「被虐の目覚め」
                      赤星直也:作

第16話 マゾ体験

 屋敷に戻った美子は「悦子さん、部屋なんだけど…」3人一緒に寝るから、部屋を
変えるようにと言い、悦子は一番広い部屋を新たな寝室に決めた。
部屋が決まると、荷物も運んで整理しているが「美子さん、ここなら、あれできるね」
田中が天井の梁を見て言うと「そうね、楽しめそうね」笑顔になる。
悦子は「あれが出来るって、何が出来るの?」キョトンとした顔になっている。

 そして、夜になると「悦子さん、裸だよ」田中から言われて悦子は服を脱ぎ、全裸
になると「これを着て!」この前着たカップレスブラとストッキングを着けていく。
「いいよ、凄くいい!」田中は、恥丘に数ミリになった絨毛を満足そうに股間を撫で
るが「それより、あれをしないと!」美子に言われる。
「そうだね、両手を挙げてよ!」万歳をすると両手首を一緒に縛り、天井の梁にロー
プを通して引いていく。

 やっと意味が飲み込めた悦子は「普通でして、こんなのではいや!」拒んでも、太
股も縛られて片足立ちにされて、ピンクの淫裂が露わになっている。
「美子さん、悦子さんのオ○ンコだよ。じっくり見ようよ!」「そうね、見ないとね」
2人は腰を屈めて露わになった淫裂を覗き込む。
2人が、じっくりと覗き込むと「見ないで、そこは見ないで!」恥ずかしさが込み上
げ、体を捩ろうとする。
「ほら、もっと見せないと」向きを変えさせられ、また見つめられる。

 その後、田中は服を脱ぎ、背中に抱きつくと淫裂に肉竿を押し当て、美子はSM教
室で貰ったクリップを悦子の乳首に着けた。
「外して、痛いからいや!」首を振って拒んでも「ダメよ、これも着けるわ」鈴も着
けたから、悦子が体を揺すると「チリン、チリン!」と音がしていく。
「いい音だね。それでは僕も、オ○ンコに入れて…」淫裂に肉竿が入り込み悦子は
「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げだす。

 「凄いわね。オ○ンコがチンポを締めていくなんて!」辱める言葉に「言わないで、
そんな事言わないで!」否定して首を振ると「チリン、チリン!」鈴が鳴っていく。
その音に(変な感じだわ…恥ずかしいけど、凄く気持ちいい…)悦子は虚ろな顔になり、
淫裂から汁が漏れ出した。
「お汁よ、そんなにオ○ンコしたかったの?」美子は相変わらず、言葉で辱めるから
「言わないで!」首を振るたびに「チリン、チリン!」音が鳴っている。

 田中は相変わらず腰を振り続けて「クチャ、クチャ!」淫裂からも音が出ていき、
流れ出た淫汁も太股まで届いて「ダメ、行きそうよ。解いて!」悦子は絶頂間近だ。
「あら、こんなに漏らして、気持ちいいんでしょう。もっとやりなさいよ」辱めるが
「もうダメ、行かせて~!」叫ぶなり、悦子は首を下げ、動きを停め、それと同時に
「出た~!」肉竿から噴射が行われた。

 田中が肉竿を抜くと、淫裂からは精液が筋となって流れ出し「出しちゃダメでしょ
う?」美子はタオルで淫裂を拭いていく。
「我慢できなかったんだ…」田中は言い訳をしながら、縛ったロープを解いて悦子を
抱きながら寝かせるが「よかった、凄くよかった…」譫言のように言いながら、息を
弾ませている。

 やがて、悦子も冷静になって「出したんでしょう、どうするのよ!」泣き顔になる
が「明日病院に行きなさい。間に合うわよ」美子に言われる。
「そうよね、出来たら責任取って貰うからね」淫裂を押さえながら言うと「当然さ。
悦子さんは僕の妻だよ」抱きついて唇を重ねた。
「約束よ、絶対に離さないって!」悦子が唇を返すと「約束するよ。一緒にいるって。
美子さんも、一緒だよ」田中が言う。
「そうね。何時までも一緒にいようね」美子も田中と悦子に唇を重ね、一緒を誓った。

 翌日、悦子は田中と一緒に病院に行ったが「恥ずかしいよ、男は俺だけだし」婦人
科だから当然だが「いいじゃないのよ、責任があるんだからね」悦子に言われる。
そして、悦子が診察室に入ると「どうなさいましたか?」医師から聞かれ、避妊の治
療が始まった。
看護婦が淫裂を消毒すると「ヘアを剃るのって、流行ってるんですか?」聞かれ「彼
氏の好みですから、それはわかりません…」と応える。
「とにかく、妊娠はいやでしょうから、飲んで置いた方がいいですよ」避妊薬を処方
し、薬を買うと屋敷に戻った。

