| 「塀に囲まれた白百合」
赤星直也:作
第12話 赤井の視察
時間が過ぎていた。
「有美、楽しかったかしら?」
「ええ、久しぶりだしね」2人は起きあがり、浴室に入っていく。
「どうして、ヘアを剃ったか分かる?」
「多分、旦那さんの舌が、アソコをなめやすくでしょう?」
「その通りよ。それに、信二さんがヘアを剃るの。剃った日は凄く燃えるのよ、私も
燃えるけど…」2人はシャワーを浴びながら話し合っている。
「有美も、いずれは夫を貰わない…と」
「分かっているわ。いつまでも、刑務所入れないのは知っている。でも…」後が続か
ない。
「男が怖いんでしょう。私も最初はそうだったけど、信二さんとセックスしてから
考えが変わったわ」
「セックスって、そんなに考えを変えるの?」
「そうなの。オチンチンには魔力があるみたいで、夫が好きになってしまったのよ。
いやだったのに、不思議だね」
(セックスすれば、女は変わるのかしら?)思いめぐらす有美だ。
「どう、有美もヘアを剃って貰う、信二さんに?」
「イヤよ、男に性器の中を見せるなんて!」拒む有美だ。
2人は体の隅々まで洗い、バスタオルを巻き付けてから浴室から出てきた。
「お腹空いたでしょうから、用意するわ」
「私も手伝うわよ」2人は服を着てから食事の支度をした。
その夜、有美はふと目が覚めた。
「いや、いやー!」小さな悲鳴が聞こえてくる。
「珠美の声だわ。隣からだ…」襖越しから明かりが漏れている。
「何をしているのかしら?」悪いとは思いながら、そっと襖を開けて覗くと「!」思
わず声を出すところだ。
珠美は両腕を赤い紐で縛られていた。
両乳房の上下にも巻き付けられて、乳房を絞り上げ、天井から吊る下げられている。
「有美がいるの、今日はやめて!」
「欲しいんだ。有美のヌードを見たら、珠美としたくなったんだ!」
「わかったわ、でも今夜は軽くよ。聞こえるから」
「分かっているよ。まずは、剃るからね」
「ヒー!」足が広げれ、乳房を絞り込んでいく。
(縛られた上、性器を剃られるなんて…)生えかけたばかりの絨毛が、カミソリで剃
られていく。
珠美が「あ、あ、あー!」声を上げると「気持ちいいのか、淫乱な珠美!」問いた
だす。
「はい。珠美はオ○ンコが好きですから…」
「そうか、そんなにオ○ンコが好きか」指が淫裂に入り動いていく。
「あん、あん、あん!」自然と体が反って、さらに乳房を締め付けて「オッパイに
も。オッパイにもしてください…」
「何だ、もうオッパイにして欲しいのか。スケベだぞ珠美は」
「珠美は淫乱ですから、仕方ありません…」乳房も撫でられて、指が動く度に淫裂か
ら淫汁が流れ出ている。
「下さい、オチンチンでして下さい…」
「もうやりたいのか、オ○ンコを!」
「はい、珠美とオ○ンコして下さい」
「そうか、オ○ンコしたいのか、だったらやるぞ」背後から全裸になった信二が肉竿
で淫裂を突きだした。
「いいわ。オ○ンコが気持ちいい!」乳房がさらに絞り上げられて、変形している。
(変わったわ、珠美さんが、変わった…)黙ってみている有美だが、指が淫裂を触っ
ている。
(射精したわ、あんなに出して!)珠美の淫裂から白い液体が流れ出ている。
「今度はバックからだ、オ○ンコが好きなんだろう?」
「はい、もっとオ○ンコして下さい」天井から吊された紐が解かれて、お尻を突き上
げている。
「いいね、オ○ンコが丸見えで。ほら、これを先にしないと!」萎縮した肉竿を口
の中に押し込まれている。
「フグ、フグ!」(汚い、射精したばかりのオチンチンをなめている!)有美はそれ
を見ていた。
やがて、肉竿が大きくなり、使用可能となっていく。
「ほら、バックからだ」頭で体を支え、尻を両手で持たれ肉竿で突かれていく。
「あん、あん、あん!」腰の動く度に、悶え声を上げている。
「もっと下さい…。もっと、奥まで突いて下さい…」
「こうか?」股間同士が密着して「ピシャ、ピシャ!」と音がしていく。
