「淫らな病院」
 
                                赤星直也:作

第12話 診療所

 未姫は淳子や直子達の相手をしながら半年が過ぎ、仕事も慣れて余裕もでてきた。
そんな未姫に「大部慣れたな。診療所もやって貰うか!」栗林が声を掛けた。
「診療所もあるんですか?」
「あるよ。田舎では医師がいなくて、自治体と契約しているんだ。案内するよ」未姫は
栗林と一緒に。車に乗って出かけた。

 車を走らせて、30分程過ぎると家は点々として寂しさが漂っている。
田舎では道路が空いているから、30分も走ると30キロは等に越えていた。
「もうすぐだ。あの建物がそうだ!」正面に白い建物が見える。

 車はその建物に向かって走り、玄関先で停まった。
「ここが診療所だ!」車から降りて、中に入ると見慣れない看護婦と医師がいる。
「院長、珍しいですね!」白い頭の老人が声を掛けた。

 「紹介しよう。内科の朝倉君だ!」
「朝倉未姫です」
「朝倉未姫さんですか。私は佐藤俊平と言いまして、ここの所長をしてます。所長と言
っても、看護婦と私だけですがね」笑いながら話す佐藤だ。

 3人が暫く話していると「先生。せっかっくだから、お風呂に案内したら!」看護婦
が言い出す。
「そうだった。ここは温泉付きの診療所だからね」
「それじゃ、遠慮無く入るか。行こう」栗林の後をって歩いて行くと、風呂と書かれた
看板が目に付いた。

 2人がドアを開けて、入ると広い浴槽がある。
「院長、もしかしたら、混浴ですか?」
「そうだよ。ここは、あの2人のために作られたんだからな」栗林は平然と服を脱ぐが
「私、遠慮していいですか?」躊躇う未姫だ。

 「バカ言うな。人の好意は受けないとダメだ!」
「でも、混浴ですから…」
「何だ、そんな事か。直ぐにわかるから脱ぐんだ!」栗林促され、未姫が渋々脱ぎだす
と佐藤と看護婦も入ってきた。

 「あら、まだ入ってないんだ。遠慮は要らないのよ」看護婦は人目を気にもせずに白
衣を脱ぎだした。
(人前で脱ぐのに、平気だなんて…)未姫は躊躇いながらも、やっと下着姿になったが、
看護婦はパンティ、ブラジャーと脱いで全裸になっている。

 「相変わらず綺麗だな。背中を流してやるよ」佐藤は看護婦を座らせ、石鹸を擦りつ
けていくが(男に触られても、平気だなんて…)驚きながら、未姫もブラジャーから脱
ぎだした。

 未姫は背中に手を回してホックを外し、肩紐をずらすと乳房が露わになっていく。
(見られるなんて、恥ずかしい…)顔を赤く染めながら、手首に絡まったブラジャーを
脱ぐとパンティを掴む。

 (どうしよう。ヘアのない性器を見られてしまうし…)ゴムを掴んだまま思案したが
一気に引き下げると「あら、ヘアを手入れしてるんだ!」看護婦が声を掛けた。
「はい。この方が好きですから…」

 「あなたみたいな人が多いのよね。ヘアのない方が邪魔にならないし…」意味ありげ
な言葉に(レズやっているのを知っているわ)顔を強ばらせながら、脱いだパンティを
服の下に隠すと、お湯で体を洗い、浴槽に浸かった。

 未姫が、お湯に浸かっている間に、佐藤は看護婦を洗い終えている。
「先生。洗っていただいたお礼に、私がします!」看護婦は佐藤の太股を跨いで、腰を
沈めていく。

 (まさか、ここでセックスをする気では?)驚くが、周りなど気にする様子は見せず
に「先生、膣に入りました…」なおも腰を沈めていく。
「俺ので、気持ちいいか?」
「はい。先生のなら、喜んで入れます」根本まで入ったのか、腰を動かし出した。

 「人前で、セックスするなんて…」未姫が叫ぶと「気にしなくていいよ。こっちはこ
っちだから!」佐藤は乳房を吸いだし、看護婦も「先生、いいわ。凄くいい!」体を反
らせ、腰の動きを速めた。

 「嘘よ。こんなの嘘よ…」信じられないと言った顔で、見つめていると乳房を握られ
ているのに気づいた。
「イヤです。やめて下さい!」手を振り払おうとするが、後から抱きつかれて、逃れら
れない。

 「俺達も、楽しまないとな!」
「イヤ。セックスは、イヤです!」未姫は逃れようと立ち上がったが、栗林に抱きつか
れ、足も開かせれて、淫裂に肉竿が当たっている。
「入れないで。お願いです!」腕も抑えられているから、声を上げるだけしかできない。

