「秘密の学園」
                                赤星直也:作

第4話 城跡公園

 寝付かれない夜を明かした奈々は、睡眠不足のままで職員室に向かうと「奈々さん、
顔色悪いわよ」同僚から声を掛けられる。
「大丈夫。ちょっと、夜更かししただけだから 」そう言いながら職員室で授業の準備
をするが(3年B組って言ってた…)電話を思い出し、職員室を出て教室に向かう。

 誰もいない廊下を歩いていくと、電話で言われた教室に来た。
「ここでヌードになるんだ…」中に入ると、どこにでもある教室と同じだ。
「ヌードを見られたらどうしよう…」言い訳を考えながら教室を出て、職員室に戻った
が時計が気になっている。

 昼食をすませ、授業の準備をしていると、同僚がソワソワして「ちょっと、用事があ
って…」職員室から出ていく。
「私も用事があって…」次々と出て行き、奈々だけが職員室に残され「あら、私しかい
ない…」気が付けば職員室は奈々しかいない。
ふと、時計を見れば2時を過ぎている。

 「3時と言っていたけど…」電話が気がかりで、時計ばかり見ていた。
それでも職員室にとどまっていたが「10分前だ。行かないと…」指示された教室へと
向かう。
静まりかえった廊下を歩いて、3年B組と書かれた教室に入ると誰もいない。

 「誰もいない。ヌードになれば済むことだし…」一安心と言った感じで、スーツを脱
ぎだした。
その後、下着も脱いで全裸になったが「3分だわ。後3分我慢すればいいんだ!」余裕
があった。

 時計を見ながら、全裸で教壇に立っていると足音が聞こえてくる。
(誰か来る!)鼓動が早まり、呼吸も速まる中、祈るように乳房と絨毛を晒して通り過
ぎるのを待った。
(早く行ってよ)そう願ったが「ガラガラ!」引き戸が開いて(そんな~!)地獄へ落
とされた思いで目を閉じた。

 (これで終わりだ。ヌードを見られたし…)閉じた目から涙が流れ出した。
だが「奈々さんもヌードなの?」聞き覚えのある声に目を開けると、同僚の香奈が全裸
で立っている。
「香奈さん。どうしてヌードに?」
「記念に撮っておこうと思って。若さは二度無いって言うから…」顔を強ばらせて言う。

 「そうなんだ。佐藤先生に教室でヌードを撮ってと頼まれてね!」写真部の草苅と生
徒会長の田村も一緒にいる。
「奈々さんはどうしてヌードに?」香奈の問いに困ったが「息抜きなの。制服を脱いで
ヌードになって、一休みしてるの…」(脅されて、ヌードになったなんて言えないし…)
嘘を並べた。

 「佐藤先生。それなら夏樹先生と一緒に撮ったら?」
「そうね、奈々さんと一緒もいいわね」
(イヤ。ヌードは撮られたくない!)そう思っても「いいわよ。綺麗に撮ってね」成り
行きからそう言うしかない。

 「それなら撮るよ。ヘアを隠しちゃダメだよ!」田村はカメラを構えてスイッチを押
した。
(ヌードを撮られてしまった…)緊張する奈々だが「リラックスして。それにこうやっ
て…」田村は2人にポーズを取らせ、カメラに収めていく。

 奈々と香奈は、いろいろなポーズを取らされカメラに収まり30分も過ぎている。
「先生。これくらいにしましょうよ!」
「そうね、十分撮ったしね。良いのがあったら、ちょうだいね!」香奈は作り笑いをし
ている。

 「勿論上げるさ。それより行こうよ!」田村に促され、香奈は乳房と股間を押さえ教
室から出て行き、奈々だけになると「う、う、う!」堪えていた思いが一気に吹き出し
泣き出した。
「イヤ。ヌードなんてイヤ!」誰もいない教室に、奈々の泣き声が響いた。
それは香奈も同じで「どうして、こんな事に…」乳房を揺らせながら泣いていた。
この時、奈々は、視聴覚室で撮ったカメラと、同じなのに気付いていない。

 だが、何時までも泣いている訳には行かず、脱いだ下着を着けスーツを着込んで職員
室に戻ると、居なかった同僚の大半が座って授業の準備をしている。
(もしかして、皆もヌードに…)自分だけではないと思い気が軽くなった。

 奈々が赴任してから1週間が過ぎ、同僚ともうまく意志が通じるようになっていた。
「奈々さん、午後から町に行かない?」愛子から誘われた。
「そうね。この町知らないから丁度良いわ。案内して!」
「だったら、私も行くわ。愛子より詳しいのよ!」香奈も名乗り出て3人で、午後出か
けることにした。

