「淫らなセレブ」
               
 赤星直也:作
第13話 忠夫の1周忌

 9時近くになって、二組の夫婦が現れた。
「お待ちしてました。こちらへどうぞ…」案内する翔子は、いつもと違って、服を着
ている。

 翔子が応接室に案内すると、ソファに座るなり「入会希望の渋井さんだ。経歴は知
っているよね?」榊原は宗一に言う。
「はい、存じてます。そちらは、奥様の夏美様ですよね?」
「そうよ、良く知っているわね。さすが有馬家の秘書ね」
「早速だけど、この2人が入会したいそうなんだ。保証人には僕がなるよ」

 それを聞いて「わかりました。夏美さん、ここでの決まりをご存じですか?」宗一
が尋ねると「存じてます。ですから…」夏美はボタンを外して、服を脱ぎだす。
「恥ずかしいけど、小さいくて…。それにヘアも多めです…」そう言いながら、ブラ
ジャー、パンティと脱いで全裸になった。

 それには「私も脱がないと…」純子も脱ぎだし、全裸になっていく。
「ご存じなら、認めましょう。それでは、入会祝いのパーティを始めましょう!」宗
一の合図で、ワゴンを押し全裸で乳房を揺らせながら翔子が入って来た。
3人の女性は、ワゴンの料理をテーブルに並べて「それでは、乾杯!」パーティが始
まった。

 パーティは1時間程で終わり、後片付けが済むと、この前の写真が披露される。
「凄いわ。こんな事をなさったんだ!」レイプまがいの写真に、新人の夏美は興奮気
味だ。
「恥ずかしいけど、凄く良かったわ。犯されるって、変な感じで、いいのよ」純子が
話し出すと「私も、レイプされたい…」夏美は榊原を見つめる。

 「それでしたら、体験なさったら。私も、渋井さんにレイプされますから」純子が
言い出した。
「面白いな。榊原さんの奥さんをレイプするなんて!」
「俺もやるぞ。渋井の奥さんを犯してやる!」二人はその気になった。

 「それでしたら、私が撮ります」
「そうしてくれ、撮っておきたいし。後は、場所が問題だな…」榊原と渋井は思案し
ている。

 パーティは12時には終わり、皆が帰って屋敷には二人しかいない。
「母さん、何とかうまく行ったね」後片付けをしながら言うと「そうね、うまく行っ
たわ。でも、いつまでやれるかしら?」溜息をついた。
「そうだよね。それより、旦那様の1周忌も考えないと…」

 「お金は大丈夫なの?」
「ギリギリです。でも、何とかします…」宗一には考えがあるようだ。
宗一は電話で連絡を取り「そうです、喪服のままで…。奥様には秘密ですよ。その方
が楽しいし…」笑顔で話していた。

 それから2ヶ月後、秋子も単位が取れて、卒業見込みになり、屋敷に戻ってきた。
また、忠夫の1周忌も、明日に迫っている。
宗一は明日の漏れがないか、チェックしているが「宗一さんにだけやらせて、申し訳
ないわね」翔子が労う。

 「当然の事ですよ。それより、明日の衣装は、大丈夫ですか?」
「勿論よ。秋子のも用意してあるわ」
「それなら、安心です。それから、秘密ですが、式が済んだら、秘密パーティをしま
すからね」

 「それに、秋子も出すの?」
「出て欲しいんです。香典も加算すると言ってますから…」
「人前でのヌードは無理よ。慣れてないし」
「無理でもやって貰わないと、生活に困りますよ」

 宗一の言葉に翔子は黙り込んだが「わかったわ。無理にでも、ヌードにさせる…」
「それなら、安心です。実はこういう計画がありまして…」式の後のパーティを打ち
明けた。

 「そうなんだ。女性は知らないんだ!」
「そうなんです。本物らしくていいでしょう?」
「面白いわね。私もやられるの?」
「勿論です。ただ、秋子には、僕だけがやります…」
「それなら、秋子も諦めるわよ」その言葉に宗一も笑顔になった。

 翌日、忠夫の1周忌が斎場で行われた。
その後に、近くのホテルで会食が行われ、秋子と宗一の婚約が正式に告げられ、また、
宗一が婿養子になり、有馬家を引き継ぐ事も告げられた。

 会食は1時間程で済み、参加者は帰るが、榊原や渋井達は、宗一達と一緒に屋敷に
向かう。
屋敷に着くと、メイドはおらず、翔子と秋子で接待していく。

 和やかな雰囲気で話していると「そろそろ、いいんじゃないかな?」榊原が言い出
した。
「あなた、何がそろそろなの?」純子が怪訝な顔になった。

 だが「そうですね、準備します」宗一が段ボール箱を運んでくると「始まりだ。手
はず通りにやろう。恨みっこ無しだからな!」榊原の合図で、男達は目当ての女性に
抱きついた。

 「イヤ、やめて!」悲鳴を上げても、用意されたロープで両手が縛られていく。
その様子に「宗一さん、警察を呼ばないと!」秋子も怯えている。
「心配いらないよ、直ぐにわかるから。それより、秋子も参加だからね」秋子も両手
を後ろ手に縛られた。
「やめて。何する気よ!」暴れても、何も出来なくなった。

 「宗一君、こっちはいいぞ。カメラはいいか?」
「いつでも、いいです。始めて下さい!」宗一はカメラを構えた。
「始めは、僕からだよ」渋井は純子の喪服に手を掛けるが「イヤ、やめて!」手を縛
られているから、首を振って拒むだけだ。

 「奥さんとは、前からオ○ンコしたくて…」スカートを脱がす。
「イヤ、正気になって。やめて下さい!」声をあげても、渋井はパンティも引き下げ
て、下半身を剥き出しにした。
「オッパイも、やらないと」今度はシャツを捲り上げて、乳房も露わにしていく。

 「これで、準備はいいな」ズボン、パンツと脱ぐと、肉竿がそそり立っていた。
「いくぞ!」渋井は純子に抱きつき、肉竿で淫裂を突きだした。
すると、嫌がっていた純子も「あ、あ、あ~!」声をあげだす。
「ほら、オ○ンコに入ったぞ!」肉竿を動かし出すと「あなた、レイプされました…」
純子は虚ろな顔で榊原を見つめた。

 「そうか。それなら、俺も、敵を取ってやるからな!」榊原は夏美の喪服に手を掛
けた。
「イヤよ、レイプなんてイヤ!」夏美も両手を縛られているから抵抗できず、足をバ
タバタするだけだ。

 「榊原さん、私が撮りますよ」渡辺がその様子を撮りだした。
「出すぞ、出してやる!」渋井はピストンを速めて、登り切ると純子の膣奥に噴射し
た。
「イヤ~!」首を振る純子だが(気持ちいいわ。久しぶりに良かった…)淫裂から精
液を垂らしながら満足そうな顔をしている。

 「今度は、僕だからね」渡辺も真理に襲いかかった。
「イヤ、あなた助けて!」叫ぶが、真一が撮っていく。
真理は渡辺に喪服を脱がされ、淫裂を肉竿で突かれると「あ、あ、あ~!」声をあげ
ていく。

 こうして、代わる代わる女性は男性から、膣奥に射精されたが、残っているのは、
秋子だけだ。
それを見ている秋子は「獣よ。レイプするなんて獣よ!」怯えている。