「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第25話 全裸の診察

  未姫は非番の時に、度々真紀子から病院の手伝いを頼まれていたが、煩わしくなっ
てきた。
「もう許して下さい。私にも用事がありまして…」今回は頼みを断ったが「そう。イヤ
なら仕方ないわね」あっさり引き下がる真紀子だが裏で動いていた。

 その動きによって、非番で寮でくつろいでいると「未姫、手伝いを断ったそうね。お
かげで、私が人前ヌードになる羽目になったわよ!」病院の仕事を終えた淳子が、口を
尖らせて訪ねて来た。

 「私のせいで、淳子さんがヌードですか?」
「そうよ。あの写真の責任は持たないからね!」レイプ写真をちらつかせ「それだけは
やめて下さい。これが知れたら、大変な事になっちゃいます」泣き声で土下座した。

 「それがイヤなら、手伝いに行きなさいよ。私だって、ヌードにならなくて良いし…」
「でも、毎週の手伝いは体が持ちません…」
「だったら、相談して減らして貰えばいいじゃないのよ。お金だって貰えるんだから」
確かに淳子の言う通りかも知れない。

 「わかりました。減らして貰うように相談します。でも、どうしてヌードですか?」
「出資者の機嫌取りよ。まだ始めたばかりだからね。とにかく、私も助かるわ。それよ
り、久しぶりにヌードを見せてよ」
「そんな、ヌードを見せろだなんて…」
「私の頼みが、聞けないんだ!」

 「そんな事ありません。淳子さんの頼みなら…」裸にはなりたくないが、淳子に弱み
を握られているからには逆らえず、服を脱ぎだし、笑みを浮かべながら淳子は眺めている。

 未姫が次々と脱いで、パンティを残すだけになると「それは、私にさせて!」おとな
しく眺めていた淳子が、腰のゴムを掴み、ゆっくりと引き下げていく。

 「あら、また伸びたわね。手入れしてあげる」
「お願い、このままにしたいの。剃るのは許して!」
「イヤなら無理強いはしないわ。その代わり激しいわよ、覚悟して!」なおもパンティ
を引き下げて足首から脱いだ。

 「次は私の番よ」全裸の未姫を眺めながら淳子も服を脱ぎだすが(脱がなくて良いわ
よ。相手なんかしたくないのに…)黙ってみていた。
やがて淳子も全裸になると「今回は後からしようよ」腰にペニスバンドを取り付けだす。

 「それはイヤです。指ではダメですか?」
「これだと奥まで入るから良いのよ。ほら、四つん這いになって!」
(言ってもダメだわ)諦めて言われるままの四つん這いになると、淳子は淫裂の入り口
にペニスを押し当てた。

 「まだ、準備が出来てません!」
「大丈夫よ。塗ってあるから!」股間を前に突きだした。
しかし「あ、あ、あ~!」いきなり狭い膣を広げられ、苦痛に体を震わせ声を上げると
「直ぐに良くなるわよ。ここのもしてあげる!」ペニスを出し入れしながら、肛門に指
を当てた。

 「お尻はイヤ。入れないで!」逃れようとするが、膣に入り込んだペニスが邪魔で逃
れられず、ゆっくりと淳子の指が直腸に入り込む。
「抜いて…。お願い…。抜いて…」息苦しさに、震えが大きくなった。
だが、淳子はあざ笑うかのように、ピストンを速め、指も動かし出し「あ、あ、あ~!」
前にも増して声が大きくなった。

 「気持ちいいでしょう。もっとしてあげる!」確かに、樹脂のペニスで、淫裂からは
汁が漏れている。
「よくない…。こんなのよくない…」首を振りながら堪えていると「あら、お楽しみ中
だったんだ。それなら私にも楽しませて!」典子が顔を現れ、部屋に入ってきた。

 「良いわよ。一緒のほうが楽しいしね」淳子が承知すると「ありがとう。私はここか
らね」垂れ下がった乳房を脇から掴んで揉み出す。
「やめて。痛いから、揉まないで…」顔が歪んでいるが「そうかしら。これくらい何と
もないはずよ」今度は両乳首を摘んで潰され「ヒ~!」すかさず悲鳴を上げた。

 「典子、そんな乱暴はダメよ。それより、もあなたもヌードにならないと」
「そうね。先生にやって貰わないとね」淳子にせがまれて典子も白衣を脱ぎ、全裸にな
ったが股間の絨毛は綺麗に取り除かれて、縦に延びる割れ目が剥き出しになっている。

