| 「地獄の囚人」
赤星直也:作
第20話 入れ墨
桐子は覚えのない罪を着せられ、涼子から刑期が半年延びたのを知らされた。
「やった覚えはないのに…」無実と叫びたいが拷問に負けて認めた以上、どうしようも
なく、毎日のように売春をさせられていた。
「来るんじゃなかった。ここから何とかして、出ないと…」この刑務所に潜り込んだ
事を後悔して憂鬱になっている。
そんな桐子を見透かしたかのように、涼子から呼び出しがあった。
「薬の事だけど、どこから手に入れたの?」
「それは…」答えようがない。
「教えてくれたら、ここから出してあげてもいいわよ」
「本当ですか?」
「約束する。でも、ここでの事を喋らないと約束して貰うけど…」それには、桐子も動
揺した。
(どうしよう。身に覚えのない事だし…)戸惑っていると「差し入れでしょう。そこに
入っていたんでしょう?」涼子がニヤリと笑った。
「はい、そうです。差し入れの中に入っていました!」軽率な事を言った。
「やっと認めたのね。約束通りに、出所させる手はずを取るわ」電話で美香と和子を呼
びだした。
「例の所へ、連れて行って!」
「わかりました。出所の準備ですね?」
「そう、秘密を守る為にね。お願いするわよ」桐子は刑務所から車で連れ出された。
車は倉庫群を走って見覚えのある建物に入った。
「イヤ。返して、ここはイヤ~!」ヤクザ達に散々犯された場所だ。
「イヤでも行くのよ。刑務所の出来事を忘れる為にね」両脇を掴まれ建物の中に入れら
れた。
「お待ちしていましたよ。片山弁護士さん」
「あ、あなたは…」
「覚えていたんだ。あなたを一人前に指導した美智よ。それより準備して!」
「準備というと?」
「あなたが、立派な売春婦になって、仲間入りする為の準備よ」
「まさか、この私に売春婦になれと言うの?」
「そうよ。今までと違って、柔らかいベッドで抱かれるのよ」
「イヤよ。もう私に関わらないで下さい」
「そうは行かないわ。秘密を知ったからには死ぬか、仲間になるかどっちよ」美智は
桐子の顎を撫でる。
「脅すの。この私を?」
「そうよ。死にたくなかったら脱ぐのよ」
「わかった、脱げばいいのね」美智の脅しは嘘ではないと悟り、囚人服を脱ぎだした。
ボタンを外し、脱ぐと下着姿だ。
「全部よ。素っ裸になるの」言われた通り下着も脱いで全裸になった。
「ここを、手入れして!」ポツポツと生えた恥丘を撫でる。
「まさか、ここで剃れとでも?」
「そうよ。自分でやるのよ」カミソリとスプレーが渡されて(イヤだけど、やるしかな
い…)スプレーを吹き掛けカミソリで剃っていく。
「それでいいのよ。剃り残しがないようにして!」美智はジッと手の動きを見つめてお
り、その前で丁寧に絨毛を剃り、また少女のような淫裂になった。
「剃りました…」終わると両手で淫裂を押さえた。
「隠す必要はないわ。どうせ見せるんだから」美貴は桐子の腕を掴んで、隣の部屋に入
ったが、そこには人相の悪い数人の男がいる。
「イヤ。放して!」淫裂を押さえようとした。
「隠す必要はないよ。そのオ○ンコに化粧させて貰うだけだから」
「ただ、少し痛いけどね」男達は桐子を抑えて仰向けにさせる。
「やめて。レイプしないで~!」
「オ○ンコはやらないよ。化粧するだけだ!」足を開かせ、股間を丁寧に拭いていく。
「姉御、どんな模様にしましょう?」
「この子は、バラがいいわ。バラを彫って!」
「わかりました。バラですね?」念を押し、アタッシュケースから洋式の入れ墨彫り器
を出す。
それには、桐子も抵抗した。
「イヤ。入れ墨はイヤ~!」悲鳴を上げて抵抗するが、数人係で足を開いたまま抑えら
れた。
「行くぞ!」それと同時に、恥丘に彫り器が当てられ「ウィ~!」唸り音と共にチクチ
ク肌を刺していく。
「ギャ~!」敏感な部分から痛みが伝わって、悲鳴を上げ痙攣している。
「昔ほどじゃないぞ。昔はもっと痛かったんだ!」手を休めることなく恥丘にバラの絵
を彫っていくと(性器に入れ墨が彫られている…)ショックで抵抗も弱まった。
「そうだ。おとなしくするんだぞ」チクチクした痛みが肉襞にも感じた。
入れ墨は淫裂を花に見立て、絨毛の生えていた部分に彫られていく。
桐子はその間、二人に抑えられ足を開いたまま動けない。
「これが仕上げだ!」赤い色が肌の中に押し込まれた。
