「薄倖の星の下に」

                               赤星直也:作 

第11話 傷害事件

 一雄と健三は腰を振って噴射を始めた。
「いいわ、いいわよ!」「イヤ、お腹の中はイヤ!」喘ぎ声と悲鳴とが上がり、それ
と同時に2人の淫裂から精液が流れ出た。

 「ハア、ハア、ハア!」荒い息使いがする中「う、う、う!」瑞穂の泣き声が上が
っている。
「姉さん、ご免なさい。姉さんとするのを夢見て、今まで我慢していたんだ!」
「獣よ。姉弟でしたのよ。許されない事なのよ!」泣きながら言うと「瑞穂さん、気
にしなくていいわよ。ちょっとだけだし。それに、オ○ンコの中に射精した訳じゃな
いでしょう?」康子が慰めた。

 「それはそうですが…」そう言われれば、言葉が途切れてしまい「それより、オ○
ンコを洗いに行きましょう。一雄さんも手伝って。あなたもよ」健三は「俺もか?」
怪訝な顔をするが「あなた、あれしたくないの。前から言っていたでしょう?」康子
はニヤニヤしている。

 「いいのかい。パイパンオ○ンコにして?」
「勿論いいわよ。口でする時に邪魔になるみたいだから…」恥ずかしそうな顔をする
と「だったら手伝うよ。康子!」健三も立ち上がり4人は浴室に向かう。

 狭い浴室に入ると、女性の2人は真っ先に淫裂を洗いだす。
「瑞穂さん、あれ飲んでいるの?」
「はい。万が一の事を考えて…」俯いたまま答え「そうよ、それがいいわ。こんな商
売だと、どんな事があるかわからないしね…」2人は淫裂を丁寧に洗っていく。

 「瑞穂さん。弟さんの体を洗ってあげたら?」
「そうします」瑞穂は一雄の背中を洗い「姉さん。久ぶりだよ、こんな事して貰うな
んて」泣き声になっている。
「泣かないの。ほら、前も洗うわよ」2人は向き合い、瑞穂の手が首、肩、胸と触っ
てお腹を洗っていく。

 (オチンチンは、どうしたらいいのかしら?)瑞穂が考えながら洗うと、一雄は手
を掴んで肉竿へと導いた。
「ここもなの?」
「姉さんにして貰いたいんだ…」

 「わかった。洗ってあげるね」石鹸の付いた手で肉竿を洗いだし「気持ちいい。姉
さんにして貰えるなんて夢みたいだ!」目を閉じている。
(一雄、もうセックスはもうだめよ)言い聞かせるように肉竿を洗っていく。

 その後は、一雄が瑞穂の体を洗いだし「そ、そこはいいのよ!」股間を石鹸の付い
た手が触り「遠慮は要らなよ。ここは特に綺麗にしないとね」指が割れ目に沿って動
き、クリトリスを捕らえた指先が撫でだして「あ、あ!」声を上げ(だめ、そこはだ
め!)慌てて一雄の手を押さえた。
一雄はおとなしく引き下がり、今度は乳房を洗いだし「もういいわ。綺麗になったし」
浴槽の中に体を沈め「僕も入るね」狭い浴槽に抱き合うようにして入った。

 すると「あなた。パイパンオ○ンコにして!」康子が言い出す。
「わかっているよ、康子!」健三は興奮気味に石鹸を泡立て、股間の絨毛に塗ってい
く。
「ヘアを剃るって、恥ずかしいのね。変な気分になりそうだわ」
「今更、やめては無しだよ」絨毛を丁寧に撫でていく。

 「そんな事言わないわよ。それより早くして!」
「剃るよ!」カミソリが絨毛に押し当てられて、引かれると「ジョリ、ジョリ!」あ
っけなく絨毛が消えて、赤黒い肌が見えてきた。