 屋敷の戻ると2人はいつものように、仕事をしていき、夜になると「今夜は美子さ
んの番だよ。出してもいいよね?」「いいわよ。薬も飲んでいるし」美子は服を脱い
で全裸になると両手を縛られ、吊されて「オ○ンコがやりたがってるわよ」悦子に言
葉で辱められる。
「言わないで、恥ずかしい!」そう言いながらも(恥ずかしいけど感じていく…)快感
を覚え淫裂には肉竿を入れられていく。
美子も、悦子同様にされて「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げ続け、膣奥に精液を噴射
されていく。

 それを交互にやって楽しんでいたが、突然に裕一と遙香が屋敷を訪ねてきた。
「珍しいね、兄さんが来るなんて!」裕次が冷やかすと「大事な話だからな」そう言
うと、遙香と結婚する事を打ち明けた。
「そうなんだ。おめでとう!」美子がお祝いを言うと「姉さん、今までの事を謝りま
す。ですから許して下さい」遙香が土下座したから美子と悦子は戸惑っている。

 「何もそこまでしなくていいよ」田中が横から口を出すと「私の気持ちが治まらな
いの。だから、裕一さんも…」それだけ言うと立ち上がって服を脱ぎ出す。
「遙香、何する気なの?」呆然とする美子を前にして、次々と脱いで下着姿になった。
「姉さん、今までのお詫びに、坊主にして下さい…」そう言うと、パンティを引き下
げ股間を露わにする。

 「坊主にしろって、ヘアを剃れというの?」
「そうです。生えかけですが、姉さんの気が済むようにして下さい」脱いだパンティ
を放るとブラジャーも脱いで全裸になった。
「私にはそんな趣味無いけど…」躊躇うと「遙香の想いを受け止めて下さい、僕から
もお願いします」裕一も言いだし「わかった、坊主にしてあげる!」美子は悦子に準
備するように言う。

 程なくして、悦子がフォームとカミソリを運んできて「行くわよ!」生えかけた絨
毛に吹きかけて、美子がカミソリで剃っていくが、あっという間に消えてしまった。
「姉さん、許して貰えますか?」心配そうに言うと「とりあえず、許してあげる」美
子が言い、安心した顔になっている。
「でも、お詫びはこれだけじゃないの。夫婦に契りをするからそれも見て欲しいの…」
そう言うと裕一のズボンを引き下げ、肉竿を取り出して「フグ、フグ!」口で擦り出
す。

 「そんな、おちんちんを舐めるなんて!」声を上げる悦子を尻目に、口を動かし続
けて「裕一さん、後ろからお願いします」四つん這いになった。
「遙香さん、行くよ!」裕一は3人が見ている前で肉竿を掴んで淫裂に押し込む。
「入ったわよ、早くして!」催促されて、肉竿が根本まで入ると動き出し「ピシャ、
ピシャ!」肉同士がぶつかる音が響いている。

 肉竿が動き出すと「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げ、髪の毛を振り乱しながら、淫
裂から淫汁を流し出し(気持ちいいんだ。あんなに濡らして…)悦子と美子の膣が疼い
ていく。
(私もやって欲しいけど…)2人は股間を手で撫でながら見ているが「クチャ、クチャ
!」音が変わり、淫汁の量も多くなって「行くわ。行きそう!」絶頂になった。

 「行ってもいいよ…出すからな…」言い終わると、腰の動きを停めて密着させたま
ま動かない。
「気持ちいいわ。膣の中が凄くいい…」喘ぎながら遙香は崩れて行き、淫裂から白い
精液が流れでていく。
「僕もよかった…」2人は荒い息遣いをしているが「遙香、妊娠は大丈夫なの?」美
子は心配なようだ。
「飲んでるから安心して。今年一杯は産まないでいたいの」
「そう言う事なら安心ね。で、住まいはどうするの?」
「マンションが売れたから、裕一さんのお世話になっているの」遙香は説明していく。

 2人はこれからの事を話すと屋敷から出て行き「美子さん、許したの?」悦子が尋
ね「仕方ないわよ。許してあげないと…」これまでの事を許すつもりだ。
「でも、他人の前でよくやったわね。恥ずかしくないのかしら?」悦子は言うが(見ら
れながらのセックスも気持ちいいわよ)SM教室の事を思い出したが、黙っている。