「コートの貴公子」

                             赤星直也:作

第17話 2人の罰


 2人は夜の10時まで教わると、雅美が車で2人を送っていたが、住み込んだ方が
いいのではとの話が出て、一緒に暮らすようになっている。
ただ、雅美は真一とのセックスができなくなったのが辛かった。
「優子さんには、言えないし…」真一とセックスさせろとは言えるはずがない。

 1人で乳房と淫裂を慰めるしかなく、毎晩のように布団の中でパンティを引き下げ、
淫裂を弄っている。
「真一君、そこよ、そこを虐めて…」妄想しながら膣穴に指を入れていく。
一方、真一もストレスがたまっていて「誰とでもいいから、オ○ンコしたいよ」股間
を撫でていた。

 だが「そうだ。優子ならやらせてくれるかも…」思い立つと、優子が眠る部屋に忍
び込み「優子、いいだろう?」布団の中に潜り込んだ。
「ダメよ、雅美さんだって、我慢してるんだから」そう言っても、下半身が剥き出し
にされて、淫裂には肉竿が押し込まれた。

 「わかったわ、やってもいいけど、絶対出さないで。間違いなくできちゃうから」
「出さないようにやるよ」肉竿が淫裂に入り込み、ピストンを始めた。
(気持ちいいわ…。久しぶりで気持ちいい…)優子は口を押さえて、声を出すまいと
堪えているが、真一は絶頂を迎え「でちゃう!」急いで肉竿を抜いたが、布団に射精
してしまった。

 「まずいよな。雅美さんに見られたら困るよな…」
「そうよ、怒られちゃうわ」2人は怒られるのを覚悟して学校へ出かけた。
2人が学校へ出かけると、雅美は掃除を始めて、当然布団の臭いに気付いて「これは
精液だわ。あの2人がセックスしたんだ!」自分を差し置いてやった行為が許せなか
った。

 「帰ったら、懲らしめないと…」雅美が待っていると、2人が学校から帰ってきた。
「2人とも、これなんだかわかるわよね。言いたい事ある?」精液の付いたシーツを
見せると「抑えが効かなかったんだ。雅美さんには申し訳ないと思ってる…」真一が
謝った。

 「仕方ないわね。盛りだから仕方ないけど、セックスしたかったら堂々と言うのよ。
バツとして、1週間は私の隣に寝て貰う!」そう言われれば逆らえず、真一はその夜
から雅美の隣に寝かされた。
2人は11時近くになると、電気を消して布団に入ったが、互いに気になってなかな
か寝付かれない。

 (オナニーしたいのに…)真一はズボンを引き下げ、肉竿を擦りだしたが(オナニ
ーだわ、オナニーしている!)雅美は気づき(私もオナニーしたいけど)我慢してい
る。
だが、勝手に手が胸のボタンを外して、乳房を露わにしていく。
(ダメ、我慢しないと…)そう思っても、ズボンとパンティも引き下げて、淫裂を触
りだした。

 「ん~!」鼻から息が抜け、同じように「あ~!」真一も溜息を上げた。
お互いが、相手の声で顔を向けると、目と目があった。
(セックスして、真一君!)(雅美さん、やらせて!)2人は布団を退けて、服を脱
ぎだし、全裸になると「真一君!」「雅美さん!」名前を呼び合いながら抱き合う。

 隣の部屋には、優子が寝ているから大きな声は上げられず、真一は雅美の足を太股
を抱えて、淫裂に肉竿を押し込んだ。
(あ、あ、あ~!)普段なら声を上げていたが、雅美は両手で口を塞いでいる。
肉竿を押し込むと、ゆっくりピストンしながら乳房を揉み出す。

 (いいわ。それでいいのよ…)淫汁を流した淫裂を、肉竿が突き刺し続けたが、突
然起こされ、馬乗りにされ(私にやれと言うのね!)両手で真一の肩を押さえ、腰を
上下に振りだす。
「う~!」真一も声を出すまいと堪え、乳房、乳首と触って(行くわ、行く~!)絶
頂を迎えて、パタリと真一の胸に倒れた。
同時に(とろけそう、膣が気持ちいい…)射精され結合部の隙間から精液が漏れ出て
いく。

