「危険な関係」

                     赤星直也:作

第17話(最終話)背徳行為

 新居に越してから1月経とうとしている頃「母さん、入社式だって!」政志にハガキが届いた。
「いよいよ社会人なんだね。寛子さんが早く来ればいいわね」
「母さんが嬉しがってどうするの。嬉しいのは僕だよ」

 「そうだった。久美と真一さんが来ればもっと楽しくなるわ」
「そうだね、姉さんが来れば家事が楽になるかも」
(そうなんだよ。姉さんともオ○ンコができるし、楽しいぞ!)越してくるのが待ち遠しい政志だ。

 数日後、政志は入社式に臨んだ。
会社の重役の祝辞を受け、無事入社式を済ますと色々注意を受けて、二日後から出勤するよう言われて解散した。
政志は会場から出て自宅に戻ろうとしたが「そうだ、姉さんに挨拶しないと。それにあれもしたいし…」美沙だけのセックスでは物足りなく久美の元へと向かった。

 久美の住まいはそんなに離れておらず、30分程で付いたが「どうしたのよ、スーツなんか着て!」戸惑っている。
「入社式なんだ。それよりも寛子さんいる?」
「いるわよ、上がって!」政志が入ると寛子は何かを調べている。

 「寛子さん、何調べているの?」
「仕事よ。越したら遊んではいられないし…」
「それよりも、久しぶりだしやろうよ」政志は寛子の服に手を掛けて脱がし出した。
「待って、久美さんが見てるのよ。越したらいくらでも相手するから、待って!」

 「我慢できないよ。やらせて!」次々と脱がしてパンティを引き下げた。
「ダメ。今はダメ。もう少し我慢して!」叫んでも下半身を隠す者が退けられ、淫裂が露わになっている。
「綺麗だ、寛子さん!」露わになった淫裂を撫でると舌で舐めだす。

 「わかったわ。セックスするから、舐めないで!」
「約束だよ」政志は服を脱ぎだした。
「久美さん。こういう事だから許して」
「仕方ないわ、盛りのついた政志だし」久美も承知するが(もしかしたら、私ともセックスを…)不安そうに見つめると、寛子の上に乗って乳房を吸い出す。

 「やさしくして。もうすぐ生理だから張ってるの…」
「だったら、出してもいいよね?」
「それはいや。着けないといや!」
「でも、やるよ!」寛子の淫裂を肉竿が突きだした。
「ゆっくりして。痛いのよ!」生理間近だから顔を歪めて痛々しい。

 それには「やる気無いな。仕方ないから姉さんとするよ」久美を狙う。
「ダメ、私よりフィアンセとした方がいいわ」
「お願い、久美さんが相手して。兄さんには私から言うから」そう言われれば久美に拒む理由がない。

 「仕方ないわね。ゴム着けてよ!」ふて腐れ気味にスカート、パンティと脱いで下半身を露わにしていく。
「姉さんでもいいよ。オ○ンコができるなら!」コンドームを着けながら言うと「オ○ンコじゃないわ。セックスよ。今度言ったら殴るからね!」

 「姉さん、機嫌悪いね。何かあったの?」
「政志が言うからよ。それよりやりたいんでしょう?」
「そうだよ、入れるからね」久美に抱き付くと肉竿を押し込んだ。
「気持ちいい。久しぶりぶりだし…」肉竿が動き出すと「あ、あ、あ~!」久美の腰も動き出す。

 「姉さん、オッパイ吸わせて!」ピストンしながら服を捲り上げて乳房に吸い付いた。
「いいわ。久しぶりで、気持ちいい!」喘ぐ久美は淫汁を流し出す。
政志は肉竿のピストンを速め、登り切って噴射した。

 「姉さん、出したよ」肉竿を抜くと先端に白い液体が溜まっている。
「今日はこれまでにして。その気になれなくて…」久美は淫裂を拭くと服を着出し政志も服を着だした。

 服を着終えた政志はが「姉さん、一緒に住むようになったら、どうするの?」尋ねると「まだ決めてないの。子供もいないから働きたいけど…」決めかねている。
「母さんも仕事を探しているようだけど、僕が働けば何とかなると思うけどな」3人が話し合うと話題は美沙の事になった。

 「母さんがいる時は、セックスできないよな…」
「当然よ。姉弟同士でセックスしてるなんて知られたら大事よ」
「でも、僕と母さんはセックスしたよ。勿論、着けてだけど…」
「やっぱりしてたんだ。怪しいとは思っていたのよ」

 「久美さん。それだったら美沙さんもうまく巻き込めるわよ」
「寛子さん、何か良い考えがあるの?」
「皆の前で、真一さんとやらせるのよ。そうすれば私達の事も認めるはずよ」
「そうだけど、どうやってやるの?」

