「堕ちたアイドル」
  
                            赤星直也:作

第9話 映画 

 宏美が深夜番組に出始めてから、まもなくして大宮が主催するパーティが催された。
このパーティには千夏も参加している。
大胆なカットのドレスからは乳房の膨らみが丸見えで、腰のスリットからは、絨毛が
覗いていた。

 そんな千夏を、男性達が食い入るように見つめており(イヤよ、オッパイとヘアば
かり見ているなんて…)顔が赤らんでいる。
その千夏に「今度競演する伊藤です。よろしくお願いします」主役の伊藤が声を掛け
てきた。

 「こちらこそ、よろしくお願いします」背中を曲げると「!」それを見ていた周り
が驚いた。
股間を押さえていた布が離れて、絨毛が丸見えになってしまい(ヘアだ、オ○ンコの
ヘアだ!)目を輝かせ(やりたい。あいつとオ○ンコやりたい…)皆が考えている。
やがて、主催者の大宮が「皆様、我が出版社の記念パーティにお出で頂き、ありがと
うございます…」月並みな挨拶を始めていく。

 その頃、控え室では「許して下さい。フルヌードで出るなんて、出来ません!」泣
いている宏美だ。
「やるのよ。千夏だって素っ裸同然で出席しているのよ。やらないなら、オ○ンコビ
デオを売ってもいいのね?」恵子が脅している。

 「それは、やめて下さい…」
「だったら、やらないと。ここでの事は秘密になっているから、オ○ンコビデオを売
られるよりはいいでしょう?」
「わかりました。ヌードでやります…」泣きながら返事をすると「それなら、準備し
て。早くしないと遅れちゃうから」ヌードを催促される。

 「わかりました…」宏美は着ている服を脱ぎ、全裸になっていく。
「ショーは15分ぐらいでいいそうよ。その後は、会場での接待を頼むわ」
「触られるのですね?」
「そうよ。オ○ンコとオッパイを触らせるの。そうすれば、出演依頼が増えるから」
(イヤ、もうテレビなんかに出なくてもいい!)泣き出したい気持ちで、例の黒いベ
ルトで下半身を隠して、薄い生地のガウンを着込んだ。

 パーティ会場では乾杯が行われ、話が弾んでいた。
「それでは余興を始めます」司会者の声がすると「いくわよ、宏美!」2人はパーテ
ィ会場に入った。
(あれは、宏美さんだわ…)千夏は気が付いた。
(千夏が見ている!)宏美も気が付いた。

 「これより、テレビでおなじみの安田宏美さんのショータイムです」音楽が鳴り、
それに合わせて、中央に進み出て踊っていく。
だが、誰もそんなのを見ようとはせず、世間話をしている。
宏美はそんな中で、ガウンを脱ぎ、乳房を露わにすると「ストリップか!」声が上が
った。

 「パイパンじゃないのか?」
「ヘアがないぞ!」次第に宏美に注目が集まった。
(見ないで。これだけは見られたくないのよ)乳房を揺らせて、腰のベルトを外して
いくと「パイパンかな?」「少しは生えているだろう」股間に注目が集まった。

 (見られる。生えてない性器を…)宏美は淫裂を押さえるベルトを退けた。
「おー!」会場に歓声が響いていくが、それでも音楽に合わせて踊っていく。
足を上げ、恥ずかしい部分を惜しげもなく晒していた。

 「凄いや、パイパンだなんて信じられない!」
「本当だったんだな。パイパンタレントの安田って!」肉襞が揺れる股間に、目が釘
付けになっている。
(見ないでよ。性器は見られたくないのよ…)顔を強ばらせて、音楽が終わるまで踊
り続けた。

 「ありがとうございました。安田さんは会場で皆様の接待をお願いします。次は…」
またショーが始まったが、皆が、全裸の宏美を取り囲んでいる。
「いいね。いつも裸でやってくれるのかい?」後ろから両乳房を掴まれた。
「お呼びがあれば、やります…」項垂れたまま返事をする。

 「こんな事も、いいのかな?」
「あっ、指は入れないで。触るだけです。オチンチンしか入れたくありません!」作
り笑いをしている。
「それだったら、俺のを入れさせて貰えないかな。気持ちいいぞ!」

 「ダメです。むやみにセックスはしない主義ですから…」
「残念だな。こんなに、いいオ○ンコなのにな」
「どれ、俺にも確かめさせてくれよ」
「俺もだよ」宏美を取り囲んだ招待客達は、代わる代わる宏美の乳房と淫裂を触って
いく。
(そこは触らないで下さい!)拒めずに作り笑いをしている宏美だ。

