「監獄の学園」

                             赤星直也:作

第9話 喪失


 写真部で紀子と一緒にヌード写真を撮られ、職員室に戻るともう誰もおらず「帰っ
たみたいだ」洋子は広い職員室の中で立った一人で明日の準備をしていた。

 そこに「洋子さん、まだいたの?」紀子が入ってきた。
「いま帰るところです。明日の準備も終わりましたし」
「だったら、一緒に帰りましょうよ」
「はい!」紀子は洋子と一緒に職員室から出て行くが、誰もいない廊下を全裸の洋子
と制服を着込んだ紀子の姿は対照的だった。

 2人が校舎から出て、寮に戻ると里美が帰るのを待っており「遅かったわね、お風
呂に入ろうよ」誘う。
「そうします」部屋に戻り洋子が下着を取り出すと「それはいらないわ。今日は2人
ともフルヌードですごしましょうよ」
「里美さんもヌードになるんですか?」
「そうよ、今夜はお付き合いするわ」里美は着ていた服を脱ぎだした
「里美さん、綺麗な体だわ」
「ありがとう」里美はスカートも脱いで下着だけの姿になった。

 「洋子。脱がせて、お願いだからヌードにして!」
「はい、里美さん」洋子は里美に抱きつき、背中のホックを外すと、乳房同士が薄い
布越しに触れ合い(気持ちいいわ)里美は洋子の乳房の暖かさが心地よく感じられる。

 「里美さん、脱ごうね」ブラジャーの肩紐をずらしすと、乳房が揺れていく。
「小さいから、恥ずかしいの…」
「小さくないわ。普通よ」
「そうかしら?」
「そうよ、ほら、こんなに大きいのよ」洋子が里美の乳房を撫でると「洋子、ありが
とう」里美も洋子の乳房を撫でていく。

 「それよりも、パンティを脱がないと」
「そうよね、お願いする」洋子は体を下げて、里美の紫色したパンティを下げると、
ツルツルした恥丘が見えてきた。
それに、ピンクの割れ目も見えている。
「里美さんは、ヒラヒラが大きいのね」
「そうなの。きっと、セックスをやりすぎたのよ」笑いながら言う里美だ。

 洋子はパンティを足首まで下げ、里美は片足づつ抜いて洋子の両手にはパンティだ
けが残されている。
「これで、2人ともフルヌードね。行きましょう」全裸になった2人は、石鹸とタオ
ルを入れた洗面器だけを持ち、部屋を出て一階に向かうと、廊下を歩いていた恵理も
「里美さんもフルヌードなの?」全裸の里美に驚きの声を上げた。
「そうよ。今日だけフルヌードで洋子とつき合う約束したの」顔を赤らめて言う里美
に「そうなんだ…」頷く恵理だ。

 2人が廊下から階段を降りて行くと「星野先生もヌードですか。しかもスッポンポ
ンに!」男性教師も里美の全裸姿に驚きの声を上げていく。
「今日だけは、フルヌードなんですよ」俯いたまま浴室に向かって歩いてく2人だ。

 浴室は、まだ早いせいか誰もいない。
「貸し切りよ。誰もいないし」
「そうね。誰もいないし、楽しもうね」2人は童心に戻って、脱衣場から浴室に入っ
て行く。

 「ほら、お湯をかぶらないと」里美が湯涌にお湯を入れて洋子に掛けると「やった
わね、お返しよ!」洋子もお湯を里美に掛けていく。
2人はお湯を掛け合い、はしゃいでいるが「もう、いいでしょう。一緒に入りましょ
うよ」2人は浴槽に浸かっていく。

 「洋子、今日は恥ずかしかったでしょう?」
「最初は恥ずかしくて逃げ出しかった…」
「偉いわ。よく我慢できたわね、逃げ出したら大変なことになるとこだったのよ」
「ヌード写真がばらまかれるんでしょう?」

