「拉致された婦警」

                             赤星直也:作

第12話 郊外の屋敷
 

 2時になり、客もいなくなって、片付けが始まった。
「今日も頑張ったわね。婦警さん!」縛ってあった鎖が解かれた。
「見ろよ、今夜も稼いでくれたぞ。70万もあるよ」杉田と新田ははしゃぐが、有紀と
森脇は憂鬱だった。

 「どれだけ続くやら…」そんな事が脳裏から離れなかった。
「何かをやらないと…」焦りさえ漂っている。
後かたづけが済むと、8人はいつものワゴン車に乗ってアジトに戻っていく。
淳子と久美は勿論、二重に作られた特別室に全裸で乗っている。

 アジトに着くと、車から降ろされて屋敷の中に入っていく。
「ご苦労だったな。今日は解いてやれ、オ○ンコが痛いだろうから」淳子と久美の拘束
具の全てが取り外された。

 「お風呂に入らせて。膣を洗いたいの…」
「私もお風呂を先に下さい」
「あら、お風呂なの。そうよね、恥ずかしいほど、お汁を流したもんね」
「言わないで。そんな言い方は!」泣き顔になっている淳子と久美だ。

 「いいだろう。風呂なら格子があるし、逃げられないからな」
「それから、タオルを貸して貰えませんか?」
「だめだ,素っ裸のままだ!」
「違います。濡れた体を拭くためです…」

 「それなら、私がいつものようにしてあげるわよ。今日はオッパイを重点にね」
「私もしてあげるわよ。あがったら言って!」有紀とか済みの目が輝いている。
「わかりました。お願いします」項垂れて浴室に向かう2人だ。
 
 浴室にはお湯がたっぷり入っていた。
「久美。私婦警をやめようと思うの…」淫裂に石鹸を塗りながら言う。
「どうしてなの。辞めるなんて?」乳房を洗っている、久美の手の動きが止まった。

 「署長達が来たでしょう。そして、あんな事を平気でするなんて、信じられないの」
「そうね、同僚も私の性器をおもちゃ代わりに使っていたわ…」昼間の事を思いだし、
泣き出してしまった。

 「だから、警察を辞めようと思うの」
「淳子、私も辞める。もう未練なんかないわ。あれは警官のすることじゃないもんね」
2人は警官を、恨めしく思っていた。

 風呂で丁寧に体を洗うと「あがりました!」と叫ぶ。
「あがったわね。稼ぎ頭だから丁寧に扱わないと」有紀と和美はバスタオルを持って浴
室に入っていく。

 「はい、足を開いて!」
「生えてません。昨日剃ったばかりですから…」顔を赤らめる淳子に「だめ、毎日する
のよ、ここは綺麗にしないとね」有紀は淳子の無毛の股間を、カミソリで剃っていく。
「あなたもよ、ほら、足を開いて!」久美も足を開いて、無毛の股間を和美に剃られて
いく。

 「動かないでね」淫裂を丁寧に剃っていく。
カミソリは淫裂の周りの絨毛を逃すまいと剃った。
「終わったわよ。拭いてあげるわね」剃った後、クリームを淫裂に塗ってからバスタオ
ルで濡れた体を丁寧に拭いていく。

 「そこはいいです。もういいです!」有紀は淳子の乳房を丁寧に触っている。
和美も久美の乳房を、タオルの上から触っていた。
「濡れてません。もう濡れてません!」有紀と和美はそれでも触り続けて、10分後に
やっと放した。

 体を拭き終えた淳子と久美は、相変わらず全裸姿のままだ。
「明日は店を休むから、今夜はたっぷり楽しませてくれよ」
「いや。もういやです。バイブで膣が無理です!」
「やってみないと、わからないさ。どれ、一発だ!」森脇と新田は、淳子と久美を床に
押し倒してズボンを下げていく。

 「やめて下さい。お願いします!」叫ぶが容赦なく肉竿が、淫裂の中に入っていく。
(犯された。また犯されてしまった!)淫裂に肉竿が入り込むと、もう抵抗などする気
も無くなっている。
乳房を掴まれ、肉竿でのピストンにも、されるがままだ。