 「向井君、君もやるかね?」大宮が声を掛けてきた。
「許して下さい。ヘアを剃るのはイヤです…」
「そうだろうな。ところで、今度映画に出演するんだってね?」
「はい。出させて貰う事になりました」

 「あの写真集だけど、封切りと同時に売り出したいが、いいかな?」
「はい。かまいません」
「それはよかった。お願いなんだけど、君のも見せて欲しいな」
「ここでは何ですから…」
「ここではイヤか。だったら、こっちで見せてくれ」

 「はい」大宮の後を追い、会場から出て別な部屋に入った。
「これで、よろしいでしょうか?」胸を広げ、乳房を露わにしていく。
「いいね、これが…」乳房を撫でながら乳首を吸うと「あ、あ、あ!」千夏は声を上
げた。
「やりたいな。やらせてくれよ!」

 「許して下さい。セックスはしたくないんです…」
「オ○ンコがダメなら、口でやってくれよ」
「それなら、かまいません…」大宮の前にひざまづき、肉竿を口に含むと「ウグ、ウ
グ!」頭を動かしていく。
「いいよ、気持ちいい!」千夏の乳房を撫でながら登りつめて、放出を始めた。

 (イヤ、精液なんて飲みたくない!)口を抜くと「オェ~!」ハンカチの上に吐き
出した。
「何だ、飲めないのか?」
「イヤです。精液を飲むのはイヤです!」
「仕方ないな、いずれ飲みたくなるさ」服の乱れを直すと、2人は部屋から出た。

 それから暫くして、宏美が数人に連れ込まれたが「うぐ、うぐ!」口を押さえられ
ている。
「俺からだぞ!」テーブルに足を垂らせて寝かされた。
(やめて、これはレイプよ、犯罪よ!)叫びたいが口が塞がれ、声にはならない。

 「それ!」肉竿が押し込まれ「う~!」無理に押し込まれ痛みで顔を歪めている。
「小さいくせに、丸出しにして」乳房も鷲づかみされた。
「ホントだよな。でも、オ○ンコを丸出しの勇気は褒めてやるぜ」腰の振りを早めて、
子宮の中に放出されてしまった。

 「次は俺だ!」白い液体が流れ出る淫裂に別な肉竿が入った。
宏美は抵抗する気など消え失せている。
「そうだ、おとなしくオ○ンコさせろ!」腰の振りを早め、次々と淫裂の中に出され
て、放出を終えると男は出て行き、宏美だけが残された。

 「レイプされた!」股間を手で押さえ、恵子の元へとフラフラしながら歩いて顔を
見るなり「恵子さん、レイプされたの。レイプされてしまったのよ!」泣きだしてし
まった。
「レイプぐらい我慢しなさいよ。芸能界は何でもありなのを、知っているでしょう?」
「う、う、う!」恵子の言葉にまた泣き出した。

 「あれ、飲んでいるから心配は要らないはずよ、それより、オ○ンコを拭いたら戻
らないと」ハンカチで淫裂を拭いていく。
「あら、こんなに出したんだ。相手は誰だか分かる?」
「はい、わかります。歌手のフォーライブです…」
「ああ、あの4人ね。後は任せて。ほら行かないと!」
「はい、行きます」淫裂を拭き終えると宏美は会場に戻った。

 「さてと、あのマネージャーと交渉だわ」恵子はマネージャーを探し出し、交渉を
始めた。
恵子の話に驚いた顔のマネージャーは4人から話を聞いて、真っ青な顔で再び現れた。
そして、慰謝料と口止めとして、800万の支払いを約束した。
「こういう手も、あったんだわね」笑顔で恵子は大西に連絡した。

 それから1ヶ月後、千夏はクランクインして撮影が始まっていた。
「いいね、しっぽり濡れるシーンだからね」
「はい、うまくやってみます…」着物姿の千夏は競演の伊藤を相手にして、演技を始
めると、伊藤が千夏の帯を脱がし、胸を広げた。

 「奥さん!」白い乳房を掴んで言う。
「だめ、いけないわ。だめ。あ、あ、あ!」声を上げていく。
乳房を掴んだ手は下に伸び、下半身を剥き出しにしていく。
(やめて、ヘアが見られてしまうわよ)カメラがギリギリのところまで撮っていく。
「いけないわ。だめよ!」股間を触られながら演技をしていく。
「OK!」(危なかったわ…)急いで服で胸と下半身を隠した。

 「次は入浴シーンです。フルヌードをお願いします」
(いよいよ、全部脱ぐんだわ)着ている着物を脱ぐと、下着は着てないから、直ぐに
全裸になった。
(ここは見られたくないし…)手で股間を隠していると「手を退けて!」監督から怒
鳴られた。
「は、はい!」股間から手を退けて撮影の開始を待つ。

