「失われた絆」

                             赤星直也:作

第4話 ペット

 恵への調教は翌日も行われた。
昨日と違って、首輪を付けられないから猫の格好はしなくても良い。
「百合、昨日の写真ができあがったわ。見せてあげるね」八重は自分で印刷した写真
を見せたが、見るなり「う、う、う!」声を上げて泣きだした。

 「あら、写真に撮られて嬉しいんだ!」Mの字に開脚した写真をちらつかせる。
「はい、お嬢様に撮って貰えて嬉しいです…」
「何よ、その言い方は。気にくわないわね。お仕置きするから四つん這いになりなさ
い!」
「お、お許し下さい。お嬢様!」

 「ダメ。早くやらないと、鎖で縛り上げるわよ」
「それだけは、お許し下さい!」言われるまま四つん這いになると「ピシ、ピシ!」
尻をムチで打たれた。
「ヒー。お許し下さい!」泣き叫ぶが、どうする事もできず「ピシ、ピシ!」背中も
打たれた。

 「お許し下さい、お嬢様…」涙が流れ出ると「泣いているんだ。仕方ないわ、許し
てあげるから口でして!」八重がスカートの裾を持ち上げると、白いシルクのパンテ
ィが露わになった。
「わかるでしょう。意味が?」
「はい、わかります。お嬢様…」恵はパンティを両手で掴んで引き下げると、真っ黒
な絨毛に覆われた恥丘が現れた。

 (レズをしろと言うんだわ。その気はないのに…)拒めばまたムチで打たれるから
やるしかない。
パンティを膝まで下げると絨毛を掻き分け、淫裂を舌でなめていくと「ん、ん、ん!」
八重の太股が震えている。
「く、クリにもして…」目を閉じ上擦った声で言い(汚いから、やりたくないのに…)
渋々割れ目の上部にある、ピンクの突起をなめ出した。

 八重は「あ、あ、あ~!」喘ぐような声を上げだし「指でもして。破れないように
して…」恵の指が淫裂を撫でて、膣腔を捜していく。
(ここだわ、こんな事していいのかしら?)膣に指を入れて動かしていると「ん、ん、
ん!」太股ばかりでなく、全身が震えている。

 (大丈夫かしら?)不安そうに膣に入れた指を動か続けると「あ、あ、ああ!」八
重は喘ぎ声を上げた。
その声に「お嬢様に、何と言う事を!」声を聞きつけた久美が恵を打つ。
「お許し下さい。お嬢様に言われた通りにしました!」
「何言っているの。それじゃ、私が淫乱みたいじゃないのよ。百合が私をレイプしよ
うとしたじゃないのよ!」
「そんな、レイプだなんて、とんでもありません!」体を震わせて反論した。

 「お嬢様。この際だから私がお仕置きして、教育し直します」
「イヤ、許して、痛いのはイヤです。どんな事でもしますからお許し下さい!」土下
座する姿は、もう婦警ではなくプライドも棄てたただの女性だ。

 「久美、私にもやらせて。レイプされそうになったのは、私だし!」
「そうですね。お嬢様からのお仕置きも必要ですしね」
「イヤ、イヤです。お許し下さい!」叫んでも、2人に腕を掴まれ地下室に連れ込ま
れ、治郎兵衛に両手を鎖で繋がれ、足がどうにか立つほどに吊された。

 「まずは、私からね!」
「ギャー!」八重は思い切りムチを振り、両乳房に赤い筋ができている。
八重はなおも振って「ピシャ、ピシャ!」腹や太股と筋ができていく。

 さらに「お嬢様、私もやりますよ!」久美も加わり、背中を打ちだし「ギャー!」
悲鳴が鳴りやまず、恵の全身が赤い筋だらけになっていく。
「お許し下し、もうしません…」泣きながらやっと言えた。

 「久美。むち打ちはこれくらいにしてあげようよ。後は消毒ね」
「そうね、治郎兵衛準備はいいわよね?」治郎兵衛は白い粉を差し出す。
「何だか、わかるわよね」八重は指先に付け、恵の口に入れた。
すかさず「やめて。お願いです、塩なんて付けないでください」恵の顔がブルブル震
えだす。

