「罠の闇金融」

                     赤星直也:作
第16話 美紀への逆襲 

 このお披露目が済んでから、康子と美沙への対応が変わった。
2人は服を着させられ、裸にならずにすんだ。
それに、家事の方も「そんな事しなくていいわ、私がするから」と言った具合に軽いこ
としかさせて貰えない。

 だが、屋敷の皆が見守る中で、兄弟にレイプされなければならない。
婦警のコスチュームを着た2人は、服を剥ぎ取られ下着を切り裂かれていく。
「やめて。お願いです、やめて~!」露わになった乳房を揉まれている。
「やらせろ。オ○ンコしたいんだ!」パンティも切られて全裸にされた。

 「御主人様、後ろからやってみては?」
「麻妃、わかった。こうだね」康子と美沙は四つん這いにされ後ろからの挿入が始まっ
た。
「ヒー。抜いて、痛いから抜いて!」深い結合に悲鳴を上げている。

 「終わったら抜くよ、それまで我慢しろ」むしろ腰の振りを早め「あ、あ、あ!」深
い結合に髪の毛を振り乱して呻き声を上げ続ける。
そして、射精が済むと待っていましたとばかりに眺めていた麻妃達が交代で肉竿をなめ
ていく。

 そんな事が数か月続き、2人の体に異常がきたした。
「オェ~!」突然、康子が吐きだし、それを見ていた美沙も「オェ~!」と一緒に吐き
だした。

「大丈夫かしら、病院に行かないと。麻妃さんに知らせて!」先輩達は大慌てだが、年
長の麻妃は落ち着いている。
「そうなんだ、私が車で連れて行くわ。理恵も来て!」
「わかりました」2人は病院に連れて行かれ、妊娠が告げられる。

 それはすぐに屋敷の皆に知らされた。
「出来たんだって。女かしら、男かしら?」
「どっちでもいいわよ、私が抱ければ」
「そうよね、私も抱かせて貰うわ」皆がはしゃいでいる。
妊娠した2人は丁寧に扱われて、性処理は麻妃達10人ですることになったが、客の相
手もしなければならなかったから大変だ。

 それから1年後、康子と美沙は子供を産み、麻妃達は子供を我が子のように可愛がっ
ている。
そんな麻妃に「どうして、こんなに御主人様のために尽くすんですか?」疑問に思って
いたことを尋ねた。

 「私ね、騙されたのよ。結婚しようと言われて保証人になったの。でも、その人が詐
欺師で借金を押しつけられて…」今までの事を一気に話した。
あげくが、ヤクザに脅され売春をやらされていたことも話し、それを兄弟が知り父親に
頼み込み身請けしたことも。

 「それで、孝典さんや、孝幸さんに尽くしているんだ…」
「そうよ、ここにいる者は皆そうよ。それに、返済が終われば自由なの。独立も出来る
のよ」
「独立?」

 「そうよ。この前、お酒を飲んだ店は独立した人なのよ。資金も援助するの」
「そうなのよ。独立を目指して体を張っているのよ。ヤクザの紐とは違うでしょう?」
脇から理恵も言う。

 「知らなかった。でも、この子は私生児になっています…」
「あら、知らなかったの。あなた達は入籍しているのよ。言わなかったかしら?」
「入籍ですか?」
「そうよ、跡継ぎを産んだからご褒美なの」

 「でも、どうして私達が。誰でもいいでしょう?」
「御主人様、異常なの。女性をレイプするのが好みなのよ。知っているでしょう、あれ
には普通では堪えられないの…」

 そのほかにも、色々な理由で2人に白羽の矢がたった事を話していく。
売春で性病に感染し子を産めなくなり、子を産めるのは康子と美沙の2人しかいないこ
とも。
それには2人は黙り込んだ。

 その沈黙を破り「私も騙されたけど、仕返ししたい人がいるの。バイブで処女を奪っ
た人を!」康子が口火を切った。
それには黙って聞いていた理恵が「あなたもバイブなの。私もそうよ、女にね」と言い
だす。

 「その人岡江美紀と言いません?」
「そうよ、その人よ。あの人に騙されて、子供が産めなくなったのよ!」
「あら、あなたもそうなんだ。私もその人がきっかけよ」
「私もよ!」次々と名乗り出る。

 「よけい許せないわ。麻妃さん、仕返ししていいでしょう?」
「待って、若様に許しを貰わないと。それからでも遅くないでしょう?」
「はい、お願いします」仕返しは麻妃に一任した。
麻妃からの願いを聞いた兄弟は興味を示して協力を申し出た。

 「よかった。だったら、あの人の弱みを突いてだね。そして、皆の前で辱めてやらな
いと…」
「麻紀に、考えがあるのか?」
「はい、あの人は組織のボスの愛人でした。だから、ボスの妻に弱いんです」
「面白い。ボスと妻の前で散々レイプしてやればいいじゃないか!」

 「そうよ。それに、ここでも暫く働かせましょうよ、レイプさせて」
「面白いや。俺もやりたいな」
「御主人様、奥方が直るまでですよ。それ以後はだめですからね!」
「わかっている。早速やろう」大島兄弟は早速、ボスの妻と連絡を取ったが、相手が相
手だけにボスも渋々承知した。

 それから数日後、美紀が屋敷に連れてこられた。
「お久しぶりね、美紀さん!」麻妃や理恵に囲まれ、さすがの美紀も狼狽えている。
そこに、ボスが妻を連れて現れたから、尚更で顔が強ばっている。