 「ここからやって」典子は中腰になり、股間を未姫の顔に押し当てた。
「許して…。これでは無理よ…」
「無理でもやるのよ。ほら!」嫌がる未姫の髪の毛を引いて、淫裂に口を押し当て「や
るのよ。やらないなら、オッパイ噛みきるからね」それには、舌を延ばして淫裂をなめ
ていく。

 「そうよ…。上手になったわ…。オ○ンコの中にも入れて…」気持ちよさそうに目を
閉じ、息を荒立てていく。
(変態よ。性器までなめさせるなんて…)未姫は舌を使い、なめていくが、自分も淫裂
を樹脂で突かれているから濡れだした。

 (こんな事で感じるなんて…)膣と肛門を同時に攻められて未姫も息が乱れだした。
「先生…。気持ちいい…。淳子先生、私にもして…」
「わかっている。もうすぐ行きそうだから」腰の動きを速めると「ダメ…。膣が壊れち
ゃう…」未姫は絶頂間近になっている。

 「壊れる事はないわよ。それより行きたいでしょう?」動きをやめようとはせず「ダ
メ…。もうダメ…」未姫は頭から崩れた。
「行ったんだ!」やっとペニスを抜いたが、淫裂からはネバネバした液体が漏れ出る。
「こんなに濡らすなんて。未姫はよほどオ○ンコしたかったのね。それなら考えてあげ
るわよ」薄笑いを浮かべる淳子だ。

 それから数日が経ち、また非番の日には電車に乗って栗林の病院へと向かった。
病院に着くと、いつものように真紀子と挨拶するが「今日は特別な患者なの。だからそ
れなりにやって貰わないと」ニヤリと笑う。

 「特別な患者ですか?」
「そうなの。だから、特別診察室をお願いするわ」
「わかりました」
「助かるわ。早速だけど着替えないとね。全部脱いで」いつものように未姫は服を脱ぎ
出し、次々と脱いで生まれたままの全裸になった。

 「脱ぎましたから、服を下さい」腕で両乳房を隠し、もう片手がしっかりと淫裂を押
さえている。
「今日は特別な患者なの。だから、そのままでいいの」真紀子は、未姫が脱いだ服を片
づけだす。

 「このままで良いって、フルヌードよ。まさか、この姿で診察しろとでも?」
「そうなの。手当ははずむわよ」ブラジャーやパンティも片づけて未姫が脱いだ衣服は
何もなくなった。

「イヤです。ヌードなんてイヤ!」真紀子から衣服を奪おうとしたが「逆らう気なんだ。
それなら、これはどうかしら?」未姫の目の前に写真をかざすと「そんな、馬鹿な!」
写真を見るなり声を上げた。

 「何も驚く事はないわよ。もっとあるわよ。見て、女の一番恥ずかしい部分もこの通
りよ」それは妹の朋美が全裸になり、両足を開いた写真だ。
両乳房はおろか、綺麗に剃り上げられた淫裂も写っており、割れ目からはみ出た肉襞も
見える。

 「これでもいやなの?」真紀子は勝ち誇ったように言うが「許して下さい…」と未姫
はすすり泣くだけだ。
「そうは行かないの。いやなら、この写真が病院にまかれるだけよ」
「それだけはやめて。朋美は関係ないはずです…」

 「だったら、こっちの言う事も聞かないと。素っ裸で、やってくれるわよね?」
(いやよ。ヌードで診察なんてイヤ。でも、朋美の写真が表に出たら…)暫く間を置い
てから「わかりました…」小さな声を出した。

 「そう来なくちゃね。セックスはしなくて良いのよ。どうしてもやりたいと言うなら
やっても構わないけど」
「セックスは絶対しません!」
「それならいいわ。診察室まではこれを着て」入院患者が着るガウンを渡す。

 それを受け取ると未姫は急いで腕を通して、直に着ると真紀子と一緒に診察室へと向
かった。
「今日は特別患者なの。だから特別な部屋を使うわ」いつも違って、隔離用の病棟に向
い「ここなら誰も来ないから安心よ」気休めを言う真紀子に(だったら、あなたも素っ
裸になりなさいよ!)と叫びたいが、堪えている。

 2人が静まりかえった廊下を歩き、診察室に入ると「先生、どうしたの?」未姫の姿
に看護婦も声を上げた。
それには「今日は特別なんだって。未姫さんがどうしても見て欲しいというの」真紀子
が未姫のガウンの紐を解き出す。

 (やめて。そんな事したらヌードになってしまう…)強張った顔をしたまま、される
がままにしていると前が広げられた。
「そんな~!」いきなり現れた乳房と淫裂に、看護婦も声を上げた。
「驚かなくて良いのよ。今回は未姫さんの希望なんだから」平然とした顔で肩からガウ
ンを脱がして未姫を全裸にした。