 それには「そうか。やらせる気がないんだ。それなら、素っ裸写真を病院に展示する
ぞ!」完全な脅迫にでた。
「それだけは、やめて下さい…」
「だったら、おとなしく、やらせろ!」股間を尻に押し付けた。

 (オチンチンが膣に入った!)「う~!」裂かれる痛みに、呻き声を上げた。
「始めは痛いけど、直ぐに気持ちよくなる!」栗林は乳房を掴んだまま、ピストンを始
める。
(レイプよ。これはレイプだわ…)膣の痛みと、犯された悔しさに涙が流れていくが、
肉竿はピストンを続けている。

 その傍らでは「先生、出して…。私のお腹に出して下さい…」喘ぎながら、看護婦が
腰を動かしている。
「俺も出したいけど、危ない日だから…」
「あれ、飲んでます。ですから一杯下さい…」
「そうか。それなら安心だな。もうすぐ出すからな!」その言葉通りに「暖かい…。膣
が暖かい…」声を上げた。

 「出したよ。これでいいんだね?」佐藤は乳房を掴んで吸い出す。
「はい。これでいいです…」看護婦も佐藤の頭を掴み、乳房を吸わせている。
「朝倉、向こうは行ったぞ。こっちも行くぞ!」栗林はピストンを速めたが「出さない
で…。お腹に出さないで…」膣への噴射を嫌がっている。

 だが「イヤ~。お腹はイヤです~!」悲鳴と共に、結合部から白い液体が漏れだした。
「一杯出したからな!」全てを出し切って肉竿を抜くと、白い液体がドット流れ出て太
股まで流れていく。
「イヤよ。妊娠なんて、イヤです!」泣き声を上げ、急いで淫裂を洗いだした。

 「なにも、泣くこと無いわよ、洗えばすむことだし…」看護婦は言うが(勝手なこと
言わないで。妊娠したら、どうする気よ)黙ったままだ。
「女同士でやってるよりも、男に抱かれた方が楽しいはずよ」
「そんな、女同士でやるなんて…」慌てる未姫だが「知ってるわよ。お口でやるから、
ヘアを剃っているのよね?」それには黙ったままだ。

 「もう、女同士をやめて、男とした方がいいと思うけどな…」
(大きなお世話よ。セックスなんか、したくないのに…)うんざりと言った顔で淫裂を
洗った。

 温泉に浸かった2人は、病院へと戻るが「院長、あの2人は夫婦ですか?」尋ねた。
「言いにくいことなんだが、禁じられた関係だよ」
「禁じられた関係ですか?」
「そうだ。叔父と姪の関係なんだ」

 「それじゃ、セックスなんか、しちゃダメなはずよ!」
「だから、こんな田舎にいるんだ。勿論、親戚とは縁を切ってあるそうだ」しんみりと
話す栗林に未姫も黙り込んでしまった。

 そして、病院に戻った未姫は、夜間診察を命じられ、当直に備えていると「先生、今
夜は私が当番です」典子が声を掛けた。
「今夜は、典子さんなんだ。よろしくね」
「こっちこそ、よろしくね。それより、どこに出かけていたの?」

 「診療所よ。院長が知っておいた方がいいだろうって、言うから」
「あそこの、温泉に入ったの?」
「入ったわよ。気持ちよかったわ」

 「そうなんだ。温泉に入ったんだ。それじゃ、院長とセックスしたわよね?」
「な、何言っているのよ。そんな事してないわよ!」
「嘘言ってもダメよ。あそこに連れて行かれると、必ず、セックスさせられるんだから」

 「典子さん。どうして、あなたが知っているの?」
「私も、連れて行かれたからよ。乱暴にやられたから暫く痛かった。それより、院長と
やったから、罰を受けて貰うわ」
勝手に言うが(そんな、罰なんてイヤよ。私だって、嫌々やられたんだから…)下を向
いて黙ったままだ。

「とにかく、今夜は忙しくなるわね…」典子は出ていくが「罰って、どんな事されるの
かしら?」不安になっている。
それでも、気を取り直し、時間になると、夜間診察室に向かった。

 夜間診察室に入ると、典子の他に直子もいた。
「先生、今夜は私も一緒です」未姫を見るなり、直子も言い出す。
「直子さんも、一緒ですか?」

 「そう。今夜は特別ですから」意味ありげに言うと(特別って何かしら。もしかして、
典子さんが言っていた、罰と関係あるのでは?)不安が蘇っている。
「先生、そんな怖い顔しなくていいわよ。それよりも、診察の準備をお願いします」
「わかってます!」診察の準備を始めた。

