「偽りの夫妻」
                     赤星直也:作

第1話 融資の条件


 豪華な屋敷の中で4人が話し合っているが、時折大きな声が上がっていた。
「いくら何でも、そんな大金を担保無いのに貸せだなんて無茶だぞ!」機嫌悪く大声
で言うのはこの屋敷の主で川添卓也だ。
すると「あなた。お願いだから弟の頼みを聞いてあげて」岡本弘幸の姉であり、卓也
の妻である美里が言う。

 「美里。いくらお前の弟だからって、こんな無茶は聞けないよ。わかってくれ」川
添が美里に言うが「でも、何とかしてあげて!」なおも頼み込んだ。
「私からも、お願いします。卓也さんを助けてください」弘幸の妻である典子が土下
座した。

 それには川添も沈黙し、暫く静寂が続いてから「そこまで言うなら考え直してもい
い。だが、条件が一つある!」やっと口を開いた。
「条件は何でしょう?」藁にもすがる思いで聞き返す岡本に「典子さんを抱きたい!」

 川添はとんでもないことを言いいだし「美里を抱かせろだなんて…」岡本夫婦はお
ろか、美里までもが呆然としている。
それでも美里が「あなた正気なの。弘幸の妻を抱くなんて、私は許さないわよ!」川
添に詰め寄ると「それだけじゃないぞ。美里も弘幸に抱かれるんだ!」なおも言う。

 「いやよ、弘幸は実の弟よ。近親相姦なんてしないわ!」「僕だって、姉さんとは
しないからね」2人は当然拒むが「やるなら、500万くれてやる。それなら悪くな
いだろう?」川添はそう言うと典子の手を掴んだ。
だが、典子はその手を振り払い「他人に抱かれるなんていやです…」泣き出した。

 「返事は今すぐでなくてもいい。じっくり考えてくれ」川添がそう言うと岡本と典
子は屋敷から出て行き、残された美里は「あなた、本気で言ってるの?」まだ信じら
れないようだ。
「俺は本気だ。お前の恥ずかしいがる様子が見たいし…」
「私の恥ずかしがるのを見たいだなんて、変態よ!」

 「そうかもな。もし、俺の頼みを聞いてくれたなら別に300万出してやるぞ」
「あなたの頼みって、いやらしいことでしょう?」
「そうだ。お前が素っ裸になって人前に出ることだ!」
「そんな事、できる訳無いでしょう!」
「いやなら仕方ないな。それより、今夜は無性にやりたくなったよ」そう言うと、川
添は美里の服を脱がしに掛かった。

 「やめて。夫婦でも強姦は犯罪なんだからね!」
「そう言う態度が気に食わないんだ。女だったら、大人しくやらせろ!」美里のスカ
ートを剥ぎ取り、下半身は白いパンティが露わになっている。

 「なんだ。また白か。黒のスケスケを履けて言ったじゃないか!」その白いパンテ
ィを乱暴に引き下げると、股間の黒い絨毛が露わになっていく。
「やめて。セックスならここじゃなくて、寝室でしましょう!」美里は露わになった
股間を両手で隠すが、川添はその手を退かせて露わにした。

 「オ○ンコの周りは毛だらけだ。俺に剃らせたら弟の頼みを聞いてもいいのにな…」
ジッと股間を見つめるとズボンを引き下げ、パンツも脱いで下半身を剥き出しにした。
「やめて、これは、犯罪よ。お願いだからやめて!」美里は逃れようとするが、力負
けして露わになった淫裂に、膨らみきった肉竿が押し込まれ「痛~い!乱暴にしない
で!」悲鳴を上げている。

 「美里、これくらいで騒ぐな!」川添はなおも肉竿を淫裂に押し込み、全てが入り
きると、抜き差しを始めて「やめて。痛いだけだからやめて!」美里は逃れようとす
るが、逃れられない。
「痛いか。それなら自分で乳を見せろ!」川添が言うと、美里は不自由な体制でシャ
ツを捲り上げて、乳房を露わにしていく。

 「いつ見てもいい乳してるな。吸わせろ!」川添は淫裂深く肉竿を押し込んだまま、
露わになった両乳房を握り締めて、乳首を吸いだした。
「痛いから、そんな強く吸わないで~!」美里が顔を歪めながら言うと「これくらい
我慢しろ!」また乳首を吸いながら肉竿を動かし出し(私が恥ずかしい思いをすれば、
弘幸が助かるんだ…)痛みを堪えながらも思案している。

 同じように、典子も弘幸に服を脱がされている。
「典子、これは似合うよ」透けたブラジャーを脱がすと、乳房が飛び出し揺れていく。
「恥ずかしいわ。電気を消してからしましょうよ」
「恥ずかしがることないよ、誰も居ないし」弘幸は黒い絨毛が透けて見えるパンティ
を脱がして全裸にし、自ら脱いでいく。

 「弘幸さん、凄いわよ。今までに無く凄い!」典子の目は露わになった肉竿に目が
行っており「そうさ、今夜は凄いからね」服を脱ぎ終えると抱きつく。
「いきなりは入れないで。濡れないと痛のよ」
「わかっている。だから、これを使うよ」弘幸は小さな瓶を開けて、肉竿に塗ってい
く。

 「典子のオ○ンコにも塗るからね」そう言うと、指に着けて淫裂に押し込んだ。
「オ○ンコなんて言わないで。膣と言って…」そう言うが、心地よい快感に襲われ淫
裂の中はヌルヌルになっていく。
「もう大丈夫みたいだな。行くぞ!」肉竿が狭い膣穴を広げながら奥まで入り込んだ。
「凄いわ。今夜の弘幸は凄い!」心地よい快感が典子の淫裂を襲い、淫汁が溢れてい
く。

 弘幸は、乳房を吸いながら肉竿を動かしていたが「これでしたい!」典子を抱き上
げて馬乗りにした。
「やるけど、恥ずかしいから、アソコは見ないでね」そう言うと、両手で岡本の肩を
押せて腰を上下に振り出す。
「気持ちいい…。典子のオ○ンコがもグショグショだぞ…」
「言わないで。恥ずかしいから言わないで!」典子にも膣がビッショリ濡れているの
がわかる。

 弘幸は典子の乳房を揉みながら乳首を摘まみ、一方の典子は「あ、あ、あ~!」声
を上げながら腰を振っていたが「出すよ、出すからね!」弘幸は両手で典子の腰を押
さえて「う~!」登り切った。
典子は「ダメよ。できたらどうするのよ!」逃れようとするが、淫裂の奥には温かい
液体が漂っていく。

 2人は結合したまま動かずにいたが「洗わないと!」典子は右手で淫裂を押さえて
浴室に向かい、残された弘幸は「姉さんとセックスだなんて…」川添から出された条
件が気になっている。
「確かに、姉さんとセックスはしたい…。でも、典子を差し出すなんて…」悩んでい
る。
同じく典子も、浴室で淫裂を洗いながら「私が川添さんとセックスすれば、弘幸さん
が楽になれる…」返済期限が迫った借金に悩んでいる。