「陵辱の女子アナ」

                     赤星直也:作
第1話 Eメール

 秒読みが始まり「5秒前、4、3、2、1、キュー!」生放送が始まった。
「7時になりました。『報道19』の時間です。今夜も司会は桜井悦子でお送りしま
す。今夜は内閣不信任案否決についてから始めます」女性がカメラに向かって話しか
けている。

 女子アナはすらりとしたスタイルで、目鼻立ちが整い美人の部類に属している。
女性の名は桜井悦子で、25才にも関わらず、JHKの顔とも言われて、悦子が担当
する『報道19』は人気がある。
JHKでも視聴率のトップを維持し、他局の番組を全く寄せ付けない。

 それは悦子の個人的ファンが多く見ていたからだ。
悦子は容姿だけでなく、理論派で代議士との対話でも矛盾をつき捲っていた。
そのために、多くの代議士が悦子との対話報道を恐れて、出演が敬遠されている。
今日も、本来ならば不信任案を提出した民主党側の代議士が出演すべきだったが拒ま
れて悦子が解説していた。

 放送が始まってから2時間が経ち「はい、ご苦労様でした」番組が終了するとスタ
ッフ達が一斉に後片づけを始めていく。
そんな中「桜井君、今日の解説はよかったよ」プロデューサーの原田が話しかけたが、
原田は桜井に好意を寄せている。

 「これも原田さんのおかげです…」素っ気なく答え、スタジオから出ようとしたが
「桜井君、今夜飲みに行かないか?」誘われて「申しわけありませんが、明日早いの
で早く帰らないと…」原田の顔など見ようとせず、スタジオから出ていく。
「原田さん、嫌われましたね」ADの飯山が話しかけ「そうだ、嫌われたよ」頭を手
で掻きながら言う原田だ。

 一方、悦子はスタジオを出ると、自分の車を運転してマンションに向かっていた。
マンションはJHKから車で30分位の所で、周辺は高級マンションが建ち並び、車
を駐車場に停めると自分の部屋に向かう。

 悦子はエレベーターに乗り、自分の部屋に入ると、早速パソコンのスイッチを入れ
「今日はメールが入っているかな?」パソコンを操作してメールを確認していく。
JHKはアナウンサー個人のホームページを作り公開しているから、毎日メールを確
認している。

 「あら、1件入ってる」何気なくクリックするとメール内容が表示され、画面を見
た悦子の顔色が「そ、そんな!」一瞬にして青ざめ、体がブルブルと震えている。
それを見て「こ、こんなのを撮られていたなんて!」涙を流す悦子だ。

 画面には、全裸の悦子が淫裂を晒し、笑顔で勃起した肉竿を掴んでいる。
画像はもっとあり、淫裂に肉竿が入っている写真もあった。
「こんなのが公にされたらお終いだ…」悦子はサイドボードからグラスを取りだし、
スコッチを注ぎ一気に飲み込んでいく。

 「ふー!」忘れていたことが一気に思い出されて「どうして今頃に!」また一気に
飲み込んだ。
「ふー!」悦子の体内をアルコールが回り、酔いつぶれて大学生時代の夢を見ていた。

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 「いや、いやー!」広いテニスコートで、悦子の着ていたスカートとシャツが脱が
されていく。
「やめて、お願いです」泣き叫ぶが容赦なくテニス部員にパンティとブラジャーも剥
ぎ取られて、全裸にされてしまった。

 「許して!」叫ぶ悦子だが、全裸のままで練習をさせられ「いやー!」悲鳴をあげ
ながら乳房を揺らし、淫裂を晒してラケットを振っている。
そんな様子を、同じ部員が笑って眺めていた。
悦子は「もう許して。何でもしますから!」叫びながらコートを全裸で走っていた。

 夢が変わり、今度は皆が全裸になっている。
「イヤ、できない!」拒む悦子は乳房を揉まれ、淫裂に肉竿を入れられていく。
「ひー!」肉竿は悦子の処女膜を破り出血させてしまった。

