「陵辱の温泉宿」

                     赤星直也:作
第1話 レイプ

 「困りましたね。この通り、期限はとうに過ぎていますよ」渋い顔の男性が借用書
をちらつかせている。
それには「申し訳有りません。必ずお返ししますから」平謝りした。

 その様子にいらだったのか「前川さん、いっそのことここを売っては?」と問いか
ける。
「西山さん、それは出来ません。長年住んだ家ですから!」
「そんなにこだわったら、傷が広がるだけですよ。私は今がいいと思いますがね」

 「借りた分は、必ず返しますから売るような事は絶対にしません!」
「そこまでおっしゃるなら、今月末までは待ちましょう。いいですね、これが最後で
すよ」機嫌悪そうに立ち上がり「申し訳有りません」前川は土下座して見送った。

 前川は昔ながらの温泉宿を経営しており、妻と娘2人も手伝い、家族で営業をして
いる。
この温泉は湯量も豊富で、東京の大手旅行会社も着目してツアーで来る程だが、不況
のあおりをもろに受け、資金不足を補う為に西山から融資を受けてしまった。

 一方、西山はこの温泉への進出を狙う、大手企業から買収を依頼されており、あえ
て前川に融資し、その西山が取り立てに来て売却を勧めた。

 「あなた、本当に大丈夫なの?」妻の郁子が心配そうに聞くと「大丈夫さ。見てく
れ、予約がこんなに入っているんだぞ」予約リストを見せた。
「本当だ。これなら何とかなるわね」郁子も笑顔になった。
「とにかく頑張らないとな」
「そうね。その通りだわ」そう言い、客を迎える準備を始めた。

 そして、夕方になると宿泊客が訪れ、西山も男を連れて現れた。
「前川さん。今夜は泊まらせて貰うよ」
「それでしたら、こちらへ」女将の郁子が案内していく。
「ここか。なかなかの部屋じゃないか!」西山の連れも満足げで、郁子も安心して帳
場に戻って配膳の準備を始めた。

 だが、そこからが大変だった。
夕食を部屋に運んだ、娘の早紀は西山に掴まり、酌をさせられてしまった。
「俺は、お前の親父に金を貸しているんだ。それくらいやれ!」強引で「それは存じ
ていますが、ご容赦下さい」早紀は平謝りだ。

 「何だ、客の言う事が聞けないのか?」それには、西山と連れ山崎が一緒に大声を
上げた。
その騒ぎに、他の客が不安そうになって「すみません。お静かに願います」騒ぎを知
って郁子が割って入る。

 「女将、接客がなってないぞ。どんな躾をしたんだ!」相変わらず怒鳴っていた。
郁子は冷静に話し、なだめてから酒を注ぎだすと2人の機嫌が直った。
「女将、暇だろう。今夜は付き合え。コンパニオン代も払ってやるから!」無理矢理
コンパニオンにさせられてしまった。

 最初はおとなしく飲む2人だったが、酒が進に連れて目が怪しくなっている。
「女将。もっとこっちへ来い!」危険を感じた郁子は2人と距離を置いているが、そ
れも出来なくなった。

 「しかし、こんな山奥で女将なんて、勿体ないな」山崎は郁子の肩に手を掛けた。
「そんな、勿体ないだなんて…」逃れようとしたが西山も加わり「その通りだ。どう
だ、俺の女にならないか?」強引に頭を押さえて唇を重ねた。
「う、何をなさいますか。私には夫がいます」顔が強ばっている。

 「そう怒るな。ここは遊びなんだから」山崎は着物の裾を掴んで持ち上げ、白い肌
の足を露わにした。
「やめて、そんな事ダメ!」それでも山崎は捲り上げていく。
郁子は手を押さえたが、太股を露わにされ、パンティも見えている。

 「いいね。紫もいいよ!」股間の盛り上がった恥丘を撫でた。
「やめて。そんな事やめて!」
「コンパニオンだったら、それくらい当たり前だ。それに、ここも…」西山の手が襟
元から入って、乳房が掴まれた。

 「いいね。女将はBカップかな?」満足げに揉んでいく。
「いや、いやです。声を出しますよ!」
「出したかったら出せばいい。その変わり、今すぐ借金を返せるなら!」西山の手が
大胆になって、胸を広げていく。

 「女将。借金があるのか。俺とオ○ンコしたら、少しは手伝うぞ!」山崎の手がパ
ンティを掴み引き下げた。
「やめて。いや!」必死に押さえるが、膝まで引き下げられ、股間を覆う絨毛が露わ
になっている。