 「よかったね。これで、希望の全裸診察ができるわよ」笑顔の真紀子だが(好きで裸
になっている訳じゃないわ。勝手な事言わないで!)体を震わせて立っている。
「先生、平気ですか。レイプされる事はないのかしら?」
「それだったら大丈夫。万が一も考えて飲んでいるの」

 「避妊を準備したって、まさかセックスをする気なの?」
「それは未姫さん次第なの。やりたかったらやっても良いわ。それより、秘密は守って
よ」真紀子は看護婦に封筒を渡した。

 それを受け取ると笑顔で「承知してます。お任せ下さい」言う。
「それじゃ、頼んだわよ。もうすぐ来るからね」真紀子が言う通りに、暫くして若い男
性が現れた。

 男性は全裸の未姫に「素っ裸だ。それに、オ○ンコが丸見えだ!」声を上げると同時
に股間が膨らみ出す。
(ヌードを見られている…。ヘアのない性器も…)恥ずかしさに体が震え乳首も膨らん
でいく。

 それは看護婦も気づいたが「先生、診察よ」診察を催促する。
「そうよね。診察しないとね。あなたはどこが具合が悪いの?」早速問診したが「…」
下を向いたまま黙り込んでしまった。

 それを見て「未姫さん、実は…」真紀子が耳打ちした。
「わかった。調べるから見せて!」
「恥ずかしいよ。誰にも見せた事無いのに」患者は下を向いたままだ。
「先生だって裸よ。あなたも脱がないと診察できないでしょう?」その言葉に若い男は
ズボンを脱ぎだした。

 その後、パンツを脱いで下半身を剥き出しにしたが、そそり立った肉竿が若さを象徴
している。
「ずいぶん元気いいわね。今まで何人とやったの?」顔を赤らめながら看護婦が肉竿を
見つめていると「それが、痛くて出来ないんだ!」確かに肉竿は包茎気味だ。

 「言われればそうかもね。先生、皮が被っているわよ」肉竿を撫でた。
「やめてよ。やるなら素っ裸の女医さんにして欲しいな」
「そのほうがいいわ。未姫さん頼んだから」未姫は(風俗じゃないのよ。私は女医なの
に…)そう思いながらも、肉竿を握ると暖かさが伝わってくる。

 「先生、擦ってみて!」真紀子に言われ、肉竿を握りしめたまま擦ると「痛いよ!」
顔を歪めて声を出す。
「これじゃ無理よね。ここが癒着してるし」先端部が出てるだけだ。

 「先生。一生、このままなんですか?」
「そんな事ないわ。ここを切れば平気よ」肉竿を撫でた。
「だったら、切って。早くセックスしたいんだ」
「私は無理よ。外科は得意じゃないし…」

 「あら、未姫さんは外科も経験しているはずよ。それに、大した手術じゃないし」真
紀子が言うからには逃れられない。
「わかった。やってみる!」
「よかった。もうすぐセックスできるんだね。でも、その前にやりたい事があって!」

 「どんな事なの?」
「抜きたいんだ。女医さんのオッパイとオ○ンコを触りながら」その言葉に(馬鹿にし
ないで、私は女医なのよ!)下を向いてしまった。

 「それは面白いわね。準備している間にやって!」看護婦は手術の準備で出て行き、
男性が未姫の乳房を掴んだ。
「ダメ。ここは病院なのよ!」手を振り払おうとしても、乳房を握りしめてくる。
「そんな乱暴にしないの。それより、未姫さんも手伝うわよね。妹さんのためにも」ニ
ヤリと笑う真紀子に(オナニーを手伝えなんて…)震えが増していく。

 「そうだよ。手伝ってよ!」未姫の手を、肉竿に押し付けてから淫裂を撫で出す。
「入れないで。触るだけにして!」
「だったら、やってくれるよね?」
「やるわ。だから、指は入れないで…」軽く握りしめて、ゆっくり動かすと「気持ちい
い。僕もするよ」乳首を吸いながら淫裂を撫でだした。

 「ダメ。吸わないで…」敏感な乳首を吸われては(恥ずかしいけど。気持ちいい…)
目を閉じながら手の動きを速めていく。
それを察したのか、男の指が膣の中に入り込み「ダメ…。入れないで…」声を上げるが
拒もうとはせず、手を動かし続け、暫くすると腹部に暖かいのを感じた。

 「イヤよ、出す前に言って!」慌てて吹き掛けられた液体を拭き取るが、乳房を揉み
続ける。
「もう終わりよ。抜いたでしょう!」その言葉にやっと手を退けた。