「薄倖の星の下に」

                               赤星直也:作 
第1話 浴室

 「今度、新しく入った諸星瑞穂君だ。みんなよろしく頼んだよ」課長の中畑が6人
の部下を相手にして話している。
「諸星瑞穂です。新人ですのでよろしくお願いします」真新しいスーツを着た女性が
お辞儀していく。

 彼女は今年採用された諸星瑞穂と言って、両親の顔すら知らない福祉施設出身だ。
小さい時に町に捨てられ、その時、弟も一緒に捨てられたが、その後の行方がわから
ない。
ただ、近所に住んでいるらしいとの情報が、施設から知らされている。

 瑞穂は8才の時に養子になって秀樹の子となったが、15歳の時に秀樹の妻を亡く
し、秀樹と2人暮らしをしている。
高校を卒業すると、秀樹は瑞穂に大学も行くように進めたが、迷惑を考えて就職を選
び、この会社に入社した。
このように、瑞穂は暗い過去を持っているが明るく振る舞っており、それは普通の女
性と何ら変わりない。

 「瑞穂さん。これからは秋子と呼んでね」
「はい。秋子さんですね?」
「そう、秋子でいいわよ」
「僕ともよろしくね」三田も瑞穂に声を掛けてきた。

 「勝夫さん、私がこの子の指南役をするから、手をださないでね」
「秋子、そんな事しないよ。僕は秋子を愛しているから」勝夫が秋子の肩を抱くと
「こら、ここは会社だ。自宅でやってくれ!」上司が怒鳴る。
「すみませんでした。注意します」三田は中畑に謝って、自分の席に戻っていく。

 「秋子さん、三田さんといい仲なんですね」
「あら、わかったの。実はそうなのよ」恥ずかしそうに答える。
「羨ましいわ、私もいい人が欲しいな」
「そんな事より、まずは仕事。はい、これを計算して!」秋子は瑞穂に仕事を教えて
く。

 瑞穂はどうにか初日を終えて自宅に帰った。
瑞穂の家は郊外の一戸建で、秀樹が建てた家で「ただいま帰りました」家に入ると、
先に秀樹が帰っていた。
「瑞穂か。どうだった、初めての会社は?」心配そうに声を掛けてくる。
「みんないい人よ、私も溶け込めそう」上着を脱ぎ、エプロンを着ながら言う。
「そうか、それはよかったな」
「お父さん。それより、お腹空いたでしょう。すぐ作るからね」瑞穂は自宅の戻る途
中に買った野菜を調理してく。

 秀樹はもうすぐ定年を迎える年で、寂しさが顔に刻まれている。
そんな2人だけの食事を済ますと、くつろいでいく。
「お父さん、お風呂沸いたわよ」
「そうか、だったら入るか!」秀樹は着替えを持って浴室に向かい、その間に瑞穂は
明日の朝食の準備をしていく。

 「そうだわ、お父さんの背中を流さないと…」瑞穂はエプロンを着けたまま、浴室
に入った。
「お父さん、背中を流すね」
「ああ、頼んだよ」ゴツゴツした背中を石鹸の付いたタオルで擦っていくと「久しぶ
りだな。こんな事は…」感無量の顔になっている。

 「そうね、久しぶりだわね」背中を擦り洗い終えると、お湯で石鹸を流し「はい、
今度は前よ」瑞穂は前も洗う気だが「いいよ、自分でするから!」秀樹は遠慮した。
「遠慮しないでよ。家族だから平気でしょう?」
「そうだな、瑞穂に言われると母さんに言われているみたいだな」秀樹は振り向き、
瑞穂と向かい合った。

 瑞穂は石鹸の付いたタオルで、首、胸、腕、お腹と擦って行き(オチンチンだわ。
どうしようかしら?)考えたが、それを掴んで擦っていく。
(イヤよ、堅くなってきた。お父さんのオチンチンが膨らんできた!)肉竿を掴んだ
が暖かい。
「まだ膨らむんだな。何だか自信が沸いたぞ。今度ソープでやってくるか!」

 「ダメよ、お母さんを裏切っちゃ。そんなイヤらしいことしないで!」肉竿を急い
で洗い、お湯をかけた。
「男はみんなこうだよ。女がいないとダメなんだ!」
「私がお母さん代わりをするから、裏切らないと約束して」
「お前は母さんの味方か。わかった、約束するよ」秀樹はニコニコしながら言う。