 泣き出す悦子だが、笑顔を強要され別な男の肉竿を掴ませれ、口に入れられた。
悦子は2人の肉竿で辱められ、そんな様子を同じ部員が笑いながら見ている。
たがて、笑っていた部員も悦子の淫裂深くに肉竿を突き刺していく。
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
 「いや、いやー!」そこで夢が覚め「夢だった…」体が汗でビッショリ濡れている。
「それにしても、誰が送ってきたのかしら?」フラフラしながら立ち上がり、時計を
見ると真夜中の3時を指している。
「体を洗わないと」ベッドから降りて浴室に入り、衣服を脱ぎ下着姿になると、両
手でパンティを下げていく。

 真っ黒な絨毛に覆われた股間が見えて「あの時はヘアも剃られた…」パンティを脱
ぐと、真っ黒な絨毛を撫でながら思いにふけっている。
下半身を隠す物がなくなると。今度は両手を背中に回してホックを外した。
豊満な乳房が飛び出し、両手を下げ腕に絡まったブラジャーを脱いで全裸になるとバ
ルブを開いてシャワーを浴びていく。

 「気になるわ、誰が送りつけたのかしら。あの事は秘密を誓ったはずなのに…」乳
房を撫でながら考え、その他の部分も丁寧に体を洗っていく。
洗い終えるとバスタオルで濡れた体を拭き、体に巻き付けてリビングに戻ってきた。
「とにかく、相手を確かめないと…」悦子は送られてきたメールの相手に「あなたは
誰ですか。なぜ、こんなのを送りつけたんですか?」書き終えると転送し「返事がく
るかしら?」再びベッドの中に入り込み、眠りに就いた。

 数時間後、窓が明るくなっている。
「もう朝なの?」悦子は目を覚まし、ベッドから起きあがるとバスタオルを脱ぎ「今
日はどれにしようかな?」カラフルな下着がある。
「これにするわ」ブルーのパンティを選んで履くと、真っ黒な絨毛がパンティの中に
隠れた。

 「ブラもこれにするわ」パンティとお揃いのブラを選び、乳房を掴むと狭いカップ
の中に押し込んで、GパンとTシャツを着込んでいく。
「9時か、まだ時間があるわね」時計を眺め、時間を確認するとパソコンのスイッチ
を入れメールを確認した。

 それを見るなり「そ、そんな!」悦子の全身が震えている。
メールには「気に入って貰えましたね。詳しく知りたかったら今度の土曜日に会って
下さい」と書かれていた。
さらに「来るときはこのような下着ですからね。ここで買えます」地図と画像も入っ
ている。

 「いやよ、こんなのいや!」画像は娼婦のように、真っ黒のストッキングと真っ黒
なパンティとブラジャーを着けており、さらに値段までもが書かれてある。
「行くしかないわ。あの写真を確かめないと…」決意する悦子だが、自然と落ち着き
が消えていた。

 そのせいか、局のリハーサルでも数回NGを繰り返して「どうしたんだ、いつもの
桜井じゃないぞ!」プロデューサーの原田が怒鳴っている。
「すみません!」詫びを入れる桜井に「原田さん。彼女ひょっとしたら生理では?」
ADの飯山がニヤニヤして原田に話し掛けて「そうかもな。生理中の女性はイライラ
するそうだからな」勝手に想像している2人だ。

 その日はどうにか放映を終えたが、とちりが目立つ悦子で「どうした、ミスが目立
ったぞ!」怒る原田に「申しわけありませんでした。この次からはミスしません」謝
っている。
それでも「この次は月曜日だ。明日から休みだからゆっくり反省してくれ!」機嫌悪
くスタジオから出ていく。

 「怒られてしまった…」悦子も出ていくが「そうだ、あれを買わないと」メールに
書かれていたのを思いだし、テレビ局を出るとメールに書かれてある店へと向かって
歩いていく。

 繁華街を通り抜けて歩いていくと、怪しげな店が目に留まり「ま、まさか!」驚く
悦子だが、指定された店に向かって歩いていく。
「間違いない、ここだわ」ドアを開けて中に入った。

 「いらっしゃいませ」中から女性の店員が現れ「あ、あのー。これと同じ物を下さ
い…」悦子はメールで送られた画像を見せた。
「ああ、これですか。これ売れてるんですよね。多くの女性が買いに来られましたよ」
店員はガラスケースを開けて、黒のパンティやブラジャーなどを取りだし「これはフ
リーサイズですからどなたにも着れますよ」店員の言葉を黙って聞く悦子だ。