彫り始めて1時間が過ぎようとした頃、やっと押さえていた手が退けられた。
「できたぞ、出来映えを確かめろ!」無理矢理鏡の前に立たされ、それを見るなり「イ
ヤ、こんななのイヤ~」叫ぶが股間にはバラの入れ墨がある。
「これで、あなたも仲間入りよ。これからはこの人達から教わるのよ」
「そう言う事だ。まずは挨拶代わりにやらせて貰うぞ!」男達は服を脱ぎだす。
「やめて。もうセックスはイヤです!」
「イヤでも挨拶はしないと。これからもオ○ンコして貰うんだから」そう言って服を脱
ぎ終えると抱き付いた。
「入れないで。イヤです!」逃れようとするが、淫裂には肉竿が入り込んでしまった。
「抜いて。お願いです…」泣き声をで言うが聞き入れられず、むしろ、肉竿が奥まで入
り込み動き出す。
「イヤ、イヤ~!」首を振るだけで、肉竿は動きを早めて絶頂を向かえている。
「そんな、射精だなんて…」膣の奥に暖かいのを感じた。
放出が済むと肉竿が抜かれ、膣から流れ出る白い液体が彫られた入れ墨を濡らしている。
「出したのね。撮らせて貰うわ」桐子の全裸を美智は撮りだしたが、桐子は(もう、元
には戻れないんだ…)抵抗する気も失せていた。
桐子は射精された淫裂を撮られると、また別な男にも犯され写真を撮られた。
男に散々犯された桐子は、また刑務所に戻って涼子の所に連れられた。
「書類が出来上がったわ。特別恩赦で明後日出所よ」笑顔で話し掛けてきたが、黙った
ままで返事もしない。
「元気ないわね。喜ぶかと思ったに。それより、これから久しぶり楽しませて貰うわ
よ」涼子は服を脱ぎだした。
「イヤ、痛いのはイヤです!」怯えて後ずさりを始める。
「そうは行かないわよ。あなたがやらないと、私達が相手をさせられるのよ」逃げよ
うとする桐子を美香と和子が抑えた。
「放して。イヤです~!」叫んでも、腕を放そうとはしない。
「あら、相手するのがイヤなんだ。だったら、手加減しないわよ!」服を脱ぐと、黒
いレザーのボディスーツを着ており、胸元はVの字にカットされ、乳房の半分ずつ膨ら
みが飛び出している。
それに、先端が淫裂ギリギリで絨毛も覗いている。
「所長、新調なされたんですか?」
「そうなの。こんなのもいいかと思って…」そう言いながらムチを持った。
「わかっているわよね。言う事を聞かないとこうよ!」いきなり桐子の肩を叩く。
「ヒ~!」すかさず悲鳴を上げた。
「痛いでしょう。痛い思いがイヤなら脱ぐのよ。そして、言うのよ!」
(イヤよ。あんな事言いたくない…)そう思いながらも「お、お願いですから、私のオ
○ンコをご覧下さい…」屈辱的な事を言う。
「小さいわよ。聞こえない!」またムチが振られた。
「お願いですから、私のオ○ンコをご覧下さい…」
「それが、人の物を頼む態度なの?」またムチが振られる。
「申し訳ありませんでした。お願いですから…」今度は土下座した。
「わかった。見てあげるわ。早く見せなさいよ」勝ち誇ったような顔をしている。
その前で桐子は服を脱ぎ全裸になると「ご覧下さい。これが私のオ○ンコです…」泣き
そうな声で淫裂を広げた。
「いいわね、綺麗なバラだわ。これなら男のチンポが喜ぶわよ!」広げられた淫裂に
指を入れた。
「お、お許し下さい。膣が痛いんです…」
「私の指はイヤだというのね。わかったわ、そこで四つん這いになりなさい!」
「お許し下さい。指でしてもいいです!」
「今更遅いわよ、早く四つん這いになるのよ!」ムチが乳房を叩きだした。
「ギャ~!」悲鳴を上げるか、涼子はお構いなしで、カットされた部分からは両乳房が
飛び出し揺れている。
痛い思いを、これ以上されたくないから四つん這いになった。
「逆らった罰として、お尻を10叩きよ!」尻が叩かれて「ヒ~!」叩かれる度に悲鳴
を上げ、尻に赤い筋が出来ていく。
「お許し下さい!」涙声で詫びた。
「いいわ、許してあげる。その変わり、わかっているよね?」桐子の乳房を撫でだす。
「はい、こうすればいいんですよね?」桐子も涼子の胸を広げ、両乳房を掴み顔を埋め
ていく。
「そうよ、それでいいの。オッパイの後はアソコもよ」涼子の手が桐子の淫裂を撫で
だした。
(レズなんてイヤだけど…)逆らえない以上は従うしかなく、手を乳房から股間に移し
て撫でていく。
「そうよ。そこに指を入れるのよ」言われた通り指を膣に入れ動かしだした。