 (よかったよ、真一君)(僕もよかった)2人は唇を重ねると、また抱き合った。
真一は乳房を揉みながら乳首を吸うと雅美は(あ~!)背中を浮かせて、肉竿を擦っ
ていく。
(もう一回したい)(私もした)雅美は四つん這いになって尻を向けた。

 真一は、肉竿を精液で汚れた淫裂に押し込んだ。
(そうよ、奥まで入れて)肉竿を待っていると、腰を押さえられピストンが始まる。
(あ、あ、あ~!)乳房を前後に揺らせ、口を押さえて声を出すまいとしていた。

 同じように優子もパジャマを脱ぎ、下半身を露わにし、指で淫裂を弄っていた。
真一を思いながら、膣穴を指で掻き回し、乳首を指で転がしている。
こうして、1週間は雅美と真一だけが楽しめたが、バツが終わると真一は元の部屋で
寝ている。

 「なんか、物足りない…」虚しさを味わっていると「雅美さん、セックスしたいの
ですが…」優子が恥ずかしそうに言う。
「そうね、暫くやってないからいいわよ。でも私の目の前でやってよ」
「見せるんですか?」
「当然よ、監督義務かあるし」
「わかりました。今夜セックスしますから見て下さい…」優子は承知し、一旦戻ると
真一と一緒に現れた。

 「雅美さん、これからやるよ」真一が優子の服を脱がしていくが、見られる優子は
顔が強ばっている。
「恥ずかしい。見られながらヌードになるなんて…」そう言いながらも、下着も脱が
され全裸になった。
優子を脱がし終えると、真一も全裸になって抱き合い、見ている雅美は(チンポが凄
いわ、あれでされたい…)膣が熱くなって、自然に手が股間を撫でていく。

 抱き合った2人は横になり、もうピストンが始まっている。
「あ、あ、あ~!」優子の喘ぐ声に(私にもして欲しい…)何時しか、下半身が剥き
出しになり淫裂を指で弄くりだした。
それに、胸も開いて乳房が露わになっている。
(真一君、私のオ○ンコにもして…)2人の行為を見ながら淫裂、乳房を弄っている。

 雅美が見ている前で、抱き合う2人は見せつけるかのように、優子が馬乗りになり
腰を振りだした。
「あ、あ、あ~!」髪を振り乱し、乳房を揉まれながら声を上げると、指の動きが早
まり淫裂の中もベットリ濡れている。
(欲しい、私も真一君のチンポでされたい…)指が膣の中に入り動いている。

 優子は腰を振り続けていくと「ダメ、もうダメ!」パタリと倒れて抱きついた。
「優子、もっとやりたいよ!」
「許して、もう限界なの、続きは雅美さんとして…」途切れ途切れに言う。
「雅美さん、聞いていたでしょう、やろうよ」雅美の服を脱がすと、抱きついた。

 「待って、私がやるから」雅美も馬乗りになって腰を振っていく。
「いいわ、凄くいい!」喘ぎながら腰を振っていくと真一も登り詰めた。
「雅美さん、出そうなんだ。出すからね」言い終わると雅美の動きが停まり「暖かい、
射精したのね」淫裂から白い液体が流れてくる。
「雅美さん、射精して大丈夫なの?」優子が心配そうに言うと「避妊薬あるわよ、心
配しないで」息を弾ませて言う。

 雅美は暫く休んでから浴室に入り、シャワーで淫裂を丁寧に洗い、ドロドロした精
液を洗い流していく。
「これで大丈夫だけど…」万が一を心配して、薬を飲み込んだ。
「これで心配ないし…」その後、体も洗って、戻ると、真一と優子はもう寝ている。
「今日は楽しかったわ。またセックスしようね」言葉を掛けると、寝室に戻って、眠
りに付いた。