『放課後の憂鬱』

                               ジャック:作
第12章「目 覚 め」(2)

 その様子を見て、さちが藍のロープを解きながら高科に言った。
「このコ、どうすんの?」
「あぁ。俺が家まで送ってくから、おまえら先帰っていいぞ。」

 すると、さちが高科の耳元でぼそぼそと何やら話し、すぐに高科はニヤッと笑いなが
らさちの尻を叩いた。
さちは舌を出すと、ゆうこと一緒に部室を後にした。
柴田と伊藤も機材をしまうと、高科に挨拶し帰っていった。

 「藍!・・・藍!」
藍は高科の言葉で意識を取り戻した。
「・・・あっ・・せん・・ぱいっ・・あたし・・」
「やっと気が付いたようだな? だいじょぶか?」
「・・・えっ?・・あっ・・」

 藍が言葉に詰まっていると高科が続けた。
「藍、どうだった?」
「えっ? ど、どうって・・」
「気持ちよかったかって聞いてるんだ。」

 「・・・・」
「気持ちよかったか?」
「・・・はい。」
「そうだろうな。その濡れ方じゃあな。」

 高科は藍の股間に目をやりながらそう言うと、藍はすぐに自分の股間に目をやった。
「・・あぁぁ・・ち、違います・・これは・・おしっこ・・あっ!」
藍はそういいかけて顔を真っ赤にして下を向いた。
「はははっ。そうだった。藍はさっき、おもらししたんだったな。でも、これはおしっ
こじゃないな。」

 高科は大声で笑うと、藍の顔をまじまじと見ながらそう言った。
「・・先輩・・酷い・・」
「ん? 酷い? なにが?」

 「だって・・あたしのこと好きだなんて・・ウソついて、あんな酷いことするなんて
・・」
「うそなんかついてないさ。それに、気持ちよかったんだろ?」
「・・・・」
「さっきそう言ったじゃないか。」

 「・・・・」
「俺は藍の事、大好きだよ。ウソなんか言ってない。」
「・・・でも好きならなんで、あんな酷いこと・・するの?」
「好きだから、するんじゃないか。」

 「好きだから?」
「そう。藍の事好きだから、藍を欲しいから、藍の全てを知りたいからしたんだ。」
「・・・・」

 「藍は俺の事、好きだって言ってくれたよな?」
「・・うん。」
「藍は俺のこと、欲しくないか?」
「・・・欲しい。」

 「だろ? 全部知りたいだろ?」
「・・・うん。」
「さっき気持ちよかったって言ったよな? その時どう思ってた? 酷いことする奴だ、
と思ったか?」
「・・・・・」

 「どう思った?」
「・・・どうなってもいいって、思った。」
「ほら。藍も欲しいんだよ。ああして欲しいんだ。」
「・・・・」

 藍は高科の言うことが当たっていたため、なにも答えられなかった。
「藍。」
「えっ?」
「俺はこれから、おまえの事を犯す。」
「えっ!・・そ、そんな・・」

 「正直になれよ! ほんとはして欲しいんだろ?」
「・・・・」
「して欲しいんだろ? どうなんだ?」
「・・・して・・欲しい。でも・・」

 「でも?」
「あたし・・・したこと・・・ないのに、そんな事・・」
「俺が教えてやるよ。今までよりもっと気持ちいいことを」

 高科はそう言うと藍に抱きついた。
「・・・あぁぁっ!」
「手錠、外して欲しいか?」
「・・・・・」
「はっきり言えよ!」
「・・・このままで・・いいです。」

 藍はなぜかそう答えていた。「犯されたい自分」がそう答えさせていた。
 高科はレオタードから覗いている藍の乳首を強く噛んだ。
「あっ! い、痛い・・」

 すぐに高科は顔を上げると言った。
「ウソつけ。気持ちいいくせに。」
図星だった。痛くなんかない・・気持ちよかった。そして顔を赤くした。

 「痛いのか?」
「・・・気持ち・・いいです。」
「正直になれって言ったばかりじゃないか! なんでウソつくんだよ?」
「だって・・・あっ!」

 高科は藍の言葉を聞かずにまた乳首を強く噛んだ。
「うぅぅっ・・・あっあっあっ!」
藍は高科が脈を打つように乳首を噛むので、それに反応して体をくねらせた。

 そうするうちに高科は手を藍のク○○○スに持っていった。
「あぁぁぁぁっ!」
「藍、濡れてるな。なんでだ?」
「そ・・それは・・さっき・・」
「ウソつけ! このねばねばしたのはなんだ?」
「ああっ! そ、それは・・き、気持ちいいからですぅ! あっ、あああっ!」

 高科は突然、手を離した。
「え?・・・やめるの?」
藍はそう聞いていた。

 「立てよ。」
「えっ! 何するの?」
「いいから、立てよ。」

 藍は高科に言われるまま立ち上がろうとした。しかし、手に自由が利かないためマッ
トに足を取られうまく立ち上がれなかった。
「あっ・・先輩・・」
「しょうがねーなぁ。ほら!」

 高科はそう言うと藍を抱き上げ、立ち上がらせた。
やっと立ち上がって、後ろに手錠をかけられたまま胸を突き出すようにしている藍を、
高科は見つめるだけだった。
「・・・なに?・・せんぱい、どうしたの?」

 藍が不安になって聞くと、やっと高科が口を開いた。
「うん、気持ちいいのに正直に言わない藍に、お仕置きしなきゃって思ってたのさ。」
「えっ、そ、そんな・・・」

 しかし藍は、高科の言葉に胸が高鳴っていた。お仕置き・・・そう聞いただけで、一
層濡れてくるのがわかった。
「足、開けよ。」

 高科の命令に、藍は躊躇うことなく足を広げた。
高科は藍の前でかがむと、手でレオタードの小さな穴から、藍のク○○○スを摘み出し
た。
「あぁっ!」

 藍は腰を砕き倒れそうになったが、高科がもう片方の手でガードしたため、倒れはし
なかった。
「ちゃんと立ってないとだめだぞ。いいな?」
「う、うん・・あっ・・あぁぁぁ」

 高科はレオタードから突き出たク○○○スを指で弾いた。その度に藍は喘ぎ声を上げ、
崩れそうになったが、なんとか立っていた。
そのうち藍のレオタードの股間部分はぐっしょりと濡れだした。
「藍、おまえ濡れやすいんだなぁ。せっかく乾いたのにもうぐしょぐしょだぞ!」

              

    この作品は「ひとみの内緒話」管理人様から投稿していただきました。