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「淫らな病院」
赤星直也:作
第7話 約束のヌード
翌日、未姫がいつものように更衣室に入ると「先生。昨日、ヌードになったんですっ
てね!」看護婦から声が掛けられた。
「仕方ないわよ。健康診断だし…」
「それはそうだけど、凄くスタイルがよかったって評判よ。私にも、ヌードを見せて
欲しいな」
「バカ言わないで。必要があったからヌードになっただけで、見せるもんじゃないわよ」
機嫌悪く着替えを始めた。
「そんなに怒らないで。先生は、まだセックスしてないそうね。早く使わないと、膣
に蜘蛛の巣が張るわよ」
それには(大きなお世話よ。処女は大事な人に上げるのよ!)黙ったまま服を脱いでい
く。
「先生、今日はあれ着ないんだ。ガッカリしたわ」スケスケの下着を着てない未姫に
落胆の顔だ。
(ふん。そんなに気になるなら、あなたが着なさいよ!)未姫は黙ったまま、白いパン
ティとブラジャー姿になり、ズボンを履き、上着を着込むと更衣室から出て、内科の病
棟へと向かった。
診察室の前に来ると「先生。昨日はヌードで検診を受けたそうですってね?」看護婦
達が話しかけてくるが(これには、訳があって仕方がなかったのよ…)下を向いたまま
黙っている。
「なにも、そんな顔をしなくていいですよ。私だって、ヌードでやりましたから…」
それには「あなたもヌードでやったの?」驚きの顔になっている。
「はい。新入りは、皆やってますよ。それが決まりみたいで…」
「それって、本当なの?」
「本当です。あまり大きな声では言えませんが、院長の悪い趣味みたいでして…」
「そうなんだ。ヌードになるのは、それだけなの?」
「これは噂ですが、気に入ったら、ヌードの写真も撮るそうですよ」
「そんな、裸の写真を撮るなんて…」
「あくまでも、趣味だそうです。決して、他人には見せないそうですよ」
「そうなんだ。気に入ったらヌードか…。セックスはないの?」
「やだ。先生ったらエッチなんだから。院長はインポだって噂ですよ」看護婦が笑顔で
話した。
(そんな事ないわ。私のお尻に入れたし…)昨日の痛みが、まだ消えてない。
「先生、機会があったら、私にもヌードを見せて下さいよ。凄く綺麗だって噂になっ
てますし…」
「そんな、綺麗じゃないわよ。貧弱なんだから」未姫が話を遮り、診察室に入ると「朝
倉君、今日は残業だよ。特別な患者が来るんだ!」内藤から指示される。
「特別な患者ですか?」
「そうだ。5時に来るから残ってくれ!」
「わかりました。そうします」未姫は承知して、診察の準備を始めた。
やがて、診察時間となり、手際よく診察を済ませて、昼休みになった。
「大部慣れたわね。ちょっといいかしら?」淳子が話しかけてくる。
「構いませんが…」
「だったら、ここじゃない所で」淳子は未姫と一緒に手術室に入った。
「未姫。昨日は婦長に抱かれたそうね」
「仕方なかったんです。研修医の前では、裸になりたくありませんでしたから…」
「それはわかっている。でも、未姫は私の物なのよ」そう言うと、未姫の顔を押さえて
唇を押し付けた。
(やめて。女同士でやるなんて、嫌いです!)拒むわけにも行かず、されるがままだ。
「未姫。ここにもさせて…」淳子は未姫のズボンに手を掛けて、引き下げだした。
「恥ずかしい…。見られたら困ります…」嫌がるが、なおも引き下げ、パンティも引き
下げた。
「相変わらず綺麗よ。絶対、男にやらちゃだめよ」ピンクの割れ目を指でなぞると、
両手で広げ、クリトリスを撫でだした。
すかさず「ん、ん、ん~!」鼻から息を抜き出すが「気持ちいいでしょう。帰ったらい
いわよね」なおも撫でていく。
「ダメです…。今夜は仕事があります…」
「仕事って、夜勤はないはずよ」
「内藤さんから、特別な患者が来るから残れといわれました…」喘ぎながらやっと言え
た。
「そう、特別な患者ね。それじゃ、仕方ないわ。その変わり、休みにはタップリ付き
合って貰うからね」素直に手を退け、パンティを引き上げていく。
(よかった、これ以上されたら声が出ちゃうし…)顔を赤らめながら、淳子にズボンも
持ち上げれ、2人は外に出た。