 店員は紙袋に入れて「2万円になります」(高いわ、こんなのが2万だなんて!)
高いと思いながらも言われた通りに金を渡すと「ありがとうございます。これはサー
ビスです」小さな雑誌も袋に詰め込んでいく。

 (早くしてよ!)イライラしながら待っている悦子に紙袋が手渡され、受け取ると
走るように歩いて繁華街の中に入った。
「恥ずかしかった…」テレビ局の駐車場に戻ると、急いで乗り込み走り出す。

 そして、自分のマンションに戻ると袋開けて「試してみるか…」風呂に入るついで
に試すことにした。
衣服を次々と脱いで全裸になり「これから着けるのね」真っ先にストッキングを着け
て鏡の前に立った。

 「あら、セクシーだわ。ヘアがいやらしいけど…」股間を撫でてから「パンティを
履いたら、どうなるかしら?」履いたが、うっすら黒みを帯びている。
「ヘアが見える!」鏡に自分のヘアがハッキリ映っており「まさかオッパイも…」急
いでブラジャーも着けて「乳首や乳輪までもが見える!」黒色だが直接肌に着けると
透けてしまう生地だ。

 「娼婦と同じよ。こんなので夫婦が楽しむなんて!」急いで買い込んだ下着を脱い
で再び全裸になると浴室に入って体を洗いだす。
浴室で体を洗うと、バスタオルを体に巻き付けリビングに戻り「ビールでも飲むか!」
冷蔵庫を開けて缶ビールを取り、栓を開けると「これがいいのよ!」一気に飲み込み
「ふー!」ため息をついていく。

 「そうだ、何かおまけが入っていたはずよ」袋の中から雑誌を取りだした。
「イヤだわ、ポルノDVDじゃないのよ」雑誌の中にCDが挟まっており「どんなの
が映ってるのかしら?」興味深くプレーヤーに差し込み再生していく。
「最初はこれから見るか」リモートスイッチを押すと画像が再生されていく。

 それを見ていると「す、凄いわ、こんなのが売られてるなんて!」画面には女性と
男性がセックスをしているシーンが映し出されていた。
画像はさらに進んで、淫裂に肉竿が入り込むシーンが映し出されていく。

 「こんなのが許されるの?」酔いが回り、興奮も高まっている。
バスタオルの結び目も解け、乳房と淫裂が露で、その淫裂に自然と手が伸びていく。
「久しぶりだわ、オナニーなんて…」画面を見ながら指を淫裂に入れ、掻き回しなが
ら、もう片手も乳房を揉んでいく。

 「気持いい、今夜は思い切りいきたい…」指の動きが速まり、画面でも肉竿の動き
が速まってる。
悦子は「あ、あっ、あー!」喘ぎ声を上げながら、指を動かすとその動きに呼応して
淫汁が流れ出てきた。
やがて「いく、いくー!」指の動きも止まり「ハア、ハア、ハア!」荒い呼吸で乳房
も揺れ動いている。

 「よかったわ。久しぶりに感じた。明日も楽しまないと…」淫裂から流れ出た淫汁
をバスタオルで拭くと、再びバスタオルを結んでいく。
「そうだ、メールが入ってるかも」プレーヤーのスイッチを切り、変わってパソコン
のスイッチを入れると画面が現れた。

 「あるわ。これだわ」マウスでクリックすると「明日の10時なの?」画面に明日
の10時にあの下着を着て来るように書かれてあり、地図までもが書かれてある。
「もし、来なかったらこれを裏に売り込むですって!」驚く悦子は「行くしかないわ。
裏にあの写真が流されたらお終いだし…」覚悟を決め「でも、いったい誰がこんな事
をしたのよ」不安を抱えながら眠りに就いた。

 翌朝、昨日買い込んだ下着を着ていく。
「恥ずかしい。こんな姿は晒したくないわ」役目をしない下着を着込むと薄いピンク
のスーツを着込んで「これで、下着が見えないわ」安心している悦子だ。
「さてと、ここは車は無理ね。電車と歩きしかないわ」地図を印刷してポケットに折
り込むとマンションから書かれた場所に向かうが、罠とは夢にも思っていない。