 「ダメ。消毒しないと後が大変よ」
「お嬢様の言う通りよ。我慢しなさい!」2人は掌に塩を塗ると、赤い筋に刷り込ん
で「ギャー!」今までで、一番大きな悲鳴上げて、全ての動きを止めた。

 「あら、お漏らししているわよ」
「ビデオに撮れば面白かったのにね…」
「まだ機会はありますわ」
「そうね、これで終わりじゃないし。治郎兵衛、後は頼んだわ」散々恵をムチで叩い
た2人は戻っていく。
治郎兵衛は鎖を解き、失神している恵を運んでベッドに寝かせた。

 恵は2時間ほど失神していた。
「やっと、気が付いたみたいね」恵が目を覚ますと全裸の女性がいるが、鎖では繋が
れていない。

 「あんたも運が悪いわね。お嬢さんに見込まれて!」
「見込まれたんですか?」
「そうよ、これからも続くわよ。そして、最後はポイされるの」
「ポイですか?」
「そう、ポイよ。店に出されて売春させられるのよ」

 「売春なんてイヤよ。絶対にしないからね!」
「そんな事言っても無駄よ。昨日も、強がり言っていた子がいたけど、犬とセックス
させられて承知したわよ」
「そんな、犬とだ何て…」昨日の事を思い出し(八重さんは、一体何物なのかしら?)
恐ろしさがヒシヒシと伝わってくる。

 「所であなたは?」
「私ね、松田征子というの」
「どうして、自由に行き来出来るんですか?」
「一応、言われた通りの事はしているから、特別なのよ」

 「売春もですか?」
「勿論よ。そうすれば、早くローンが返せて自由になれるし…」
「そんな、売春してローンの返済だなんて信じられません。第一、警察が黙っていな
いはずよ」
「それが、蛇の道は蛇と言ってね。とにかく、いろいろあるのよね」征子は言葉を濁
した。

 「それよりも体を洗った方がいいわ。治郎兵衛に頼むから」征子は部屋を出て、治
郎兵衛を呼んできた。
治郎兵衛は恵の両手を縛った鎖を解いていく。
「行こう。私も手伝うから」2人はでャワー室に入ると征子が恵の体を洗っていくと
「ヒー!」傷が染みて悲鳴を上げていく。

 「我慢して。後で薬を塗って置くから」征子はくまなく洗い流し、タオルで拭いて
いく。
「これを塗るからね」チューブから軟膏をしぼり出し、恵に塗りだした。
掌で伸ばされ、白い軟膏は透明になり「ここは特に丁寧にしないと」両乳房を撫でて
いく。

 「あら、乳首が堅くなってきたわ。興奮しているのね」なおも乳房を撫でていく。
「もういいです。それ以上されたら…」
「それ以上されたら、何なの?」乳首を指で転がしていく。
「変になっちゃいます…」

 「これくらいで変になっちゃ、修行が足りないわよ。ここもやるからね」征子は淫
裂も撫でだす。
(ダメです。そんな事されたら、忠明さんとの事を思い出しますから…)太股をブル
ブル震わせながら、忠明に抱かれた自分を想像していく。

 「気持ちいいでしょう。こうされると…」指が膣の中にも入った。
(ダメ、それ以上されたら声が出ちゃう…)「もういいです。充分ですから!」征子
の手を押さえた。
「もっとしたかったのに…」不満そうな征子と一緒に、シャワー室から出ると、恵は
再び両手を鎖で繋がれた。

 その日の夕方、久美が迎えに来た。
恵は首輪を付けられ、四つん這いで歩いていく。
「お嬢様、連れてきました」ドアを開けると、若い男性が3人おり「凄いや。ホント
だったんだ!」信じられないと言った顔をしている。

 「ペットの百合よ。芸は「お座り」しか出来ないの。ここにお座り!」命令される
まま、腰を降ろすと足を広げた。
「お、オ○ンコだ。人間と同じのを持っている!」驚きの声に、恵は恥ずかしさで涙
を流した。
夫にさえ、滅多に見せた事のない性器を、赤の他人に見られているのだから無理もな
い。

 「見ろよ。このペット、泣いているよ」
「嬉し泣きよ。あそこを見られると嬉し泣きするの。それに、もっと変な癖があるの
よ」
「変な癖?」
「オチンチンを舐めたがるのよ」
「ホントか。是非見てみたいな」

