「堕ちたアイドル」
  
                            赤星直也:作

第16話 宏美の出演


 翌日、千夏と宏もはいつもり早めにマンションを出て、演出家の福井に合っていた。
「どうしても、私を舞台に立たせてください…」宏美は頭を下げている。
「構わないけど、素っ裸だよ。わかっているよね?」福井は宏美のシャツを捲り上げ
ていく。

 「覚悟しています。ですから、舞台に立たせてください」そう言うと自らの手でス
カートのホックとファスナーを外した。
スカートは足下に落ちて、半透明の布地に覆われた淫裂が露わになっていく。

 「ヘアがない、パイパンオ○ンコだ!」
「言わないで。恥ずかしいんですから」顔を赤らめパンティも引き下げ、淫裂を剥き
出しにしていく。
「そうか、そこまでするんだったら、お願いするよ。その代わり、やらせて貰うよ。
2人が掛かりで!」パックリ割れた淫裂を撫でだした。

 「わかっています。千夏も脱いで!」宏美に言われ千夏も服を脱ぎ始め「わかって
いるね。さすがに、マネージャーだ」福井は宏美のブラジャーを外していく。
「可愛いオッパイだ。まずはあんたからだ!」
「待って、福井さんも脱がないと…」宏美の全裸に興奮した福井は、押し倒して乳房
を揉んでいく。

 その間に千夏も服を脱ぎ終え、全裸になったが、無毛の淫裂が恥ずかしいのか手で
覆っている。
「どうしたんだ、オ○ンコを隠すなんて?」
「笑わないでください。今お見せしますから…」ゆっくりと手を退けた。

 「何だ、千夏もパイパンオ○ンコにしたのか!」ピンクの割れ目から肉襞が飛び出
している。
「はい。私も宏美さんと同じようにしました…」顔を真っ赤にしながら福井に抱き付
いていく。
「いいよ、そのオ○ンコでも。どうせなら、交互にオ○ンコしよう。上に乗ってやっ
てくれ!」

 「わかりました。私からします」宏美が先に、福井の上に乗って肉竿を淫裂に迎え
入れた。
無毛の淫裂は、肉竿が入ると盛り上がっている。
「あ、ああ、ああ!」声を上げながら根本まで吸い込み(こんな事、したくはないけ
ど、千夏の為にやらないと…)宏美は腰を振っていく。

 「気持ちいいぞ、今度は千夏だ!」宏美が疲れたのを、見計らうかのように千夏に
命じる。
千夏も肉竿を掴み、淫裂に迎え入れて腰を振っていく。
「あ、あ、あ!」千夏も声を上げて腰を密着させた。
「オッパイも掴ませろ!」乳房を掴み揉んでいく。
「あん、あん、あん!」腰を振っていく。

 福井はその後2人を四つん這いに並ばせ、後ろから交互に突き刺し、千夏の淫裂に
放出した。
「気持ちよかったぞ。仕事が出来たら、また頼むよ」
「今度はヌードでないのが欲しいです…。テレビドラマのようなのが…」
「わかった、考えておくよ。とにかくオ○ンコを拭いて服を着なさい」福井に言われ
2人は丁寧に淫裂を拭いて服を着た。

 服を着込むと3人は劇場に向かうが、出演者達は集まっていた。
「聞いてくれ。今日から千夏のマネージャーも出演する事にした」その言葉に純子と
雅子は顔を見合わせた。
「三沢君と一緒に舞台に出て貰う。中央で世間話をして、お客に素っ裸を見せてくれ」
「わかりました」恵子も頷いた。

 「よし、準備してくれ!」福井の言葉に出演者の皆が服を脱ぎだした。
(もうすぐよ。ヘアのない性器で恥を掻きなさい!)雅子と純子は千夏の股間が気に
なっている。
そんな事とは知らず、千夏はパンティを脱いで全裸になった。

 「あら、ヘアが!」競演の早苗や愛子が声を上げた。
「剃ったんです。ヘアはない方がいいと思って!」強がりを言う千夏だが、太股がブ
ルブルと震えている。
(強がり言って。無理にヘアを剃られてしまったと言えばいいのに…)純子と雅子は
してやったりと言わんばかりに、無毛の淫裂を触りだした。

 「よく剃ったわね。恥ずかしくはないの?」指が膣の中に入っていく。
「ま、雅子さんの性器が可愛いから真似して剃ったんです…」淫裂を触る雅子の手を
押さえた。
「あら、私のこれがそんなに可愛いの。だったら、なめてみなさいよ!」千夏の頭を
押さえて淫裂に押しつけた。

 「乱暴はしないで!」
「だったら、やりなさいよ。ほら、早く!」仕方なく千夏は皆が見ている前で雅子の
淫裂を指で広げ、舌でなめだした。
「イヤだ、性器をなめるなんて変態よ!」
「レズ主義よ、千夏さんって」見ながら言いだした。
そこに「それくらいでいいだろう、準備だ!」福井が割って入った。

