「陵辱の女子アナ」

                     赤星直也:作
第7話 新番組

 その間にも、役員会で決まった番組の宣伝が流されており「どんな番組かな?」興
味津々で視聴者が悦子と咲代のアップ姿を眺めている。
そして、新番組が始まると「報道19」を降板するまでは掛け持ちとなり、悦子と咲
代は「報道19」が終了するとスタジオを移動していく。

 「下着を用意しておきました」スタッフが2人にブラジャーを渡すと(これじゃ、
オッパイが丸見えだ…)顔が強張っていく。
「時間がありませんから、急いで着替えて下さい」2人は更衣室には入り、スーツを
脱いでいく。

 「恥ずかしいわ。オッパイを晒すなんて…」「私、やりたくない…」泣きながらも
ブラウス、ブラジャーと脱ぎ、揺れ動く乳房にスタッフが要したブラジャーを着けて
いく。
「丸見えだわ。乳首と乳輪が見える!」「裸と同じだ!」鏡に写る姿に自然と涙が流
れていく。

 そんな2人の気持などお構いなしに「急いで下さい、時間がありませんから!」そ
の言葉に急いでブラウス、スーツと着込み、終わるとスタジオに戻ったが「いいね、
笑顔をお忘れるなよ。明るい笑顔だ!」芸能部長の寺田が言う。
それには「ハイ…」小さな声で返事をした。

 スタジオには見学と称して、局の男性スタッフ全員が集まっており(こんな大勢の
前でヌードになるの?)自然と体が震えている。
「これが原稿です。練習しておいて下さい」2人に原稿が渡され、それと同時にスタ
ジオのドアが閉められ、放送時間の迫ったこと知らせている。

 やがて、「本番2分前!」秒読みが始まった。
(ヌードを見られたら、どうすればいいのかしら?)体が自然と震えても「5秒、4、
3、2、1、キュー!」放送が始まった。

 「皆さん今晩わ。ミッドナイト・フライディが始まりました。この番組は桜井悦子
と岡本咲代でお送りします」「岡本です。よろしくお願いします」2人の顔がアップ
になった。

 2人が原稿に書かれた通りに読んで、それに合わせて用意された画面が映されると
「なんだ、普通の深夜番組か!」見学に訪れたスタッフ達は落胆するが(これからヌ
ードになるんだ…)反対に、2人の顔が緊張していく。

 「それでは、本日のストリップ・ニュースです」2人は立ち上がり、前に進み出で
ると(何をするんだろう?)スタッフは2人の行為を見守っている。

 「株価が暴落しました。日経平均で1万2千円を割り込みました」読み上げた悦子
は上着のボタンを外して脱いだ。
それには(そ、そんな!)スタッフ達は信じられないと言った顔だ。
それはスタッフだけではなく、視聴者も驚いている。
「ストリップだ。桜井悦子のストリップだ!」真剣な顔でアップの悦子を眺めている。

 「森前首相が国賓の晩餐会を欠席し、非難があがってます」今度は咲代が上着のボ
タンを外して上着を脱いでいく。
(どこまで見せるんだ、オッパイもか…)(どうせ、水着を着てるんだろう。くだら
ないな…)期待と不満が募っていく。

 「桜前線が東京まで来ました。上野公園は花見客でごった返してます」読み上げた
悦子の顔が真っ赤になっていく。
(ヌードになるんだ…オッパイを見られる…)震える指でブラウスのボタンを外すと
胸の部分が開いて「!」見学していたスタッフ達は驚いている。
(ま、まさか!)信じられないと言う顔つきだ。

 ボタンを外し終えた悦子は、胸を広げて脱ぐと「あっ!」テレビには悦子の乳房が
アップで映し出された。
悦子は(見ないで!)真っ赤な顔になり、体が小刻みに震えている。
「オッパイだ。悦子のオッパイだ!」恥ずかしそうな悦子だが、スケスケのブラジャ
ーからは乳首と、乳輪が見えており、ブラジャーは何の役目をしてない。

 「次のニュースです。NTTが電話代を大幅値下げしました。これに各社が対抗し
て値下げを始めるようです」今度は咲代がブラウスのボタンを外しだす。
(脱げ、早くオッパイを見せろ!)スタッフ達は咲代のボタンを外していく様子を食
い入るように見ている。
その傍らでスケスケのブラジャーをした悦子が笑顔で立っているが、恥ずかしさで目
が真っ赤に充血していた。

