「愛する妻を辱める」

                     赤星直也:作

第1話 モデルの依頼


 ここは、個人が開いている絵画教室で、数人がキャンバスと向き合い筆を動かして
いる。
それを「ここは、太くした方がいいわよ」女性がアドバイスして「そうですよね、そ
うします」言われたとおりに太い線で描いていく。

 アドバイスしたのは愛田奈々と言って、講師の助手をしている。
奈々は美術大学卒で、結婚しているが子供はいない。
その他に男性が「薄い色にしたら?」アドバイスしており、それは講師の福島泰二で、
結婚しているが子供はいない。

 2人は生徒の間を回って行くが「今日はここまでにします」福島の言葉で皆一斉に
描くのをやめて片付け出し、済むと挨拶して出て行くが「英一、日展だけど、大丈夫
か?」声を掛けた。
英一と呼ばれたのは手塚栄一で、福島が惚れ込んでいる生徒だ。

 手塚は「それが、思うように行かなくて…」申し訳なさそうに俯いて言う。
「なんか、悩みがあるようだな。言ってみろ!」
「今回はヌードを書こうと思ってますが、モデルがいなくて」
「ヌードか。モデルは高いぞ。お前では払えないな」
「そうなんです、ですからうまく行かなくて」手塚はそう言って教室から出て行く。

 残された福島は「何とかしたいな。あいつの才能が勿体ないし…」思案していくと
「泰二さん、コーヒーどう?」奈々がコーヒーを運んできた。
「ありがとう」福島はそれを飲みながら「そうだ、奈々さん、モデルをして貰えない
かな?」いい考えが浮かんだようだ。

 「私がモデルですか?」
「そうなんだ、英一がモデルで困ってるんだ」
「英一さんって、泰二さんのお気に入りですよね?」
「そうだ。今度の日展で開花させたいんだ。だから頼むよ」

 「でも、普通のモデルじゃないんでしょう?」
「そう、ヌードだよ。奈々さんなら美大卒だから芸術がわかるよね?」
「いくら芸術でも、人妻ですよ。夫もいるからヌードは無理です」
奈々がやんわりと断ると「そう言わないで、頼むよ。何なら、旦那さんと話してもい
いよ」執拗に迫り「考えさせて下さい」そう返事した。

 その夜、奈々は全裸になって愛田に抱かれ「いいわ、凄くいい!」淫裂を肉竿で突
かれて声を上げている。
愛田は両乳房を掴んで腰を振る続け「う~!」唸り声と共に射精をしていく。
2人は暫く抱き合って「健一さん、モデルを頼まれたの」奈々は泰二から言われたこ
とを話していく。

 愛田は「ヌードモデルか、奈々の裸は誰にも見せたくないな。俺だけの奈々だ!」
そう言うと、また奈々に抱きついていく。
「わかってる。私は健一さんだけの物よ」奈々も拒まず、また淫裂に肉竿を迎えいれ
「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げ続けた。

 翌日、奈々は「夫がやめろと言いまして」愛田から言われたとモデルを断るが「そ
うですか。それなら私が直接話します」そう言って、絵画教室から出て行った。
福島は愛田の勤務先を知っているから、迷うことなくたどり着き、面会すると「仕事
が終わったら、お付き合い下さい」と誘った。

 愛田は誘われるまま、仕事を終えると奈々が講師をしている絵画教室に向かった。
絵画教室は授業がなく「よくお出で下さいました」福島が労いながら挨拶すると「奈
々のモデルでしたら、お断りですよ」釘を刺す。
「そのことは後で話しましょう。とにかく、ご覧下さい」福島は愛田を普段使ってな
い教室に案内した。

 ドアを開け、中に入ると「そ、そんな~!」女性が全裸になって両手を縛られ吊さ
れている。
しかも、乳房にも巻き付けられ、太股も吊されているから股間の割れ目が剥き出しに
なっている。
「愛田さん、これは芸術なんです。確かめて下さい」福島はそう言うと、乳房を揉み、
淫裂に指を入れていく。