 演出家から言われれば、逆らえないから皆が開演の準備を始めた。
やがて、開演となり、千夏はヘアのない性器を晒しながら舞台に出ると「向井のオ○
ンコが丸見えだ!」「ヘアがない!」会場は剥き出しの淫裂に騒然としている。
(言わないで。誰かに剃られてしまったの。自分で剃ったんじゃないわよ)泣きそう
な顔をしながら台詞を言って演技をしていく。

 千夏が足を動かす度に、淫裂の割れ目から肉襞が飛び出し、観客は淫裂を食い入る
ように見ている。
(性器ばかり見ているわ。ヘアがないから、丸見えにななっているんだ…)昨日と違
って、恥ずかしさに声が上擦っている。

 それを、純子と雅子が笑顔で見ていた。
「いい気味だわ。これで少しは懲りたでしょう」
「そうよ。今度は、私達が主役になる番よ」ヒソヒソ話し合っている。

 演技は進み、恵子と宏美の出番になった。
「行くわよ!」2人も全裸で舞台に出ていく。
「ああ、またオ○ンコが!」宏美の無毛の淫裂に歓声が上がって(恥ずかしいわ。で
も、千夏ばかりに恥ずかしい思いをさせる訳にはいかないし…)体を震わせながら演
技をしていった。

 公演が済むと「奥さん、あなたもヘアを剃って貰えませんか。奥さんも剃らないと、
返って卑猥に見えてね」
「そんなヘアを剃れだ何て。ヌードだってやっとやっているのに…」福井の頼みを拒
む恵子だ。
「その代わり、新人の2人にはもっと仕事を世話しますよ」

それには「恵子、剃れ。仕事が貰えるんだぞ!」三沢も言い出す。
「あなた、アソコが丸見えよ。あなただけにしか、見られたくないのに…」
「我慢しろ。仕事と思って」三沢はなだめるように恵子に抱き付いて乳房や淫裂を触
っていく。
「今夜、一杯してあげるから剃ってくれよ」

 「わかったわ。でも、剃るのはあなたよ」
「ありがとう、恵子」絨毛を撫でていく。
「見られているのよ、あなた。早く済まそうよ」
「わかった。直ぐやるよ」三沢は恵子の絨毛にスプレーを吹き付け、カミソリで絨毛
を消していく。

 「ジョリ、ジョリ!」音と共に淫裂が露わになっていく。
「恥ずかしいわ、性器が剥き出しよ」無毛になっていく淫裂に顔を赤くしていく。
(何言っているのよ。私はあなたに、もっと恥ずかしい思いをさせられているのよ)
黙って宏美は見ていた。

 やがて、恵子の股間から障害物が消えて、淫裂が剥き出しになった。
「恥ずかしいわ、子供みたいで…」割れ目から飛び出している肉襞を撫でながら言う。
「綺麗ですよ、奥さんのオ○ンコが!」
「ジロジロ見ないで。恥ずかしいのよ」

 「恵子、その通りだよ。綺麗なオ○ンコだよ」三沢も剥き出しになった淫裂を触っ
ていく。
「見られているわよ。それより、次の準備をしないと」
「そうだな。もうすぐ開演だしな」手を退け準備をしてく。

 やがて、緞帳が上がり、開演したが「オ○ンコだ、パイパンオ○ンコだ!」恵子や
千夏達の無毛の淫裂に歓声が上がっていく。
「凄い、向井のオ○ンコが見られるなんて!」
「ホントだ、あんなにピンクの割れ目をしていただなんて!」興奮しながら見ていた。
公演が済むと、余韻が残っているのか、ヌード写真集が飛ぶように売れて、大宮や大
西も笑顔だった。

 こうして、全裸での公演は評判の内に終わった。
当然、マスコミもこの事を乗せていた。
千夏がヘアを剃って、淫裂を剥き出しにしたのも、写真こそ載ってはいないが書いて
あった。

 「悔しいわ。私だってヘアを剃ってオ○ンコ丸出しだったのよ」雅子はそれを読ん
で怒りが収まらない。
雅子と純子の事はあまり書かれていないからだ。
「もっと、懲らしめてやるわ。今度はどうしたらいいかしら?」

 「そうよね。素っ裸で街を歩かせるなんてどうかしら?」
「面白いわね。でも、また評判になって逆効果にならないかしら」
「そうよね、いい手がないかしら」考え込む2人だが、いい考えが浮かばなかった。