 「恥ずかしいわ。瑞穂さんと違って黒ずんでいるし…」
「そんな事無いよ。綺麗だよ」地肌の中からピンク色の淫裂が覗いた。
「康子。いいだろう、我慢できないよ!」
「さっき、やったばかりじゃないのよ!」
「康子が欲しいよ、康子!」
「わかったわ。今度は私がしてあげる!」

 健三は小さな椅子に足を伸ばして座わり「あなた。こんなのは久しぶりね」その足
を跨いで馬乗りになった。
康子は勃起した肉竿を掴み、腰を押しつけて「あ、あ、あ!」声を上げ体を反らす。
「気持ちいいよ。こんなオ○ンコも…」乳房を揉みながら乳首を吸い「あ、ああ!」
声を上げ、腰をゆっくりと動かしていく。

 それには「姉さん、凄いね」「あんなセックスもあるんだね」食い入るように見て
いる瑞穂は、淫裂に肉竿が入り込もうとしているのに気づいた。
「ダメ。もうダメよ!」手で押さえ進入を防ぐと「だったら口でして。それなら出し
てもいいし…」フェラを求める。

 「わかったわ。もう、セックスはダメだからね!」瑞穂は康子夫婦の行為を見なが
ら、弟の肉竿を口に迎え「ウ、ウ!」息苦しさを堪えて口を動かしていく。
「気持ちいい。姉さんにフェラして貰えるなんて…」目を閉じ、乳房を求め手が動い
ていく。

 手は直ぐに乳房を探り出し、その乳房を優しく揉み(ダメ、そんな事したら欲しく
なっちゃう…。だめ!)指が乳首を転がしている。
触られた乳首は更に大きく膨らんで「コリコリしている。姉さんの乳首が…」気持ち
よさそうに肉竿をしゃぶられていく。

 その間に「行くわ、行きそうよ!」康子は腰の振りを早め、クライマックスを迎え
た。
「ダメ。もうダメ!」康子は限界で「俺もだ。出しちゃったよ…」「わかるわよ、暖
かいし」2人が抱き合っていると「僕も行くよ!」一雄も噴射し、瑞穂の口から涎の
ように白い液体が流れ出し「これで終わりだよ。もう、しないからね!」それを飲み
込み、口を拭いた。

 「瑞穂さん。あんたも剃るのよ、パイパンオ○ンコになるの」
「そんな、またヘアを剃るなんて…」
「弟さんに剃って貰いなさい!」そう言われれば逆らえず、2人は浴槽から上がり、
瑞穂は足を開いて立った。

 「姉さん、剃るからね」
「乱暴にしないのよ。優しくして」生えかけた絨毛がまた消されていく。
恥丘はあっけなく、綺麗に剃り上げられ、淫裂がまた剥き出しになった。
浴室で絨毛を剃り終えると、4人は戻り服を着込み、2人は何事も無かったように寮
に戻って行く。

 それから1ヶ月が経ち、一雄と瑞穂は仕事になれて一人前になっている。
2人がいつものように仕事をしていると、明らかにヤクザと思われる2人が店に入っ
てきた。
「申し訳ありませんが、ここは真面目な人の社交場ですからこちらへ…」健三は緊張
しながら奥へ連れて行き、康子も心配そうに見ている。

 「ママ。あいつら、ここのヤクザよ。きっと、金が目当てよ」
「そのようね。一回出すとまた来るしね…」ヒソヒソ話していると健三が戻ってきた。
「あなた、大丈夫だった?」
「怖かった。でも警察から言われた通りにした。また来たら、警察に連絡するって…」

 「大丈夫なの、それで?」
「多分ね。嫌がらせを受けたら何でも連絡してくれ。警察に訴えるから!」
「はい、そうします」何事も無かったように客席を回っていく瑞穂や康子達だ。

