「捨て駒の婦警」

                             赤星直也:作

第4話 アジト

 婦警の3人が去ると、5人は話し合った。
「明日にでも、ここから出よう。俺に考えがあるんだ」坂本は4人の前で言った。
「リーダーに任せるよ。でも、ここはどうする?」
「言っていなかったが、売り払ってあるんだ。金も貰ってある」

 「で、どこに隠れるんだ?」
「サツの裏を書くのさ。東京のど真ん中で暮らすんだよ」
「大胆だ。でも、生活はどうする。金だって、直ぐになくなるぞ!」
「これからは風俗で稼ぐんだ。美雪、これからはお前が頼りなんだからな」

 「しょうがないわね。頼られると弱いからな」
「美雪、オ○ンコも頼っていいかい?」
「だめ。セックスは高宣だけ。あんな達には、婦警がいるでしょう」
「冗談だよ。美雪となんか、オ○ンコしたくないよ。それより、婦警を仲間に引き込ま
ないと…」

 「そうだよな。オ○ンコが、ただで毎日できるし」
「でも、3人だよな。俺たちは4人だよ!」
「心配するな、石田には美雪がいる。美雪、いいだろう?」坂本の言葉に美雪も頷いた。

 「美雪。たまには浮気も良いだろう、外にだすから」
「良いわよ、たまになら。でも、私とは毎日だからね」石田に抱きついた。
「おい、刺激するなよ。それより、これからの事を考えよう!」坂本の言葉に、皆が頷
いた。

 一方、犯された3人は品川署に戻った。
「強盗があったんだって!」署に戻るなり、同僚の婦警が話しかけてきた。
「聞いたわ、その話。銃を持っていたんだってね」美貴達は話を合わせるが(言えない
わ、その強盗に、散々レイプされたなんて…)知らない振りして話してる。

 「こら。私語はいかんと、いつも言ってるだろう!」上長の明石だ。
「申し訳ありません、今後注意します…」
「わかればいい!」明石は婦警達の胸を見比べてから、自分の仕事場に戻っていく。

 「相変わらず、いやらしいわね。オッパイばかり見て」
「きっと、涼子か友里のオッパイが好みよ。大きいのと、形のいい2人のオッパイが!」
「変な事言うと、打つわよ」
「冗談よ、冗談!」同僚も仕事場に戻り「行こうか」「ええ、」3人も交通課に向かう。

 美貴達3人は自分の席に戻ると、書類に記入していく。
(痛いわ、膣が痛い!)時折、犯された膣の痛みを覚え(早く終わらないかしら)時計
を見ながら書類に記入していく。

 その時、ドアが開いて刑事課の課長が現れた。
「いた、いた。ここにいたか!」大きな声に(何なのよ。一体)美貴達に緊張が走った。
「明石さん、3人を貸してくれないかな。被害者の事情聴取をしたいんだ!」
「ここは交通課ですよるお門違いでは?」
「婦警がいないんだ。被害者は女性で、集団レイプされたんだよ」
「できるかな。こいつらに…」

 「ベテランの刑事も立ち会うから頼むよ。婦警がいないんだから」それは3人にも聞
こえている。
(集団レイプなんて、まるで私達みたいだわ)黙って聞いていると「新藤君、聞いた通
りだ。3人で頼むよ」課長から頼まれた。

 「女性ならわかるだろう、レイプされた気持ちが。頼むよ、婦警がいないんだから」
「わかりました。自信ないけど、やってみます…」
「助かるよ!」美貴達は、刑事課の課長と一緒に刑事課に向かった。

 「ここだよ。入って!」中に入ると、女生と刑事が向かい合っている。
「助かるな。女性は苦手なんで…」刑事は椅子から立ち上がり、3人を座らせた。
「これが、用紙だからな」刑事は部屋の片隅に席を変えた。

