「失われた絆」

                             赤星直也:作

第13話 売春の強要

 恵と愛子は中尾と目黒に体を触られていく。
「明日も来るよ。今度は若い子をよこすから楽しませてくれ」乳房も吸いだし「それ
はダメです、触るだけです…」頭を押さえてやめさせようとする。
「お客さん、触るだけですよ、そんな事されたら、やりたくなっちゃいますから」さ
すがに支配人も注意した。

 「それだったら、やらせてくれ。礼は弾むから」中尾は支配人に5万ほど渡した。
「困りますね、今回限りですよ。恵さん、こちらお客がお疲れのようだから、2階の
休憩所にご案内して下さい」
「わかりました。こちらへ」支配人に怪しまれたら、潜入した意味がなくなるから、
言われた通りにしている。
「支配人、俺も疲れたな。少し休みたいよ」目黒も5万をポケットに押し込んだ。

 「わかりました。愛子さん、お願いしますよ」
「わかりました」返事するが強ばった顔をしている。
「こちらです」2人はお尻を振りながら歩いて行き、歩く度に太股の付け根の割れ目
が覗いている。
「いいね、これが」「ほんとですよ」中尾と目黒は、ただのエロ男になっている。

 恵と愛子は2階の休憩室に案内した。
「あれは…」中尾の見た先にはカメラがあり(この部屋は監視されている…)恵と愛
子は顔を見合わせた。
「いいだろう。やりたいんだ!」中尾と目黒はズボンを引き下げ、下半身を剥き出し
にした。

 「そんな事しません。いくら何でもイヤです。体は売りません!」
「売らなくても買ったんだよ」2人は押し倒され仰向けにされた。
「やめて、声を出します!」カメラがある以上はやるしかなく「金で買ったんだ、5
万で。やらせろよ」強引に肉竿を押し込んできた。
「い、痛い~!」悲鳴を上げるが、それでも腰を密着させていく。
「う、う、う!」愛子と恵は声を上げて泣きだした。

 「痛いのは最初だけだ。直ぐによくなるよ」乳房を握りしめ腰を振り出す。
(売春じゃないわ。これは捜査だから仕方ないのよ)恵は忠明に詫びながら涙を流し
ていく。
愛子も同じ思いで泣いていた。

 中尾と目黒は腰を振りながら登りつめ「いや~!」悲鳴と同時に淫裂から白い液体
が噴き出していく。
「酷いわ。レイプした上に、射精するなんて…」愛子と恵は泣きながら淫裂を拭いて
いく。
「レイプじゃないよ。ほら金だ!」2人に札が投げられ、まるで、売春婦扱いだ。

 (こんな事したくないのに…)それを黙って拾い、中尾と目黒はズボンを履きなが
ら、部屋の中を見ている。
(そうよ、これも演技なんだわ)そう思いたかった。
「終わったぞ」
「戻りますか?」
「ああ、こんな部屋にはいたくないよ。もう1回やらせてくれるなら別だがな」また
淫裂を撫でていく。
「イヤよ。もうレイプなんて、イヤです!」手を振り払い、休憩所から店に戻った。

 やがて、閉店となり、客も帰って店内が静かになった。
「ご苦労様でした」支配人に言われ、やっと服を着ていく。
「これからも、あんな事があるから、薬を飲み忘れないようにしないと」
「また、レイプされるんですか?」
「そう。レイプされるから準備して置くんだ!」さすがに売春とは言えない。

 2人は項垂れて階段を登って3階の自室へと向かう。
部屋は狭く、簡易ベッドがおかれているだけだ。
「暫くはここにいるしかないわね」
「そうね、新しいアパートが見つかるまではね」監視されている恐れがあるから、う
かつな事は言えず、2人はそのままグッスリと寝り込んでしまった。

 翌日、2人は街に衣料品を買いに出た。
勿論、中尾と目黒から貰った売春代で「これは使いたくないけど…」抵抗はあるが、
背に腹は代えられず、必要最小限を買い求めて戻って来た。

 昨日とは違い、クラブの非常口から入ると、地下へ通じるドアが開いていた。
「愛子。私見てくる!」
「待って、様子を見てからでないと危ないわよ!」恵は愛子を振りきって、忍び込ん
だ。

 中は金属製のドアで区切られており(鉄格子だわ。ここに閉じこめられているんだ
わ…)祈る思いで中を覗いたが、誰もいない。
(誰かいたのは間違いないわ)食べ残しがあり、住んでいる形跡はある。

 突然「ウワ~!」男の悲鳴が聞こえ、恵は爪先立ちで、悲鳴が聞こえた方へと歩い
ていくと「!」声を出す所だ。
忠明が両手を鎖で繋がれ「言えよ。誰の差し金なんだ?」男に棒で背中を叩かれてい
た。
「ウ~!」忠明は悲鳴を上げ、叩いている男に見覚えはない。
そのほかにもいたが、皆、初めて見る男達だ。

