「奴隷にされたOL」

                     赤星直也:作

第1話 ラブホテル

 「石井君。契約高が落ちているわね、どういう事なの?」
「課長、今は不景気でしてなかなか契約が取れないんですよ」
「そこはどこも同じよ。何年係長をやっているのよ!」激しい叱責が飛んでいく。

 「申し訳ありません。もっと努力します…」年上の男性がまだ若い女性に頭を下げた。
「そんな事やってないで、外回りでもして来なさい!」書類を机に置いて言う女性に「早速回ってきます」悔しそうな顔で男が部屋から出て行った。
「全く、何年やっているのよ」呟くように言ったが、他の社員にも聞こえていた。

 「くそ。また怒鳴られた」事務所から出て行くのは石井均哉で営業係長をしている。
本来ならば石井の方が課長になるはずだったが、営業成績が課長の大竹一恵より悪く、課長昇進が見送られて一恵の方が先に課長になった。
その事で石井は不満もあってか、一恵とはうまく行っていない。

 石井は取引先を一回りしてから会社に戻ってきたが、5時を回っている。
「あれ、課長は帰ったのか?」
「はい。先ほど帰りました」
「まったく、人をなんだと思っているんだかね」不満を言いながらも石井も退社した。

 会社を出ると、行きつけのスナックで飲んでいく。
「石井さん、荒れているわねね。今夜は慰めてあげようか?」
「いいね、たまには憂さ晴らししないとな…」石井はホステスの真美に抱き付き胸を撫でていく。
「9時まで飲んでて。それからでいいでしょう?」
「いいよ。お前とオ○ンコが出来るなら」2人は抱き合い時間を潰していた。

 やがて、時間も経って9時を回っている。
「行こう。いいだろう?」
「いいわよ。今夜は私を思いきりいかせてよ」2人はスナックを一緒に出てラブホテルを目指して歩いていく。

 「あ、あれは!」石井の目には男に抱かれた一恵が映った。
しかも、2人はラブホテルから出てきたのだ。
石井は慌てて真美を物陰に引き連れて、行き過ぎるのを待った。

 「今夜は楽しかったわ。明日もいいでしょう?」
「いいけど、仕事があるから」
「休みなさいよ。ほら、お金ならあげるから」一恵はバックから金を取り出して、男に渡した。

 それを「一恵さん、好きだよ。明日も愛し合おうね」無造作にポケットに入れていく。
「明日も私のお腹の中に出してね」一恵は抱かれるようにして、石井の前を通り過ぎていく。

 「知ってる人なの?」
「ああ、知っているさ。俺の嫌いなやつだから」石井と真美は一恵が出てきたホテルに入った。

 「いらっしゃいませ!」フロントの女性が声を掛けてくる。
「あら、由里じゃないの。ここで働いているの?」
「そうよ。ここでアルバイトしているの。10時からはスナックだけど、ママには言わないでね」
「言わないわよ。その変わり、今夜は割り引いてよ、エッチしに来たんだから!」
「わかったわ、半額に負けておくから絶対にママに言わないで」キーを渡す由里だ。

 「聞きたいんだけど、さっきの女なんだけど、いつも来るのかい?」
「ああ、あの人ね。常連なのよ、男は変わるけども。それに部屋を予約してくるの」
「部屋を予約?」
「そうなの、ビデオがある部屋なのよ。それにマゾ趣味みたいなの」それを聞いた石井の目が輝いた。

 「明日も来るのかい?」
「来るわよ。予約してあるから」
「俺も予約したいな」
「石井さん、私とそんなにしたいの?」勘違いしたのか真美の顔が赤らんだ。

 「そうだよ。いいだろう、明日も?」
「いいわ。石井さんとなら」
「それから、由里さんと言ったよね。お願いがあるんだけど…」石井は由里に何かを頼んだ。

 「ご免なさい。それは出来ないわ、無理よ!」拒む由里に「由里、お願いだから何とかしてあげて。私からもお願いするから。いいでしょう、由里!」真美は由里に抱き付き唇を重ねていく。
「ダメ、そんな事されたら欲しくなるわ。後でならいいけど…」