「そうです。珠美はこれが好きです…」両腕を縛られ、乳房が変形しているのに、気
持ちよさそうに声を上げていた。
そして、放出を終えて珠美夫婦はぐったりしている。
「あなた、よかったわ。頑張ったのね」
「ああ、珠美もよかったよ。これで間違いないよ」
「勿論です、あなた!」腕を縛った紐が解かれて2人は抱き合う。
(演技だったんだ。でも、あんなので、感じるのかしら?)珠美の部屋の明かりが消
されて、有美も布団の中に戻って眠りに入った。
翌日、珠美夫婦は有美を車に乗せて観光案内をしていく。
信二は珠美に気を遣い休暇を取って「ここが有名な所よ」史跡を回り続けてから、レ
ストランに向かった。
「お待ちしておりました。お連れ様がお待ちになってます。こちらへどうぞ」3人
はボーイの案内でテーブルに向かうと、男性がいた。
信二は「来ていたか、安心したな」顔が笑顔になっている。
「ずいぶん、待たせたかしら?」珠美も言うと「いいえ、そんなにじゃありませんよ」
応えている。
(あいつだわ。オッパイとスカートの中を見ていた奴だわ…)その男は電車で有美
の前に座った男だった。
「紹介するよ、僕の仕事仲間で赤井君だ」
「赤井秀夫です」
「赤井君は、男世界での仕事だから、女性をよく知らないんだよ。困った事にね」
「あら、有美だってそうよ。井田有美さんなの。刑務官をしているけど、女性ばかり
で男性を知らないのよ」
「井田有美です」一応挨拶していく。
「赤井です、よろしくお願いします」こうして、赤井が加わり、4人で観光巡りをし
ていく。
その夜は珠美が有美と一緒に寝ている。
「いいの、旦那さんとエッチしなくて?」
「いいんだって、昨日はいっぱいしたから休まないと。今日は有美とするからね」
「わかったわ。もうできないかも知れないしね…」2人は夜遅くまで抱き合い、悶え
声を上げ続けていた。
そして、数週間が過ぎた。
いつものように、刑務官室で仕事をしていると所長が現れた。
「来週視察があります。案内は井田有美さんにお願いしますよ」
「私が案内ですか?」体が震えていく。
「そうです、井田さんとの指名ですから」
(どうしてよ。どうして、私が選ばれるのよ!)不満に思いながらも「分かりました、
やってみます」力無く答える有美だ。
「頼みましたよ」所長が出ていくと「有美さん、イヤよ。別れなければいけないな
んて…」美穂は泣き顔になっていく。
「泣かないの、女性は皆が体験しなければならない事なのよ」
「でも、所長さんだけは、どうして、いいのよ?」
「亡くなったの。婚約中に。だからそのままなの」
「だったら、有美さんの婚約者も亡くなったら、これからも一緒にいられるの?」
「バカな事言わないで。縁起悪いわよ」尚子が美穂に釘を刺した。
「そうよ。いずれは美穂も体験しなければいけないのよ」そっと美穂を抱きしめる有
美だった。
だが、有美に落ち着きがない。
(オチンチンで膣を裂かれるんだ…。きっと、痛いはずだ…)珠美夫婦のことが目に
浮かんだ。
(でも、痛くないって言っていたし…)考えてばかりいた。
「有美さん、心配なんでしょう。視察案内が!」尚子が見抜いて言う。
「そうなの。男の相手だなんて、ホントはイヤなの。ここにいたいしね」諦めて言う
有美だ。
「珠美さんもそうだったわ。でも、幸せだったんでしょう?」
「そうなの。とてもいい夫婦になっていたわよ」
「だったら、有美さんも珠美さんみたく、賭けないと…」
「そうね、尚子の言う通りだわ」やっと、踏ん切りが付いて視察の日を迎えた。
刑務官室には刑務官の全員が揃っている。
そこに、所長に案内された男が入ってきた。
(赤井さんだわ。赤井さんが、私を求めただなんて!)思わず顔が強ばってしまった。
「視察に来られた赤井秀夫さんです。井田さん、案内をお願いしますよ」笑顔で言
う所長に「赤井秀夫です。よろしくお願いします、井田有美さん!」赤井は有美に握
手を求めた。
(どうして、私を選んだのよ。男は嫌いなのに!)