 「兄貴、こいつはしぶといですよ」
「そのようだな。いずれ、もうすぐ消える事になっているからな」
(忠明さん、殺されるのかしら?)不安になった。
「そうですよね、もうすぐ船が来ますし。日の目を見たかったら早く言うんだよ」ま
た背中を叩かれた。

 だが、忠明はなおも打たれているが、口を開く事はない。
「しぶといやつだ。戻せ、また明日だ!」鎖が解かれて(戻らないと…)恵は地下か
ら地上へと戻ろうとし、振り返ると男が立っている。

 「おい。何をしていた?」
「何もしていません。声がしたものですから…」
「嘘付くな。体に聞いてやるから来い!」忠明が拷問を受けた所に連れて行かれた。

 「こいつが、中を覗いていたぞ」
「確か、昨日入ったホステスだな。もう1人いるはずだが?」
「イヤ1人だった。と言う事は…」男は恵を放るとまた戻っていく。
「とにかく、こいつを縛り上げろ」忠明と同じく恵も手首を鎖で縛られていく。

 「どうして、覗いた?」顎を押さえられた。
「意味はありません。音がしたからです。信じてください」
「嘘付いても、本当かどうかは直ぐわかるぞ」胸が撫でられていく。
「イヤ、触らないで!」両手を縛られているから何も出来ない。
「素っ裸になって、オ○ンコも触らせているんだ。これくらい平気だろう?」スカー
トの中に手を入れられ「イヤ、イヤです!」叫び声が響いている。

 同じように「イヤ、何もしていません。放して!」愛子も悲鳴を上げながら地下に
連れて込まれ、恵と同じように両手を鎖で縛られてしまった。
「お前は、何を探りに来たんだ?」愛子も胸を撫でられる。
「探る何てしてません。ただ、お金が欲しくてここで…」

 「金が欲しくてか。嘘言っても直ぐにわかるからな」男は愛子のスカートを脱がせ
に掛かった。
「イヤ、イヤです。レイプなんてイヤ!」不自由な姿勢で逃れようとするが、無駄で
あっけなくスカートが足下に落ち、パンティ姿にされて「いや、いやよ。やめて!」
愛子は泣き声になった。
「相棒が1人では寂しいとよ。お前も脱いでくれ言っているよ」恵もスカートが脱が
された。

 「ホントの事を言うなら今の内だ。誰に頼まれたんだ?」
「誰にも頼まれたりしていません…」
「まだ言うのか。オ○ンコ丸出しにしろ」2人のパンティが引き下げられ「いいね、
このパイパンオ○ンコが!」無毛の淫裂が触られていく。
「やめて下さい。ホントに何も知りませんでした!」2人の声が響いている。

 「それはどうかな。直ぐにわかるぞ!」恵の尻がムチで叩かれ「ギャー!」悲鳴を
上げ、体を震わせた。
「本当の事を言う気になったか?」
「ですから、探りに来た訳ではありません…」言い終わらない内に、また打たれ、尻
には赤い筋が数本できていた。

 「ギャー!」恵の悲鳴が暫く続いてから、愛子が叩かれた。
「知りません、何も知りません!」泣きながら言うが、赤い筋が数本できている。
「強情だな。2人を素っ裸にしてやれ、それからお仕置きだ!」一旦鎖が解かれ、上
半身が脱がされていく。
ブラジャーも剥ぎ取られ、生まれたままの姿にされた。

 「言えよ、本当の事を!」
「本当です。何も知しません…」
「まだ言うのか。仕方がないな」恵の乳房を踏みつけ「ギャー!」気が狂ったような
悲鳴だが、乳房を踏んだ靴が左右に揺れる。

 「やめて。本当です…」本当の事を言ったら殺されるのは見え見えで、それしか言
えない。
「お前は誰に頼まれた?」今度は愛子の乳房が踏みつけられ「誰にも頼まれていませ
ん。お金が欲しくてここに…」痛みを堪えてやっと言った。

 「兄貴、こんな事やっても無駄だよ。それよりも、オ○ンコに聞いた方がいいので
は?」
「そうだな、そろそろ行くか!」男達はズボンを引き下げだす。
「イヤ、イヤです、レイプなんてイヤ!」
「売春している癖に、レイプはイヤだってよ。笑うぜ!」嘲笑しながら下半身を剥き
出しにした。

 「どれ、俺はこいつからだ!」恵は忠明の前で犯されていく。
「イヤ、イヤです!」閉じた目からは涙が流れ(助けて、あなた!)叫びたいのを堪
えて、乳房を揺らせている。
「見ろよ。こいつもオ○ンコしたそうだぞ!」忠明の股間が反応していた。

