「地獄の孤島」
 
                             赤星直也:作

第6話 性器ピアス

 少女は、鉄格子ではなく、普通の部屋に連れ込まれた。
「教えた通りにやるんだ!」言われると、男の前で正座し「私をお買いあげいただき
ありがとうございます。お礼に、精一杯ご奉仕します…」頭を下げた。

 それが済むと「ご主人様、私にさせて下さい」立ち上がり男の服を脱がし出す。
それは、風俗店で行われている行為そのもので、男を客に見立てた練習にも思える。
やがて、男も全裸にされ「ご主人様、お口でさせて下さい」正面で正座し、肉竿を口
で擦りだした。

 (そんな、子供にこんな事までさせるなんて…)彩香は信じられないと言った顔だ
が「驚くのはまだだ。もっといいのがあるぞ!」意味ありげに言う。
その言葉通りで「ご主人様、私がご奉仕します」男を仰向けに寝かせると馬乗りにな
り、ゆっくり腰を下げ、幼い淫裂に肉竿を迎え入れた。

 「う、う~!」まだ幼い膣に大人の肉竿が入り、痛みに呻き声を上げ、顔も歪んで
いる。
それでも、根本まで淫裂に迎え入れると、腰を動かし出し「ピチャ、ピチャ!」音が
響き渡った。
それには(子供よ、まだ子供にこんな事をさせるなんて!)自分の置かれた状況を忘
れて、叫ぶ寸前で思いとどまった。

 少女は彩香の見ているまで、ソープ嬢に見劣りしない行為を繰り返し、胎内に噴射
させた。
「ご主人様、満足していただけましたか?」降りると、肉竿を拭きながら尋ねる。
「ああ、良かったよ。でも、オッパイを吸わせてくれないしな…」

 「申し訳ありません。オ○ンコだけでなく、オッパイにも…」膨らみ始めた乳房を
口元に押し当てて吸わせた。
「感じます、吸われると気持ちいいです…」声を上げ、上体を反らせた。
それには、男も満足顔をして、なおも吸いまくり「あ、あ、あ~!」少女も声を上げ
ている。

 その声に、男の肉竿がまた膨らんで「ご主人様。もっとオ○ンコして下さい…」甘
えるように抱きつく。
「わかった、やってやるぞ」少女の太股を抱え、立ち上がると腰を押しつける。
「体の奥までオチンチンが…」
「そうだ、これはオ○ンコの奥まで入れるやり方だ!」腰を動かしていく。

 「強いです、オ○ンコが壊れそうです…」目を閉じ、顔を振るが肉竿のピストンは
停まららず、むしろ速まっている。
「ご主人様、限界です…オ○ンコが壊れます…」
「我慢しろもうすぐ終わる。それよりも、オッパイを吸わせろ!」少女は言われるま
ま、体をずり上げ乳首を口元に押しつけた。

 すると、男が吸い出し「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げた。
その為に、爆発が行われ「ポタ、ポタ!」淫裂から液体が滴り落ちていく。
「今日は上手だった。この調子でやるなら、早くでられるぞ」
「よろしくお願いします。もう、痛い思いはイヤですから」
「ここにいる限りは逃れられないな。逃げなければ良かったのに…」

 「2人同時に相手させられたんです。オ○ンコなら我慢しますが、お尻に入れられ
るのはイヤです」
「ケツか、訓練すれば大丈夫だ。明日からはケツにも入れるぞ」
「それはお許し下さい。お尻以外だったら、何でも引き受けますから」
「ダメだ。ケツで練習する」その言葉に少女はあきらめ顔に変わり、男と一緒に部屋
から出て、彩香も一緒に出た。

 「見学はこれで終わりだ。明日からは、あんたも、ああなるんだからな」
「まさか、私もレイプを?」
「当然だ。ここでは同じく扱われる。万が一があるから、薬も飲んでおけ」それだけ
言うと鉄格子の部屋に戻された。

 部屋の中は粗末なベッドが置かれ、トイレもあるが、仕切がないから丸見えになっ
ている。
彩香は両手を、後ろ手に繋がれて押し込まれた。
部屋を見回すと4方が鉄格子で、右隣にも両手を後ろ手に繋がれた、全裸の女性がお
り、左隣には真理がいた。

 彩香は「あなたは、保健婦の田中さんだったわよね?」真理に声を掛けた。
「はい、田中真理です。お願いですから、ここから出して下さい」真理は泣きついた。
「出たいのは、私も同じよ。でも、この通りだし…」彩香も泣き声になっている。
2人は暫く沈黙していたが「真理さん、どうしてここに?」彩香が先に口を開いた。