 「百合、聞いたでしょう。いつものようにやっていいわよ」
(バカにしないで、フェラなんか好きじゃないわよ)そう叫びたかったが「やってく
れ。まずは試してみる!」1人が正面に立った。
(やりたくない。でも、やらないと痛い目に遭わされるし…)覚悟を決めて、ベルト
を外し、ズボンを引き下げた。

 「凄いや、本当だ!」驚く客で、その前でパンツも引き下げると、萎縮した肉竿が
露わになり、その肉竿を口に入れた。
すると、肉竿は一気に膨らみ「ウグ、ウグ!」頭を振り出す。
「いいよ、凄く気持ちいい!」

 「オッパイも触ってみて。喜ぶのよ」
「こうかい?」乳房が掴まれ(やめて。これ以上恥を掻かせないでください)泣きな
がら頭を振りまくった。

 やがて、咽の奥に異様な液体が漂い出し(イヤ、射精なんてイヤ!)頭を上げると
糸を引いている。
「飲むんでしょう?」
「ゴクン!」無理に飲み込んだ。
「百合、お味はどうだった?」
「ニャー!」屈辱の連続だ。

 「面白い。俺のもやれ!」八重の客が入れ替わった。
(こんな事やりたくない…。でも、やらないと…)ズボンを引き下げ、肉竿を口に入
れて行く。
こうして、3人の精液を飲み込まされた。

 「凄いや。このペットなら俺も欲しいよ」
「あんたは、もっとエッチしたいんでしょう?」
「まあな、ここでやりたいんだ!」淫裂を触り「ニャー!」恵は首を振る。
「あら、猫にも嫌われたわよ」大爆笑だが、その中で浮かない顔の恵で(好きでやっ
ているんじゃないわよ)悔しさが込み上げた。

 「ところで、鈴木。この猫面白いけど、散歩はしないのか?」すかさず、恵の顔が
引き吊った。
屋敷の中なら全裸の四つん這いは我慢できるが、屋敷の外となると話が違い、怯える
のも当然だ。
「面白いわね。散歩に行こうか?」八重もその気になったが(イヤです。外には行き
たくありません!)首を振る。

 「百合、ここにいたら運動不足よ。誰か抱っこしてあげて!」
「わかった、俺が運ぶよ」嫌がるが、男に抱かれて外に連れ出され、車に乗せられた。
(ヌードなのよ。何も着てないのよ!)恵がそう思っても通じる相手ではなく、5人
が乗った車が屋敷から出て行く。

 「どこがいいかな?」
「児童公園がいいわ」八重は道筋を教え、その通りに車が走り、5分ほどして公園に
着いた。
「降りなさい。ここからは猫よ!」
「ニャー!」俯いて四つん這いで歩いて行く。

 いくら夕暮れとはいえ、全裸は目立っていて「キャー!」子供連れの主婦達が悲鳴
を上げた。
「ほら、驚いているわよ。お座りして見せてあげなさい」言われるまま芝生に腰を降
ろし、足をMの字開脚した。
「変態よ、この人変態よ!」指差し走るように去って行き(違うわ、変態じゃないわ
よ!)涙が流れていく。

 「百合、散歩よ。歩きましょう!」革紐を引かれて歩いて行くと「何よ、この人!」
すれ違う人が、全裸で四つん這いの恵に声を上げ驚いている。
「百合、お座りして芸をしなさい」その都度、Mの字開脚させられた。

 「ヘアを剃って性器を剥き出しにしている!」
「面白い。これは傑作だよ」
「そうだよ、この際だから臭い付けもやらせろよ!」恵は相撲の四股と同じように、
両手を地面に付け、腰を降ろしていく。

 「早く出せよ!」催促しながら乳房を掴むと「ウー!」下半身に力を入れた。
「出たぞ。ホントにやったぞ!」黄色い液体が淫裂から噴き出したが「あんた達、こ
こには来ないで。ここは公園なのよ!」排尿は許されなかった。
「この、変態女!」缶ジュースが投げられ「う、う、う!」恵は泣きながら四つん這
いで歩いている。