生け贄の婦警
                              赤星直也:作

第6話 抜け駆けの罰
 
 2人がマリアンに潜入して初めての休日が来た。
「久美さん、買い物に行かない?」貴子が久美を誘うが「私、用事があるから…」素っ
気なく断った。
「あら、残念ね。だったら、1人で行くわ。今バーゲンなのに」
「今度は一緒だけどごめんね」久美は申し訳なさそうに言う。
(貴子だけに、手柄を上げさせる訳には行かないわよ。私だって…)福原から誘われて
いたから断った。

 貴子が1人でアパートから出ていくと「私も行かないと」後を追うように久美も出て
行く。
久美は電車に乗り、福原に指示された駅で降り「ここだわ、間違いない!」駅前の広場
で福原が現れるのを待った。
暫くして、車に乗った福原が現れ「待ったかい?」声を掛けてくる。
「少しだけね」
「そうか、お詫びにいいところへ案内するよ。とにかく乗ってくれ」久美が乗ると走り
だす。

 「ねえ、どこへ行くの?」
「パーティがあるんだ。面白いよ」
「そう、パーティね…」(麻薬パーティね。何としてでも、しっぽを掴まないと!)危
険を覚悟して、飛び込んだ久美だ。
 
 福原は車を飛ばして郊外へと向かい、家並みが消え、転々と家が建っている。
「もうすぐだ」正面に大きな家が見え「あそこだ。まだ来てないと思うけど…」その家
に向かって車は走った。
家まで来ると「おや、先客がいるぞ」車が1台停まっている。
「着いたよ」福原が降りると、久美もその後を追い、家の中に入っていく。

 「福原さん、お待ちしていました」管野が迎えに出た。
「準備は、出来ているか?」
「はい。この前のように、手はずが出来ています」
「そうか、それならいい」福原は久美を抱きかかえるようにして、奥の洋間に入った。

 「ずいぶん、かなり豪華なのね」
「勿論さ、おい管野、持ってこい!」
管野がケースを運んで来ると「まずは、これからだ」タバコの形をした大麻に火を付け
て「ふー!」一気に吸い込む。
「これを吸うと気持ちが落ち着くな。ほら、吸って見ろよ」久美に手渡した。
「頂くわ」久美も一気に吸い込み(大麻だわ。これだけじゃないはずよ、もっと何かが
あるはずよ…)周りを見渡しながら吸っていく。
 
 そんな久美に「シャブを使った事あるか?」尋ねる。
「無いわ、1回でいいからやりたかったのよ」(そうよ、そうこなくちゃ)目を輝かせ
る久美だ。
「いいか、これがシャブだ!」小さな包みを見せた。
福原は袋を破り、白い粉を取りだし、それに水を垂らして注射器で吸い取り「腕を捲れ」
言われるままに腕を捲ると「う!」痛みが走る。
(ここは貴子も知らないアジトなんだ…。高島さんが喜ぶわ)痛みを堪えていく。

 「もうすぐ、気持ちがよくなるよ。お礼にやらせてくれ」福原は久美のシャツを捲り、
手を入れた。
「ダメ。それとこれは別よ。ダメよ!」拒むが、次第に意識が朦朧としていく。
「やらせろよ、やりたいんだから」手は、ブラジャーを捲り上げ、乳房を掴んだ。
だが「あ、ああ!」覚醒剤が効いてきたのか、喘ぎ声を上げだす。
「気持ちいいだろう、こうされると」乳房を掴んだ手がゆっくりと動いて揉んでいく。
「いいわ、オッパイが凄くいい!」久美の理性が消え、女の本能しか働いていない。

 「だったら、もっとしような」福原がシャツを脱がせると、紫色のブラジャーを着け
ている。
「これも要らないよ」ホックを外して、上半身を剥き出しにした。
「可愛いよ。愛のオッパイが…」乳首を吸いながら、乳房を揉みだした。
「いいわ、凄くいい!」喘ぐ久美に「もっと、したいだろう?」乳房から手を伸ばし、
股間を撫でだす。