 「脅されたんです。ヌード写真をネタに売春しろと。断ったら、職員にレイプされ
ました。悔しくて、警察に行こうとしたら捕まって…」後は声にならない。
(そうなんだ、真理さんも売春を強要されたんだ。あそこは売春宿では?)それが脳
裏をかすめた。

 「でも、真理さんがいなくなったら、警察だって調べるはずよ」
「退職した事にしたそうです。園長から後で聞きました…」
「でも、どうして真理さんにまで、売春をさせようとしたのかしら?」

 「罠です、理事長の失踪を知っているから、口封じにレイプして試したんです。そ
れを知らずに警察に行こうとしたから…」真理は自分に起こった事を打ち明けた。
それを聞いている彩香は(どうしたら、逃げれるかしら?)考えても何も浮かばなか
った。

 暫く考えていると「新入りさん、薬よ」女医が現れ、鍵を開けて中に入ってきた。
「わざわざ、ありがとうございます、ところでお名前は?」
「野田昌子というの」
「本物の医師とお見受けしましたが、どうして、こんな島に来られましたか?」
「色々事情があってね。男に騙され体を汚されたり、薬の横流しもやらされたから、
クビになってね」

 「苦労なさったんですね…」
「まあね、そんな事より、これを飲んで。年だから妊娠の確率は低いけど、万が一が
あるから」昌子は薬を彩香の口に押し込み、水を飲ませた。
彩香はそれを一気に飲み込み「ありがとうございます」と礼を言う。
「礼には及ばないわ。いずれは、私を恐れるようになるから」ニヤリと笑うと乳房を
撫で出す。

 「こんな貧弱な胸ですから…」すかさず、後ずさりをしたが「何も今から怖がらな
くていいのよ。今日までは特別扱いだから」乳首を指先で転がしていく。
「そんな事されたら…」
「そんな事されたらどうなるの?」
「乳首が膨らみます…」
「あら、それだけなのかしら。もっと別な事があるでしょう?」妖しい目つきで彩香
を見つめている。

 (性器が疼くって、言わせたいんだ。でも、絶対に言わないわ)彩香が黙っている
と、昌子の指が淫裂を触りだした。
「ダメ、そこは…」
「どうしてダメなの。言いなさいよ」機嫌悪いのか荒い語気に変わった。
「指でされるのはイヤなんです」
「だったら、オチンチンならいいのね?」意地悪く言うと彩香は黙ってしまった。
「この次からは、オチンチンでしてあげるから、今日だけは我慢して」指が膣の中に
入り込み、動き出した。

 「そんな事されたら、声が出ます…」昌子の動きは停まらず、返って、淫裂に口を
押しつけて突起を撫でだした。
「ダメ、そこは汚いから…」彩香は自由が効かずされるがままだ。
彩香は指と舌での愛撫に「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げ、体も反り返って行く。
それには昌子も満足そうな顔をして指を動かし続けた。

 やがて、昌子の指には、ベトベトした液体が絡みつき、彩香も息が荒く「ハア、ハ
ア!」と乳房が波打っている。
それを見て「行きたいでしょうけど、ここまでよ」意地悪く指を抜いた。
「今日は優しくしたけど、明日からは手加減しないからね」昌子は鉄格子に鍵を掛け
て出ていった。

 昌子が出ていくと「理事長、イヤな人に目を付けられましたよ」真理が小さな声で
言う。
「確かにそうかも。皆もやられたんでしょう?」
「ええ。でも、理事長は気に入られたようですから、気を付けないと…」
「わかっている。でも、どうすることもできないし」考えればその通りだった。

 翌朝、彩香は看守の声で起こされた。
「これから、勤労奉仕を行う!」鍵が開けられて外に連れ出され、手も解かれたが、
鍬を持たされる。
「何をやるかわ、かっているよな?」
「大体わかりますが…」
「ならばよろしい。来なさい」彩香は看守と一緒に歩いて行くと、真理達が鍬で畑を
耕している。

 「お前もやるんだ!」言われるまま、見よう見まねでやるが、うまく行くはずなど
なく「真面目にやれ!」当然看守のムチが飛び「ギャ~!」悲鳴と共に、赤い筋がで
きた。
「初めてです、そんなうまく行きません…」泣きながら言い訳すると「そんなの関係
ない。やる気がないからだ!」今度は尻を叩かれ「ヒ~!」悲鳴を上げながらも鍬を
振っていった。

