「薄倖の星の下に」

                               赤星直也:作 
第14話 ショーの出演

 アパートが決まると2人は仕事を探し始めたが、施設出身の2人にはまともな仕事
など無く、やっと瑞穂が見つけたのはかなりきわどい下着のセールスで、一雄が見つ
けたは建設労務だ。
「水商売とはお別れだね」
「そうだね。これならまともだし」2人はお互いに、新しい出発を祝いあった。

 だが、世間はそんなに甘くはない。
瑞穂はアパート郡が並ぶ中をセールスして回るが、なかなか相手にして貰えず10日
間で売れたのは数点だけで、当然、解雇されて仕事を探してみたが「ここしかないん
だ!」やはり、ホステスしかなかった。

 瑞穂は夕方、一雄の食事を作ると店に向かい「よろしくお願いします」挨拶をして
から制服に着替えると「あら、そんなのダメよ。これは脱ぐのよ」ブラジャーを掴ま
れた。
「じ、自分でします!」
「ダメよ、私がするの」ホックを外して脱がせていく。

 (イヤよ、こんな事!)両手で乳房を隠すと「見せなさい。入れ墨があるんじゃな
いの?」疑っている。
「そんなのありません!」
「だったら、乳首にリングだったりして!」笑うホステス達に「そんなのありません。
見て下さい!」両手を退けてパンティ姿を晒した。

 「あら、結構いけるわね。整形じゃないの?」乳房を掴むとみ尋ねて「整形はして
いません」「ホントだわ。あら、乳首が堅くなっている!」指で摘まれた。
「ダメ、やめて下さい!」
「面白そうね、私にもやらせて」代わる代わる瑞穂の乳房を触り(悔しいけど我慢し
ないと…)仕事が見つからない以上、我慢するしかない。

 「これも、要らないのよ!」パンティが足首まで引き下げられ「い、いやー。やめ
て!」慌てて股間を両手で覆うが、足首のパンティも脱がされ、瑞穂1人が全裸にな
っている。
「隠すなんて怪しいわ。手を退けるのよ」
「いや、ここはいや!」泣き声になっている。

 「見せなさいよ。オ○ンコを見せるのよ!」
「いや、やめて!」両手を掴まれ、股間から退けられ「イヤ、見ないで~!」叫ぶが
股間に目が集中していく。
「イヤだわ。ヘアを剃っている!」
「ホントだ。オ○ンコ丸出しだわ」短い絨毛に覆われた淫裂に嘲笑が投げつけられた。

 (見られてしまった、性器を見られた…)悔し涙が落ちていくと「やめるんだった
ら今だよ。もっと厳しいからね!」「そうよ。この商売を甘く見ない事ね」きつい言
葉が投げられた。
「やめません。働かせてください!」(ここしか働くところがないのよ…)一雄の収
入に甘える訳には行かなず、泣きながら言う。

 「いい根性しているわね。ほら、着替えて」制服が渡された。
それは、ワンピースだが胸の部分がくり抜かれ、乳房の膨らみが覗いている。
それに、丈も短く股下5センチ程度で、片方には腰までのスリットが入っていて、椅
子に座れば淫裂が丸見えの恐れがある。

 (恥ずかしい。こんなのが制服だなんて…)だが、それは瑞穂だけではなく、他の
ホステスも下着を脱ぎ、全裸になっていく。
(何だ、ヘアを剃っているんじゃないのよ!)股間は綺麗にヘアが剃られていてピン
クの淫裂が見えている。

 制服を着込むと店内に入って準備を始め、開店すると客が来て酒を注いで回り「新
人だね。ここに座って!」無理に座らされる。
「名前は何て言うの?」くり抜かれた胸から手を入れられ、乳房を掴まれても(イヤ。
オッパイはイヤ!)「瑞穂です、よろしくお願いします」笑顔で挨拶している。

 「いい名前だね。ここの名前は何と言うんだ?」スリットからもう1人が手を入れ
て淫裂を撫でていく。
「そ、そこは名前がありません…」
「あるよ。オ○ンコって呼ぶんだよ」ニヤニヤしながら淫裂を触っていく。

 「ここの名前は何だっけ?」わざと聞き返し「お、オ○ンコです」顔を赤らめなが
ら言うと「そうだよ。オ○ンコでいいんだ!」執拗に淫裂を触る客だ。
その後も次々とテーブルを回り、乳房と淫裂を触られ2時に閉店するとアパートに戻
り(一雄を起こさないようにしないと…)そっと布団の中に潜り込んでいく。

