『加奈子 悪夢の証書』
 
                 Shyrock:作
第11話


 左足が吊り上げられ、茂みの奥を縦断する亀裂があらわになってしま
った。
そればかりか、亀裂の隙間からはサーモンピンクの粘膜までが覗いてい
る。

 「さあ、これでもう足を閉じることはでけへんで。」
阿久原は淫靡な笑みを浮かべた。
園木は屈みこんで加奈子の股間を下から見上げている。
意外な角度から覗きこまれた加奈子は恥ずかしさで頬を赤く染めている。

 恥らう加奈子に、さらに追い討ちが飛ぶ。
「へ~、奥さん、中の方もめちゃきれいなピンクしてるじゃん!」」
「いや・・・見ないで・・・」
加奈子は顔を背けてしまった。

 「園木、最近私も目が悪くなってなあ。もうちょっと拡げて見てくれ
へんか?」
「はい、社長、了解しました~」

 園木はそういうと、加奈子の恥部に指を宛がい、花びらのような小陰
唇を左右に拡げた。
(クニュ・・・)
「いやぁ・・・」

 「まだよう見えんなあ。もうちょっと拡げてみて。」
(グニュ・・・)
「いやぁ・・・・・・」

 小陰唇がなおも拡がり、内部の美肉が完全に露出してしまった。
中央にはぽっかりと丸い穴が覗いている。

 「どうっす?社長。」
阿久原は顔を近づけた。
「お~お~、ピンク色のきれいな観音様がいたはるわ~。」

 「観音様?ど、どれっすか?社長!」
「あほ。オ○コのことを昔から観音様ちゅうんや。」
「へえ~。それって隠語っすか?」
「まあ、そんなとこやなあ。」

 阿久原は園木への説明をほどほどにして、男根型をしたバイブレータ
ーを取り出した。
かなり大きい。
日本人男性の平均値よりも二周りほどは大きいと思われる。

 「奥さん、これ何か分かるか?」
「・・・・・・」
加奈子は顔を紅潮させうつむいた。

 「生娘でもないのに、そんな照れんでもええがなあ。がははははは~
~~」
「・・・・・・」

 「どうや?生前の旦那はんのとどっちが立派や?」
「・・・・・・」
「奥さんは人妻やさかい、ちいちゃいのんやったら物足ん思て、かなり
大きいのんを用意したんや。どや、嬉しいやろ?」
「・・・・・・」

 加奈子は眉をひそめ不快そうな顔を見せた。
しかし阿久原に対しては何も答えなかった。

 「返事してくれへんのんか。まあ、しゃあないな。これを挿し込んだ
ら嫌でも艶声をあげるやろ。がはははははは~~~」
阿久原はバイブレーターのスイッチを入れた。
無機的な振動音とともに先端がくねくねと動き出した。

 「さあて、奥さん、どんな声出すんやろなあ~?」
(グィ~~~~~~~~ン!)
「や、やめてっ・・・」

 (グィ~~~~~~~~ン!)
阿久原は指先で陰唇を拡げ、バイブレーターの先端を宛がった。
(グィ~~~~~~~~ン!)