 仕事を終えて、寮に戻るとあの2人がおり「文子さん、怖いわ!」ホステス達は寄
り添うようにして歩いていく。
「待てよ、姉ちゃん。オ○ンコ見せてくれよ!」2人が瑞穂に抱き付いた。
「いや、いやー!」悲鳴を上げると「待て、何をするんだ!」悲鳴を聞いて、一雄が
走ってきた。

 「何だ、なまいきに…」ヤクザは一雄を殴った。
「やったな。この野郎!」不良だった時代に戻ったかのように、2人をあっけなく打
ちのめし「覚えておけ~」捨てぜりふを残してヤクザが走っていく。
「大丈夫なの、一雄?」
「平気さ、あんな奴の2人ぐらいは」笑顔で言う一雄だ。

 「可愛いわ、今夜私が相手してあげるからいいでしょう?」それを見て文子が一雄
に抱き付く。
「私も相手してあげるから、いい事しようよ」強引に一雄を寮に連れ込む2人だ。
暫くすると「ダメ、私とのオ○ンコが先よ」そして「あ、あ、あ!」悶え声が響いて
いた。

 その翌日、また仕事を終えて帰るとあの2人がいた。
「昨日は恥を掻かせてくれたな。今日はそうはいかないぞ!」2人はポケットからナ
イフを出し「キャー!」悲鳴を上げる瑞穂達だ。

 だが「えい!」果敢にも一雄は向かって行き、ナイフを持った手を押さえる。
「この野郎!」もう1人がナイフで一雄を突き「うっ!」運悪く左手に当たって血が
流れた。
「やったな…」一雄はナイフを奪おうと襲いかかり、2人がもつれ合う。

 その時「うっ!」ナイフが男の太股を刺し、勢いよく血が吹き出た。
「覚えておけー!」抱えられ、不自由な足を引きずりながら逃げて、後には点々と血
が落ちている。

 「か、一雄!」
「姉さん、大変な事をしちゃったよ」
「それより、手当よ。急いで!」2人は瑞穂の部屋に入ったが、心配そうに見守る文
子達だ。 

 「姉さん、明日警察に自首するよ」手を消毒されながら言う。
「その方がいいわ、罪が軽くなるし…」
「これで、姉さんとまた会えなくなるね。やっと会えたと思ったのに…」泣き出す一
雄だ。

 「泣かないで。私だって泣きたくなっちゃうわよ」一雄を抱きしめる。
「姉さん!」「一雄!」2人はベッドの上に倒れて「欲しい。姉さんが欲しい!」不
自由な手を使って服を脱がせていく。
「わかったわ。今夜は特別よ、してもいいわ」瑞穂も自ら服を脱いでいく。

 「姉さん!」「一雄!」2人は全ての衣服を脱いで抱き合い「いいわ、いいわよ!」
乳房を揉みながら肉竿がピストンしていく。
やがて、瑞穂は一雄に馬乗りになり(今夜は何回も出してもいいわよ。出来たら産ん
でもいいし…)腰を激しく振っていく。

 「姉さん!」乳房を揉んでそれに応えて、瑞穂も淫裂から淫汁を流している。
「でた、でたよ!」「わかるわ、膣が暖かい」瑞穂は乳房を胸に押しつけて唇を求め
「姉さん!」それに応えていた。

 その後、瑞穂は四つん這いにもなり「姉さん、気持ちいいよ」「私もよ、一雄とし
て気持ちいいの」禁じられた事をしている2人だ。
こうして、瑞穂の膣の中に3回噴射された。

 翌朝、一雄は瑞穂と一緒に、警察署に出向き「人を刺しました!」素直に事情を話
し拘置された。
「あんたも運が無いね。ヤクザに絡まれるなんて…」同情されながら身元が調べられ
ていくが、少年時代に事件を起こした事が知られると、態度が一変している。