 「早速聞くけど、いやなら答えなくてもいいからね」泣いている女性が頷いた。
「相手は何人だったの?」
「5人です。5人に何回もレイプされました…」

 「それは、どこなの?」
「アパートです。男のアパートです…」美貴達はなおも聞いていく。

 「どんな風にされたの?」
「どんな風にと言われても…。四つん這いにされたり、立ったまま後ろかされたり、馬
乗りにさせられたり…」言葉が濁っていく。

 「お腹の中は大丈夫なの、精液を出されたんでしょう?」
「はい、一杯だされました。病院で洗浄して貰ったし、薬も飲んでるし…」泣きながら
答えていく。

 「どうして、男のアパートになんか行ったの?」
「エッチをするためです。でも、知らなかったんです、中に4人がいるなんて…」

 「エッチが、したかったんだ!」
「はい。一人だけと思ったら、5人とされたのよ。脱がないと殺すと脅され、自分で脱
いだの…」

 「自分で裸になったの?」
「はい。素っ裸になりました。それに、ヘアも剃れっていわれて、剃りました…」泣き
ながら言う女性だ。

 (自業自得よ。エッチがしたいから、男の部屋に行くなんて…)呆れながらも事情聴
取をして、1時間で終わった。
被害者の女性は帰り、刑事と美貴達が残っている。

 「ご苦労様、助かりましたよ」
「お役になったかしら?」
「はい、助かりました。またお願いしますよ」

 「でも、今時の子はエッチがしたいからって、男の部屋まで付いていくなんてね」
「本当です、信じられません。あんたを誘ったら、エッチさせてくれるかな?」
「知りません。そんなこと!」美貴はわざと、刑事の靴を踏んだ。
「いたー。冗談だよ、冗談!」悲鳴を上げる刑事を尻目に、交通課に戻って来た。

 「うまく、やったみたいだね」
「もういやよ。レイプされた相手なんて」不満をぶつけるが(もし、訴えたら、私も同
僚から、ああ聞かれるんだ。何回されたとか…)思案する3人だ。

 「おや、もう時間だよ。かえって良いよ」時計は5時を指していた。
「あら、もう時間だ。お先に失礼します」急いで机の上を片付け更衣室に向かうと同僚
達で混んでいる。

 「あら、色っぽいわね。今夜彼氏とエッチする気ね」
「違うわよ、デートだけよ。エッチは式をあげてからよ」
「ホントかな、エッチが我慢できるかしら?」そんな声が響いていく。
(何がエッチよ。レイプされのよ、私は!)黙って私服に着替えて、署からアパートに
向かった。

 美貴達3人のアパートは4階建で、民間人と一緒に住んでいる。
「友里、着替えたらおいでよ。今夜は泊まっても良いでしょう?」
「勿論よ、美貴さん」
「私も良いでしょう、美貴さん」
「当然よ。涼子も仲間よ」
「良かった、仲間と言われて」一旦、自分の部屋に戻ると着替えていく。

 「これはいらないわ。どうせ、裸になるし」全裸になると、直にシャツとスカートを
着ていく。
「これで、よしと!」着替え終えると、美貴の部屋に集まった。

 3人は揃うなり「友里、オッパイが欲しいの。友里のオッパイが…」美貴は唇を重ね
ながら、友里のシャツを捲り上げていく。
「私は友里さんの性器が欲しいの」涼子も立った友里のスカートを脱がせていく。
「綺麗よ。友里のオッパイ…」「ここも、綺麗よ」クリトリスを涼子が舐めるが、友里
は全裸で立ったままだ。

 「交代でしましょう。今度は、涼子が裸になるの」涼子の服が脱がされ、全裸になる
と「良いわ。このオッパイが羨ましい!」豊満な乳房を美貴が撫でていく。
「美貴さんも脱がないと、ほら!」美貴も生まれたままの裸になり、3人は抱き合う。

 「いいわ、ここがいいの」乳房とクリトリスを触り合い、3人は「あ、あ、あ~!」
と悶え声をあげ、淫裂から淫汁を流している。
それは婦警とは思えない声だ。

 やがて、悶え声も治まり、沈黙が始まり、荒い呼吸で仰向けになっている。
「どうする。レイプされた事を…」
「誰にも言いたくない。あんな事を聞かれるのよ、しかも同僚に…」友里は泣き声にな
っている。

 「私もいや。レイプされたなんてマスコミに流されたら、生きていけない…」涼子も
泣き出した。
「わかったわ。この事は絶対に誰にも言わないで置こうね。3人の秘密よ」頷く友里と
涼子だ。

 美貴達がレズを楽しんでいる頃、品川署では困った顔で話し合う者がいる。
「よりによって、強盗か。これで、明るみに出るのは避けないとな…」
「当然です。私だって、これからの生活が掛かっているんですから」
「何とか森山に始末させろ。狂言だったとか言って!」
「伝えておきます。必ず揉み消します」

 「頼んだぞ。それから、婦警が一緒だったと、言っていたな?」
「はい、婦警の口も封じた方が良いと思います。森山にやらせましょう」
「誰だか、目星はついているのか?」
「はい。たぶん、交通課の新藤、川原、宮下の3人と思われます」
「そうか。しばらく3人から目を離すな」
「心得てます」方針が決まったのか、一人は警察署から出て行く。

 翌日、3人は何もなかったように、勤務する署に向かっていた。
それと同時に、坂本達は引っ越しの準備をしている。
「いいな、いらないのは燃やすんだ。残せば不審に思われるから、いらないのは燃やせ」
坂本の指示で宿舎の中にあった荷物が、トラックに詰め込まれ、不要な物は次々と焼却
されていく。