 奉仕作業は1時間程で終わり、道具を片付けてから建物に戻ると「体を洗うから並
べ!」一列に並ばされる。
「目を閉じろ!」それと同時に、放水が行われた。
「やめて~!」悲鳴を上げても、勢いよく水が女性達に掛かり、やっと立っていた。
「倒れた奴は罰だぞ!」そう言われると、倒れるわけには行かない。
前屈みで踏ん張りどうにか堪えきった。

 水を浴びせられた後は、強風が待っている。
大型の送風機の前に立ち、濡れた体を乾かしていく。
「倒れるなよ、倒れたら罰だからな」また看守の声が響いていく。
(いったい何なのよ、人をなんだと思っているのよ)彩香は前屈みで堪えていた。

 強風で体を乾かすと、両腕を後ろにして鎖で縛られて、また鉄格子の部屋に戻ると、
食事があった。
「どうやって食べるのよ。手を解いて!」
「周りを見れば解るさ」見渡せば、犬や猫のように顔を押しつけて食べていた。

 「そんな、動物じゃないのよ!」
「イヤだったら食わなくてもいいぞ、死んでも責任はないし」
「わかりました…」言っても無駄と悟り、皆のように腹這いになって頭を押しつけて
食べると看守も満足げだ。

 そして、昼近くになって「来い!」鉄格子の部屋から出された。
看守の後を付いていくと「イヤ、イヤ~!」悲鳴が聞こえた。
「何よ、何なのよ…」怯えて足が停まる。
「いいから来るんだ!」

 「イヤです、行きたくありません!」
「イヤでも行くんだよ」髪の毛を掴まれ、引きずられながら歩いて行くと、真理が足
を開いたまま縛られていた。
「真理さんだわ」よく見ると真理の淫裂から血が流れ、金色のピアスが肉襞に付いて
いた。

 「そんなのイヤ。私は要らない…」顔がブルブル震えている。
「これくらいで驚かないで。もっといいのもあるのよ」
「いい物って何ですか?」
「看守さん、見せてあげたら。見たがっているし」
「先生がそこまで言うなら見せましょう」彩香は別な部屋に連れて行かれ、入るなり
「イヤ~!」悲鳴を上げた。

 部屋の中では女性が両手両足を柱に縛られ、背中に入れ墨が彫られていた。
口には口枷とタオルが巻かれ、声が出ないようになっている。
「そんな、入れ墨なんて!」我が目を疑うが、色を付けた針が肌をチクチク刺して
「う、う!」呻くような声を上げていた。

 「どうして入れ墨を…」
「ここから逃げようとしたからだ。これで、一生が台無しだ。年期が明ければ自由に
なれたのにな」
「年期が明ければ、自由ですか?」
「そうだ。オ○ンコだって何時までも使えないだろう。それまで我慢できるかが問題
だが…」

「それじゃ、この人は?」
「入れ墨をしてから、外国送りだ。日本人の入れ墨は、高く評価されているからな」
「そこで、売春ですか?」
「それだけではないな。縛って、虐める趣味もいるしな」それには彩香は黙り込んで
しまった。

 「もういいだろう。戻るぞ」真理のところに戻ると、今度は乳首にピアスを付けて
いた。
「ギャ~!」悲鳴と共に穴が開けられ、金色の金属が付けられた。
「これだけだと変だわね。ついでだからここにも」もう片方の乳首にも穴が開けられ
ピアスが取り付けられ「う、う、う!」真理は泣く事しかできない。

 「これでいいわよ、消毒も済んだし。次はあなたね」昌子は彩香を見つめた。
「イヤよ、そんなの要らない!」首を振って後ずさりを始めると「往生際が悪いな。
あんたも付けるんだよ」真理と入れ替わり、彩香は足を開いたまま縛られた。
「やめて、お願いです。それは要りません!」叫んでも昌子は消毒液で淫裂を拭いて
から肉襞を掴んだ。

 「やめて、お願いです!」叫んだが「ギャ~!」悲鳴を上げ、体を痙攣させ、それ
と同時に、空いた穴から血が流れ出てくる。
「空いたわよ、これを付ければお終いよ」穴にピアスを通して留めた。
(イヤよ、性器にピアスなんてイヤよ…)涙を流すが、痛いからだけではなかった。
それでも容赦なく「ここにも付けましょうね」乳首も消毒している。

 「もうイヤ、ここから出して下さい…」泣きながら言うが「残念ね。あなたは無理
なの。我慢して」それと同時に「ギャ~!」また悲鳴を上げ、乳首にピアスが取り付
けられた。
「こんなのイヤ。どうせなら、ひと思いに殺して…」呟くように言うと「ギャ~!」
別な乳首にもピアスが取り付けられた。