 「面白い事を考えた。おい、フェラしてやれ!」恵は起こされ、忠明の正面に膝を
付けて座った。
「やれ、やるんだよ!」背中が叩かれ(あなた、やるわ。我慢してね)チャックを引
き下げ、肉竿を取りだし、恵はそれを口に含んだ。
「ウグ、ウグ!」頭を前後に振って肉竿を愛撫していくと「俺も仲間に入れてくれよ」
腰が持ち上げられ、四つん這いだ。
(入れないで。いやよ~!)忠明の肉竿を口に含みながら、淫裂に肉竿を押し込まれ
ていく。

 「俺もやりたくなった。やらせろ!」愛子も四つん這いにされて犯されていく。
「う、う、う!」愛子は泣きながら乳房を揺らせている。
こうして愛子と恵は男達に輪姦された。

 「おい。こいつが、まだやり足りないとよ!」ムチが忠明の肉竿を刺した。
「兄貴。こいつにオ○ンコさせようよ」
「そうだな、こいつとやれ。オ○ンコの中に出されるんだ!」
「射精はイヤ。セックスはしますから射精はしないで!」

 「俺がやれと言ったんだ。やらないならこうだな」愛子の背中にムチが振られ「や
ります。やるから打たないで!」叫びながら、愛子は背中を忠明に押しつけ、淫裂に
肉竿を迎えた。
(やめて、愛子さん。忠明さんとは私がするのよ!)恵は俯いたままだ。

 「お前も見ろよ、オ○ンコしているぞ!」
「見たくもありません、そんな人のセックスなんか…」
「だったら、お前も見せるんだ!」恵は立ったまま、太股を抱えられて再び犯された。

 淫裂をピストンする肉竿が、ハッキリ見えている。
(イヤ、見ないで、お願いだから見ないで!)首を振っているが、忠明もしっかり見
ており、自ら腰を振りだし「あ、あ、あ!」愛子はすかさず喘ぎ声を上げた。
(忠明さんが、気持ちよさそうにしている…。私以外とのセックスで…)恵の流れる
涙も多くなった。

 それが暫く続いて、忠明も登りつめようとしている。
「出したいってよ。オ○ンコに出させなかったら、ムチ打ちだぞ!」ムチが乳房を刺
している。
「いや~!」愛子の動きが止まり、忠明も動かない。
(射精だわ。忠明さんが、愛子に射精した…)呆然と太股まで流れる液体を見ている。

「俺も出すからな。オ○ンコを見せてやれ!」
「イヤ、それは許して!」拒んでも無理で、子宮の中が暖かくなっていく。
「イヤ、射精はイヤ!」忠明には見せたくなかった。
だが、忠明は視線を逸らして恵を見ようとはしない。
(許して。好きでやったんじゃないわ。あなたを助ける為よ!)「う、う、う!」嗚
咽がなかなか止まらなかい。

 「兄貴、こいつらはどうしよう?」
「そうだな、見られた以上はこのままではばれてしまうしな。売り飛ばすか…」
「それだったら、毎日やってもいいですか?」
「かまわない。それに、客も取らせろ。支配人には俺が言っておく」
「わかりました。それならこいつらは4階に連れ込みます」2人は全裸のまま、地下
から4階に閉じこめられた。

 今度の部屋には窓がなく、ただベッドや家具が置かれているだけだが、生活するに
は何の支障もない。
暫くして、支配人が現れ「聞いたよ、客を取りたいんだってね。俺も手伝うよ」支配
人の言葉に呆然としていると「2人はレイプ志願なんだ。その方が感じるそうだ」勝
手に言う。

 「それなら、そうするよ。ショーもやって貰いたいんだが…」
「ショーは俺たちも手伝うよ。マゾになって貰うんだ」支配人に内容を話すと「わか
った、頼むよ。ホステスはもうしなくていい」それだけ言うと帰った。

 「わかっただろう。今日から暫くは俺たちが監視するからな!」また2人は押し倒
された。
「イヤ、もうレイプはイヤ!」恵は拒んだ。
「オ○ンコではしないよ。ここでやらせろ!」肛門を撫でる。
「そんなのイヤ。そこでされるなら、膣でも我慢します!」

 「遅いよ。ここに決めたんだ!」恵の肛門に肉竿が押し込まれて「ウ~!」目を白
黒させていく。
「イヤ~!」愛子の肛門にも肉竿が入り込んでいく。
「やめて。イヤ、イヤ!」泣き叫ぶが、肛門から肉竿は抜けず、抜かれたのは放出さ
れてからだ。
「いいか、これからもやらせて貰うからな」満足そうな男の側で泣き続ける2人だ。
そして、夜は婦警の制服を着て両手を後ろ手に縛られ、男達と一緒に舞台に立たされ
た。