 その言葉で「わかりました。確かめます」乳房を撫でながら乳首を吸うと「あ、あ、
あ~!」女は声を上げ体を反らせる。
「愛田さん、やりたいでしょう、これも芸術ですよ」そう言って福島はズボンを脱ぎ、
下半身を剥き出しにすると、片足を上げた女に抱きついた。

 女は淫裂に肉竿が入り「いいわ。奥まで入って気持ちいい!」声を上げ、福島は腰
を前後に振っていく。
それを見ている愛田は「人前でオ○ンコしてる…」肉竿が膨らんでいく。
それを知ってか「愛田さんもやって下さい。オ○ンコに出しても構いませんよ」福島
が誘うと「わかりました…」欲望に負けてズボンを下げ、淫裂を肉竿で突いていく。
愛田は乳首を吸いながら肉竿をピストンしていくが「でる、でる!」登り切って膣奥
に射精した。

 射精されると福島は女を解きながら「奥さんにはこんな事はしません。何なら、愛
田さんが立ち会って貰ってもいいですよ」そう言う。
「でも、妻の裸を他人に見せるなんて…」踏ん切りが使いが「私だって人妻ですよ」
そう言うと女は萎縮している肉竿を口に入れて「フグ、フグ!」と擦り出す。

 「そんな、人妻がこんなことするなんて…」上擦った声で言うと「私の妻の昌子で
す」福島が紹介する。
昌子はなおも肉竿を擦って「もう一回してあげるから、夫の手助けをしてあげて!」
愛田を仰向けにさせ、跨がると肉竿を掴んで膣穴に入れた。

 「でも、奈々がなんて言うか…」「私が立ち会うと言ったらどう?」昌子は腰を振
りながら言う。
「そうですよね、私が立ち会うと言えばいいんですよね?」揺れる乳房を掴んだ。
「そう、それでいいの。秘密は必ず守ります…」昌子は喘ぎながら言い、愛田は2度
目の射精をした。

 射精を受けた昌子は股間を拭くが「あの~、出したんですが…」「心配しないで。
飲んでいるの」昌子は平然とし、拭き終えると服を着だす。
福島も「奈々さんには絶対迷惑を掛けませんからお願いします」頭を下げて頼み込ん
だ。

 その夜、愛田は奈々に「福島さんから、奈々のモデルを頼まれたよ…」告げると
「私が裸になっても平気なの?」問いただす。
「僕も立ち会うよ。それに、奈々の恥ずかしがるのも見たいし…」
「でも自信ないわ。こんな体よ。オッパイだって、大きくないし」
「大丈夫さ。こんな奈々が好きだよ」奈々の服に手を掛けると「今夜は無理なの。来ちゃったし」手を押さえる。

 「仕方ないな。オッパイだけならいいよね?」
「それならいいわよ」奈々は自ら脱いで、乳房を露わにすると「吸って。一杯吸って
!」差し出す。
愛田が両手で揉みながら、乳首を吸うと「いいわ、吸われると気持ちいい…」喘ぐ奈
々だが(昌子さんと2回やったしな。これでいいのかも…)都合がよかった。

 翌日、奈々は福島にヌードモデル引き受けると伝え、夫が立ち会うのが条件だとも
付け加え「それでも構いません」承知した。
「奈々さん、土曜と日曜の週2回お願いします。時間は授業が空いている2時からで
どうでしょう?」
「それなら、夫も来られますからいいです」こうして、奈々がヌードモデルをするこ
とになった。

 奈々がモデルを承知すると「英一、奈々さんがモデルになってくれるからな」福島
は手塚に告げた。
「奈々さん、本当にやって貰えるんですね?」
「恥ずかしいけどやってみる。でも、ヌードはエロじゃなくて芸術だからね、勘違い
しないで」

 「わかってます、僕だって芸術を描いてますから」手塚は笑顔になっており「英一。
この事は誰にも言うなよ。奈々さんに、迷惑掛からないようしないとな」福島が釘を
刺す。
「当然です。絶対に誰にも言いません!」手塚も秘密を誓い、今度の日曜から別室で
描くように決めた。
モデルが決まると、手塚の奈々に対する目つきが変わっていた。
奈々は普段通りにしているが、手塚は獲物を狙う虎のようにギラギラと輝いて見つめ
ている。