「拗れた関係」

                     赤星直也:作
第4話 ショー

 それから数日が経って、麻子の元に小包が届いた。
「何かしら?」箱を開けると衣服が入っており、それに写真も入っていて「この前の写
真だ!」見るなり、顔色が真っ青になってしまった。

 写真は麻子がレイプされた時で淫裂には肉竿がしっかりと食い込み、処女喪失の証拠の
鮮血も流れている。
「こんなのが撮られていたなんて…」写真を持った手が震えている。

 それでも麻子は同封された手紙を読み「そんな~。いや。できない!」持っていた手
紙と写真が足下に落ちた。
手紙は土曜の昼の呼び出しで、その服を着てこいと書かれてある。

 箱を開けると、スケスケの下着で「これじゃ、丸見えになってしまう!」声を上げた。
下着は色こそ黒みを帯びているが、肌に付けたら何の役目をせず、パンティ、ブラジャ
ー、ガーターストッキングと入っていて、やはり黒みを帯びている。
「でも、着ていかないと…」鏡を見ながら、今にも泣きそうな顔になった。

 そして土曜日が来て「あ、麻子。そんな大胆なのを着て!」スケスケの下着を着てい
るのを、弘毅に見られてしまった。
「いいじゃないのよ。これでもおとなしい方よ」(兄さん、仕方ないの…)スカート・
シャツを着込むと家を出た。

 駅から電車に乗って、地図に書かれた場所までは10分程で行ける。
電車を降り、書かれていた通りに歩いていくと「あら、麻子さん!」声が掛けられ「あ
ら、智子さん。どうしてここに?」2人は顔を見合わせた。

 智子が「私に手紙が来て…」言うと「智子さんもなんだ。私もなのよ、ここに来いっ
て!」2人は項垂れて歩いていくと、地図に書かれていたビルの前に来た。
「ここって、劇場よね」
「そうよ、小さいけど劇場よ。もしかして?」2人は不安になっていく。

 それでも、2人が中に入ると「お待ちしていました。仁科様に田中様ですね?」若い
女性が声を掛けてくる。
「はい、そうですが…」
「それでしたら、早速お願いします。皆さんがお待ちですから」

 「お待ちって、何をなの?」
「イヤだわ、アルバイトを申し込んだんじゃないですか。ショーのアルバイトを!」ニ
ヤニヤしながら女性は言う。
それには「そ、そうでしたわね。そうでした!」慌てる智子と麻子だ。

 (そんな事、書いてなかったわよ。『下着を着ろ』ってだけしか書かれてなかったわ)
顔を強ばらせながら、中に入ると(込んでいる。20人もいる)見渡すと男性が20人
近くいる。
男達は2人を見ると「今回は美人じゃないか。それに、スタイルいいし…」「若くて、
ピチピチだしね」笑顔で見つめている。

 「ところで、どうすればいいの?」
「簡単よ。音楽に合わせて脱いでいくの。勿論、素っ裸になってね。その後は2人です
るの、女性同士で…」
「レズをするんですか?」
「そうよ、その後は…」言いにくそうな顔になり「とにかく、やればわかるから」奥ま
で連れて行かれた。

 奥に入ると、スタジオの電気が消され、暗くなってから突然にスポットライトが智子
と麻子を捕らえ、音楽が掛かった。
(やるしかないわ。やりましょう!)2人は見つめ合い、音楽に合わせて踊っていく。

 ライトの色が変わった。それは「服を脱げ!」の合図だ。
(脱ぐしかないわ…)智子と麻子はシャツ、スカートを脱いでいく。
2人はTフロントのパンティで、短い絨毛が透けており、淫裂からはみ出た肉襞も見え
ている。

 「いいね。ヘアが剃ってあるなんて、サービスいいよ」
「そうだよ。オ○ンコしてもハッキリ見えるしな」
それは(不潔よ、オ○ンコだなんて。だから男は嫌いよ!)麻子の耳にも入っている。

 下着姿になった2人は、踊りながらブラジャーを脱いでいく。
(恥ずかしい、人前でヌードになるなんて…。弘毅さんが知ったら、きっと怒る…)真
っ赤な目になりながら、ブラジャーを外していく。
同様に麻子もブラジャーを脱いで踊っていくが、麻子も目の下が赤く腫れ上がっている。