 「したい、もっとしたい…」久美の目が虚ろだ。
「だったら、これも脱ごうな」スカートのホックが外され、スカートも脱がされた。
ブラジャーと同じ、紫のパンティが露わになった。
「いいね、これが最高だよ」福原は、獲物を捕らえた獣のような目つきで、パンティを
引き下げるが、久美の体を覆う布は何もなく、乳房はおろか、淫裂までもが剥き出しだ。
 
 「福原さん、こちらでお願いしますよ」
「わかった!」福原は管野に言われ、久美を抱いたまま部屋を出た。
「こちらです」案内された部屋は、ベッドが置かれ、撮影機材が並んでいる。
「早速やろうな」管野は久美をベッドに寝かせると、淫裂を舌と指で触っていく。
「あ、あ、あ!」久美は無意識に腰を動かしているが、そんな2人の行為を、ビデオが
しっかり撮っている。

 「欲しい、早く入れて…」淫裂から、淫汁を流しながら、譫言のように言う。
「何が欲しいんだ。ハッキリ言わないと」福原の指が膣の中に入った。
「お、オチンチンで、オ○ンコを突いて!」
「オ○ンコしたいのかい?」
「早くオ○ンコしたい…。入れて、オ○ンコに入れて!」覚醒剤が効いたのか、理性が
消えている。

 「わかった、オ○ンコしような」福原も服を脱ぎだす。
シャツ、ズボンと脱いで行くと、背中の入れ墨が光に冴えている。
全裸になった福原は久美の乳房を揉みながら肉竿を淫裂に押し込んだ。
「もっと入れて。奥まで入れて!」自ら腰を持ち上げて、深い結合を求めている。
「愛はオ○ンコが好きか?」
「好き、オ○ンコが大好き!」背中を反らせて応えた。

 「そうか、大好きだったら、やって上げるぞ!」肉竿を根本まで押し込み、ピストン
を始めた。
「いいわ。オ○ンコが、凄くいい!」ビデオで撮っているにもかかわらず、悶える久美
だった。
 
 やがて、登りつめた福原は「出すぞ、オ○ンコの中に」福原は腰の動きを止めて、密
着したままだ。
「出た、出したぞ!」体を起こし、肉竿を抜くと、白い液体がドット流れている。
「しっかり、撮るんだぞ!」ビデオは足を開き、淫裂から精液を流した久美の姿を撮っ
ていく。

 「お願い、もっとして。オ○ンコして!」無意識で言う久美に「福原さん、俺もやり
たいです」
「何だ、管野もオ○ンコしたいのか。仕方ないな、やってもいいぞ」
「早速、やらせて貰います」管野も急いで全裸になった。

 「どれ、四つん這いでやるぞ!」久美は四つん這いにされたが、腕の力無く崩れてい
く。
仕方なく、両手首を掴み、後ろで押さえ、肉竿を押し込むと「あ、あ、あ!」久美は体
をくねらせ、悶え声を上げだした。
「オ○ンコが、いいのか?」福原も、前から揺れ動く乳房を掴み、揉んでいる。
「いいわ、凄くいい!」

 「福原さん、前の女よりも、感じがいいですね。年増ですが…」管野は腰を振りなが
ら言うと「そうだな、年取っている分だけ、オ○ンコしたいんだよ」
「そうでしょうね。こんなに濡らしているし…」淫裂からは、淫汁がビッシリと流れて
いる。

 管野も、次第に登りつめて「で、でそうだ!」腰を尻に押しつけて動かない。
「出したのか?」
「はい、出ました」久美の腕を放すと、久美は頭からベッドに倒れ、お尻を突き上げた
ままだ。
淫裂からはドロドロの精液が流れ、それもビデオに撮られていく。
「一杯出したな。今度は、俺がもう一回だ!」再び仰向けにされ福原に犯された。
 