 「いいわよ。後でしてあげるから聞いてくれるわよね?」
「わかった。部屋も予約しておくけど、真美、約束は守ってよ。秘密だから」
「わかっているわ、ありがとう。ビデオで見たかったらいいわよ。由里になら見られてもいいし」石井と真美は客室に入った。

 「真美、ビデオで見られるけど、いいんだね?」
「由里になら見られてもいいわよ」真美は服を脱いでいく。
「いいよ、真美」石井は真美の手伝いをしてブラジャーから脱がした。
「恥ずかしいわ、オッパイに自信がないの…」

 「そんな事ないよ。自信持てよ」石井は鏡に真美を向けて乳房を揉んでいく。
「い、石井さん。変な感じよ、触られているのを見るなんて…」目が潤んでいる。
それを知った石井は更に揉んで、パンティの上から淫裂を撫でていく。

 「漏れていく、膣から漏れていく!」目を閉じて石井の唇を求めた。
真美が言う通りに淫裂を押さえている布が濡れている。
「入れて、早く…」
「わかったよ」パンティが引き下げられ、恥丘に生えた絨毛が露わになっている。

 「恥ずかしいわ。もう濡れているなんて…」顔が赤くなっている。
「真美、やってくれ!」
「いいわよ、石井さん」今度は真美が石井の服を脱がせていく。
ワイシャツ、アンダーシャツを脱がせて上半身が露わになっている。
その後、ズボン、パンツと脱がせて全裸にした。

 「ビデオで撮ろう!」
「恥ずかしいけどいいわよ」石井はスイッチを入れてテレビを見た。
「ここでやって、ほら」
「恥ずかしいわ。オチンチンをなめるなんて…」
「やってよ。由里だって見たがっているよ」
「わかったわ」真美は石井の正面に膝を折って座り、肉竿を口に含んでいく。

 それは、テレビにも映っていた。
(恥ずかしいわ、由里に見られているなんて…)テレビに映っている自分の姿を見ながら口を上下に振っていく。

 それは「凄いわ、あれがフェラなんだ。気持ちいいのかしら?」フロントの由里も見ている。
「何だか、膣が疼いてきたわ」自然とカウンターの中でスカートを捲り、小さな監視用テレビを見ながら淫裂を撫でていく。

 それを知りながら、石井は真美をベッドに押し倒して乳房を揉み、カメラも操作してテレビに映るようにしている。
「いいわ、いいわよ。早く来て、我慢できない!」
「わかっているよ。ゆっくりやろうよ」

 「イヤ、早くして!」真美は石井の腰を押さえ、肉竿めがけて腰を動かしていく。
「あ、あ、あ!」淫裂に肉竿が入ると石井も腰を押しつけ、肉竿が根本まで入り込んでしまった。
「いいわ、もっと、もっとよ!」石井は腰を振っていくが(覚えていろよ。一恵に恥を掻かせてやるからな)頭の中は一恵のことしか考えていなかった。

 翌日、石井はいつものように仕事をしていると「なあに、これ?」また一恵が石井に噛みついた。
「そんなもんですよ、この時勢ですから…」

 「ふざけないで。何やっているのよ、こんな事書く暇あったならお得意回りよ!」いつものように言う。
「はい、行ってきます」ニヤニヤしながら石井は出て行くが(後で泣くなよ。思い知らせてやるからな)計画を考えながら得意を回っていった。

 そして、会社が終わるとすぐに真美のスナックに入っていく。
「あら、石井さん。店はまだよ」
「違うよ、約束したじゃないか。真美、行こう」

 「本気だったの、石井さん?」
「そうだよ。今夜はいいだろう。休んでも?」
「ママ、今日だけはわがままさせて。いいでしょう?」
「いいわ、最近客も少なくなったしね」
「ありがとう」真美は石井と一緒にあのホテルに入った。

 「あら、もう来たんだ。まだ来ないわよ、あの人達!」
「だったら、今夜は遅くまでいるよ。これはビデオのお礼だ、秘密にしてくれよ」
「わかっているわよ」由里は石井の渡した金を受け取りるとキーを渡した。

 「セットするなら今の内よ。隣の部屋を用意して置いたから」
「ありがとう」石井は一恵が予約した部屋のビデオからケーブルをベランダづたいに引いた。
「これで良しと。こっちでも撮れるしな」全てを終えると、真美を抱きしめ時の過ぎるのを待った。