 「それだけではすまないわ。探し出されて集団レイプされたうえ、売春もさせられ
るかも知れないのよ」
「そんなの事もされるの。私、恐いわ」
「洋子をそんな目には遭わせないわよ、安心してね」
「里美さん!」洋子は里美の首に、両手を巻き付け抱きついた。

 「洋子。あなたが欲しいの、だから今夜バージンを頂戴…」
「里美さんにならいいわ、里美さんにバージンをあげる…」
「洋子!」2人は浴槽の中で唇を重ね合っていく。
そして、体を温めてから浴槽から上がりタイルの上で抱き合った。

 タイルに背中を付けた洋子の股間に、里美が顔を埋めると「里美さん、そこは凄く
感じる」洋子の腰が浮き上がり頭で体を支えている。
「ここは汚れやすいから、綺麗にしないとだめなの」ピンク色した突起の包皮を捲り、
半透明の小粒を舌でなめていく。
「あ、あ、あー!」洋子の喘ぎ声が浴室に響いているが、それでも里美は舌での愛撫
をやめない。

 そこに「ずるいわ、里美さん、私も仲間に入れて!」先ほどすれ違った恵理も浴室
に入ってきた。
「洋子、いいわよね?」
「いいわよ、恵理さん」
「ありがとう」恵理は洋子の乳房を揉みだし「綺麗よ、洋子」唇を重ねると乳房を揉
んでいく。

 「いいわ、いいわよ。感じていく…」洋子の呼吸が荒くなってきた。
里美は指を淫裂に入れ、肉襞を揉んでいくと「あん、あん、あん!」腰を上げて振っ
ていく。
(私もしてあげるわ、洋子!)乳房を揉んでいた恵理も乳首を吸うと「だめ、いく、
いく!」
「いいわよ、行きたかったら行っても!」
「ホントに行くー!」洋子のすべの動きが止まり「ハア、ハア、ハア!」荒い呼吸を
しながら天井を見つめたままだ。

 浴室には沈黙が続いていた。
その沈黙を破って「里美さん!」洋子は里美の髪の毛を撫でだし「良かったの、洋子
?」「膣と乳首で行ったみたい。凄くよかったわ」「そんなに良かったの私のやり方
が?」恵理も洋子の髪の毛を撫でていく。

 「そうだわ。洋子、石鹸で洗ってあげるから立って」
「ずるいわ、私もするわよ」
「それなら、前が私で後ろが恵理よ。それならいいでしょう?」
「いいわよ」洋子は2人によって石鹸で綺麗に洗われていく。

 「こんどは、私が洗う番よ。里美さん!」
「そうね、順番だしね」
「じゃ、前が私で後ろが洋子よ。いいでしょう?」
「いいわよ、恵理さん!」このようにして3人は代わりがわる体を洗って行く。

 体を洗い終え、浴槽を出ると濡れた体をタオルで拭いていく。
「恥ずかしいけど、私もフルヌードできたの。仲間に入れて欲しくて…」
「恵理もフルヌードだったの?」
「だって、洋子や里美さんがヌードなのに、私だけ服を着るなんて我慢できなくて!」
「ありがとう、恵理さん!」里美と洋子は恵理の顔に唇を押しつけていく。

 「それより、お腹空かない。ご飯を食べようよ!」
「恵理は食いしん坊ね」
「だって、お腹が本当に空いてるのよ」
「それだったら、3人で行きましょう。3人ならフルヌードも平気よ、男も驚くわ」
「そうね、きっと驚くわ」

 3人が全裸で浴室から出ると「里美さん、それに恵理さんまでもがフルヌードなん
て!」紀子が驚いている。
「あら、紀子さん。これからお風呂なの?」
「そう、これからなの」
「悪かったわね、お先に入って。これから食事をするから早く来てよ」
「わかった、直ぐに行くわよ」紀子は急いで浴室に入り、3人は洗面器を廊下に置い
て食堂に入った。 

 中にいた校長の井上は「桜井先生、それに星野先生や田端先生までもが素っ裸なん
て!」驚いた顔で3人の全裸姿を見ている。
湯上がりで全身がピンクに染まり、淫裂が更に色気を誘って(やりたい。オ○ンコが
やりたくなった…)井上の股間が膨らんでいる。

