『哀奴まどか』 イネの十四郎:作 第2章 氷 雨 (1) もう、クリスマスも近い頃でした。 その日の朝、私は妹と二人で、2日間の旅行に行く父と母を見送ったのです。 父と母を乗せた車が、交差点を曲がって見えなくなると、妹と私は顔を見合わせたの です。 そうなのです。 ホンの一瞬の目配せで、私達にはその意味が通じるのです。 二人の素晴らしい、誰にも邪魔されることのない、2日間が始まるのです。 明日まで、まどかは何も着なくていいのよ・・ 下着も、洋服も、なにも要らないでしょ・・ 早速ご主人様の命令です。 大急ぎで私が脱いだ服を、ご主人様は持っていってしまいました。 もう、大分前から、私の部屋の洋服タンスの鍵は、ご主人様が持っているのです。 私はご主人様のお許しがないと、洋服はもちろん、下着一枚すら身に付けることがで きないのです。 何一つ纏わぬ生まれたままの姿で、ジッと立っている私の周りを歩きながら、ご主 人様が呟くように言われます。 まどかは、私の奴隷なのよね・・ 奴隷は・・・何も持ってはいけないし、何も着てはいけないのよ・・ でも、まどかは奴隷のくせに、身に着けているモノがあるわ・・ 今日は綺麗にして、本当の奴隷の姿になりなさいね・・ 暫くの間、私にはご主人様の言われている意味が、判らなかったのです。 そんな私に構うことなく、ご主人様も服を脱がれると、さっさとシャワーを浴びに行 ってしまいました。 私はぼんやりと立ちつくしていたのです。 まどかっ!!・・何をしているのっ!!・・早く来なさいっ!!! 突然、ご主人様の大声です。 私は慌てて、浴室まで走ったのです。 ご主人様はシャワーを浴びて、上気した身体をバスタオルで拭いているところでし た。 まどかも、シャワーを浴びて、綺麗になっておきなさい・・ 特にアソコは丁寧に洗っておくのよ・・ 私は、命令された通りに身体を清めます。 言われたままに、特に念入りに石鹸を泡立たせていた時です。 剃刀を手にして、ご主人様が戻って来られたのです。 全身を、泡にまみれた私を見て、ご主人様が満足そうに頷きます。 いい子ね、まどか・・ご褒美に、今日は私がサービスしてあげる・・ その浴槽の縁に腰を掛けて、足を開きなさい・・ あぁ、ご主人様は私の若草を剃ってしまおうとしているのです。 恥ずかしい・・ でも私は、言われたとおりに足を拡げたまま、ジッとしていたのです。 剃刀の刃が、私の微妙な辺りでしきりに動いています。 サワサワとした感触が、次第に無くなって行きました。 私はそんなに濃い方ではなかったのです。 でもご主人様は丁寧に、時間を掛けて処理をして下さいます。 剃刀が私を刺激し続けている内に、何か切ない気持ちがこみ上げてきて、それで濡 れてしまったみたいでした。 ほんとにまどかって、いけない子ね・・ 濡らした罰として、今日はうんと恥ずかしい思いをさせてあげる・・ さっ、できたわよ・・ご覧なさい・・・ ご主人様は、私にシャワーを掛けると、鏡を指さしたのです。 あぁ、私のそこは、まるで幼女のようでした。 とても綺麗・・そう、私の望んでいた姿はこれだったのです。 もう後戻りはできないのです。 私は、恥ずかしさの余り両手で顔を覆って、動けなかったのです。 でも時々指の隙間から、翳りを失った可愛いふくらみを見つめていたのです。 午後の4時頃、私はご主人様の命令で買い物に出かけました。 買ってくるものは犬の首輪なのです。 私を繋いでおくためのものだと、ご主人様は言っておられました。 この作品は、”ひとみの内緒話”管理人様から投稿していただきました。 |