 秀樹の体を洗い終えると、瑞穂はリビングでくつろいでいるが「オチンチンが、あ
んなに太くなるなんて!」初めて見た肉竿に興奮が治まらない。
「痛いだろうな、あんなのが入ったら…」妄想にふけっていた。

 そこへ「瑞穂、上がったよ。いい湯だった」風呂から秀樹が上がってきた。
「あら、上がったの。今夜も飲むの?」
「少しだけだ。ビールがいいな」
「はい、持ってきます」冷蔵庫からビールを持ってきて「私もお風呂に入るね」「勝
手にやっているから、そうしなさい」瑞穂は自分の部屋に戻って着替えを取りだした。

 「これからは刺激的なのを着ないと。大人になったんだし…」白いパンティとブラ
ジャーしか持っておらず、その中から選ぶと、パジャマの中に丸めて浴室に向かう。
浴室に入ると服を脱ぎ、パンティ、ブラジャーも脱ぎ、乳房と股間が露わになってい
る。
「オッパイがもっと大きくならないかな?」鏡を見ながら乳房を揉み、乳首も摘んで
刺激を与えていく。

 その瑞穂の裸身が、曇りガラス越しに秀樹が偶然見てしまった。
(もう、大人の体になっているんだ!)ガラス越しに黒い絨毛が見えると(あそこが、
オ○ンコなんだな!)まだ現役の肉竿が膨らんでいく。
また、乳房も見え、ピンクの乳首が透けて見え(オッパイも大きい。こんなに育った
んだ!)養女の裸身を曇りガラス越しに見ている。

 瑞穂はそんな事とは知らず、浴室に入って体の隅々まで洗っていく。
「パシャ、パシャ!」水音が外にいる秀樹にも聞こえて(風呂に入っているのか…)
秀樹はリビングに戻ってビールを飲みだすと、暫くしてから瑞穂がパジャマ姿で戻っ
て来た。

 「お父さん、私にも頂戴!」
「ダメだ。大人になったらいいけど、まだ子供だからな」
「意地悪!」口を尖らす瑞穂に秀樹は笑顔になっている。

 瑞穂は家事を済ますと自分の部屋に入り「もう、寝ないと…」ベッドに潜り込み、
横になったが、秀樹の肉竿が目に浮かぶ。
「あんな太いのは入ったら、きっと膣が裂けちゃうわ」自然と手がズボンを引き下げ、
パンティの中に入っていく。

 「あっ!」指が絨毛を掻き分け、淫裂を撫でて「ここに入るんだ。あれが…」想像
しながら、膣の入り口を撫でだすと「ん!」敏感な突起をとらえた。
「気持ちいい。こうするといいわ…」パンティも引き下げ、股間を露わにすると指で
触わり続けた。

 翌朝は何事もなかったように、朝食を作り秀樹と一緒に家を出て、会社では「おは
ようございます」挨拶をしながら秋子の言われるままに仕事をしている。
勤務をしてから1ヶ月程経ち、次第に瑞穂も慣れて気持ちにゆとりが出来てきた。

 「どう。今度、飲みに行かない?」秋子がいない隙に三田が誘うが「秋子さんと一
緒ならいいけど、1人ではイヤです」断った。
「何だ、秋子の監視下に置かれているのか!」三田は席に戻っていく。

 しかし、三田は諦めることなく、それが数回繰り返され、渋々に仕事が終わってか
ら喫茶店での待ち合わせを承知した。
「待ったかい?」三田は入るなり瑞穂の隣に座り「どう、会社慣れた?」腰を撫でな
がら言い「はい、大分慣れました…」瑞穂は腰をずらしていく。

 「それはよかったね」なおも手が伸びて、スカートの中に入って(だめ。やめて、
お願いだからやめて!)恥ずかしくて声を上げれず、項垂れたままスカートに入った
手を押さえている。

 「会社で困った事があったら、なんでも言ってくれよ」手が股間を触りだす。
(いや。だめ、そこはだめ!)三田の手がパンティをずらすと「やめて下さい!」小
さな声で言う。
それでも手が伸び、淫裂を触りだして(性器を触らないで!)俯いたままの瑞穂だ。

 そこに「勝夫さん、何しているのよ!」秋子の声がした。
「何もしてないよ。ちょっと遊んでいただけだよ」言い訳をする三田に(よかった、
秋子さんが来てくれて!)ホッとする瑞穂だが、これが、これから起こる悲劇の始ま
りだった。

