「全裸の格闘」

                             赤星直也:作

第7話 雪江の初勝利

 2人はマットの上で体を絡ませていくが、観客は雪江の淫裂見たさに興奮しており、
最後の布が淫裂に食い込み、絨毛が見えている。
クイーン・伊藤は不意を突いて、雪江の乳房を鷲掴みにし爪を食い込ませた。
「ひー!」雪江は顔を歪めて悲鳴を上げ(反則よ、オッパイを掴むなんて!)苦痛に
耐えている。

 それを見て、クイーン・伊藤はニヤリと笑うと潜り込み、雪江の下半身を隠す水着
を一気に足元まで下げた。
「いやー!」雪江は両手で股間を隠し、ロープに逃げようとするが、水着が足首に絡
まって思うように動けない。

 (もう、素っ裸で闘うしかない!)元レスラーは勝負に出た。
絡まった水着を脱いで全裸になると、絨毛に覆われた股間が露わになって会場は「お
う!」歓声が響いていく。
そんな雪江をクイーン・伊藤はニヤニヤして見つめていた。

 (くそ、あんたも素っ裸よ!)雪江はダッシュし、カニばさみで倒すと水着を脱が
せに掛かった。
「いやー!」クイーン・伊藤は脱がされまいと水着を掴んでいるが、雪江の方が力に
勝り、クイーン・伊藤も素っ裸にされ、真っ黒な絨毛に覆われた股間が見える。

 2人は生まれたままの姿になると、再び戦いだす。
「いくぞ!」雪江はクイーン・伊藤の腕を取ってロープに飛ばした。
そして、反動で戻ってくるクイーン・伊藤に跳び蹴りを浴びせると「ひー!」悲鳴と
共にクイーン・伊藤はマットに沈み「いまだ!」雪江はボディ・プレスを掛けた。

 「ワン、ツー、ス……」クイーン・伊藤が雪江の体を撥ね除け、カウントが止まっ
た。
雪江はクイーン・伊藤の髪の毛を掴んで立たせると、もう一度ロープに振り、腕でク
イーン・伊藤の首にウエスタンラリアートを放つ。
「うっ!」クイーン・伊藤がマットに崩れて俯せになると、雪江は馬乗りになって足
を持ち上げ、エビ固めをしていく。

 「ひー!」クイーン・伊藤は痛さに悲鳴を上げているが、観客は足を広げている雪
江の股間を見つめている。
開脚している雪江だが、絨毛に包まれた淫裂が観客に見ている。
(見ないでよ。必死なんだから!)淫裂を見られながらも、雪江は従来の闘士になっ
ていた。

 雪江は体に力を入れてクイーン・伊藤の足をさらに持ち上げると「ギブアップ、ギ
ブアップ!」クイーン・伊藤が堪えきれずレフリーに告げ、レフリーは両手を振って
勝負が決まったことを告げる。
ゴングが鳴らされ、勝利した雪江の手がレフリーによって上げられていく。

 勝負が決まると、雪江は自分が素っ裸だったのを思い出し「いやー!」恥ずかしさ
で乳房と股間を両手で隠していく。
それとは対照的に、クイーン・伊藤は両足を開いて淫裂を観客に見せている。

 真っ黒な絨毛は、雪江の勝ちに掛けた観客の中から、抽選で選ばれた男によって剃
られ、絨毛が消えて行くとピンクの淫裂が見えてきた。
「おう、伊藤のオ○ンコが見える!」観客の声にクイーン・伊藤の顔が赤らみ恥ずか
しそうだ。
顔を背け、恥ずかしさに耐えている。

 「終わったぞ!」クーン・伊藤の股間はピンクの淫裂が丸見えになっている。
(悔しい。必ずユッキーを負かして見せる!)クイーン・伊藤は両手で淫裂を両手で
広げて「おう!」観客がクイーン・伊藤の淫裂に叫び声を上げていた。

 それが済むと「戻るぞ!」雪江は水口の後から歩いていく。
全裸の雪江は、股間と乳房を両手で隠しながら歩いて行くが「ユッキー!」観客は雪
江の乳房や尻を撫でていく。
(いやよ、触らないでよ!)雪江の手が放せないのをいいことに、観客が触っていく。

 それでも両手を離さず乳房と淫裂を隠して控え室まで戻って来た。
「デビュー戦の勝利だな!」黒川が機嫌よく言うと「そう、勝ったわ!」雪江はパン
ティを履いていく。

 「マネージャーがいないと困るだろう?」黒川が言い出し「そんなのを雇う余裕は
無いわよ」雪江は言い放つ。
「そうだな。借金を返すのが先だしな。でも、いないと困るぞ」確かにマネージャー
がいないと困る。

 「俺がお前のマネージャーに、タダでなってやるぞ!」黒川は突然言い出した。
「どうせ、半分は借金の返済に充てられるんだからな」
「わかったわ。誤魔化しはなしよ」
「信用しろよ。ユッキー!」黒川が雪江の乳房を揉みながら乳首を吸うと「あん、だ
め、だめ!」雪江は喘ぎながら黒川の頭を押さえている。

 そんな2人に「黒川さん、ユッキーの疲れを取らないと!」セコンド役の水口が注
意した。
「そうだよな、疲れをほぐさないとな…」
「ユッキー、俯せになれ!」雪江はパンティ1枚の姿で俯せになり、水口が雪江の体
を揉んでいく。
(気持ちいいわ!)体を揉まれる雪江は、気持ちよさそうな顔をしている。

 マッサージを受け、自宅に戻った雪江は浴室でシャワーを浴びた。
「気持ちいいわ!」体を石鹸で洗い、流れ出る温水が体を綺麗にしていく。
その後雪江は湯船に浸かって体を温めて、バスタオルを体に巻き付け寝室のベッドに
潜り込んだ。

 そして、試合を思い出し(そうだわ。負けると男のチンポで突かれんだ…)タッグ
マッチの2人を思いだした。
(気持ちよさそうにオッパイを揉まれていたわ…)雪江の右手が乳房を揉んでいる。
乳首も摘み(感じるわ、気持ちいい!)もう片手が淫裂を撫でていく。

 (入れて。あなた、入れて!)両手の動きが速まって「あん、あん!」声を出しな
がら指を動かし、淫裂に入った指はいつしか二本になっている。
「あなた、もっと突いて!」雪江は体をくねらせながら悶えていた。