 「それが問題ね。どうやってやるかが…」3人は思案したが、良い考えは浮かばず、政志は夕方近くに自宅に帰った。
自宅に戻った政志は「どうしたらいいだろう?」思案しているが思い付かない。

 その間にも時間が過ぎて、真一達が越してきた。
運んできた荷物を5人で片づけ、夕方近くには終わり「今夜からは一緒だよ。今日はお祝いをしようよ」政志の提案でパーティを開く事にした。

 3人の女性は準備を始め、政志と真一はなにやら話し合っている。
「そうだね。そうしよう!」2人は良い考えが浮かんだのか、久美と寛子に耳打ちし「それならうまく行くわよ!」2人も笑顔になっている。

 準備が済むとテーブルに料理が並べられる。
「ねえ、この際だからヌードでやりましょうよ」久美が言うと「私もヌードなの?」美沙は驚き顔だ。
「そうよ、皆がヌードになるの!」

 「それはいいね、裸同士も面白いし」政志は服を脱ぎだし、真一や寛子も脱ぎだす。
「仕方ないわね…」一人だけ服を着ている訳には行かず、美沙も脱いでいく。
5人は次々と服を脱いで全裸になったが(凄い、政志のオチンチンが…)(兄さんのも凄いわ、カチカチだし…)そそり立つ2つの肉竿に3人の目が行っている。

 そんな中「寛子さん、我慢できないよ!」甘えるように、政志が寛子の乳房と淫裂を撫でていく。
「ごめんなさい。今日はあの日なの…」
「なんだ生理か。だったら母さんとやるしかないね」
それには「親子よ。そんなのダメ!」真一達の手前、そう言うしかない。

 「それだったら、姉さんとしようよ!」美沙に断られ久美に抱き付くと「久美は僕とするんだ!」真一が間に入った。
「母さん、そう言う訳だからやらせて!」政志は皆の見ている前で美沙を寝かせて上に乗った。

 「今回限りよ。これは仕方ない事なの!」自分を正当化しようと言う。
「そう。これは仕方がない事なんだ!」政志は肉竿を淫裂に押し込むと「あ~!」美紗は声をあげ腰が浮いた。
「母さん、オッパイいいよね?」腰を動かしながら乳房を撫でだすと淫汁が流れ出す。

 「母さん、これからもやろうよ!」
「ダメよ、久美が許さない…」
「そんな事無いわ。母さんまだ若いからセックスしないと!」久美も賛成する。
「それならいいけど…」真一の手前があるから素直には言えない。

 政志は肉竿の動きを速めて「ダメ、行く、行く~!」美沙はエビのように背中を反らせ、叫ぶとパタリと動きを停めた。
「まだ出してないよ、もっとやろうよ!」
「ダメ、もうダメ!」荒い息づかいで動こうとはしない。

 「仕方ない。姉さん、やらせて!」久美に抱き付くと「母さん。これは仕方ないの事なのよ」久美も言い訳しながら「いいわ、気持ちいい!」声をあげ出す。
そんな2人を見ながら「寛子、俺もやりたいよ!」真一が寛子に抱き付く。
「お口でさせて。その後考えるから…」肉竿を掴むと口に入れて「フグ、フグ!」口で擦っていく。

 「気持ちいい、上手だよ!」乳房を撫でながら昇ろうとしている。
(このままやったら、兄さんが出しちゃう…)寛子は頭を上げて「軽くなら入れてもいいわよ」と誘う。
「わかった、やるよ!」真一と寛子も美沙の見ている前で抱き合いだした。

 「あ、あ、あ~!」「いいわ、凄くいい!」喘ぎ声をあげる2人を見ながら「仕方ないわ。避妊さえしてれば…」美沙は呟いた。

 それから数週間後「行って来ます!」真一と政志、寛子の3人は勤務先に向かうが、美沙に「母さん。今夜は、特別パーティーだからね」耳打ちする。
「わかった、久美にも行っておく!」ニヤリと笑い、3人を見送くると家に入り「久美、今夜は特別パーティだって!」と告げる。

 「だったら、今の内にヘアを綺麗にしないと…」服を脱いで浴室に向かい、股間の絨毛を剃って形を整えた。
「母さん、これならどう?」
「いいわね。それなら私も剃るわ」美沙も絨毛を剃って形を整えた。

 「これでいいわ。久美、今夜から私はゴム無しでするからね」
「大丈夫なの?」
「閉経したの。もう産めないのよ」
「それだったら、政志も真一さんも喜ぶわよ」
「そうね。男は膣に出すと喜ぶしね」笑顔の美沙だ。

 その夜、5人は全裸になって血の繋がりを無視して性行為を行い「あ、あ、あ~!」「行く、行く~!」喘ぎ声をあげ、危険な関係になっていた。

~完~