外に出ると「淳子さん。特別な患者って、誰だかわかりますか?」歩きながら尋ねた。
「さあ、誰かしら。私にはわからないわ」淳子は素っ気なく言うと去っていく。
「淳子さんも知らないなんて、一体誰かしら?」未姫は考え巡らしたが、思いつくわけ
がない。
そして、診察時間が終わると、騒々しかった病院の中も患者がいなくなって、静まり
かえっている。
「朝倉、ちょっと来てくれ!」内藤から声が掛けられた。
「わかりました」未姫は返事をして、後ろを歩いていく。
(特別の患者って誰かしら?)思案しながら歩いて行くと、入院患者の病棟へと向か
う。
「内藤さん。そっちは、入院患者のはずですが…」
「そうだ。特別室で待機している!」
(特別室を使うなんて、ただ者じゃないわ。1泊3万もするし、お金持ちに間違いない
わ)未姫にも、わかりかけてきた。
2人は静まりかえった廊下を歩いて、特別室の前に来た。
「失礼します!」声を掛けてドアを開けると「遠慮は要らないわ。早く入って!」女性
の声がする。
「失礼します!」断ってドアを開け、中に入ると40才台と思われる女性がおり、栗
林もいた。
「院長。これで、私は失礼します」
「そうだね、後は朝倉君に頼むよ。ご苦労だった」内藤は未姫を残して出ていく。
「紹介しよう、僕の家内なんだ。暫くお世話になるからね」
「院長、奥さんはどこが悪いんですか?」
「別に悪くはないよ。ドックを兼ねて、来たんだ」
「ドックを兼ねてですか?」
「そうよ。こう見えても、写真の腕はプロ並みなのよ」写真と聞いて(まさか、ここで
ヌードを撮るつもりでは…)未姫の顔が強ばっていく。
「そんな、怖い顔しないで。ただ写真を撮るだけだから」そう言うと、女性は未姫の
全身を見ている。
「朝倉君、約束したよね。あれを話したら、妻も撮りたいと聞かなくてな。悪いが2人
で撮るからな」
(そんなのいやよ。ヌードなんて、なりたくない!)首を振ると「こんな写真じゃダ
メよ。もっと色気を撮らないと!」女性は写真を見せた。
「どうして、これをあなたが…」写真を見るなり、奥歯がガチガチ鳴りだした。
「俺が見せたんだ。これよりも綺麗に撮るから安心しろ」
「そうよ、色気をタップリ入れて撮るわ」女性は笑顔になって、バックを開けていく。
「ところで、家内を紹介してなかったな。真紀子と言うんだ、これからも付き合ってく
れ!」
(ヌードを撮る人と何か、付き合いたくないわよ)それを堪え「こちらこそ、よろしく
お願いします」頭を下げた。
「未姫さん。挨拶はこれくらいにして、早速本題に入りたいの。いいわよね?」
(入らなくても、いいわよ。ヌードはイヤなの…)未姫が黙ったいると「朝倉、約束し
たよな。準備を始めろ!」低い声で栗林が言う。
「院長、ここでのヌーはイヤなんです。せめて、誰も来られない場所でないと…」
「誰も来やしない。俺が言っておいたから!」
「そうよ。だから安心してヌードになってね」真紀子はカメラを構えている。
(脱ぐしかないわ。ヌードはイヤだけど、あれが表沙汰になったら困るし…)未姫は上
着のボタンを外しだした。
「そうよ、それでいいの。普段通りでいいのよ」真紀子は逃すまいとスイッチを押し
だした。
(恥ずかしい。脱ぐのまで撮られるなんて…)カメラと視線が合わないようにしながら、
上着を脱ぎ、シャツも脱ぐと白いブラジャーが現れた。
「以外に大きいわね。女医さんは勿体ないわ。私の専属のデルにしたいくらい」真紀
子は笑顔でスイッチを押している。
(モデルなんてイヤよ。私は女医なのよ!)叫びたいのを堪えてズボンに手を掛けた。
未姫がベルトを外して引き下げていくと、同じく白いパンティが下腹部を包んでいる。
「白もいいわね、清潔感があるし。次は下から脱いで」真紀子は相変わらず撮っていく。
(下から脱げだなんて。脱いだら、ヘアの無いのを知られてしまう…)困った顔をしな
がらも、言われるまま、ズボンを脱ぐと両手で腰のパンティを掴んだ。
「こっちを向いて、ゆっくり下げて!」
「顔は撮らないで下さい…」
「それはダメ。笑顔でゆっくり脱ぐのよ 」真紀子が言うからには従うしかなく、カメ
ラを見つめたまま、パンティを引き下げた。
「あら、パイパンなんだ。コラかと思っていたのに、本物だったとは驚きだわ!」真
紀子は珍しさに、無毛の淫裂を撮りだした。