(僕はあなたが気に入ったんだ。有美さんに賭けるんだ、僕の人生を!)有美も握手
していく。
「早速ですが、案内をお願いします」
「わかりました、ご案内します」有美は秀夫を連れて刑務所内を案内していく。
「ここには、オナニー室があると聞いてますが?」
「それでしたら、これから案内します」有美は刑務所内にある、オナニー室に案内
していく。
「ここに座って、受刑者がオナニーをします」恥ずかしそうに有美が言う。
「オナニーは、どのようにやるんですか、実演して貰えませんか?」
「わかりました、私が実演します」(イヤだけど、やらない訳にはいかないし…)
視察官の言う事は、聞かなければならないのを知っているから、嫌々ながら制服を脱
いでいく有美だ。
上着、ワイシャツと脱いで上半身はブラジャーだけになっている。
(恥ずかしいわ、男の前で脱ぐなんて!)顔を赤らめ、震える指でズボンを脱いでい
くと「綺麗ですね、思った通りの体つきです」感心しながら、赤井は有美の下着姿を
見ている。
「恥ずかしいです、そんな事を言われると」俯いたまま、パンティを掴み下げた。
(オ○ンコが見えるぞ、さすがに処女は綺麗だな。変形もしてなければ、黒ずんでも
ない!)ピンクの割れ目が、足を上げる度に見えている。
(性器の中まで、見られた…)赤い顔が、さらに赤くなっていく。
パンティを脱ぎ終えると、今度はブラジャーを脱いでいく。
「大きなオッパイですね、触っていいですか?」
「だめです。まだ、婚約してませんから、見るだけです」体を引いていくと、有美の
ブラジャーからこぼれ出た乳房が揺れていく。
(触りたい、早くオ○ンコもしたい!)赤井の股間が一気に膨らんでいる。
それには有美も気が付いた。
(間違いなく、指名されて処女膜を破られてしまう!)体を震わせながら、ブラジャ
ーも脱いで全裸になった。
「それでは始めます。受刑者はこうします!」真っ赤な顔になった有美は、目を閉
じて、ゆっくり乳房を撫でながら、淫裂の割れ目に沿って指を動かしていく。
(見られている、私のオナニーを見られている!)太股もブルブル震えていた。
「受刑者は、そうやっているんですね?」
「はい、受刑者はこうしてます」
「有美さんも、オナニーをしますか?」赤井が言う。
「はい。たまにします。でも、同性愛の方が多いです…」恥ずかしさで声が上擦って
いる。
「有美さんの女なんですね。シンボルを見せてください。もっと足を開いて!」
(性器を見たいだなんて。そんな…!)やるしかないのは、知っているから、有美
はゆっくり足を広げて、赤井に自分の股間の奥を見せていく。
(見られている、性器の中まで見られている!)有美は目を閉じ指が動かしている。
(やりたい、有美とオ○ンコがしたい!)赤井はチャックを下げて、肉竿を取り出し、
有美の目の前に差し出した。
「開けて、目を開けて!」赤井の言葉に有美は目を開けた。
「!」(オチンチンだわ、こんなに大きなオチンチンが!)目の前に、そそり立つ肉
竿があるではないか。
「やって、下さい。せめて、口でして欲しい。イヤならここでオ○ンコするよ、規
則違反だけど…」
「イヤ、セックスは立ち会いでします。ですから。口でさせて!」有美は喪失してか
らの立ち会いはイヤだった。
(処女の証明をしないと、名折れだし…)過去の先輩に倣いたくて、嫌々ながら赤
井の肉竿を口に迎え入れた。
「ウ、フグ、フグ!」大きな肉竿が、有美の咽まで入っていく。
「オッパイも、触るからね」有美の両乳房が揉まれていく。
(イヤ、こんなのイヤよ、婚約してからしましょう。それだったら、何をされてもい
いわよ。縛られてもいいわ!)
飢えた赤井は、ゆっくり乳房を揉んでいく。
「やめて、もうやめましょう。婚約したらいいけど、今はいやです!」やっと、肉竿
を吐きだして出して言う有美だ。
「そうだな、有美さんの言う通りだ。婚約してからセックスしよう」素直に肉竿をズ
ボンの仕舞い込もうとするが、勃起しているから、なかなか収まらない。
(大きいわ、膣が裂けないかしら?)肉竿に怯えながらも「服を着ても、いいです
か?」聞く。
「いいよ、確かめたから。早く行こうよ、所長室に!」
「私を指名する気ですね?」
「勿論さ。同僚の紹介で会った日から、有美さんのヌードを思いながら、やっていた
んだよ」
(不潔よ、私のヌードでオナニーなんて!)黙ったまま、脱いだパンティを履いてい
く有美だ。
(早くやりたいな、有美とオ○ンコが!)赤井は有美がパンティを履いた後、ブラ
ジャーを乳房に被せているのを見ていた。
(イヤ、お願いですから見ないで下さい。セックスの相手はしますから…)ブラジャ
ーを着け終えると、制服も着込んで刑務官の姿に戻った。
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