 それから暫くたっある日、千夏にテレビの仕事が舞い込んだ。
それは、純子か雅子の出演を予定していたが、全裸公演での評判がよかった千夏に変
更された。

 その事は当然、雅子と純子の耳にも入っている。
「腹が立つわね、絶対懲らしめてやる!」
「そうよ、これ以上いい気にさせられないわ」2人は再び計画を練っていく。

 そんな事が計画されていたとも知らず、千夏はテレビ局に向かったが、そこで、会
いたくない純子と雅子に会ってしまった。
「あら、千夏じゃないの。ヘアを剃って仕事を奪うなんて、たいした度胸ね」
「ホントよね。そんなにオ○ンコが見せたければ、素っ裸で街を歩いてみたらどうな
のよ」仕事を奪われた恨みで、意地悪く言っている。

 そんな嫌みを堪え、黙ったまま通り過ぎていく。
「いい子ぶって。覚えてらっしゃい!」背中から言葉が投げかけられた。
(私のせいではないわ。テレビ局が決めた事なのよ…)泣きたい気持ちを堪えて控え
室に入った。

 「千夏、悔しかったでしょう。偉いわ、よく我慢したわね」入るなり、宏美が千夏
を褒めた。
「宏美さん。私、悔しい。あの人達に、あんな事言われるいわれがないのに…」2人
きりになり、安心したのか泣きだした。

 「泣かないで、千夏。泣いちゃダメよ」千夏を抱きしめ唇を押し当てていく。
「お姉様、ここでして。お姉様の指が欲しいの」宏美の指を掴んでスカートの中に迎
え入れた。
「今はダメよ。夜してあげるから我慢して…」手を退けて胸を撫でていく。

 「約束よ、お姉様」
「私が約束を破った事はないでしょう、安心して」また唇を押しつけた。
2人は暫く抱き合っていると「失礼します。時間ですのでお願いします」アシスタン
トが迎えに来た。
千夏は後を追って、スタジオに向かった。

 そして、収録が終わり、マンションに戻ったのは10時を回っていた。
駐車場に車を停め、出ようとした瞬間に、2人の目の前にナイフが押し当てられた。
「声を出さないの。怪我したくなかったらおとなしくしな」覆面で顔を隠しているが
聞いたような声だ。
それは雅子と純子の声だ。

 だが、動揺する2人には、そんな余裕などなく、気づいていない。
「傷を付けないで。おとなしくしていますから」
「その方が身の為よ」千夏は両手を縛られて車に乗せられた。
「千夏に何をする気なの?」
「心配なら、あんたも乗るのよ」宏美も両手を縛られたまま乗せられた。
「声を出さないのよ。声を出したら、責任持たないからね」2人を乗せた車は、街へ
と走って行く。

 「どこへ連れて行く気なの?」不安そうな2人だ。
「安心して。殺すような事はしないから」それだけしか言わず走っていく。
そして、10分程走り、建物の中に車ごと飛び込んだ。
「降りて」ドアが開き千夏と宏美は不自由なまま車から降りて歩いていく。

 歩いていくとドアがあった。
そのドアから中に入ると、千夏と宏美が現れるのを待ちくたびれた様子の男達がいる。
「やっとお出ましか。準備を始めろ!」リーダーらしい男が命令すると、一斉に立ち
上がり、寄ってくる。

 「いいね、向井千夏か。やり甲斐があるな…」千夏の体を撫でていく。
「イヤ、触らないで。変な事したら警察に訴えてやるから」強がりを言う千夏の声が
震えている。
「そんな事出来るかな。後でわかるけど」服の上から乳房を揉みだした。

 「やめて、お願いやめて!」叫ぶ千夏に「千夏に手を触れないで。やるんだったら、
私にして!」宏美が千夏の前に出た。
「いい度胸だね。あんたも、良い体つきじゃないか。マネージャーにしておくのは勿
体ないな」今度は宏美を触りだした。
「以外と大きいじゃないか。楽しみだな」宏美の乳房も揉まれていく。

 「イヤ、触らないで!」不自由な体をくねらせていく。
「楽しみは後にしてよ。それより準備が先でしょう?」覆面を被った雅子が言う。
「わかったよ。あんた達も準備してくれ」渋々手を退けて千夏と宏美の背中を押して
部屋から連れ出した。

 「ここは何だかわかるか、スタジオなんだ。しかも、裏専門のスタジオなんだよ」
「イヤよ。帰して。ビデオなんてイヤ!」裏と聞いて、千夏と宏美は暴れ出した。
「逃げようたって無駄だ。ほら、入るんだよ」
「いや、いやー!」両手を縛られているから抵抗出来ない。

 2人は煌々と明かりが灯されたスタジオに連れ込まれた。
そこには怪しげな器財が置かれていた。
「吊せ!」監督の命令で両手を縛った手が一旦解かれ、今度は両手首を縛られて2人
並んで櫓から吊された。

 そんな2人に、ビデオカメラが向けられた。
「イヤ、裏ビデオなんてイヤ!」「いやー!」2人は犯された事が脳裏に思い出され
ている。
(また犯される…。しかもビデオに撮られて…)抵抗したくても、どうする事が出来
ない。