 一方、1人町へ出た貴子は糸沢と出くわした。
「おや、珍しいね。こんな所で合うなんて」
「ホントね、珍しいわね」
「所で、どちらへ?」
「買い物です、デパートでバーゲンをやっているんで」

 「そうですか…。でも時間があるんでしょう?」
「ええ、多少なら…」
「でしたら、寄っていきませんか、パーティがあるんですよ。普通のパーティではあり
ませんからね」

 (もしかして、麻薬では?)「それって、薬を使うパーティでしょう?」
「あまり大きな声では言えませんが、マリファナですよ。ご一緒にどうです?」
(チャンスだわ。またアジトを見つけられるし)「行ってみたいわ。私も興味があるし」
「でしたら、行きましょうよ。買い物は明日でもいいし」
「そうね、そうするわ」貴子も功を焦って糸沢の罠に乗ってしまった。
(うまく言ったぞ。オ○ンコやり放題だからな)2人は駐車場に止めて置いた車に乗り
込み、福原達がいる家へと向かい、それと同じく、桜井とあの外人も向かっていた。
 
 貴子の乗った車が家まで来た。
「ここで、やるんですよ」
「あら、車があるわ。先客がいるのね」
「多分そうでしょう。行きましょう」糸沢に案内されて、中に入っていく。

 洋間に入ると「あ、あ、あ!」喘ぎ声が聞こえてきた。
「やだわ。昼間からセックスしているなんて…」顔を赤らめる貴子に「おかしいですか、
昼間からのセックスは?」糸沢はタバコを吹かしながら尋ねる。
「あれって、夜するんのが普通でしょう?」
「そうとは限りませんよ。昼間からだって楽しめますし」

 「私はイヤよ。昼間からだなんて!」
「でも、今日は、昼間からセックスするんですよ」
「まさか、私をレイプする気では?」
「その、まさかですよ。ほら!」
「イヤよ、放して!」叫ぶ貴子だ。
 
 その悲鳴は、福原達にも聞こえ「誰か来たぞ。見てこい!」久美を犯しながら、管野
に命令する。
「わかりました」管野はパンツだけを履いて、貴子がいる部屋に来た。
「この前の女だ!」
「何だ、知っているのか。こいつとオ○ンコしたくて誘ったんだ」
「だったら、こっちでやって下さいよ。ビデオもあるし」貴子は奥の部屋に連れ込まれ
た。

 「あ、愛さん!」貴子は、福原に犯されている久美に、叫んでしまった。
「何だ、瞳もオ○ンコしたいのか。だったら、やってやるぞ」
「イヤ、セックスなんてイヤです!」体を震わせながら拒む。
「糸沢さん、構いませんよ。思い切りやって下さい。レイプビデオも撮れますから」
「福原さんから、そう言って貰えるなら安心です。思い切りやりますよ」

 「いや、こないで、いやよ!」怯えて、後ずさりする貴子を、ビデオがしっかりと捉
えている。
「逃げるなよ。オ○ンコさせろ!」
「いやー!」貴子は床に押し倒された。
「脱ぐんだ、素っ裸になれ!」糸沢は、乱暴にシャツを脱がしていく。

 「いや、いやです!」必死に抵抗するが、婦警も所詮は女で、男の力に勝る訳がなく、
シャツが脱がされ、青いブラジャーが覗いている。
そのブラジャーからは激しく抵抗したせいか乳房が飛び出ていた。
「ほら、オッパイが見えるぞ」
「いや、いや!」手で胸を覆った。
 