 「いいね。この生え方がいいよ」山崎の手が、その絨毛を撫でだし「いや。いやで
す!」大声を出せばいいが、夫や娘に今の姿を見られる訳には行かず、手で隠そうと
している。

 「もっと見せろよ。女将のオ○ンコを!」
「そうだ。もっと見せるんだ!」2人掛かりで足が広げられ、付け根にある淫裂が口
を開いた。
割れ目から飛び出た肉襞の先端は、年のせいか黒ずんでいるが、形は崩れていない。

 「いいね。俺のチンポで突きたいよ」さすがに、レイプする気にはならず、指で触
っていくが、郁子は「やめて、お願いです!」と足をバタバタするしか出来ない。
西山も、開ききった胸から乳房を掴み引き出し、吸いだす。

 「いやです。私には夫がいます!」郁恵の手が西山の顔を叩いた。
「これくらいで、よくもやったな。もう、勘弁しないからな!」怒って、手で顔を押
さえ、その隙をぬって郁恵は転がるようにしながら部屋から出た。

 勿論、胸からは乳房がはみ出しており、廊下に出ると襟を直してトイレに駆け込み、
膝に絡まったパンティも直していく。
「西山さんの顔を叩いたわ。何もなければいいけど…」着物の乱れが直ると、冷静に
なり不安になってしまった。

 それから数日後、宿泊のキャンセルが相次ぎ「おかしい、これは異常だ…」前川は
旅行業者に尋ねるが、明快な答えにはならない。
「困ったわ、これじゃ、返済だって遅れてしまうし…」心配する郁子だ。

 その心配が見事に的中し、月末には西山への返済どころか、仕入れ代さえ事欠く事
になっており、そんな事情を見透かしたように西山が訪ねてきた。
「前川さん、返済は大丈夫でしょうね?」

 「申し訳ないとは思いますが、もう少し…」
「そうは行きません。もう、限度を超えましたしね」
「そこを何とか」前川は西山に土下座するばかりで言葉が出てこない。

 その時「く、苦しい…」息苦しさを感じたのか倒れ込んだ。
「そんな仮病に引っかかる俺じゃないよ。やるならもっとうまくやれ!」西山は信用
しなかった。

 暫く何も言わずに眺めていたが、口から吐いたのを見て「女将、救急車だ、急いで
くれ!」声を上げ、その声で、前川は救急車に乗せられ病院に運ばれた。
それを、心配そうに見守る早紀と有紀だが(これはチャンスだな。温泉とあの親子を
頂けるかも知れないぞ)笑顔になっている前川だ。

 一方、病院に運ばれた前川は医師の診察を終えて、郁子が説明を受けている。
「奥さん、旦那さんは胃ガンです。幸いにも、まだ早いから切れば平気ですよ」
「ガンですか…」告げられた病名に言葉が出ない。

 「悪性か、良性かはまだ判断できません。もう少し様子を見ないと。とにかく、入
院です」
「はい、お願いします」郁子は重い足取りで、病院を出ると自宅に向かった。

 家では早紀と有紀が心配そうな顔で「お父さん、大丈夫だった?」と尋ねる。
「心配ないそうよ。時期に退院だって!」郁子は本当の事を娘に言えない。
「そう、大したこと無かったんだ、良かったね」笑顔になっていく。
(でも、これからどうしたらいいのよ。借金だって返さなければいけないし、お父さ
んの入院費用も…)娘の前で作り笑顔をしていた。

 前川が入院した翌日、また西山が借金の取り立てに来た。
「申し訳有りません。夫が入院したもので…」土下座して謝っている。
「女将、そんな事で俺が帰ると思っているのか。こっちは慈善事業じゃないんだ!」
強い口調で郁子を怒鳴った。

 それには、我慢できずに泣きだしてしまった。
「泣いたってダメだ。とにかく返して貰わないとね。返す当てがないならここを明け
渡して貰わないと…」
「それは困ります、夫が退院するまではこのままにして置いて下さい」郁恵も泣きな
がら頼み込んだ。

 西山は暫く考えて「それじゃぁ、こうしましょう。ここを1年間だけ私がお借りし
ましょう…」自分の考えを話し始めた。
「いいですか、借り賃は年間300万です。それに、あなた達親子にも給料を払いま
す」それは、郁子にとっては天使のように見える。

 客が無く、入院費用さえ出せない状態だから尚更で、西山はなおも話していく。
「借り賃を返済に回すのも、旦那の入院に当てるのも自由です。しかし、雇われた以
上は私に従って貰いますからね」