 診察を始めたが、9時を過ぎた頃から患者はいなくなり、暇を弄ぶようになっている。
「先生。診療所に行かれたそうですね?」直子が尋ねた。
「はい、院長に誘われまして…」

 「そうなんだ。それで、セックスは楽しかったですか?」
「何言うの。セックスが楽しかったかだなんて!」さすがに、未姫も狼狽している。
「質問しているのよ。正直に答えてください」
(そんな事、言えないわよ。レイプ同然にやられたんだから)下を向いたまま黙ってい
ると「仕方ないわね。こんな事したくないけど…」ポケットから写真を取りだし手渡し
た。

 それを見るなり「そんな~!」悲鳴に近い声を上げ、体を震わせていく。
「驚いたでしょう。先生がセックスしている写真よ。しかも、処女を失った時の写真よ」
得意気に直子はいうが(どうしてよ。どうして、直子さんがこんな写真を持っているの
よ。もしかして、直子さんもレイプしたのでは?)写真を持った手がブルブル震えてい
る。

 「気に入ってもらえたでしょう。これがある限り、先生は言うがままに動かないとダ
メなの」
「私に、何をさせる気なのよ…」
「そうね。まずは、フルヌードになって貰うわ」

 「まさか、ここでヌードになれとでも?」
「ここではまずいから、病棟でやって貰うわ」
「それは無理よ。患者が来たらどうする気よ」
「大丈夫、典子が残るから。何かあったら、これで連絡よ!」ポケットベルをちらつか
せる。

 (どうしても、ヌードにさせる気だわ。何とかならないかしら?)思案しても考えな
ど浮かばない。
「先生。行きましょう!」腕を掴まれ、直子に外に連れ出された。

 2人は、薄暗い廊下を歩いて真紀子が使った特別室に入った。
「ここで見せて貰うわ。セックスしたオ○ンコをね」
(ここで、ヌードになれと言うんだ。イヤだけど、あの写真があるし…)泣き顔をしな
がら白衣を脱ぎだした。

「そうよ、それでいいの。全部脱ぐのよ」笑みを浮かべて脱ぐのを見ているが(どうし
てこんな事になったのよ…)自分に問いかけながら、ズボンも脱いで下着姿になる。
「これで、許してもらえないでしょうか?」
「言ったでしょう。オ○ンコを見たいって!」

 (言っても無理だわ。脱ぐしかない…)諦めて、ブラジャーを脱いだ。
「相変わらず綺麗だわ。ヌードモデルでも食べていけるわよ」
(バカ言わないで。ヌードモデルなんかには、ならないわよ…)唇を噛みしめ、乳房を
揺らせながらパンティを引き下げた。

 「あら、また剃ったんだ。手間が省けたわね」無毛の淫裂に声を上げる。
(手間が省けたって、ヘアを剃る気だったんだ…)未姫の顔が強ばっていく。
「先生、そんな怖い顔しないで笑顔よ。ほら手を退けて全部見せないと」言われるまま、
手を退けて、乳房と無毛の淫裂を露わにした。

 「ここに、入れられたんでしょう?」直子の指が淫裂に入った。
「そ、そうです。そこに…」太股がぶるぐる震えている。
そんな未姫を弄ぶかのように「ここに、何を入れられたか、言わないと 」指を動かし
出した。

 「オチンチンです。オチンチンを入れられました…」
「それで、気持ちよかったの?」
「良くありません。無理に入れられましたから…」

 「そう、良くなかったんだ。それなら、私が気持ちよくしないとダメだわね」淫裂か
ら指を抜くと、服を脱ぎだす。
(まさか、ここでレズをやれとでも…)それを眺めているが、直子は下着も脱いで未姫
と同じく全裸になった。

 「これで、気持ちよくしてあげるわ」未姫に唇を押し付けて乳房を撫でだす。
(やめて、その気はないのよ!)叫びたいのを堪え、されるがままにしていると、乳房
に顔を埋めて乳首を吸い出した。
未姫は「あ、あ、あ~!」敏感な部分を吸われ、背中が浮き上がっていく。

 それでも直子はやめようとはせず、吸い続けているとドアが開いて「婦長!」声がし
た。
声の主は、当直の看護婦達で5人程いた。

 「待っていたわよ。これからやるから見てて!」
「期待してます」直子は体を変えて、シックスナインになっていく。
(やめて。見られているのよ。こんな事やめて!)逃れたくても、弱みを握られ、目の
前にある、淫裂を指と舌で撫でだした。

 同じように直子も未姫の淫裂を、舌と指で撫でていく。
5人の看護婦達は「凄いわ、何だか興奮してきた…」息を乱しながら、2人の行為を見
つめている。