それには(性器はイヤ。もう、撮らなくていいのよ…)太股を震わせながら、なおも引
き下げ、足を上げてパンティを脱いだ。
その後、背中に両手を回してホックを外すと、白い布地から乳房が飛び出て、揺れて
いく。
「いいわよ。凄くいい。ブラも脱いで!」その声に、肩から紐を外し、両手を下げると
ブラジャーは足下に落ちて、未姫を隠す布地が全て消えた。
全裸になった未姫は、恥ずかしさに目が充血し、乳首も膨らんでいる。
「あら、興奮してるんだ。何も、膨らませなくていいわよ」真紀子は気づいたのか膨ら
んだ乳首をアップで撮り出すと、今までおとなしく見ていた栗林も「真紀子のようには
行かないが、俺も撮るからな!」カメラを構えて撮りだした。
(やめてよ。性器が目当てなんでしょう!)カメラのアングルから、淫裂を撮ろうと
しているのがわかる。
「あなたったら、イヤらしいとこばかり撮って。ヌードは芸術よ。未姫さん、気にしな
いでいいからね」真紀子は未姫に注文を付けて、ポーズを作らせていく。
(こんな事、したくないけど…)両手を頭にやり、髪の毛を持ち上げた。
「いいわね。次は、胸を持ち上げるの」言われるまま、両乳房を下から持ち上げた。
(何も、こんな事させなくていいのに…)顔を背けると「こっち向いて!」注意され、
カメラを見つめると「変ね、何か物足りないわ…」暫く考え込んでから「そうよ、あな
たが後から持ち上げるのよ!」と言い出した。
「真紀子のためなら喜んで手伝うよ」栗林は背中に回り、手を伸ばして両乳房を持ち
上げた。
(やめて。そんな恥ずかしい事しないで!)恥ずかしさが増し、乳首も限界まで膨らみ
きっている。
「それいいわよ。未姫さん、両手を後にやって、裕太さんの頭を押さえて!」言われる
まま、栗林の頭を押さえると、スイッチが押され、同時にドアがノックされた。
「入っていいわよ!」それには(入らないで。今はヌードなのよ。見られたら困るの
よ!)目を閉じたが、ドアは開いて「ヌードですか…」聞き覚えのある女性の声がした。
「そうなの。無理矢理、お願いしてヌードを撮ってるの」
「そうでしたか。先生がヌードモデルになるとは、驚きだわ」
「そんなに驚く事はない。ところで、何の用だ。あれほど入るなと言って置いたはず
だぞ!」
「明日の事です。検査のことを、お知らせしようと思いまして…」
「それだったら、明日でもいいはずだ。何を考えているんだ!」栗林の機嫌が悪くなっ
ている。
「あなた。何もそんな言い方しないで。この際だから、松下さんにもモデルになって
貰えばいい事だし」真紀子の言葉に「わ、私もヌードですか?」典子は驚き顔になった。
「それは面白いや。今すぐ撮るから準備しろ!」
「そんな、私のヌードなんて、絵にもなりませんし…」
「そうかしら。未姫さんと抱き合うのが撮れたら、最高だと思うけど」
「私が、先生と抱き合うんですか?」
「そうよ。だから、今すぐ脱いで欲しいの」典子は暫く間を置いて「本気じゃないで
すからね。これは演技ですから」
「そんな事、わかっているわよ。だから、うまくやるのよ!」
「わかりました、やってみます」典子は未姫と抱き合えると知ると、体面を気にしな
がらも、白衣を脱ぎだした。
それを未姫は(イヤよ。こんな所で、女同士が抱きあうのはイヤよ!)乳房と淫裂を手
で隠しながら脱いでいく典子を見ている。
しかし、当の典子は平然と白衣を脱ぎ終えて下着姿になった。
縞模様の揃いのブラジャーとパンティを着けており、背中のホックを外しブラジャーか
ら脱ぎだした。
ホックが外されると、白い乳房が飛び出て、揺れ動いている。
典子は未姫を見つめながら、肩から紐を外し、腕から外してパンティを両手で掴み、引
き下げた。
(やめて、その気はないの。脱がなくていいわよ!)両手で乳房と股間を押さえなが
ら見つめていると(剃っているわ。レズしやすいようにヘアを剃るんだ…)縦に割れた
淫裂が露わになっていく。
なおも引き下げ、足首から抜くと、未姫と同じく生まれたままの姿になってしまった。
「これで、いいでしょうか?」典子は乳房と淫裂を惜しげもなく、真紀子と栗林に晒し
ている。
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