 食堂で昼食を済ませ、寮に戻って着替えると3人は町に出た。
町と言っても、所詮田舎の町だから10分も歩くと繁華街を過ぎて、家も点々としてい
る。
「愛子さん、あそこは何なの?」
「城跡よ、公園になってるの。行ってみる?」
「行きたい!」3人は急な坂道を登って行くと、石垣が続いて奥に広場がある。

 「あそこで休もう!」広場まで行き、ベンチに座って雑談をしていると「何だ、先生
も来てたんだ!」田村と草苅が現れた。
「どうして、ここに?」言う愛子だが、怯えた顔になっている。
それは愛子ばかりでなく、香奈も怯えた顔になった。

 「写真ですよ、コンクールに出そうかと思って。でも、考えが変わったから先生を…」
2人は奈々達を撮りだした。
暫く撮ると「ここよりも、あっちが良いよ。いこう!」人気のない木立を指さし言う。
愛子が「悪いけど、付き合っている暇はないの…」断ると「あれ、そんな事言うなら知
らないよ」それを聞いて「わかったわよ…」項垂れて承知する。
「決まりだね、行こう!」重い足取りで、木立の中に入った。

 木立の中を歩くいて行くと、人の声すら聞こえず「シーン!」と静まりかえっている。
「この辺で良いな。3人並んで!」3人は愛子を中心に並び、カメラに収まった。
「なんか変だな。胸のボタンを恥じた方がいいよ!」
(ヌードだわ。ヌードにさせる気だ…)3人の顔が強ばるが「早く外してよ!」催促さ
れ「わかったわよ!」愛子と香奈はボタンを外し出す。

 「夏樹先生。やらないなら、昨日の事、知らないよ!」(ヌードを知られたら困る…)
慌てて奈々もボタンを外しだす。
ボタンを外すと「広げて!」シャツを開くと、白いブラジャーが現れる。
「良い絵だよ!」2人はカメラに収め「もう少しだね。これはこうやって!」草苅は愛
子のブラジャーを捲り上げ、乳房を晒した。

 「ここではイヤ。別な場所で…」小さな声で言うと「ダメだよ。皆がやるから我慢し
て!」草苅も小さな声で言い、香奈や奈々のブラジャーを捲り上げ、乳房を露わにした。
「良いね、良い絵だよ!」3人の乳房を晒している姿を撮っているが、等の3人は気が
気ではない。
(これを見られたら、大変なことになる…)恥ずかしさに顔が赤く染まっている。

 それを5分ほど撮ると「もう良いでしょう」愛子がブラジャーを引き下げ乳房をしま
い込み、香奈と奈々もブラジャーを引き下げ、乳房をカップに収めた。
3人がボタンも掛け、服の乱れを直すと「先生。ここでやってよ!」「俺、溜まってま
す!」2人はズボンとパンツを引き下げ、肉竿を取りだした。

 「見られたらどうするのよ。別な場所で…」
「誰も来ないよ、やって!」2人は仰向けになり、肉竿をそそり立たせている。
「どうしよう。やらない訳には行かないし…」愛子と香奈は顔を見合わせてから「お願
い。今日だけはお口でさせて…」頼み込む。

 「そうだな、夏樹先生もいることだし。今日だけは特別に認める。始めて!」その言
葉に、愛子と香奈は相手を決め腰を降ろし、肉竿を唇で擦りだす。
「フグ、フグ!」頭を動かし、肉竿を口の中に入れると、頬が膨らんでいく。
奈々は「そんな、教え子のオチンチンを…」見ているだけだが「夏樹先生、オッパイ触
らせて!」田村に言われる。

 「そんなの、出来ない!」
「昨日のこと、どうなっても良いんだね?」そう言われれば「やるわ。オッパイ触らせ
る!」シャツとブラジャーを捲り上げて、また乳房を露わにすると、田村の顔に押しつ
ける。
田村はそれを優しく揉みながら乳首を吸った。

 「あ!」生まれて初めての体験に、背中を電気が走ったようなショックを感じ(気持
ちいいわ、乳首を吸われると気持ちいい…)虚ろな顔をして田村のされるがままにして
いる。
田村は愛子の唇によって、次第に登り詰め「出すから飲んで!」噴射した。
肉竿が全てを出し切ると、愛子は頭を上げ「ゴクン!」と精液を飲み込むが、こぼれた
分が涎のように垂れている。

 田村が放出すると「夏樹先生、僕にもオッパイを!」草苅から催促され、乳房を顔に
押しつけると別な乳首を吸われ「あ~!」喘ぐような声を上げていく。
(オナニーでは感じなかったのに…)荒い息使いになっていくと「出すよ!」香奈の唇
で田村は登り切り、噴射した。

 噴射を終えた2人は、何事もなかったかのようにパンツとズボンを履き、奈々も乳房
を仕舞い込んで木立から出た。
「先生、すっきりした。誰にも言わないから、よろしくね」田村と草苅は歩きだし「帰
ろうよ」「そうね」3人は公園を後にした。