 咲代もブラウスを脱ぐと、悦子と同じくスケスケのブラジャーから乳房が見える。
「オッパイが、2人のオッパイが!」視聴者は人気女子アナの乳房を食い入るように
見つめている。

 興奮したのは視聴者ばかりではなく、見学でスタジオにいるスタッフ達も2人の乳
房を晒す姿に興奮している。
(触ってみたい、あのオッパイを!)股間が大きく膨らんでいて(見ないで、恥ずか
しいのよ!)スタッフの股間が目に入ってしまった。

 そこへ「臨時です」ADがメモを渡した。
「関東地方に弱い地震がありました。各地の震度は…」読み上げる悦子に閃く物があ
り(これを読んだら、ブラも脱がないといけないんだ!)体が震えていく。
スケスケと丸出しでは意味が全く違っている。

 メモも読み終えた悦子は、両手を背中に回してホックを外しだす。
今にも泣き出しそうな悦子の顔が局のモニター画面にアップになって「脱げ、脱ぐん
だ!」芸能部長の寺田はモニターに向かって叫んでしまった。

 悦子はゆっくり肩紐を外して両手を下げ、画面に悦子の乳房がアップになって(オ
ッパイを見られた…)恥ずかしさで乳首が大きく膨らんでいる。
画面は乳房を集中的に映しているが、咲代にもメモが渡された。

 「ミッドナイト・サタディの視聴率が20%のようです」咲代も今にも泣き出しそ
うな顔で背中のホックを外し両手を下げていく。
咲代の乳房もアップで映し出され、咲代と悦子は乳房を揺らせながら立っている。

 「ストリップニュースでした。今夜はいかがでしたか。お休みなさい」乳房を揺ら
せながら手を振り、画面にも映って「すげえ。あの2人がオッパイ丸出しになった!」
視聴者は興奮している。
そればかりではなかく、マスコミ各社も興奮していた。

 こうして、放送は終わったが、2人にとっては終わりではなかった。
「スポーツはやらないのか。イチローが大リーグ公式戦でホームラン撃ったぞ」スポ
ーツ担当のスタッフが目を輝かせて悦子にメモを渡していく。

 「イチローが大リーグでホーマーを放ちました」(スカートも脱げと言うの。その
目は?)悦子は寺田プロデューサーの顔を見た。
(そうだ。放送も終わったから、お前達の素っ裸を見せるんだ)震える悦子はゆっく
り腰のファスナーを下げ、真っ白なパンティが露になっている。
(これ以上はいや。もう脱がない!)パンティ1枚で股間をしっかり隠している。

 「天気予報もあるだろう?」メモが咲代に渡された。
「明日の天気です。関東地方は晴れで、さわやかな日になりそうです」咲代も泣きそ
うな顔でスカートを脱ぎ、2人はパンティだけの姿をJHKの男性スタッフに晒して
いる。

 恥ずかしさに「もう許して下さい…」泣き出した悦子と咲代だが「ローカルニュー
スもあるぞ、東郷美術会館が開園した!」メモが悦子に渡された。
「許して。もう脱ぐのがありません!」
「まだいっぱいあるぞ。手始めにパンツだ!」

 「いやよ。もう読まないわ!」叫ぶ悦子に「読まないなら力ずくだ。それでも読ま
ないのか?」スタッフの目が血走っている。
(このままならレイプされるかも…。脱ぐしかない…)メモを読むと、パンティを下
げていく。

 「薄いな、ヘアが!」生えかけた絨毛が股間を覆っている。
「見ないで、こんな姿なんか!」
「見せろ、オ○ンコも見せるんだ!」怒号が飛び交って、悦子のパンティが膝まで下
げられていく。

 (性器を見られてしまう…)泣きながら足をあげ、パンティを脱ぐと生まれたまま
の姿をJHKのスタッフの前に晒していく。
「今度は咲代だ。為替相場はどうなってる?」集団心理で理性が消えている。
咲代も悦子同様にパンティを脱がされ、生まれたままの姿を晒していた。