 (もう、どうなってもいい。どうせ、戻れないんだから…)犯されているのに、涙さ
え流れていない。
まるで人形のように無表情だ。

 「気持ちいい。出すぞ!」森脇が真っ先に爆発した。
(射精された。子宮の中が暖かい…)淫裂から精液が流れ出ていく。
「俺もだ、限界だ!」新田も爆発し「スッキリした。今夜は最高だ!」肉竿を抜いて起
きあがっていく。
「今度は俺とだぞ!」梅宮と杉田も、淳子と久美を犯して射精した。

 「羨ましいわ。こんなにザーメンを吹き付けられて!」
「そうよ。私のオ○ンコになんか、出してもくれないのに…」犯された淳子と久美は、
流れ出る精液を有紀と和美によって拭かれ、そして、いつもの隠し部屋に閉じこめられ
た。

 「どうなるのかしら、私達は…」
「わからないわ。でも、婦警に戻れないのは確かよ」呟くように言う。
「そうよね。もう、婦警になんか、なれないわよね…」1枚の毛布に体を寄せ合い、ベ
ッドに横たわっている。

 やっと、両手の自由が戻されたが窓もなく、壁で囲まれた部屋からは、脱出など到底
無理だ。
「もし、妊娠したら、きっと殺されるわ。妊娠だけは避けないと…」
「だから、毎日飲んでいるのよ」
「私もよ。でも、犯されるのはもういやだわ」
「私もいやよ、犯されるなんていや!」2人は泣きながら眠りに就いた。
 
 翌朝、店が休みと言う事で皆も起きるのが遅く、そのお陰で淳子と久美もぐっすりと
眠れた。
「起きなさい、起きなさいよ」11時近くに淳子と和美が起こしに来た。
「ぐっすり眠ったみたいね、来なさいよ」淳子と久美は、生まれたままの姿でリビング
に戻って来た。

 「来たか、今日は服を着させてやるぞ。着るんだ!」淳子と久美の前には、婦警の制
服が置かれてある。
(どういう事なの。パンティとブラジャーもあるわ…)だが、制服を着るのには抵抗感
があり(もう、婦警には戻りたくないのに…)制服を前に躊躇している。

 「何だ、服はいらないんだ。だったら素っ裸で、町の中を歩くの?」
「着ます、裸はもういうやです」真っ先にパンティに手を伸ばし、体を屈めて足を通し
ていく。

 (白だわ、ブラも白だわ。どういうつもりなのかしら?)不思議と感じながらパンテ
ィを掃き終えると、ブラジャーも着けていく。
(フロントホックだわ。どうしてなのよ)乳房に押しつけホックを締めた。
そして、乳房をカップの中に押し込みシャツを手にする。

 (これは着たくないのに…)嫌々ながら制服のシャツを着込んでいく。
「お似合いね。やっぱり、婦警がお似合いだわ」
「そうよ、餅は餅屋ね」
(勝手な事を言って!)唇を噛みながらスカートも履き、婦警姿に戻った。

 「いいな、騒がれたら困るからな」淳子と久美には口枷がはめられ、両腕も縛られて
手が効かない。
「我慢してくれ。直ぐそこだから」いつものように、二重底のワゴン車に乗せらられて
アジトから出て行く。
 
 ワゴン車は繁華街を走り抜けて、郊外に向かっている。
「あそこだわ。でも、本当に払うのかしら?」
「間違いないよ。半分は貰ったから」
「素人を犯すって、そんなにいいのかしら。100万も出すなんて!」
「相手次第さ。誘拐した婦警だったら、100万を出すマニアもいるよ」ワゴン車は大
きな屋敷の中に入っていく。

 「駐車場はどこかしら?」
「あそこだよ、プライバシーを考えて、ブラインドされているんだ」車庫の中にワゴン
車が入った。
「よし、降りろ!」エンジンが切られ、皆が降りていく。

 「ほら、出るんだよ」制服を着た淳子と久美も降ろされた。
「これも外すわ。いくら叫んでもいいのよ」口枷が外され「解いて、腕も解いて!」淳
子は叫んだ。
「悪いな、そこまでは無理だ。我慢しな」森脇は淳子の乳房を制服の上から撫でていく。

 「いや、やめて、触らないで!」大きな声で叫ぶ淳子だ。
「そうだ。それでいい!」安心したのか素直に引き下がり、屋敷に向かって歩き、その
後を淳子と久美も歩く。