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『球 脱獄(推敲版)』
Shyrock:作
第13話 おぞましき口移しビール
「ん……どうした? おめえも飲みたいのか? 飲ませてやろうか?」
球は首を縦に振った。
喉が渇いたのだろう。
原口は球の猿轡を解いてやった。
「ふう~……」
球は長時間に及ぶ猿轡にかなり疲れた様子で、大きく呼吸をすると、原口に訴えた。
「ビールは飲めないの……水をください……」
「ほう、ビールは飲めねえのか? まだガキだもんな。だがよ、こっちの方はもう
立派な大人だぜ。でへへへ」
原口は極太ソーセージの突出している部分を軽く小突いてニタリと笑った。
「見れば見るほどいいマンコしてやがるぜ、へへへ。後から俺の鉄柱をたっぷりと
ご馳走してやるぜ。楽しみにしてろよ。ところでビールを飲んだことがねえのか?」
「ないです……」
「一度飲んでみろよ。美味いぜ」
「みず……水が欲しいの……」
「俺が薦めるビールが飲めねえって言うのか!?」
原口は急に険しい形相になり、球の顎をつまみあげた。
だが拘束されている球は抵抗ができない。
「な、なにをする気なの!?」
「へへへ、ビールを飲ませてやるぜ」
原口は吐き捨てるように言うと、缶ビールを一旦自身の口に注ぎ込み、すぐさま
口移しで球に飲まそうとした。
「いや!やめてっ!」
拒絶する球にひるむこともなく原口は強引に唇を押しつけた。
「んぐっ……!んぐぐぐっ!」
見ず知らずの野卑な男から口移しでビールを飲まされる口惜しさ。
球にとって、それはある意味、犯されることに匹敵するほどの屈辱であった。
椅子に緊縛された状態では逃れるすべもなく、あえなく原口の唾液の混じったビー
ルを口に含まされた。
原口が口に含んでいたのでかなり生ぬるい。
球は不快感をもよおし堪りかねて吐き出した。
球の吐き出したものは原口の顔面にダイレクトに振りそそいだ。
「このアマが~~~~~!」
顔にビールをかけられた原口は鬼の形相と化し、球の頬を平手で打った。
「うっ!」
「くそ~! 口移しで飲ませてやったビールを俺の顔にぶっかけやがって~! よ
し、こうなりゃ、無理にでも飲ませてやるぜ!」
「いや~~~! やめて~~~! ビールは飲めないよ~!」
「うるせんだよ! さあ飲むんだ!」
原口は、今度は口移しではなく、直接缶ビールを球の口に押しつけた。
「うぐぐっ!」
むりやり飲まされるのは、例え水であっても苦しいものだ。
ましてや飲んだことのないビールを飲まされるのは苦痛以外なにものでもない。
怒り心頭に発した原口は、ためらうことなく缶ビールを球の口内に注ぎ込む。
「ううっ……うぐぐっ……ゴク……ううっ……げぼっ……ううっ……!」
球はもがき苦しみながら缶ビールを飲んだ。
口に収まりきれなかった液体は溢れ、首筋から乳房へと伝っていく。
苦しさと口惜しさで涙がとめどもなく溢れた。
ふたたびプルトップを開ける音がした。二本目の缶が開けられ、球の口内に注ぎ
込まれていく。
ときおり原口自身が口をつけるが、ほとんどが球に与えられた。
(ううっ……苦しい……どうして私はこんなに酷いことをされなければならないの
……?)
初めてのビールを強引に飲まされた球の身体中に、アルコールが染み渡るのに多
くの時間を要しなかった。
顔が火照りはじめ、ほろ酔い加減に陥った。
まもなく酔いが回り、酩酊が球を支配しはじめた。
酩酊は抵抗する意欲を奪いとり、平衡感覚が失われていく。
「へへへ、缶ビール二本で酔っちまったか? 俺が介抱してやるから安心しな~」
秘所に挿し込まれていた極太ソーセージは、いつのまにか引き抜かれていたが、
それに代わって原口の怒張したイチブツが球を貫こうとしていた。
「やめて~~~!」
極太ソーセージには及ばないが、西洋人サイズといっても過言ではないほど大き
い。
しかもソーセージであればいくら大きくても先端が反り返ったりはしないが、原口
のそれは弓なりに反っている。、
亀頭が大きいうえに、ポール本体が反り返っていれば、明らかに女性に深い悦び
を与えることが可能となる。
もしも神が存在し、男子を造形する際に意図して男根を創造したならば、その精巧
さは実に理に適っており、神とは女体の神秘を知り尽くした猛者なのかと思ってし
まう。
猛者の創造した猛々しき男根が、球の秘孔目掛けて食い込んでいく。
おそらく神はこのような悪行をなす男子のために猛々しい肉柱を創造したわけでは
なかったろうに。
「ううっ!いやぁ~~~!」
「でっへっへ、さっき、ぶち込んだばかりなのに、もうこんなになりやがって。俺
の息子は孝行者だぜ~!がっはっはっは~! ほれほれほれ~」
(ズンズンズン!)
「いやあ~~~、許して~~~!」
「まあそういわずにしっかりと咥え込んで、思い切りよがるんだよ~。ほれほれほ
れ~!」
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「いやあああああ~~~~!」
「ちぇっ、嫌だ嫌だと言ってやがるわりに、マンコもうビショ濡れじゃねえか~!
え~? どうしてなんだ!? 本当は気持ちがいいんだろう? え~? 気持ち
いいっていいな~」
「いやぁ~、き、気持ちよくなんか……はぁはぁはぁ~……ありません……はぁ
はぁはぁ~」
「ふん、この嘘つきが!」
「や、やめて! お願い! 抜いて!」
「うるせえんだよ! それっ、もっと奥までぶち込んでやるぜ!」
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