 そこに、人相の悪い男達が現れた。
「やっと、明け渡しか。まっ、いいか。これで暫く稼げるからな」現れた男達は、産廃
を不法焼却して稼ぐために、前からここを狙っていた連中だ。

 「引っ越すから、文句はないだろうな」
「それが、お前達のためだ!」坂本達は人相の悪い男達の見送りを受け、羽田から都心
へと向かった。

 「見ろよ、検問だ!」運転する川口の言葉に緊張が走った。
「慌てるな、絶対にばれやしないから」坂本の指示で、後続の車も緊張している。
「すみません。荷物を調べさせてください」
「どうぞ、どうぞ。引っ越しですから、ろくな物しかありませんが…」坂本は堂々とし
ていた。

 検問の警官は荷台に置かれた荷物を調べて「ご協力、ありがとうございました」調べ
終えると礼を言って去っていく。
「行くぞ」「はい」坂本の言葉で、2台のトラックは都心へと向かった。

 トラックは、世田谷に向かい住宅街に入っていく。
「ここだ。ここが新しい住みかだ!」正面に2階建ての大きな屋敷が見えている。
そこは、倒産した企業の社長が住んでいた住宅だった。
借金の形に差し押さえられ、坂本が羽田の解体場を売った金で、買い込んだ屋敷だ。

 トラックは屋敷に入ると停まった。
「運ぶんだ!」荷物が降ろされ、中に運ばれていく。
4人は次々と運び、昼近くには全て運び終え「あら、片づいたみたいね」美雪が手伝い
に来た。

 それに、3人の女性を連れている。
「まだ、終わってないんだ。中の掃除を手伝ってくれよ。高木と萩原はトラックを返し
てくれ」
「わかりました」荷物を降ろしたトラックが屋敷から去っていく。

 「あら、いい男ね。私のいい人にならない?」
「ダメ。高宣は私の夫なの。それ以外なら良いわよ」慌てて美雪が言う。
「ママの夫じゃ仕方ないわね。諦めるわ」ホッとする美雪だ。
「それより部屋が多いから大変よ、急いでね」美雪達は隅々まで掃除をしていく。

 そして、夕方になり、8人が揃って食事を始めた。
「美雪、今日は泊まっていけよ。店は休みだろう?」
「いいの。泊まっていっても!」
「いいよ。美雪は石田の妻だしな」ニヤニヤしながら坂本が言うと「リーダー、どうせ
なら3人にも泊まって貰おうよ」荻原と女性の顔が合った。

 「あら、私でいいの。だったら、泊まって良いわよ」
「私も泊まりたいわ、本物の恋を楽しみたいし」連れの3人も乗り気になっている。
「わかったよ。皆泊まっていいぞ。さっそくパーティだ!」用意されたグラスにビール
が注がれ、それを飲んでいく。

 やがて、酔いが回って「俺、もうダメ。酒に弱いんだ」真っ先に高木が潰れた。
「大丈夫なの。服を脱がないと」
「信子、好みなのね。エッチしても良いけど、あれ飲んでいるでしょうね?」
「ママ、心配いらないわ。避妊は大丈夫よ」信子と呼ばれた女性は高木と一緒に別な部
屋に入っていく。

 「俺も限界だ。もう遅いし…」
「私が手伝うわ。いいでしょう、ママ!」
「いいわよ。リーダーは真理がいいわ。萩原さんは洋子よ!」
「ママ、ありがとう、今夜は本物の恋を楽しめるわ」6人は次々と自分の部屋に入って
行く。

 「高宣、私もエッチがしたいの。いいでしょう?」
「いいよ。俺も美雪とオ○ンコがしたかったんだ!」石田と美雪も部屋に入った。
だが「あ、あ、あー!」隣の部屋から喘ぎ声が聞こえてくる。

 「凄いわ、あんなに悶えるなんて。よっぽど、セックスがしたかったのね」美雪は服
を脱ぎながら言うと「そうだよな。俺も昨日以上に出すかも知れないぞ!」美雪はベッ
ドに押し倒され乳房を揉まれていく。

 「待って。私にやらせて!」体制を入れ替え、美雪が馬乗りになった。
「これ、高宣とやりたかったの。恥ずかしいけど、オ○ンコをしっかり見てね」
「見えるよ。美雪のオ○ンコが!」馬乗りになった美雪は、肉竿を掴み淫裂に導いた。
「いいよ、美雪!」石田は乳房を掴み揉んでいく。

 「いくわよ!」美雪の腰が動きだし「クシュ、クシュ!」卑猥な音がする。
「いいわ。高宣、気持ちいいわ!」美雪も悶え声を上げている。
この夜、4人の女性は幾度も淫裂の中に、精液を噴射された。