんだ。温泉宿で過ごしたらいいよ」
「でも、あなたはどうするの?」
「早紀と有紀がいるよ。それに、週末には5人で行くよ」
「わかった。そうする」典子は本当の病名を知らないまま、郁子達と療養することに
なった。