「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作

第20話(最終話)偽りの夫妻


 弘幸と川添は登り切ると膣の中に射精したが「お腹に出すなんて!」また驚いてい
る。
「言っただろう、家族同士だから夫婦なんて関係ないんだ」川添はそう言うとカメラ
を持ち出し「ここでの出来事を喋られたら困るんだ」2人を撮り出した。

 「撮らないで。写真はイヤです!」2人は蹲って股間と胸を押さえたが「ここでの
事を喋られたら困るのよ。だからヌードを撮らないと」美里も川添の考えと同じだ。
「絶対喋りません。ですから撮らないで!」2人は叫ぶが「イヤでも撮るの。ほら、
立ちなさいよ。ここで働きたいんでしょう?」そう言われれば拒めず、立ち上がると
両手を退けて乳房と股間を露わにしていく。

 「美里、ヘアのない方がいいよな?」「そうね、この際だから処理しましょう。典
子さんも手伝って!」美里と典子は股間の絨毛を処理しだし、その様子も川添が撮っ
ている。
やがて、絨毛が綺麗の取り除かれると割れ目から飛び出た肉襞が見えてきた。
「綺麗なピンクだね。またやりたくなちゃった!」若い弘幸の肉竿はそそり立ってい
る。

 「やりたかったらやりなさいよ。オ○ンコしてるのも撮りたいし」それには「セッ
クスは撮られたくありません!」泣き声になっていた。
「我慢しなさい、それが秘密を守る保証だし」美里が言うと諦めたようで「早速やろ
う!」横臥位になると足を上げさせ、淫裂を突きだした。

 初めは嫌がっていたが、動き出すと「あ、あ、あ~!」声を上げ、淫汁も流れてく
る。
「気持ちいいんでしょう。中に出させなさいよ、薬ならあるわよ」美里が言うからに
は承知するしかなく「出して、オ○ンコに出して!」ねだって言う。

 「それなら遠慮なく出すよ」弘幸が肉竿から噴射すると白い液体が隙間から流れ出
てくる。
「これ面白いわね」それも撮られ、別な女も川添に横臥位で淫裂を突かれ射精される
と撮られた。
射精された2人は浴室で丁寧に洗いだすと「ねえ、ここに一緒に住まない?」美里か
ら声を掛けられた。

 「住み込みで、いいんですか?」
「平気よ。でも家族なんだから、夫に抱かれるのも承知してね」
思わぬ言葉に「浮気しても平気なんですか?」聞き返し「私だって夫以外とやるから
平気よ。ここでは夫婦なんて関係ないの」美里の言葉に唖然としている。
2人は暫く考えて「わかりました、ここに住みます」承知して住み込むことになった。

 工場は慣れた2人が加わって順調な滑り出しだが、夜になると「夫の相手をして欲
しいの」美里が沙織に頼んだ。
「構いませんけど、奥さんは?」
「私は弟とやるわ。典子さん生理だから仕方ないの」そう言うが満更でもなさそうだ。
「実の姉弟でしょう、平気ですか?」
「平気よ、夫も承知してるし」美里は平然と言った。

 その夜、沙織は川添に抱かれていた。
「凄く気持ちいいわ、こんなセックスならいつでもいい…」満足そうに声を上げ淫汁
を流していると「夫婦と思ってやっているからよ」美里が沙織の乳房をなでなら言う。
「そうだよ、ここでは誰とでも夫婦になれるんだ。姉さん、僕たちもやろうよ」弘幸
と美里も抱き合うと声を上げ出すが「私だけのけ者ですか?」育子が悲しそうに言っ
た。

 「のけ者じゃないわよ。私がやってあげるね」生理の典子が育子の淫裂に顔を埋め
て舌でなめだした。
「気持ちいい、そこをされると行きそう…」声を上げ出すと「これでもやるわね」ク
リトリスを舐めながら指を膣に入れて動かしていく。

 典子が育子の膣穴を掻き回し出すと「あ、あ、あ~!」大きな声を上げだし「俺も
負けないぞ!」弘幸は腰の振りを早めて美里を突きまくり「いくわ、いく~!」登り
切った。
それと同時に「ダメ、もうダメ~!」沙織も登り切ってグッタリしている。

 それから6人は相手を替えながら楽しんでいたが、麻衣から誘いの電話があった。
「困ったわ、私生理だし」「私もよ、どうしましょう」典子と美里は戸惑うが「沙織
と育子がいるよ。代わりにやって貰おう」説明したが「知らない人のセックスはイヤ
です!」拒んだ。
「これは仕事なの。そうやらないと、やっていけないのよ!」美里と典子が説得する
と承知して沙織が川添の妻で、育子が弘幸の妻と決まった。

 数日後、2組のカップルは一緒に家を出て秘密パーティの会場に向かった。
会場には牛島夫妻もおり「今夜は楽しみましょうよ」機嫌良く沙織と育子に話し掛け
ている。
そして、パーティが始まると「奥様をお借りします」牛島は育子を指名し「私はこち
らの奥様を」柳原は育子を指名して別室に連れ込んだ。

 すると「お相手、いいかしら?」麻衣と顕子が現れ川添と弘幸を指名し、別室に入
ると服を脱ぎだす。
2人もそれに倣って脱いでいき全裸になると抱き合った。
川添と弘幸は相手に新鮮さを感じたのか、いつもより激しく腰を振り「あ、あ、あ~
!」声を上げ髪の毛を振り乱している。

 こうして、皆が時間の許す限り抱き合うと会場を後にするが「沙織に育子、楽しか
ったか?」川添が尋ねた。
「たまにはいいけそ毎日はイヤ。だって、家族同士でやりたいし…」恥ずかしそうに
寄り添う。
「そうだよな、俺達は夫婦だよな」「そうよ、毎日相手が変わる夫婦よ」4人は笑顔
になって自宅に向かった。

~完~