 「もっとあるだろう、オ○ンコの中も見ないと収まらないよ!」
(いや、性器は見せないわよ)両手でしっかり股間を隠していると「JHKの予算が
決まったぞ」「会長の飼い犬が子供を産んだ!」関係ないメモが渡された。

 「もう、脱ぐのがありません!」
「あるぞ。オ○ンコを指で広げろ!」
「いや、それは絶対いや!」
「イヤなら実力行使だ!」嫌がる2人だが、興奮したスタッフ達は咲代と悦子を押さ
えつけ、淫裂に指を入れ広げていく。

 「ほら、これが悦子のオ○ンコだ!」「咲代もオ○ンコ公開だ!」
「やめて、正気になって!」叫ぶが、火のついた油はなかなか消せないのと同じで、
2人は床に押し倒されると、乳房と淫裂をスタッフに触られて「いや、いやー!」叫
ぶ声がむなしくスタジオに響いている。

 やがて「ほう、クリトリスも敏感か!」包皮を捲られ「あ、あ、あー!」腰が浮き、
指で撫でられている。
「オ○ンコの中はどうかな?」くの字に曲がった指が2人の膣の中を掻き回していく。
「やめて。やめて!」2人はスタッフに、代わる代わる辱められていった。

 辱めが終わったのは明け方だった。
「うっ、うっ!」嗚咽をあげながら脱いだパンティを拾いあげると「どうせ、裸にな
るんだから、更衣室まで素っ裸で行けよ!」「おもしろいな、素っ裸で移動だ!」ス
タッフはとんでもないことを決めた。

 「ヌードはいやです。許して!」「いやよ、見られてしまう!」乳房と股間を両手
で押さえているが「イヤでも着替えはないぞ、ほら!」脱いだ服を集めていく。
「返して、服を返して!」スタッフは2人の服を持ってスタジオから出た。
「追いかけないと、服を着れないぞ」
(そうよ。服を取り返さないといつまでもフルヌードのままだ…)2人は股間を両手
で押さえスタジオから出た。

 「キャー!」「素っ裸だ!」悦子と咲代の全裸で走る姿に、同僚達も悲鳴をあげた。
(見ないで。好きでやってるのじゃないのよ!)2人は恥ずかしさを堪えてスタッフ
の後を追いかけて走っていく。
明け方だが、早出のアナウンサーは2人の全裸姿に「素っ裸だ!」「オッパイ丸出し
だ!」驚きの声をあげている。

 (ヌードを見られた…)泣きながら追いかけていく2人だが、スタッフは局内を一
回りすると更衣室で停まった。
「服を返して!」奪うようにして服を持ち、更衣室に入っていく。
「恥ずかしかった…」「もう、こんな事したくない…」自前のブラジャーを乳房に押
しつけてホックを掛けた。
その後パンティも履き、衣服も着込んで、何事もなかったように自分のマンションへ
と向かった。

 しかし、局内では「桜井と岡本が素っ裸で走っていたぞ」「オ○ンコをしっかり隠
していたがオッパイは丸出しだった」2人の全裸で走った噂が広まっていた。
「いやらしいわ。女子アナの風上にもおけない!」
「そうよ、ヌードを晒すなんて恥さらしよ!」女性達は不愉快を露にしている。

 そんな女子アナ達は報道部長の片山に不満をぶつけ「事情を聞いてから対処するよ」
と対応を約束した。
(そうか、素っ裸で走ったか。おもしろいことになったぞ)2人の乳房を揺らせなが
ら走る2人を想像して笑顔になっている。

 翌日は日曜日だ。
悦子と咲代はマンションでくつろいでいたが、新聞を見て驚いた。
雑誌の広告に「人気女子アナ、オッパイを見せる!」そんなタイトルで乗っている。
それは1社だけでなく、ほとんどの雑誌の広告に「桜井と岡本がヌードに!」と大々
的に宣伝している。

 「そうだわ。テレビから写真を撮れるんだ…」体を震わせている。
「こんなに書かれたら恥ずかしくて町を歩けない」悦子はカーテンを少し捲って窓を
覗くと「記者がいる!」数人がウロウロしている。
それは咲代も同じで「これじゃ、外にでれない」記者のインタビューを恐れていた。