「気持ちいい。あんた達もやるのよ!」美香と和子は顔を見合わせて「わかりました。
3人でやります」と加わり、涼子は黒いボディスーツが脱がされ全裸にされた。
乳房を美香と和子が撫で、淫裂を桐子の指が擦っていく。
「もっとして、幸平さん、もっと奥まで入れて…」腰を動かし桐子の指を向かえていく。
(変態よ。ここは盛りのついた獣みたいよ!)指を動かしながら、流れ出た淫汁を見つ
めていた。
所長室で涼子の相手をさせられると、洋子達の檻に入れられた。
「妙子、もうすぐ出られるんだってね?」羨ましそうに話し掛けてきた。
「そうなの。恩赦があったらしいく、明後日出るらしいの」
「だったら、明日の夜は大変だわ」
「大変って?」
「ショーよ。刑務官の宿舎でヌードショーをやらされるのよ」
「イヤ。もうヌードになるのはいや!」
「イヤでもやらされるの。それに、痛い思いもさせられるらしいわ」洋子の話に(ま
た縛られるんだわ。その上、逆さにされ…)淫裂にロウソクを入れられた事を思いだし、
顔を曇らせた。
そんな桐子に「風呂の時間よ。出なさい」顕子が鍵を開けた。
「私は遠慮します…」桐子は出るのを拒んだ。
「そうは行かないわ。明日の為に今日から体を磨くのよ」洋子に命じて連れ出させた。
「今日はイヤです~!」叫んでも、美貴や真理にも抱えられて浴場に連れ込まれた。
浴場に入ると、洋子達は一斉に囚人服を脱いでいくが(アソコの入れ墨を見られる訳
にはいかないわ…)桐子は皆に背を向け、服を脱ごうとはしない。
その間にも、洋子達は服を脱ぎ終えも全裸になっている。
「妙子、あなたも脱がないと」
「今日は入りたくないです…」
「そうは行かないわ。あんた達で脱がせるのよ!」顕子は洋子に命じた。
「わかりました。桐子、脱ごうね」洋子が服を脱がそうとする。
「イヤ、今日はイヤ!」その手を押さえて叫んだ。
「仕方ないわ。美貴に真理も手伝って」今度は3人で服を脱がせに掛かった。
「やめて、イヤよ!」叫んでも3人係にはかなわなず、あっけく囚人服が脱がされ、洋
子はパンティのゴムを掴み引き下げた。
「イヤ、イヤ~!」彫られた入れ墨を見せたくはないから、必死に足をバタバタして
いく。
それには顕子も切れて「ふざけないで!」平手で頬を叩き出し、それには「ヒ~!」悲
鳴を上げて動きを停めた。
その瞬間を待っていた洋子が一気にパンティを足下まで引き下げ「妙子の性器に…」
洋子は言葉を止めた。
(見られてしまった。性器に彫られた入れ墨…)目を閉じるが涙が流れて行く。
呆然とする洋子に「洋子さん。早く脱がさないと」美貴が言葉を掛けた。
「そうよね、脱がさないとね」気を取り直し、足首を持ち上げ下半身を剥き出しにする。
「今度はオッパイよ」抱きかかえるように、両手を背中に回してホックを外した。
すると、カップの抑えが緩み、乳房が飛び出していく。
「はい、これで全部よ!」なおも手首に絡まったブラジャーを脱がして全裸にした。
「う、う、う!」入れ墨を洋子に見られた桐子は、嗚咽を上げながら両手で股間を隠し
た。
「妙子、どうしたのよ、いつもと違うわよ」真理が声を掛けた。
「真理、気にしなくていいわよ。早く体を洗わないと」洋子は美貴と真理を誘い先に入
っていく。
「ほら。あんたも入るのよ!」背中を押され中に入ったが(どうしよう。洋子さんに入
れ墨を見られてしまった…)両手でしっかり股間を押さえている。
「妙子。背中を洗ってあげるね」洋子は今までにない事を言い出した。
「そんな、洋子さんに洗って貰うなんて…」
「気にしなくていいわよ。もうすぐお別れなんだから」洋子は桐子の背中を丁寧に洗い
だしたが、桐子は相変わらず股間を押さえたままだ。
「妙子、前は自分で洗うのよ」気遣ってのことだ。
「わかりました」背中を洗われながら、淫裂を洗っていく。
「ここから出たら、行くとこあるの?」
「当てはないけど、取り合えず遠くの親戚の世話になろうかと…」真っ赤な嘘を並べた。
「そう、それならいいわ。とにかく、体を汚す真似はしないのよ!」洋子は優しく桐
子に諭した。
(私だって売春はしたくないわ。でも、こんな体にされた以上逆らえないの…)黙って
頷いた。
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