 2人は乳房を揺らせながら踊り続け、パンティも脱いだ。
男達は「いいぞ。いよいよオ○ンコが見られる!」興奮しながら食い入るように2人を
見ている。
パンティを脱ぐと、2人はお互いの乳房と淫裂を触り合う。

 「智子さん、本気で感じるの。凄く気持ちいいの…」
「私もよ。気持ちいいわ」麻子の上に智子がシックスナインで重なり、乳房を撫でながら
乳首を吸い、麻子も智子の乳房を揉みながら吸っていく。

 「ん、ん、ん!」鼻から息を出し「いいわ、凄くいい!」喘ぎながら吸い合うと、淫
裂は潤って、淫汁が溢れていく。
(そろそろ、膣に指を入れてもいいでしょう?)(そうね、そろそろしましょうか)体
を動かそうとした時、覆面をした2人が現れ襲いかかった。

 「いや、いやー!」仰向けの麻子は、太股を押さえられて肉竿を押し込まれていく。
智子も同様に、後から肉竿が押し込まれていく。
「いや、いやー!」「抜いて。お願い、抜いて!」2人はどうする事もできず、「あ、
あ、あ!」声を上げるしかない。

 「見えないぞ。太股を上げろよ!」
「いや、いやー!」智子の太股が持ち上げられて「ダメ、見ないで、ダメよ!」観客に
も結合しているのが見えている。

 その後2人は、両手首を縛られ吊り下げられ、足を開いたまま固定された。
「いや、いやー!」麻子は乳房を揉まれ、立ったまま後から肉竿を押し込まれが、レイ
プされた時とは違って痛みは感じず、むしろ、快感を覚えている。
(痛くない…。乳首を摘まれると、犯されても気持ちいい…)虚ろな顔になっていた。
同様に智子も「あ、あ、あ!」乳房を揉まれ、大勢に見られながらのレイプに興奮して
いる。

 「見ろよ。オ○ンコから淫汁を流しているぞ!」
「こっちの女もだ。もう、オ○ンコがグジュグジュだ!」その通りだった。
麻子と智子は人前で犯されているが、淫裂から淫汁を流してストッキングを濡らし「あ、
あ、あ!」「ん、ん、ん!」2人の喘ぎ声が響いていく。

 だが、それは悲鳴に替わった。
「いやー!」「出さないで!」2人の淫裂からは白い液体が流れていく。
「見ろよ,中だしだよ。オ○ンコの中に出したよ」
「ホントだ、ここまでやるなんてな」じっと射精された淫裂を見ている。

 肉竿が抜かれると、ドロドロした精液が一気に流れて太股を伝わって「いや~。妊娠
したくない!」泣き声をあげる2人だ。
射精された2人は手が解かれ、淫裂から流れ出る精液を拭いていく。

 ショーが済み「病院を予約しておきました。洗浄したいんでしょう?」言われる。
「はい。膣を洗わないといけないし…」淫裂を拭き終えると、2人はパンティ、ブラジ
ャーを着けて元通りになっていく。

 服を着込むと「はい、これを預かっています。それに、これが謝礼です」封筒が渡さ
れ、それを受け取ると、急いで外に出て手紙を読んだ。
「いやよ。お尻でセックスするから、ワセリンを貰ってこいなんて!」
「私もよ、避妊薬もだって。それに、恋人とお尻とオ○ンコしろだなんて!」悲鳴に近
い声を上げる麻子だ。
「おまけに、オ○ンコしているのをビデオで撮れだって!」泣き声に代わっている。

 しかし、2人に時間は無く「とにかく病院よ」「そうよね、妊娠はしたくないし」予
約されている病院に向かった。
病院では「どうなさいました?」中年の看護婦が尋ね「失敗してしまいました…」小さ
な声で智子が言う。

 「ああ、セックスで膣内射精されたのね。で、あなたは?」
「私も失敗しました…」麻子も俯いたまま言う。
「あなたもなんだ。最近多いのよね。避妊もできないくせに、せっせとセックスに励む
のが…」そう言いながら2人を診察室に連れて行く。

 「先生。避妊に失敗したそうです」
「仕方ないわね。下半身丸出しにして仰向けよ」医師に言われスカートを脱いでいく。
「あら、そんなの履いているんだ。それじゃぁ、男もたまんないわね」
「先生、最近の若い子はこういうのが多いんですよ。誘惑する下着を着るのが」

