「偽りの夫妻」
                     赤星直也:作
第3話 人前での全裸


 下着姿になった美里は川添に背中を向けてパンティを引き下げたが「尻を向けるやつ
があるか。正面を向くんだ!」川添に怒鳴られ仕方なしに振り向くと、胯間の黒々した
絨毛が露わになっている。

 美里はパンティを脱ぐと背中のホックを外し、乳房を露わにしていく。
「相変わらずいい乳してる。今夜は弘幸と楽しんでくれ」揺れる乳房を撫でるが「で
きれば、弘幸とはしたくないの。あなたとやるのではダメなの?」その気は無い。
「ダメに決まっているだろう俺は典子とやるのが望みだからな」取り合おうとはしな
い。

 美里は全裸になると、両手で胯間と乳房を隠すが「恥ずかしがってどうすんだ。堂
々見てやれ!」恐る恐る両手を下げて、川添に女性であるシンボルを露わにした。
「そうだ、それでいい。準備はできたか?」川添が美里の全裸を見つめながら言うと
「言われた通りにしてあります…」恥ずかしさに顔を背けながら応える。

 「それなら安心だ。それにしても、オ○ンコはボウボウだな、何とかならないのか?」
「仕方ないです。体質ですから…」美里も自分が毛深いのは気に掛かっていた。
「それなら、弘幸に剃って貰え!」思わぬ言葉に「そんな、変態まがいは、やりませ
ん!」顔を強ばらせて言う。

 「剃るのはお前だけじゃない。典子を俺が剃るんだ!」川添が美里の絨毛を掴んで
言うと「弘幸が許さないわ。典子は妻だし」その手を払う。
「俺はやりたいな。お前だって弘幸を助けたいんだろう?」払われた手が淫裂の上に
ある突起を撫でだす。
「ダメ、そこは…」美里は急所を責められ、腰を動かすが川添の手が離れない。

 「剃らせるよな、俺も典子を剃るから」なおも突起を撫でて行くと「わかったわ。剃
ってもいいけど今回限りよ…」美里は途切れ途切れに応えたが(膣の中が濡れだした
わ…)淫汁で濡れていくのがわかる。
「そうか、それならオ○ンコ剃れるように準備もしておけ!」川添は満足そうに手を
退け、美里は準備を始めた。

 全裸の美里は「性器を丸出しにするなんて…」無毛の淫裂を想像しながら用具の準
備をしていると「ピンポーン!」チャイムの音が聞こえる。
「弘幸と典子だわ。ヌードを見られてしまう…」鼓動が早まっていくが「出迎えない
と…」顔を強ばらせながら玄関へと向かう。

 「どちら様ですか?」両手で乳房と股間を押さえながら尋ねると「姉さん、僕だよ。
典子も一緒だからね」弘幸の声がする。
「弘幸ね、2人だけなの?」
「当然さ。他に誰がいるって言うの、姉さん!」
「わかった、急いで入って!」美里は鍵を外し、ドアを開けるが「姉さん…」弘幸は全
裸でいる姉に声が止まっている。

 「訳は後で話すから、急いで!」美里は言い、弘幸が入ると典子も入るが「ヌードだ
なんて…」驚いて見つめている。
すると「典子、鍵を掛けるんだ!」弘幸に言われ、典子はドアの鍵を掛け「とにかく、
上がって!」2人は言われるままに美里の後ろを歩いて行く。

 弘幸は美里の後ろを歩いているが(姉さんのお尻が見える…)揺れる尻にどうして
も目が行き胯間が膨らんでいく。
それは典子にもわかり(弘幸ったら、おチンチンを膨らませて…)見ない振りをして
歩いて行ると、美里は大きな部屋に案内し「ここでやるんですか?」カメラやマット
が敷かれてあるから驚いている。

 「そんなに、驚かなくてもいいよ。ここでの出来事は秘密なんだから!」川添が口を
開く。
「でも、姉さんとのセックスを撮られるのは、抵抗があります…」言葉を濁して言う
と「500万が必要なんだろう。これくらい我慢しないと」川添はさらに「特別なこ
ともやったら300万もあげるよ」なおも言う。

 それには、弘幸と典子も顔を見合わせ「特別な事って何ですか?」尋ねた。
「たいしたことじゃないよ。弘幸君が姉さんのここを剃ればいいんだ」美里の絨毛を
撫でてから「勿論、僕も典子さんのを剃るよ」2人を見つめる。

 「弘幸、私は平気よ。どうせ、また生えてくるし…」強がりを言う美里だが、心なし
か体が震え、乳房も揺れている。
「私も平気よ、どうせ生えてくるし」典子も強がりを言い「わかった、ヘアを剃りま
す!」弘幸は承知した。
「そう来なくちゃな。とにかく、典子さんも素っ裸にならないとね」川添の言葉に典
子の顔が強ばっていく。

 そんな典子に「手伝おうか?」美里が声を掛けると「自分で脱ぎます…」震える声
で返事をし、服に手を掛けた。
(弘幸だけなら平気だけど…)周りを気にしながらシャツのボタンを外し、脱ぐとブ
ルーのキャミソールが覗き「脱いだらお見せしますから、ここで脱ぐのは許して貰え
ませんか?」今にも泣きそうな顔で言う。

 「それはダメだな。いやなら、融資は無かったことにするが?」
それには「脱ぎます。ここで今すぐ脱ぎます!」スカートに手を掛けてホックとファ
スナーを外した。
典子はスカートを引き下げ、下半身を露わにするとブルーのパンティが胯間を隠して
いる。
脱いだスカートを畳み、キャミソールも脱いでブラジャーも露わにすると、ブルー色を
していた。

 「典子さんはブルーが好みなんだ。僕は黒が好きなんだけど」川添が勝手なことを
言うが、典子は黙ったまま、両手を背中に回してホックを外し(恥ずかしいけど…)
ブラジャーを脱ぐと、両手で乳房を隠した。
「隠してどうするんだ。素っ裸になるんだぞ!」
(そうよ、それにセックスもするんだ…)乳房から両手を退け、パンティを掴むと引き
下げていく。
当然、胯間の絨毛が皆に晒され(恥ずかしい、性器を見せるなんて…)顔が強ばり全
身が小刻みに震えている。

 「これでいいですね?」脱いだパンティを服で隠し、両手で乳房と股間を押さえて言
うが「両手を退けないと。美里のようにしてくれ」注文が付いた。
典子は美里を見ると、言われた通りに両手を退けて全裸を川添に晒していく。

 「典子さんの、オッパイはいい形だね。それに生え具合も丁度いいよ」川添は典子
の絨毛を撫で、乳房も揉んでいく。
だが(触らないで。弘幸が見てるのよ!)典子は黙ったまま下を向いている。
すると「卓也さん、まだ早いわよ。それにヘアも剃るんでしょう?」美里が助け船を出
し「そうだった、美里準備をしろ!」川添は典子から手を引いた。