 桜井だけでなく「あらー!」食堂の調理人も素っ裸姿に驚いていた。
「いいね、若い女の裸は。内の婆さんの裸なんか金を積まれても見たくないからな」
「あら、そんなに綺麗かしら、私達のヌード姿!」
「ああ、最高にいいよ。ビール、サービスするから」ビールが差し出された。

 3人はテーブルに向かい合って座った。
「それじゃ、乾杯しよう」そこに「まって。私にも頂戴!」紀子が現れたが「伊藤先
生も素っ裸だ!」驚きの声が上がる。
「私も仲間に入て。どう、私のフルヌードは?」
「綺麗よ、コップ出して!」4人の女性教師は全裸でビールを飲み、食事を済ますと
部屋に戻って行く。

「洋子、バージンを奪うからね」
「奪って、里美さん!」洋子は敷かれた布団の上に仰向けに寝た。
「痛くないように、馴染ませてからするからね」洋子は足を開き淫裂を晒している。

 里美はクリトリスを舌で撫で、恵理と紀子も乳房を揉みながら乳首を吸い「いいわ、
気持ちいい…」洋子の淫裂は直ぐに馴染んでいく。
「洋子、バイブで奪うわよ」
「奪って、洋子のバージンを…」洋子は目を閉じている。
里美はバイブを手に持ち、淫裂に押し当てて「このバイブで、みんながバージンとサ
ヨナラしたの、私も恵理も」
「私もよ」紀子も言うとバイブがゆっくりと淫裂に入り込んでいく。

 すると「あ、あ、あー!」洋子の腰が浮き上がっていく。
(痛い。オチンチンでもこんなに痛いのかしら?)膣が広げられバイブが入り込んで
いく。
「痛くないわよ、直ぐに終わるからね」里美はバイブを根本まで一気に押し込んだ。
「ヒー!」悲鳴をあげて腰を浮かす洋子の顔が歪んでいる。

 「ダメ、動かないで!」淫裂から鮮血が流れ出てきた。
「ほら、バージンとサヨナラしたわよ」里美は淫裂から流れ出た鮮血をグラスに入れ
ていく。
(何をする気なの、里美さん?)処女を失った洋子は淫裂に押し当てられたグラスが
気になっている。
「痛かった、洋子?」バイブを抜きながら尋ねる里美に「少し痛かった。破れる瞬間
が痛かった」目からは涙が流れていた。

 「洋子もこれかで女になったのよ」紀子が唇を重ねて言う。
「もう、バージンじゃないのね?」
「そうよ、もう女性よ。乙女じゃなくなったの」恵理も口付けをしていく。
「終わったわ。綺麗に拭いてあげないと」
「そうね、綺麗にしないとね」恵理と紀子がタオルで鮮血で汚れた股間を丁寧に拭い
ていく。

 「もう大丈夫よ。中からも出てこないし」
「そうね、出血が止まったみたいよ」
「それじゃ、始めましょう」里美は鮮血の入ったグラスを洋子に見せ「これがバージ
ンを失った証拠よ」
「そんなの見たくないわよ。里美さん!」

 「違うの。こうするの」里美はその鮮血の中にワインを注いでいくと、鮮血が薄ま
り赤ワインになっている。
「洋子、これからは仲間よ。どんなことが合っても助け合うのよ。抜け駆けはなしよ」
「わかってます、里美さん」
「じゃあ、これを全員が飲んで誓いましょう」頷く恵理と紀子だ。

 (バージン消失の血を飲むんだ!)洋子も頷いて、真っ先に里美が飲み込んみ、そ
れを恵理に渡し、恵理も飲み込み紀子に手渡して最後に洋子が一気に飲み干した。
「これで仲間よ。洋子!」
「里美さん!」洋子と里美が抱き合い「紀子!」「恵理!」紀子と恵理も抱き合って
いく。
この夜、4人の女性が遅くまで抱き合った。