 (違うわよ。無理に着せられているのよ)悔しさを堪えてパンティも脱いだ。
「まあ、ヘアまで剃って!」淫裂が丸見えになっている。
「まさか、お尻ではしてないわよね?」
「それはしていません!」

 「それならいいわ。お尻でもしているかと思ったわ」股間にパレットを当てて膣の中
の洗浄を始めた。
(バカにしないで。お尻で何かしないわ!)唇を噛みながら屈辱に耐えている。

 「お尻でしたかったら、薬出してあげるわよ。だそうか?」
「はい。お願いします。それから、妊娠しない薬も…」
「わかっているわよ。もうこんな思いはいやでしょうから。お尻でやる時は、先に浣腸
してからやるのよ」膣の中が洗浄されると、避妊薬と潤滑剤などを処方して貰い病院か
ら出た。

 「麻子さん、元克とセックスできる?」
「やるわ。やらないとあの写真がどうなるかわからないし…」
「そうよね。麻子さんが元克のお嫁さんになれば、私は安心なんだけど」

 「ご免なさい。私は傷物だし、そんな資格なんてないわ」
「そんな事言ったら、私だって弘毅さんのお嫁の資格もないわ。散々レイプされている
し」泣き声に代わって暫く沈黙が続く。

 「とにかく、今夜はお兄さんと一緒に泊まりに来なさいよ。それから考えましょう」
「そうさせて。ビデオは兄貴が持っていると思う」麻子は携帯で連絡を取って、智子の
家に向かった。

 智子の家には元克がいなかった。
「全く、留守番にもならななんて!」鍵を開けて中に入り「麻子さん、手伝ってくれな
い?」頼み込み「任せて!」2人は風呂も沸かして行く。

 やがて、調理ができあがり2人が現れるのを待った。
「どうせなら、ヌードでいようか。その方がおもしろそうだし…」
「そうね。その方がおもしろいわよね」2人は服を脱ぎ、スケスケのパンティ、ブラジ
ャーと次々に脱いで全裸になった。

 「大分生えてきたわ。また剃らないといけないのね」
「私も剃るわ、智子さんだけだと変だし」2人が話ていると玄関から「ただいま!」声
がする。

 「きたわ。きっと驚くわよ」2人は玄関に向かった。
「バタン!」ドアが開き、元克が入ってくると「姉さん。それに麻子さんも!」全裸に
驚いて声を上げた。

 「麻子さん。それ、いいよ!」元克は麻子の肩を抱きしめて、口付けをすると、乳房
を撫でだす。
「私と、セックスしたいの?」
「うん、麻子さんとしたい…」

 「でも私は…」「ゴホン!」智子が遮るように咳払いをし(だめ、言っちゃだめ!)
智子は麻子を見つめている。
(言わないわ。それは言わないわよ)「していいわよ。それに出してもいいわ」
「ホントだね、麻子さん」元克は急いで服を脱ぎだす。

 「麻子さん、ここでしましょうよ」智子は麻子を寝室に誘い、元克も後を追う。
「欲しいよ。麻子さん!」
「私も欲しい。一杯愛して欲しいの…」
「勿論だよ。愛してあげるさ」元克は麻子の乳房に顔を埋め、撫でながら乳首を吸う。

 麻子も「あ、あ、あ!」声を上げながら両手で、元克の頭を押さえていると(入って
きた、オチンチンが膣に入ってきた!)肉竿が淫裂を広げ「あ、あ、あ!」裂かれる痛
みに、背中が浮き上がっていく。

 智子は「麻子さん。我慢するのよ、最初の内だけだから…」麻子の顔を撫でながら唇
を吸っていく。
元克も、ゆっくと肉竿を押し込んで(入った。根本まで入った!)今度はゆっくり引き
抜いて、それを繰り返していく。
(もう痛くない。膣が治まったみたい…)淫裂の痛みも消え、肉竿の動きによって潤い
「ヌチャ、ヌチャ!」ピストンする度に淫裂から音が出ていく。

 「痛くないわ。もっとしていいわよ」
「だったら、行くよ!」ピストンのピッチが一気に早まり、麻子は「あ、あ、あ~!」
悶え声を上げ、腰を浮かせている。