 「カチン!」カチンコが鳴り、全裸姿で立っている千夏を撮していく。
スタッフも黒い絨毛と乳房に目が向いていた。
(性器ばかり見ている!)湯桶でお湯をすくい、体を洗っていく。
そして、浴槽に浸かった。

 「奥さん、一緒にいいでしょう?」
「ダメ、いけません。やめて下さい」怯えた顔をしていく。
「いいじゃ、ありませんか…」伊藤は浴槽に入った千夏を抱きしめた。
「いけない、いけません!」首を振るが伊藤の肉竿が淫裂に押し当てられている。
(やめて、そんな事はしないで)

 (いいじゃないか。やらせろよ)「奥さん!」唇を吸いながら腰を押しつけてきた。
(オチンチンが膣に入っている…)更に押し込んできた。
(ダメ動かさないで!)腰を振っているのか、お湯が波打っている。
「わ、わかったわ、今回限りよ。今回限りと誓って!」
「誓います」伊藤は肉竿を抜いて立ち上がり、千夏も立ち上がり、2人は立ったまま
抱き合っていく。
「OK。次ぎ行きます!」

 こうして、撮影は進み布団が敷かれたセットが用意された。
(本気でやる気だわ、あの人!)伊藤の目を見ると目が輝いている。
「用意!」「カチン!」撮影が始まった。
2人は生まれたままの姿で抱き合っていく。
「奥さん」「今回限りよ」乳房を掴まれながら声を出していく。

 (入れないで、オチンチンは入れないで!)「あ、あ、あ!」声を上げた。
「いいわ、いいわよ」台詞を言っているが、それに合わせて肉竿が動いている。
(ダメ、動かさないで。見られたら困るのよ!)カメラは2人の行為を脇から撮って
いる。

 千夏は見られまいと、足を絡めて伊藤の腰を押さえていく。
それが返って、周りから見えてしまった。
(本番している!)スタッフの顔色が変わった。
しかし、監督にも見えているが、止めようとはせず、むしろやらせようとしている。

 「ダメ、変になるわ。これでやめましょう」
「ダメです、奥さん、最後までしましょう」伊藤の腰の動きが早まった。
(ダメよ。出さないで、出されたら私の立場がないわよ)乳首も吸われ、背中を反ら
せていく。
「奥さん!」動きを止めて唇を重ねた。
(イヤ、イヤよ、お腹に出してどうする気よ!)泣き顔で唇を受け入れている。

 「OK!」サインが出た。
「よかったぜ!」伊藤が起きあがると千夏は急いで手で股間を押さえた。
(射精されてしまった…)その後、タオルを体に巻き付けセットから出た。

 そして、撮影も順調に終わって映画が封切られ、それと同時に、全裸の写真集も売
り出された。
「イヤ、恥ずかしくて町を歩けない!」ヘアを晒した千夏の写真が町に溢れている。

 その宣伝効果のおかげで、映画の興行成績もよかった。
「すごいや。ホントにやったんじゃないの?」迫力ある伊藤との絡みに観客も驚いて
いる。
好評に気をよくした映画会社は、また千夏と伊藤のセックスシーンを取り入れた新作
を発表した。

 勿論、新作発表会も行われ、記者会見が済むと千夏は競演の伊藤に呼び出された。
「これからも映画がやりたいんだろう。今夜は俺に付き合えよ」高飛車な姿勢だ。
「わかりました。今夜だけですよ」千夏は三沢から前もって、仲良くするよう言われ
ていたので従うしかない。

 暗闇を伊藤が運転する車に乗り伊藤のマンションに向かった。
伊藤は独身で部屋には誰もいない。
「脱げ、やらせろ!」いきなり千夏を押し倒し服を脱がしていく。
「イヤ、こんな乱暴はイヤ!!」抵抗をしていると「うるさい。黙ってオ○ンコさせ
ろ!」スカートを引き下げた。
「やめて、お願いです!」パンティを押さえたが無駄だった。

 あっけなく、下半身が剥き出しにされて絨毛が撫でられている。
「やめて、お願いです!」
「映画を続けたいんだろう。おとなしくオ○ンコさせろ!」強引に淫裂に肉竿が入り
込んで「ウー!」裂ける痛みに呻き声を上げた。

 「いいね、こんなやり方も…」肉竿は全てが入り込みピストンしていく。
「う、う、う!」悔しさに嗚咽を上げていく千夏だが「ほら、素っ裸だ。素っ裸にな
るんだよ」上半身も脱がして全裸にした。
「いいね、オッパイも!」乳房を鷲づかみしながら腰を振っていく。
こうして、千夏は明け方まで伊藤から辱めを受けた。