「悪夢の後に」
                    赤星直也:作
第16話 その後の幸恵達

 それから数週間後に、野村達がビデオと写真を持参してきた。
「絶対にコピーはしていません。これだけです」と手渡すと「こっちもコピーは無しよ」
綾子も手渡す。
「これで、お互いに負い目が消えましたね」
「そうね、これで何もかも消えたわ」

 「そこで、ムシのいい話ですがお願いがありまして…」
「お願いって?」
「ここでは何ですから、診察を済ませたらおいで頂きたく思いまして」

 「私がですか?」
「はい。勿論、幸恵さんと恋人もご一緒なら、嬉しいんですが…」
「私も恋人と一緒でいいの?」綾子が訪ねると「歓迎です。ペアならば歓迎します」と
言う。
「わかった。6時までには行くわ、この前の別荘でいいのね?」
「はい。そこでお待ちしています」野村達は言い残して帰った。

 「雅治と兄さんと連絡を取らないと」綾子は携帯で連絡を取った。
「先生、2人とも大丈夫だって」
「でも、なぜ呼んだのかしらね?」
「きっと、お詫びのごちそうよ」気にも止めず仕事を再開していく。

 そして、夕方に向井と沢田が診療所を訪れ「一体どういうつもりなんだろう」怪訝な
顔をした。
「わからないわ。とにかく行きましょうよ」4人は車に乗って別荘へと走り出した。
「丁度、6時には着くわね」
「そうみたい」4人の乗った車は、野村達が待つ別荘へと向かった。

 4人は、道を知っているので迷う事はなく、すんなりと着いた。
車を降り、建物の中に入っていくと野村が出迎え「お待ちしていました。見ていただき
たい物がありまして」4人を中に案内していく。

 4人が中に入ると「あ!」「そんなー!」驚きの声を上げた。
4人が見たのは、両手を後ろ手に縛り上げられ、開脚したまま天井から吊された道代達
で、一糸まとわぬ姿にされており「見ないで。恥ずかしいから見ないで!」叫ぶが、喜
んでいる様子だ。

 「何だ、もう濡らして。これからレイプされるというに、喜ぶなんて変態だぞ!」野
村は道代の淫裂と乳房を撫でだす。
「レイプはイヤ。許して、レイプはしないで!」
「そうは行かないよ。僕だって、レイプしたいんだから」野村も服を脱ぎだし、石川や
原田達は全裸になっていた。

 「助けて。レイプはイヤ!」
「私もイヤ、レイプなんてイヤです。犯さないで!」叫ぶ女性達だが、皆が興奮してお
り無毛の淫裂がテカテカに光っている。

 「奥さん、やらせてください」道代の淫裂に原田の肉竿が入り込むと「助けて、あな
た助けて!」「そうは行かないよ、僕だってレイプするんだからね」野村は道代の乳房
を揉んでいく。
「あ、あ、あ!」道代は原田の腰の動きに合わせて声を上げだす。

 「何だ、これを見せたかったのか。レイプごっごを楽しんでいるぞ!」沢田が言うと
「そうよね。大勢に見られて興奮している!」幸恵も言う。
4人は道代を見ているが「お前もレイプしてもらえ!」「レイプなんてイヤ。あなた助
けて!」今度は顕子が悲鳴を上げだす。

 「奥さん、僕が犯してあげます」顕子は石川の肉竿で淫裂を突かれだし「助けて、あ
なた、助けて!」「我慢しろ、俺だってレイプしたいんだから!」辻本も妻の乳房を揉
んでいく。

 それを見て「あら、お汁を流しているわ。感じているわよ」「そうね。気持ちいいん
だ」幸恵と綾子の膣も、潤っている。

 道代と顕子は「あん、あん、あん!」と声を上げ続け、膣の中に射精された。
「今度は僕の番だな。奥さんレイプするからね」野村は理恵の淫裂に肉竿を押し込み
「イヤ、レイプはイヤー!」「我慢しろ、俺だってレイプしたんだからお前もレイプさ
れるんだ!」やはり乳房を揉まれている。

 同様に「いや、いやー!」悲鳴を上げる紀子も、辻本によって肉竿を押し込まれ「助
けて。あなた助けて!」淫裂から淫汁を流しながら叫んでいる。
原田も紀子の乳房を揉み続け「俺もレイプしたんだから、お前もレイプされるんだ!」
と言う。
こうして、野村達は妻を変えて楽しみ、妻達も新鮮さに満たされて悶えている。

 そして、レイプが終わると4人の妻達は自由にされた。
「凄いわ、凄くよかったわ。またレイプされたい…」
「私もよ。またレイプされたい」夫に甘えるように抱きついて「今度は、私があなたを
レイプするわよ」夫を仰向けに寝かせて馬乗りになった。

 その後「あ、あ、あー!」肉竿を淫裂に導いてから腰を振りだし「こんなセックスも
あるのね」「騎上位だよ。男が一番感じる体位だよ」綾子と幸恵は、腰を振り乳房を揉
まれている4人を、じっと見つめている。
やがて、肉竿が爆発してプレイが終わった。

 「すみませんね、見て貰うと感じるんです。お礼に、夕食を食べていってください」
「私達の手作りです。せめてものお礼ですから」淫裂から精液を垂らしたまま準備を始
めた。

