「陵辱の女子アナ」

                     赤星直也:作
第6話 降板と選挙応援

 役員達は2人を犯して満足だが、床にはグッタリして悦子と咲代がいる。
乳房と淫裂を晒したままで、体には白い液体がべっとり着いていた。
「2人がこんなにオ○ンコが好きだとは思わなかったよ」ズボンに足を通しながら言
い「こんなのが知れたらJHKのイメージダウンになるな。なんとかしないと」「そ
うです、番組を降板させないとね」思案していく。

 「待って下さい。あの番組は桜井君の人気で持ってますから、いきなり降板したら
視聴率も下がります」
「ここは、2人に芸能の方も担当してもらい、徐々に減らしていくか…」
「それがいいと思います。新任は井田美佳が最適と思いますが」報道部長の片山が言
うので話がまとまった。

 「桜井君に岡本君、聞いた通りだ。首にはしないから安心したまえ。3ヶ月後から
は芸能担当になってもらうね」その言葉を仰向けのままで聞いている。
「それから、君たちの好きなオ○ンコもしてあげるよ。これからは役員会へも時々出
席してもらうからね」(これからも、辱める気なんだ…)項垂れて聞いている悦子と
咲代だ。

 「服を着てもいいぞ。それから、ここでの事はお互いに秘密だ、知られら2人とも
困るだろう?」その言葉に、フラフラしながら立ち上がり、ブラジャーを乳房に当て
背中のホックをとめていく。
(首にならなかっただけましかも。それに写真も流されないし…)パンティを履いて
いく。

 「脱ぐのもいいけど、着る時もかなり感じますな」
(見ないで、恥ずかしいのに)脱いだスーツを着込むとフラフラしながらも「報道1
9」のスタジオへと向かう悦子と咲代だ。
「私、痛いの。膣の中が…」「私も痛いわ、7人にレイプされたから当然かも…」
「そうよね、7人に犯されて平気なわけないよね」いつもの元気がない2人だった。

 スタジオに入ると「こんにちわ!」「こんにちわ」挨拶が交わされて、プロデュー
サーの原田伸一が声を掛けてきた。
「降板するんだってな、残念だよ」
「聞いたんですか?」
「ああ、片山部長から連絡があったよ。井田美佳が今日からメインだ。暫く2人はサ
ブでやってもらうからな」

 「そうなんですか。後任は井田さんですか…」寂しそうな顔になる悦子と咲代だ。
そんな2人に「よろしくお願いします」ニコニコ顔の美佳だ。
「しっかりやるのよ」「頑張ってね」悦子と咲代は励ますが、いつもの元気が消えて
いた。

 その後、リハーサルが行われて本番が始まった。
「5秒前、4、3、2、1、キュー!」
「皆さん今晩わ。今日からメインキャスターを承りました井田美佳です」画面に美佳
のアップが映って「あれ、桜井悦子が降ろされたのか?」視聴者が戸惑っている。

 「皆さんこんばんわ」次に悦子と咲代の顔が並んで映された。
「皆さん、長い間応援ありがとうございました。3ヶ月後にこの『報道19』とお別
れすることになりました」笑顔で話しているが内心は(なんでこんな事に!)と思い
ながらも書かれニュースを読んでいた。

 一旦、コマーシャルが入り、JHK得意の報道番組が始まった。
「明日行われる民自党の総裁選挙特集です」美佳がアップで話しており、悦子と咲代
は脇役でしかない。
(寂しいわ、降板なんて!)美佳の影では満足などできるはずがない。

 翌日も「報道19」の放送が始まった。
「民自党の総裁選挙が行われ、山本拓也氏が次期首相に決まりました。今夜は山本幹
事長をお呼びしてます」美佳が言うと(山本がスタジオに来る…そんな!)驚く悦子
を尻目に山本が入って来た。

 「お呼び戴き、光栄です。こんな美人3人に囲まれたら幸せです」総裁が決まった
山本は機嫌が良い。
(私を犯したくせに!)悦子はいつもの切れ味がなく「幹事長、いや、総裁。これか
らは日本の経済をどのように立て直しますか?」この前の練習した答えが返ってきた。