 その隙を狙い、糸沢が背中のホックを外した。
「いや、いやです!」手を放せば、乳房が見られてしまう。
「やめて、お願いですからやめて!」貴子は大粒の涙を流している。
(来るんじゃなかった!)後悔しても後の祭りで「何だ、オッパイが大事か。だったら、
こっちだ!」
「いや、いやです!」手を離せない事をいい事にして、スカートを脱がせに掛かった。
「やめて、お願いです」必死に叫ぶが、容赦なくスカートが剥ぎ取られて、お揃いの青
いパンティが見える。
「いいね、青も!」そのパンティを掴んだ。
「だめ、それはだめ!」性器を見せる訳には行かず胸から手を退けパンティを押さえた。

 「だったらオッパイだ!」手が離れた隙を狙いブラジャーを掴んだ。
「いや、いやです!」貴子の豊満な乳房が揺れ動き「これでオッパイは丸出しだな」強
引にブラジャーを剥ぎ取り、パンティを掴んで引き下げていく。
「イヤ、イヤ!」貴子も最後の布に力を込めて「ビリビリ!」薄いパンティが裂けた。
「ほら、オ○ンコだ!」
「見ないで、見ないで!」泣きながら乳房と股間を押さえている。
 
 「何だか、うるさいと思ったらお遊びか?」そこに、桜井とあの外人が入ってきた。
「助けて下さい。レイプされそうです!」大粒の涙を流しながら言うと「レイプね。俺
にもレイプさせて貰えないかな?」ニヤニヤしながら応える。
「イヤです、お願いですから、助けて下さい!」

 「往生際が悪いな、やってしまえ!」外人も加わり、両手を押さえる。
「わかりました!」糸沢は切れたパンティを剥がしていく。
「いや、いやー!」足をバタバタするが無駄で、貴子は生まれたままの姿になり、乳房
と淫裂をビデオに撮られていく。
(撮られている。ヘアを剃られた性器が!)止めどもなく涙が流れていく。

 「どれ、早速オ○ンコするか!」糸沢は服を脱いで全裸になり「いや、いや!」叫ぶ
が、容赦なく淫裂に肉竿を押し込んだ。
「ヒー!」膣が強引に押し広げられ、痛みに悲鳴を上げた。
「痛いのは最初だけさ。直ぐに気持ちよくなるよ」肉竿は、なおも進んでくる。
(犯された、支配人にも犯された…)呆然として、貴子の全身の力が抜けていく。
 
 「やっと、おとなしくなったか」糸沢は乳房を揉みながら腰を振りだした。
「次は俺だ、やらせろよ」
「わかっていますよ、桜井さん」肉竿のピストンをしながら、返事をする。
「こっちもいいですよ。終わりましたから」福原は起きあがると、日本語がわかるらし
く、外人が服を脱いでいく。

 「あんたのは、大きいね」福原の言葉に、苦笑いをして久美に抱き付いた。
「いいわ、オ○ンコの奥までオチンチンが入ってくる!」まだ、覚醒剤が効いているの
か悶えている。
「相棒は気持ちいいそうだ。俺も気持ちいいよ」腰の動きを早めていく。
「出さないで、せめて、外に出して下さい!」
「そうは行くか、オ○ンコに出すのがレイプじゃないか!」糸沢が登り切ったのか、動
きを止めた。
「う、う、う!」膣の中が暖かくなり、泣き出す貴子だ。

 「終わったか、次は俺だぞ」貴子は四つん這いにされて、今度は桜井に犯され「う、
う、う!」大粒の涙を流しながら犯されていく。
その後も、2人は代わる代わる犯された。
散々犯された2人は全裸のまま、ベッドが1つしかない小さな部屋に押し込まれた。

 貴子は久美をベッドに寝かせたが、淫裂からはドロドロの精液が流れている。
(久美さんも、覚醒剤を打たれたのね。何とか、逃げられないかしら?)久美の腕には
注射された後が残っている。
貴子は部屋の隅々を調べたが、逃げ道はない。
まして、全裸であるから逃げられず(そうよ、素っ裸よ。必ず警察沙汰になるわ。そう
したら…)また、泣き出してしまった。