『哀奴まどか』

                             イネの十四郎:作
第5章 妬 心 (4)


そして一度部屋を出て行かれたご主人様は、手に歯ブラシと、半分ほど水の入ったコ
ップを持って、すぐに戻って来られたのです。

今日はね・・さっき思い付いたんだけど・・・・
まどかのあそこ・・・綺麗に磨いて上げるね・・・
他の人と話そうなんて・・絶対に許さないから・・・
もう2度とそんなこと、できないようにしてあげる・・

ご主人様の目が、燃えているようです。

やはり男性と、ご主人様以外の方とお話しするのは嫌なのでしょうか。
それならば、以前のように私を、まどかを毎日愛して下さればいいのに・・・ご主人
様、どうしたのでしょう。
そんなことを考えている内に、ご主人様はまち針を取り出して言われたのです。

まどかのあそこ・・・隠れることができないようにしてあげる・・・
痛いわよ、きっと・・・我慢できないと思うな・・・ゆっくり味わってね・・・
今日はホントに虐めてあげる・・何時もと違うんだから・・覚悟してね・・・

アアァァッッ・・・そんなの、イヤです・・・
まどかを・・・まどかに、針を刺すなんて・・・
もうしませんから・・許して・・・

声を出すことのできない私は、必死に首を振って許して頂こうとしたのです。
そんな私に構うことなく、ご主人様は私の腰の向こう側に座られると、隠す術もなく
開かれている私の股間に手を伸ばされ、恥ずかしい襞を押し拡げられたのです。
私の、あの敏感な突起が、ひんやりとした夜気に晒されます。
私は摘まれた激痛よりも、そこに針を刺される恐怖に、目眩がするほど強く頭を振り
続けたのです。

イ、イヤ・・イヤです・・そんな酷いこと・・
ヤメテ・・オ、オネガイ・・ユルシテ・・・

アッ・・アッ・・アアアァァッッ!!!・・・

突然、鋭い痛みが私に襲いかかります。
まるで、焼けた火箸を押し付けられたような・・神経を掻き毟られるような・・例え
ようもない痛みが、私の全身を駆け巡るのです。

私の目から、涙が噴きこぼれています。
あまりにも酷い、本当に鋭い残酷な激痛が、私を苛んだのです。


ふと気が付いた時、まだズキズキとした焼けるような痛みが残っていました。
ホンの僅かの間、私は気を失っていたのです。
ご主人様の顔が、私を覗き込むように、目の前にあったのです。

ダメよ、今日は・・・気を失ったぐらいじゃ、許さないから・・・
やっと針が通ったわよ・・これで、まどかのあそこ・・隠れられないわ・・

でも、まどかって・・本当にイヤらしいのね・・・
すっごく膨らませて・・グチャグチャに濡らすんだから・・

まだ私の意識は、霞がかかっているようでした。

ぼんやりと目に写っていた、ご主人様の顔が見えなくなった瞬間です。
私は再びあそこに、まだ疼いている敏感な突起に、次の激痛を感じたのです。

アアァッッ!!・・イアアィィッッ!!!・・・
ヤ、ヤ、ヤメテエェェッッッ!!!・・・

それは何をされているのか、見当も付かないほどの激痛でした。
実際にされたことは、ご主人様に針を通されて剥き出しにされた、私の敏感な突起の
頭のところを、歯ブラシで擦り上げられたのだそうです。
私のそれは、固く充血し、歯ブラシの動きのままに、前に後ろにと首を振っていたの
です。


               

  この作品は、”ひとみの内緒話”管理人様から投稿していただきました。