 二時間後、放送が無事に終わり、スタジオから出ていくと杉原真二が悦子と咲代を
呼び止めた。
「何か、御用で?」
「ああ、ちょっと話がありまして。ここでは何ですから、喫茶店ででも」
「わかりました」2人がテレビ局の中にある喫茶店に入ると「ここよ、悦子!」美紀
が悦子を呼んでおり、美紀が待つテーブルに座った。

 「お話って何ですか?」席に着くなり尋ねる悦子に「今度の参議院選挙に立つこと
になったのよ。そこで、あなた達に応援演説をお願いしたいの」頼み込む。
「無理です。仕事がありますから…」「そうなんです。スケジュールが決まってます
から」拒む悦子と咲代だ。

 「選挙は4ヶ月後だけど、もう始まっているのよ。あなた達は支持者の会合にだけ
出るだけでいいの」
「かってに決められても困るわ」咲代が言うと「だったら、この前の写真を売ろうか
な。選挙資金の足しにはなるわね」それには咲代が震えている。

 「わかったわ。仕事とぶつからなかったらやるわ」悦子と咲代は渋々承知し「そう
こなくきゃ。早速だけど今度の水曜日にお願いするわよ。時間は10時からなの」美
紀は悦子に話し「それから、ヌードも覚悟してね。オッパイだけでいいから」とも言
う。

 「そんなのできない。ヌードなんていやよ!」2人は怒りを顔に出すが「あら、そ
んなこと言っていいの。セックスしている写真もあるわよ」美紀はバックからこの前、
スタジオで撮った写真を悦子に見せつけ「あなたのも、あるわよ」スポーツクラブで
犯された咲代の写真もあった。

 「許して、もうヌードは許して下さい…」俯いた悦子の目からは涙が流れている。
「これはなかったことにして下さい」咲代も涙を流している。
「そうはいかないんだ。裸は後援会の幹部の時だけだ。その時だけでいいから2人の
裸を見せてくれ」夫の真二までもが言い出した。
「やるわよね。裸の応援演説を!」悦子と咲代は黙って頷くしかない。

 水曜日になった。
悦子と咲代が後援会の集会場へ入ると、動員された後援会員がおとなしく座っており
「悦子、待ってたわ。それに咲代も」なれなれしく美紀が言葉を掛けた。
「いい、スピーチは5分よ」時間が決められ「これを言えばいいの」悦子と咲代に原
稿が渡され、それに目を通していく。

 原稿は2種類あって「そ、そんな~!」幹部用と赤書きされた原稿には「ここでヌ
ードになる」と赤書きされてあり(どうしてもヌードにさせる気ね…)顔色が青ざめ
ている。

 そして集会が始まると美紀が登場した。
夫の真二も一緒で、華やかな演出に集会が盛り上がっていくと「JHKのお二人が応
援を願い出ました。桜井悦子さんと岡本咲代さんです!」名前と顔の知れ渡った2人を
見つめて拍手が起こる。

 (ここではヌードはないだわ、とにかくうまくやらないと…)悦子は原稿に書かれ
た内容を話していくと「うまいな、さすがにプロだ」会場の後援会員も感心している。
悦子の持ち時間は5分だったが、あっと言う間に終わり、咲代もスピーチをした。
2人はヌードの心配がないので安心してか、明るい顔で話している。

 しかし、それはつかの間の安らぎで、決起集会が終わると地区の幹部が集まった幹
部集会が行われ(ヌードを見せるの?)2人の顔が強張っている。
会場は場所を変え、小さなホールでの密室で行われ、そこに悦子と咲代も呼ばれ(ヌ
ードになるんだ…)緊張している。

 ここでは、先ほどと違って、アルコールが用意されている。
公職選挙法で酒は禁止されているが、幹部同士の自前と言えば通ってしまう。
それが現実で、裏金を渡され、いかにも自分が出したように見せるのがプロだ。

 悦子と咲代の入った会場には、20人ほどの後援会幹部がおり、悦子は原稿に書か
れた通りにスピーチするが(ここで、ヌードになるんだ…)原稿には「ここでヌード」
と赤く書かれてある。