 「瑞穂。あんた、どうして勝夫さんと、ここに来たの?」
「誘われまして…」
「私と勝夫さんは、いい仲なの知っていたわね?」
「はい、知っていました。でも、断り切れなかったんです…」
「そんな言い訳け通用しないわ。もう子供じゃないのよ!」きつい言葉に泣き出した。

 「勝夫さんも勝夫さんよ。こんな小娘を相手にするなんて!」
「つい、誘惑されてね。機嫌直して、秋子!」
「そうか、やはりね。勝夫さんは私だけよね」
「そうだよ、秋子!」白々しく肩を抱きしめていく。
「瑞穂、この落とし前を必ず付けるのよ。やらなかったら承知しないからね」睨みな
がら言い放ち、秋子は三田と一緒に出て行く。
「落とし前と言っても、私は何も悪い事してないのに…」涙を拭いて自宅に向かう。

 家に戻ると秀樹が先に帰っていた。
「あら、もう酔って」リビングで寝ており「お風呂には入ったんだ!」秀樹はパジャ
マに着替えていた。
「私も入ろう」瑞穂は着替えを持って浴室に入ると、服を脱いで全裸になると、体を
洗って「パシャ、パシャ!」水音が家に響いている。

 その音で秀樹が目を覚まし「誰だろう、風呂に入っているのは?」秀樹が浴室を覗
くと「!」ガラス戸が開いたままで声を出せない。
浴室の中では乳房を揺らせ、淫裂を洗っている瑞穂がいた。
秀樹は「瑞穂とやりたい!」ズボン、パンツを引き下げ、下半身を剥き出しにすると
中に入り「お、お父さん。何をする気なの?」慌てて、乳房と股間を隠して蹲った。

 「瑞穂、綺麗だ。やらせてくれ!」秀樹は蹲った瑞穂の腕を掴んで引っ張り「やめ
て。お父さんやめて!」股間を押さえていた手が引かれ、真っ黒な絨毛が露わになっ
ている。
「オ○ンコだ。やらせてくれ!」まだ酔いが醒めてない秀樹の手が淫裂を触りだし
「ダメ。お父さん酔いを醒まして!」手を退けようとするが、力負けしている。

 瑞穂は浴室から連れ出されリビングに連れてこられ「いや、いやー!」ソファーに
押し倒された。
乳房を掴まれ、淫裂に肉竿が押し当てられた。
「だめ、だめ!」酔った秀樹の肉竿は元気良く膨らみ、瑞穂の淫裂を貫いて「ヒー!」
悲鳴を上げていく。

 秀樹は「瑞穂、瑞穂!」乳房を揉みながら腰を密着させるが、瑞穂は「うー!」激
痛が走って悲鳴を上げ、淫裂から鮮血が流れていく。
(レイプされた、お父さんにレイプされた…)一気に力が抜けるが、秀樹は肉竿のピ
ストンを始めて「う、う、う!」肉竿が淫裂を突き刺す度に顔を歪め、呻き声を上げ
ている。

 そして、クライマックスを迎え「いや、いやー!」瑞穂は膣の中に暖かい液体を感
じ「イヤよ、お父さんの子を産むなんて…」筋となって涙が流れていく。
だが「ふー!」射精を終えた秀樹は、また眠ってしまった。

 瑞穂は「う、う、う!」淫裂を押さえながら浴室にまた入り「もう戻れない。傷物
になってしまった…」涙は止まらず、むしろ増えていく。
お湯で犯された淫裂を洗い、鮮血と精液を洗い出していく。

 幾度も幾度もそれを繰り返して、やっと満足したのかバスタオルを体に巻き付け、
着替えを持って部屋のベットに潜り込み「犯された…。お父さんに…」布団を被って
明け方まで泣いていた。

 瑞穂は一睡もせずに朝を迎え、下着と服を着込んで家事をしていると「瑞穂、大変
な事をしてしまったな。謝るよ」起きてきた秀樹も目を腫らしている。
「もういいわよ。戻れないし…」
「妊娠は大丈夫か、もし出来たら俺が責任取るよ」

 「大丈夫よ。処女喪失の時は妊娠しないんだって!」
「でも、万が一があるだろう?」
「洗ったから大丈夫よ。もう忘れて」泣きたい気持ちを堪えて家事をしている瑞穂だ
が(もう、お嫁にいけない…。傷物になってしまったし…)うっすら涙を滲ませてい
た。