 「お手数掛けます。こちらへ…」一行は広間連れて行かれる。
そこにはテーブルが並べられ、料理が用意されている。
「早速だが、始めてくれ!」ボスが言うと、兄弟の部下が美紀を取り囲み「イヤ、イヤ
です、やめて!」怯えて叫んでいる。

 「震えているよ。寒いのかい、だったら抱いてやるよ、素っ裸にして!」3人が美紀
に襲いかかった。
「イヤー、やめて!」叫ぶが容赦なくスーツが剥ぎ取られ、下着も脱がされていく。
「助けて。ボス!」美紀の叫び声に、妻の手前、手出しはできず、ボスは下を向いたま
まだ。

 「年の割にはいい体じゃないか。オ○ンコもいい締まりだろうな!」全裸にされ乳房
や淫裂が触られていくが、それをボスの妻がニヤニヤしながら見ている。
「お、奥様。助けてください!」
「そうはいかないわ。私を裏切った罰よ。思い切りやって!」男達が服を脱いでいく。

「やめて、イヤ、やめて!」手で胸と股間を押さえ後ずさりしていく。
「みっともないわよ、美紀さん。堂々とオ○ンコされなさいよ」
「そうよ、だらしないわね。人を騙すのは平気なくせに!」麻妃達は冷ややかな目で見
ていた。

 「いくぞ!」「いやー!」悲鳴を上げるが、淫裂に肉竿が押し込まれると、美紀も抵
抗するが、力負けで皆も前で犯されていく。
「う、う、う!」悔しさに泣いているが、それでも容赦なく男が放出し「いやー!」悲
鳴と同時に、無毛の淫裂から白い液体が流れ出てきた。

 「今度は俺だ。バックからが好きなんで…」美紀は四つん這いにされ、後ろから犯さ
れて、髪の毛を振り乱しながら「う、う、う!」嗚咽を上げていた。
こうして、美紀は3人に犯された。

 「いつまで泣いているのよ。着替えなさい!」麻妃は泣きじゃくる美紀に服を投げつ
ける。
「今日から客を取って貰うわ。文句はないわよね?」
「許して、それは許して!」首を振っている。

 「許せなるわけないでしょう。着ないならそのままでいいわよ。年寄りだから、ただ
でオ○ンコさせる。客も喜ぶわよ」
「いや、いや!」声を上げて泣き続け「甘えないで!」麻妃と理恵がムチを振るってい
く。

 「ヒー!」悲鳴を上げるが、容赦なくムチが振られ「着ます、着ます!」美紀は泣き
ながら、黒いパンティ、ブラジャーを着けていく。
「いいわね。あなたにはお似合いよ」
「そうよ、ピッタリよ!」その上からやはり、黒いスリップを着せられ、麻妃に連れら
れて行く。

 「わかっているわよね。ここはレイプクラブなの。イヤイヤオ○ンコさせるのよ」
「あなたはそのままでいいわ。本当にレイプされるんだからね」嫌がるが逆らえなかっ
た。
こうして美紀もサービスとして10日間、お客に犯されて続けた。

 それから2年たち、康子と美沙は二人目を身ごもっている。
それに、康子と美沙の提案で売春まがいのことはやめて、屋敷はファミリーレストラン
になっている。
勿論、麻妃達も調理人、ウェイトレスなどとして働いている。

 屋敷は格調があった作りだったから評判が良く、料理も家庭的なのが受けて客が途切
れない。
そんな中「奥さん、これからもお元気でね!」麻妃が別れの挨拶に来た。
麻妃は返済を終えて独立の道を選んだからだ。

 「良かったわね、独立できて!」
「はい、これも皆さんのおかげです。小料理ですが、たまには皆で遊びに来てね」
「勿論遊びに行くわよ」笑顔で挨拶してから麻妃が去った。

 それと入れ替わるように、1人屋敷に連れられてきた。
「通子じゃないの、通子でしょう?」
「はい、そうです」元気がない。
「どうしたの、そんな顔して?」

 「私、合わせる顔がなんです…。売春していたから…」泣きながら言う。
「もう、そんな事はしなくていいのよ。安心して!」励ます康子と美沙だ。
それには「2人とも、もう一人前ね。私の出番はないわね」理恵が笑顔で話す。

 「そんな事無いわ。理恵さんがいないと困るし…」
「それを聞いて安心した。私も、もうすぐだから頑張らないとね。でも、独立はしない
で2人の後見をするからね」

 「ありがとう。そうして貰えると助かるわ。私、心配だったの。これで安心した」
「そう言って貰えると、やり甲斐があるわよ。それに、今度のメニューだけど…」理恵
の指示で皆が準備を始めてる。

 ここで働くのは、誰でもいいという訳ではなく、大島兄弟に認められた者だけで、そ
の2人に応えるべく、女性達が働いている。
康子と美沙は特に認められていたから、跡継ぎの子供を産むのを任された。

 一方、大島兄弟も康子や美沙の働きに刺激され、父親の家業を手伝っている。
顔にコンプレックスを持ち、人前が嫌いだったのだから、豹変に両親も喜んでいる。
「いい嫁だね。あの子達が変えたのよ。女は血筋じゃないわ、心意気よ!」親戚も喜ん
でいた。

 「今度の役員選びだけど、二人目が生まれたら、孝典と孝幸を役員にしないといけな
いな…」
「そうよ、あの2人なら大丈夫よ」2人の昇進まで囁かれている。
そんな事など知らない康子達は「いらっしゃいませ!」笑顔で客を案内していた。


~完~