 「気持ちいいですか、夫以外にされて?」
「凄く感じるの。何か、別な世界に入ったようで…」顔を赤らめて準備をしていく。

 幸恵達4人は、ごちそうになって9時頃には宿舎に戻ってきた。
「俺はイヤだよ、綾子さんが他人に抱かれるのは…」
「私だっていやよ。雅治にしか抱かれたくない」

 「だったら、いいだろう。今夜は興奮しているんだ!」
「いいわよ。でも、お腹の中にはださないで」
「この前は、ださせたんじゃないか。お願いだからださせてよ」
「仕方ないわね。これっきりよ」綾子のベッドの上で2人は抱き合う。

 同じように、幸恵のベッドの上でも幸恵と沢田も全裸で抱き合っていた。
「和宏さん、やらせて」幸恵は和宏の上に馬乗りになった。
「笑わないでね、下手でも…」腰を振りだし「笑わないよ、幸恵さん」沢田も揺れ動く
乳房を掴み揉んで「あ、あ、あ!」喘ぎ声を上げる幸恵だ。

 「凄いよ、幸恵さん凄いよ!」沢田も興奮して上り詰めていく。
「出そうだけど、出してもいいかい?」
(どうしよう。薬は飲んでないし、生理が済んだから危険日になっているし…。でも、
だしたがっているから…)迷った末に「出して。私の膣の中に一杯出して!」妊娠を覚
悟して承知した。

 「よかった。出すからね」幸恵の腰を両手で押さえて噴射すると「暖かいわ。膣が暖
かい!」淫裂と肉竿の隙間から白い液体が流れ出てきた。
その後も、幸恵は四つん這いになって結合して「出して、一杯頂戴!」「出すよ、出す
からね!」沢田も数回淫裂の中に噴射をしていく。
こうして、幸恵も綾子同様に新しい命を胎内に宿した。

 それから2ヶ月後に、結婚式が2回行われたが、幸恵と綾子の結婚式だ。
「先生、これからはお姉さんだね」
「そうね、これからは妹ね」笑顔で話し合い、幸恵と綾子は相変わらず、ここの診療所
で働いていた。

 この村や隣接地区には医師が居ないので、二人は役場や県からも辞めないように説得
まで受けた。
それに、綾子の夫が無職なので老人ホームの運転手として採用するなど気を遣ってくれ
た。

 「あなたは公務員になったのね」
「そうだよ、立派な公務員になってしまったよ」照れ笑いの向井だ。
綾子と向井は村の職員用宿舎を新居とし、一方の幸恵は今までの宿舎を専用している。

 しかし、2人の新居は棟違いで、すぐそばだから何も変わらない。
朝になると「お姉さん行こうよ!」「待って、鍵を掛けるから!」2人は一緒に診療所
で仕事をしていく。

 診療所でいつものように仕事をしていると「オェー!」綾子が急に吐き気を催した。
「綾子さん、生理はいつあったの?」
「3ヶ月前が最後です。できたみたいです…」

 「確認してからよ、オシッコをこれに取って」渡された紙コップにトイレで採尿し
「先生、取ってきたわ。薬入れるわね」試薬を入れてホルモンの異常を調べていく。

 「綾子さん、おめでたよ、おめでとう!」
「ほんとだわ、雅治さんが喜ぶわ」
「そうよ、喜ぶわよ。私…、オエー!」

 「お姉さん、もしかして?」
「わかんないわ、私も確かめてみる」幸恵もトイレで採尿して試薬を入れた。
「姉さんも赤ちゃんができたのね」
「そうみたいだわ、2回生理がないし」

「兄さんに、知らせないといけないわね」
「今夜、私から和宏さんに言うわ。」
「私も、今夜言うわ」2人は笑顔で話し合っていた。

 そして、1年が経ち、2人は無事に出産をして休養している。
「綾子さんに幸恵さん。子供は私が面倒見るから仕事を続けてよ!」近くに住む向井の
母親が言い出す。
向井の母親は保健婦もしていたから「お願いします」と承知して、仕事の再開に備えて
いる。

 「2人に辞められたら、村が困ってしまうしね」その通りだった。
幸恵以外に医師が居ないから、辞められと村が困ってしまう。
そこで、雅治の母親が名乗り出て、それに頼って2人も診療所の再開を計画した。

 診療所が再開すると、さっそく村人が診察に訪れてきた。
「久しぶりに働けて嬉しいわ」白衣を着た幸恵は笑顔を振りまいている。
「ほんとに働いていた方がいいわね」綾子も生き生きしている。

 診療所が再開されてから暫く経って、野村達がまた訪れた。
「お願いがありまして。また、おいでいただけませんか?」
「また、あれですね」
「そうです。是非、見て貰いたくて…」

 「いいわ、私達も仲間に入れて貰おうかしら。でも、セックスは夫だけですからね」
「わかっています。見らるだけでも興奮します」
「待ってね、連絡する!」綾子はまた携帯電話で連絡を取っていく。

 そして、別荘では6人の女性が全裸にされ、両腕を後ろ手に縛られて吊り下げられて
いる。
勿論、この前と同じく開脚したままで、綾子と幸恵の膣も傷が治っていた。
「だめ、いやー!」道代達は次々とレイプごっこをしていく。

 しかし「あなた。いいわ、いいのよ」幸恵と綾子は、夫の肉竿を淫裂に迎えて(凄い
わ、縛られた上に見られていると凄く感じる…)2人とも淫汁を流している。
「出していいわよ。雅治」「私も大丈夫よ、飲んでいるから」2人は薬を飲んでいたか
ら安心している。
こうして、6組の夫婦は、その後も別荘で抱き合って楽しんだ。

ー完ー