 悦子がスーツのボタンを外しだすと、その間に咲代がスピーチをしていく。
「おや、どうしたんだ?」スーツを脱いだ後、ブラウスのボタンを外していく悦子の
様子に幹部達がざわついている。

 (もしかして、オッパイを?)アルコールの回った幹部達は咲代のスピーチなど聞
かず、悦子の方を食い入るように見つめていた。
(見られたくない…)震える指でボタンを外し終え、ブラウスを脱ぐと、ブラジャー
姿になっている。

 「人気女子アナの桜井悦子がオッパイを出すぞ!」
(見ないで、お願いよ!)体を震わせながら両手を背中に回しホックを外すと「プチ
ン!」ホックが外れて狭いカップに納められていた乳房が一気に飛び出していく。

 「見ろよ、桜井悦子がオッパイ出してるぞ!」後援会の幹部達は興奮している。
(そんなこと言わないでよ!)腕を下げて絡まった肩紐を外し、ブラジャーを脱いだ。
上半身を隠しているは何もなく、恥ずかしさで豊満な乳房が揺れている。

 (今度は私の番だ…)悦子が再びスピーチを始めると、その間に咲代がボタンを外
していく。
「皆様、美紀さんの為に私は一肌脱いでオッパイを皆様に差し出します。ですから必
ず当選させて下さい。お願いします!」その間に咲代もブラジャーを脱いで乳房を揺
らせている。

 (恥ずかしいわ。オッパイを触らせるなんて…)真っ赤な顔をし、今にも泣き出し
そうな2人に「悦子さんに咲代さん。お酌よ、お酌!」スピーチを終えた美紀が声を
掛けると(オッパイとあそこを触られてしまう…)怯えながらお酌をしていく。

 「ほう、いいオッパイだね。コリコリしている!」
「敏感なんです。乱暴にしないで下さい…」「優しくです…」悦子と咲代は幹部達に
乳房を掴まれ、揉まれていく。
さらに、乳首も指で摘まれ「いいね、若いこのオッパイは」後援会の幹部達は飽きる
ことなく2人の乳房を揉んでいく。

 この日の集会はここだけだったが、2人は数日掛けて選挙区を漏れなく回っていた。
「私達は文字通り一肌脱いで、美紀さんを応援します」ブラジャーを脱いで乳房を晒
すと「いいね、女子アナのオッパイは!」地区幹部に乳房を揉まれいく。

 悦子達が選挙区を漏れなく回り終えた頃、JHKでは悦子と咲代のこれからの事で
会議が行われていた。
「2人を深夜のバラエティに出演さえたいのですが、よろしいでしょうか?」
「バラエティか。2人に出きるかな?」

 「できます。ニュースを読んだら、服を脱げばいいんですから」思わぬ提案に驚き
の声があがった。
「セミヌードで、うっすら透ける下着を着せます。ただし、オッパイだけですが」
「裸か。それもいいが、もっといいのはないのかね?」そんな討議が行われ2人の深
夜のバラエティ出演が決まった。

 「片山君、どうせなら宣伝もしておいてくれ。2人のスケスケ下着でかなり視聴率
が稼げるし」
「当然ですよ。人気女子アナのスケスケオッパイが見れるんですから」
「でも、やるかな。あの2人が!」
「やりますよ、あの写真をちらつかせれば」
「そうだな、やらないわけないよな」役員の全員は笑顔になって2人の出社を待った。

 そんなことなど知らない悦子と咲代は、JHKの役員室に入ると「待ってたよ、オ
○ンコがしたいだろうが、話が先だ」入るなり、片山が先ほど決まったことを2人に
話した。
当然、拒んで「いやです。ヌードがテレビに映るなんて!」泣き出す2人だ。

 「イヤなら仕方ない。この写真がどうなってもいいんだね。これが暴露された方が
困るんでは?」切り札を出されては(そうよ、写真を流されたら大変だわ…)泣きな
がらも2人は頷いた。
「それでいい。早速、番組の切り替えだ。下着は局で用意して置くから!」力無く役
員室を出ていく2人だ。