 そんな生活も長くは続かなかった。
勤めてから数ヶ月後「瑞穂さん、今日はヘアの手入れを頼んだわよ」ママからヘアを
客の前で、剃るよう言われる。
ここの店では、ホステス達がサービスとして、交代でヘアを剃らせていた。

 「わかりました。私の番ですね?」
「そうよ。あなたで一巡りなの」瑞穂はヘアを剃らせる覚悟だが、偶然にも給料を貰
った一雄が仕事仲間に連れられ、瑞穂の店に来てしまった。
(あれは姉さんだ!)姉の顔を忘れるはずがない。

 一雄が見ている前で「これより恒例のパイパンショーです、当たりはあなたです」
テーブルの番号を読み上げた。
「やった。俺だ!」それは一雄の仕事仲間で(か、一雄がいる!)瑞穂の顔が強ばっ
ていく。

 「それでは、瑞穂さん準備をお願いします」
(イヤよ。弟の前でフルヌードになるなんて!)体を震わせながら制服のワンピース
を脱いで全裸になると、その全裸を一雄がじっと見ている。
「俺が、あんたのオ○ンコをパイパンにしてやるからな!」瑞穂の前に立ち「お、お
願いします…」両手を後ろで組み、股間を晒した。

 男は用意されたスプレーを吹き掛け、股間の絨毛に塗りつけると、カミソリで剃っ
ていく。
(姉さん!)叫びたい気持ちを堪えている一雄に(許して。これも生きていく為なの
よ)涙を流して見つめている。

 「ほら、パイパンオ○ンコだ!」剃った男は得意になって、淫裂に指を入れた。
「イヤ。入れないで!」瑞穂が男の手を押さえると「ホステスのくせに生意気だ!」
淫裂の指が動き、もう片手が乳房を掴んでいる。

 「イヤよ。やめて~!」その瞬間、男が瑞穂の視界から消えた。
「姉さんに変な事するな!」一雄は拳を握り、仕事仲間は泡を吹いて倒れ「キャー!」
「か、一雄!」悲鳴が上がって混乱し、翌日に一雄と瑞穂は職を失った。

 「姉さん、ご免なさい」
「気にしなくていいわ。一雄が助けてくれたんだから」小さな部屋で抱き合う2人だ。
仕事を失った2人は各地を転々とし、蓄えも残り少なくなっている。
「姉さん。もう、裸で稼ぐしかないね」
「そうかもね、ここを当たってみようか?」2人は踊り子募集と書かれた劇場に入っ
た。

 「表の看板を見てきました。こで雇って貰いたいんですが?」神妙な顔で言う瑞穂
に「ここは何をする場所か、わかっているのかい?」支配人らしい男が対応に出た。
「ハイ、その覚悟です。出来れば2人雇ってください…」
「女はいいが、男はいらない。本番をやるなら別だが…」
「本番って、セックスの事ですか?」

 「そうだよ、客の前でオ○ンコするんだ。それなら2人雇ってもいいぞ。中出しな
ら受けるし…」
(セックスをすれば雇って貰えるんだ!)2人は顔を見合わせ「本番もやります、で
すから雇ってください!」生活苦だから承知するしかない。

 「わかった。それなら雇ってやる。試しに、ここでやれ!」
「ここでやるんですか?」
「そうだ。オ○ンコはどこでもやれるはずだ!」
「わかりました。やります…」

 瑞穂は自分から服を脱ぎだし、一雄も脱いでいく。
2人は下着を脱いで全裸になったが、瑞穂の股間は相変わらず絨毛が生えてない。
「一雄。久しぶりにしていいわよ」そそり立った肉竿を撫でて言い「姉さん、綺麗だ
よ!」乳房を掴み、乳首を吸うと「いいわ。一雄、いいわよ!」2人は抱き合い、敷
かれたマットの上に倒れていく。

 「いくよ!」「入れてもいいわよ!」淫裂に肉竿が入ると「姉さん!」乳房を揉み
ながら唇を重ねて「ピシャ、ピシャ!」腰を動かし始めた。
(恥ずかしい。知らない人に見られるなんて…)顔を赤らめながらも、足を開いて肉
竿を深く求めると、やがて、一雄も登りつめた。

 「出すよ、出すよ!」
「いいわよ。一杯出して…」淫裂深く噴射が行われ精液が流れてきた。
「飲んでいるのかい?」
「ハイ、飲んでいます。ですから安心です」
「そうか、それなら雇えるな。ショーはレイプがいいんだが…」
「私が一雄にですか?」