 やがて、8時近くなった。
「映っている、あいつが!」石井は早速ビデオを回して収録を始めた。
それとも知らず、一恵は連れ込んだ男に服を脱がされて全裸になっていく。

 「何でだ、オ○ンコの毛が無いぞ!」
「剃っているのよ。ヘアを」
「どうしてだ?」
「見ればわかるわよ」石井と真美も全裸になってテレビを見ていると「見ろよ。こんな事始めたぞ!」一恵の腕が縛られていく。

 『いや。やめて、いやです!』目を閉じて虚ろな気分になっている。
『好きなんだろう、言えよ』
『言います。私をレイプして下さい。乱暴にレイプして下さい』
『こうして欲しいのか?』乳房を握られた。
『そ、そうです。もっと痛くやって下さい』口が震えてる。

 『だったら、こうしてやるぞ』男が乱暴にも淫裂に肉竿を押し込んでいく。
『ヒー。もっと、もっとして!』
『お前は変態だな』
『そうですす。一恵は乱暴にオ○ンコされるのが好きな変態女です』乳首を潰されても恍惚とした顔になっている。

 「イヤだわ。こんな事を言うなんて…」乳房を撫でられながら真美が言う。
「これで面白い事になったぞ。俺もやっと運が向いてきたな」テレビを見ながら石井は乳房を揉んでいた。

 テレビでは乳房を鷲掴みされながら淫裂に入る肉竿が映し出された。
『いいわ、もっと、もっとして』」悶える一恵の顔も映され『あ、あ、あ!』気持ちよさそうに淫裂から白い蜜が流れているのも映っている。

 「気持ちよさそうよ。私もああされたいわ」
「いいんだね、痛くても?」乳房が鷲づかみされた。
「イヤ、やさしくよ。乱暴は嫌いよ」石井は背後から肉竿を入れていく。
「いいわ、石井さん。私も感じるわ」

 「今度、縛っていいかな?」
「ダメよ。レイプされたことがあるからイヤなの。石井さんでもイヤよ」
「でも、ここを剃るのはいいだろう?」絨毛を撫でながら腰を振っていく。
「それならいいわ。私のアソコをじっくり見るなら…」喘ぎながら言う真美だ。

 やがて、『いく、いくわ、いくー!』一恵が叫ぶと動かない。
『ハア、ハア、ハア!』胸が波打っており『よかったかい?』肉竿が抜かれた。
『ええ、凄くよかったわ。縛られてすると燃えるのよ』淫裂からはドロドロの液体が流れている。

 『一恵さんはマゾの毛があるね』腕が解かれていく。
『そうかも知れないわ。願望があるのね、いじめられたという願望が…』腕が解かれ男に抱き付いて言う。
『きっとそうだよ。俺はどっちでもいいんだけど』タバコを吸いだした。

 『それより、またしてくれるわよね?』淫裂を押さえて立ち上がった。
『いいよ、こっちは商売だから』
『イヤ、商売じゃなく、ホントにして欲しいの。乱暴に!』
『わかった。またするから体を洗って来ないと』
『私も洗うわ、一緒に入りましょう』2人は浴室に入った。

 「俺たちもフィニッシュといくか!」石井は腰の振りを早めると「あ、あ、あ!」真美も声をあげていく。
そして、一恵達がホテルから出ていったのを確認してから起きあがった。

 「証拠を片づけないとな」急いでケーブルを取り外し、ビデオを確認した。
「撮れている。バッチリだぞ」
「ホントだわ、これであなたの勝ちね」
「そう言うわけだよ。由里にも、お礼を言った方がいいな」

 「でも、エッチはダメよ。私以外とは…」
「わかっているよ。あいつを懲らしめる時にも手伝ってくれよな」
「勿論よ、石井さんのためだもの」片付けが済むとフロントに向かった。

 「由里さん、助かりました」
「真美さんのためだもの、これくらいはなんでもないわ。でも、秘密は守ってね」
「当然ですよ」
「由里。その内にあの人と出来るようにしてあげるわ。由里の好きなのを」
「真美ったら!」恥ずかしそうな顔になる由里だ。

 石井は真美と別れてアパートに戻ってきた。
「これをコピーしてと…」撮ったばかりのビデオをダビングして計画を練った。