 「わかりました。1年間だけですよね?」
「はいそうです。契約書も書きますよ。違反したら損害賠償もします」その言葉で郁
子の顔が笑顔になった。

 西山と話を詰めると、郁子は入院している前川に相談した。
「そうか、1年間か。お前達だけでは無理だからその方がいいかもな」前川も承知し
て契約をする事にした。

 夫の承認を貰うと、郁子は西山の家を訪ねた。
西山は機嫌良く応接室へと案内し「何せ、1人暮らしでして…」自分でお茶を入れて
いる。

 「前川さん。温泉宿の件でお伺いしましたが…」
「どうなりました?」
「お貸しする事にしました」
「そうですか。それは助かります。早速契約しましょう」契約書を取りだして郁子に
書かせる。

 「これで、契約成立ですね。1年間は仲良くやりましょう!」そう言い郁子の肩を
掴んだ。
「はい。そうしましょう」
「女将。仕事もそうだが、その前にやっておかないと、ダメな事があるんだ!」

 「何がですか?」
「これだよ。女将と体を許しあえる仲にならないと!」怯えた郁子に抱き付いた。
「やめて。声を出します。やめて!」
「出したかったら出せばいい。俺は構わないよ」郁子の帯を解き出す。

 「やめて。いや!」逃れようとするが、押さえられ、力負して着物を脱がされ、下
着も脱がされていく。
「いい体じゃないか。一回だけでいいからやらせろ!」その下着も脱がして、生まれ
たままの姿にしてしまった。

 白い乳房、真っ黒な絨毛が西山の目の前にある。
「1回ポッキリじゃ、勿体ないな。撮っておかないと…」郁子の両手を後ろ手にして
縛っていく。
「解いて。訴えます!」乳房を揺らせながら言うが、聞き入れられず完全に両手の自
由を奪われた。

 郁子を縛り終えると、カメラで全裸を撮りだした。
「やめて。お願いです!」顔を背けても容赦なく「こっちを向くんだ!」乳首が潰さ
れ「ヒー!」悲鳴を上げて振り向くしかない。
「いいぞ。それでいい!」スイッチが押されて「う、う、う!」屈辱に嗚咽を上げて
いる。

 「足も広げろ。オ○ンコが見えないぞ!」強引に開かせ、淫裂を撮っていく。
(性器まで撮られた…)郁子の抵抗する力が次第に消えて行き、それをいい事にスイ
ッチを押し続けた。

 「女将、写真はこれで勘弁してやる。その変わり、一発やらせろ!」満足したのか
カメラを置くと服を脱ぎだす。
「レイプよ。そんな事したら訴えるからね!」声が震えている。

「そう言いなさんな。いい気持ちにしてやるからさ」パンツを引き下げると、股間の
大きく勃起した肉竿が郁子の目に入った。
(このままではレイプされてしまう。何とかしないとダメだけど…)後ずさりをして
いくが、壁で行き場がない。

 その間にも、西山は下半身を剥き出しにして郁子に覆い被さった。
「入れないで。お願いです!」
「そうは行かないよ。せっかく裸になったんだから」淫裂の入口に肉竿が押し当てら
れ、それに乳房も握られた。

 (オチンチンが、膣に入った!)郁子を膣の裂かれる痛みが襲っていく。
「ダメ。それ以上はダメ!」顔を歪めて言うが、肉竿は「ズル、ズル!」と根本まで
入り「女将、気持ちいいよ。それにしても締まりがいいな」ゆっくりとピストンを始
める。

 「ダメ。動かさないで。ダメ!」膣の準備が出来ていないから、痛みしか感じない。
それでも、肉竿のピストンをやめようとはせず、返って早めた。
その動きで郁恵は「あ、あ、あ!」と呻くような声を上げ(あなた。レイプされてし
まいました。許して下さい…)閉じた目からは涙が流れている。

 西山は相変わらず腰を振り続け、それに反応して淫裂も濡れ始める。
「女将、オ○ンコが気持ちいいってよ!」
(良くない…。レイプされて、気持ちいいわけないわよ…)そう言いたいが、すでに
淫裂から淫汁が流れて「ヌチャ、ヌチャ!」湿った音が響いていく。

 その音に、西山も登りつめ「いや、お腹はいや!」叫んだが遅かった。
淫裂から濁った液体が流れ出ており(そんな~。レイプされた上に、射精までされる
なんて…)郁子は嗚咽を上げ続けた。