 「そうだ。今のようでもいいが、迫力が足りない。それにいろんな方法でオ○ンコ
しないと…」
「やります、ですから、教えて下さい」
「良い心がけだ。気に入った。雇ってやる!」やっと承知して貰え、劇場が用意した
アパートに住み込んで、支配人からの指導で練習に励んだ。
練習は1週間程行われ、瑞穂は踊りも練習させられて、どうにか踊れるようになって
いる。

 そして、やっと練習の成果を示す時が来た。
「姉さん。痛かったら言ってね」
「ダメよ。手を抜いたらわかってしまうわ。痛くても入れるの、その方が喜ぶって言
っていたでしょう?」

 「でも、痛がる姉さんを見たら、出来なくなっちゃうかも…」
「何言っているのよ。やるのよ、痛いって叫んでも!」
「わかった。無理してもやるからね」2人が順番を待つと「出番だ。いいな、派手に
やるんだぞ!」声が掛けられ「ハイ、やってきます」2人は舞台に向かう。

 瑞穂が舞台に上がるとスポットライトが照らしている。
OL風にスーツを着込み、歩いて行くと、その向こう側から一雄が歩いてきた。
一雄は瑞穂の行く手を塞ぎ「何するのよ。退きなさいよ」演技が始まった。

 「そうは行くか、俺の好みだしな」
「いや、やめて!」指導された通りに演技をして「いや、いやよ!」抵抗するがスー
ツが脱がされ下着姿にされた。
「いや、いや~!」白いブラジャーが両手で引き裂かれ「やめて、お願いやめて~!」
狭い舞台をパンティ1枚で乳房を揺らせながら逃げ回っていく。

 そんな演技を観客は静まりかえって見ているが(こんな大勢の前で、セックスをす
るなんて…)悲しさで自然と涙が流れていく。
一雄はパンティを掴み「いや、いや~!」瑞穂も押さえると、パンティは伸びきって
「ビリビリ!」切り裂かれ無毛の淫裂が現れた。

 「ツルツルオ○ンコだ!」「パイパンオ○ンコだ!」無毛の淫裂にどよめきが上が
り「イヤ、イヤ~!」叫ぶ瑞穂は押し倒され、太股には切れたパンティが絡まりつい
たままだ。
「イヤ、入れないで!」一雄も下半身剥き出しにして肉竿を押し込み「ヒ~、抜いて。
痛いから抜いて!」顔を歪めて叫んでいく。

 「そうは行くか、オ○ンコさせろ!」腰をなおも押しつけ「イヤ、イヤ!」声を上
げていく。
(恥ずかしいわ、人前でこんな事をするなんて…)情けなさで、流れ出た涙がライト
に照らされキラキラ光っている。

 迫力ある演技に「凄いな。ホントにレイプしたんじゃないのかな?」「まさか。で
も、迫力あるよな…」観客達は興奮している。
「抜いて、いや、いや!」ピストンが始まったが瑞穂は叫び続け、一雄は瑞穂を四つ
ん這いにもした。

 「あ、ああ!」悲鳴を上げながら乳房を揺らせて、その後は背面駅弁でも結合し、
正面を向いたまま、肉竿との結合を見られていると「ダメ、お腹の中はイヤ~!」暖
かい液体を感じた。
「気持ちよかったぜ。機会があったらまたオ○ンコしような」一雄は瑞穂を舞台に降
ろし、楽屋に引き上げていく。

 「う、う、う!」1人残った瑞穂は泣きながら立ち上がり、射精された淫裂を客に
見せる。
「中出しだ。オ○ンコの中に出したんだ!」
「ホントだ、中出ししたなんて!」どよめきが上がった。
瑞穂は太股まで精液を垂らしながら、フラフラしながら舞台から引き上げてきた。

 楽屋に戻ると「よかったよ、凄い迫力だ。明日も頼むよ。明日は看護婦でいいかな」
支配人は機嫌良く話し掛ける。
「明日もですね?」
「そうだ、君も頑張ってくれ。体力勝負だからね」一雄の肩を叩いて楽屋から出てい
く。

 「姉さん、痛くなかったかい?」
「少し痛いけど、一雄のだから我慢しないと」瑞穂は服を着ていく。
「僕は呼び込みをやるから、帰りは一緒に帰ろうよ」
「勿論よ、後は踊りだけだから」その言葉通りに、再び舞台に立ちと衣装を脱ぎなが
ら踊り、全裸のまま乳房を揺らせて客を楽しませ、出番が終わると2人は一緒にアパ
ートに戻った。