 「とにかく、告訴だな。相手も訴えてきたし」
「正当防衛にはならないんですか?」
「裁判次第だ。運を祈るよ」警察官は関わりを避けようとする。

 一方、瑞穂は康子と話し合っていた。
「瑞穂さん、弁護士さんを頼んだらどうかしら?」
「そうよね、その方がいいかも。向こうの方が悪いと思うけど…」
「そうよ、弁護士がいた方が心強いしね」康子のアドバイスを受けて瑞穂は早速、法
律事務所を訪ねた。

 「弁護を引き受けて欲しいのですが…」瑞穂はいきさつを話していく。
応対した弁護士は黙って聞いてから「300万程掛かりますが大丈夫でしょうか?」
と言う。
「必ず何とかします、ですから弁護をお願いします」頭を下げて頼み込む。

 「困りましたね、女性に頭を下げられると困るんですよ」体を曲げると胸が覗いて、
乳房の膨らみが首から見えた。
「そうだ。こうしましょう!」弁護士の手が首から入り込み乳房を掴んで「な、なに
をするんですか?」一瞬にして、瑞穂の顔色が変わった。

 「金が貰えないなら、体で払う手もありますよ」もう片手がスカートの中に入り込
んでいく。
「いや、やめて、いや~!」スカートに入った手を押さえた。
「弁護しなくていいんですか。弟さんはきっと、刑務所送りになりますよ。前科があ
るしね」

 「そ、そんな…」自然と押さえた手の力が抜け「そうです、その方がいいです。必
ず力添えになりますよ」パンティの上から淫裂を触っていく。
「ここじゃイヤです、別なところで…」
「ここの方が安心です。秘密が守れるし。弟さんの為でしょう?」

 「わかりました。軽くお願いします…」自らスカートを引き下げ、パンティも脱い
で下半身を剥き出しにし、短い絨毛に覆われた淫裂を露わにした。
「パイパンか、剃っているんだな。オッパイも出せよ!」
「約束して下さい。弁護してくれるって!」

 「わかっている。その変わり、やらせて貰うからな」ズボンを脱いで行く。
(体を許すなんて…)全ての服を脱いで全裸になった。
「いい体つきだ。ホステスにしておくのは勿体ないな」乱暴にテーブルに仰向けにし、
乳房を掴み、揉んでいく。

 「痛い、優しくして!」
「優しくだと。俺は強引にやるのが好きなんだよ、こうやってな!」一気に肉竿を押
し込んでいく。
「いや、いや~!」痛みに悲鳴を上げていく。

 「泣け、泣きたかったらなけ!」押し込んだ肉竿をピストンしていく弁護士だが
「あ、ああ!」悲鳴を上げる瑞穂だ。
それに追い打ちを掛けるかのように乳首を潰され「ヒ~!」また悲鳴がった。

 「泣け、泣くんだよ!」目から涙が流れていく。
(いや、これはレイプよ、弁護士にレイプされているんだわ…)「う、う、う」嗚咽
を上げ泣いている瑞穂だ。

 それから3ヶ月後、裁判が開かれた。
相手のヤクザ側は大きな弱みがあるから、あまり高飛車には出ず、むしろ、早く終わ
らせたい様子だ。

 「裁判長、これは正当防衛だと思います。それと言うのも…」弁護士がそれらしく
言うと、それを遮るかのように「裁判長、異議があります…」検察側が反論していく。
それが数回繰り返されている。

 そして、裁判所での反論を終えると、法律事務所では、瑞穂が全裸になってレイプ
同然の事をされていく。
「う、う、う!」強引に肉竿を押し込まれて泣いている。
「許して。やめて下さい!」痛みに堪えきれず大粒の涙を流すが容赦なく「ヒ~!」
また乳首が潰され(イヤ、もうこんなのイヤ!)泣きながらも膣の奥に射精された。

 裁判は結審して判決が出た。
「主文、有罪。懲役2ヶ月の実刑に処す」その後、長々と理由が述べられる。
やはり、前科があった事が災いし、相手も重大な過失があったが、はるかに一雄の罪
が重かった。
そして、罪か確定した一雄は、刑務所に収監された。